暗剣殺とは?暗剣殺の日の過ごし方・引越しや旅行は危険?

暗剣殺とは、九星気学において五黄殺とともに二大凶方位とされています。五黄土星と暗剣殺の関係、暗剣殺の時の過ごし方や、旅行・引越しなどイベント時に気をつけること、運気のあげ方などをご紹介します。また最後には、2018年の吉方位、凶方位についても公開します。

暗剣殺とは?暗剣殺の日の過ごし方・引越しや旅行は危険?のイメージ

目次

  1. 1暗剣殺とは?
  2. 2九星気学の考え方とは
  3. 3九星別、暗剣殺の意味
  4. 4暗剣殺の日の過ごし方
  5. 5暗剣殺の時に行ってはいけない事とは?
  6. 6暗剣殺でも吉方位を知って運気を吉に変える事ができる!
  7. 7暗剣殺を知って災いを避ける
  8. 8九星気学を理解して、幸せな日々を過ごそう

暗剣殺とは?

みなさんは暗剣殺という言葉を聞いたことがありますか?

これは、日本においてもっともよく知られる占術である、九星気学に関係するものです。暗剣殺とは、字のとおり、暗闇からいきなり剣で刺される、という意味があり、つまりは避けようのない災いのことを言います。

同じく九星方位の五黄殺とともに二大凶方位と言われ、九星気学において最悪とされています。

暗剣殺と五黄殺の違い

暗剣殺と五黄殺は、九星方位において互いに対の位置にあるものです。

五黄殺は、自分の行動でどんどん人生崩壊に向かうという凶作用をもたらします。

一方で暗剣殺は、自分の想像もつかないところで人生崩壊が進んでいくという凶作用をもたらします。両者の違いは、災いの元が自分自身にあるのか、他者にあるのか、という点です。

暗剣殺の影響

暗剣殺の影響はとても大きいもので、自分自身とは関係のないところに現れます。どんなに自分が努力しても、ことごとく妨害され続け、成果を潰されてしまいます。

また、自分自身の不注意によるものではなく、外部から突然受ける事故、災害、暴行、盗難などのトラブルに巻き込まれます。

その他にも、自分が何も悪いことをしていなくとも、他人のいざこざに巻き込まれるなど、理不尽な目に遭うこともあるのです。自分自身が良く注意していても災いを防ぎようがない、という点が、暗剣殺の凶作用の恐ろしさなのです。

九星気学の考え方とは

暗剣殺の考え方は、九星気学という占術からきていることは既に説明した通りです。では、この九星気学とは、そもそもどのような占術なのでしょうか。歴史を振り返りながら、詳しく説明していきます。

九星気学の歴史

九星という字面から、太陽系の惑星や星々に関連している物だと誤解されがちですが、九星はそのようなものとは無関係です。

九星気学とは、生まれた年月日の九星と干支、五行を組み合わせた占術の事を言います。これは、方位の吉凶を占うために用いられる事が多いです。方位の吉凶は、生年月日によって定まる九星・干支と、吉凶を知りたい日の九星・干支をもとに占うことができます。

九星とは、中国に古くから伝わる信仰を指します。その起源は3000~4000年前と言われています。中国の夏の時代、水の災害に悩まされていた国王は、工事によって洪水の解消に成功します。

その際、洛河という河川から一匹の亀が流れてきました。その甲羅には1~9の数字が5を中心に縦横斜めのどこを足しても15になる配置で刻まれていました。

この9つの数字に、白・黒・碧・緑・黄・赤・紫の7色と、五行、干支などを配当したものが九星です。そして、それらの九星(「一白水星」「二黒土星」「三碧木星」「四緑木星」「五黄土星」「六白金星」「七赤金星」「八白土星」「九紫火星」)それぞれに解釈を加えたものが、九星気学です。

古来より、九星気学は数ある占術の中でも的中率が極めて高いことから、政治などに取り入れられてきました。中国ではもちろん、日本においても上流階級の一握りの人々しか知らない学問で、国の統治・政治経済・祀り事などにおいて重要な役割を担っていました。

九星気学でわかること

上で説明したように、九星気学は方位の吉凶を占うことができるものです。しかし、それ以外にも様々なことを占うことができます。

まずは、その人がそもそもどのようなタイプなのか、産まれながらの性格を知ることができます。また、仕事運・家庭運・健康運・恋愛運・金運などの運があるか、そして潜在的な適性や能力についても知ることができます。

さらに九星気学では、人との相性も占うことができます。相性がいい相手の生年月日や、現在付き合いのある人との相性はどうなのか、などを知ることができます。

体調面、メンタル面についても知ることができます。病気や怪我などの改善方法だけでなく、人生においてうまくいく時期、空回りする時期を特定できたり、新しいことを始めるのに適している時期がわかったりします。

九星別、暗剣殺の意味

暗剣殺が、すべての人に災いをもたらす方位であることはわかりました。その災いが、九星によって少しずつ異なることをご存知でしょうか?

ここからは、暗剣殺の凶作用の違いと、暗剣殺とともに二大凶方位とされる五黄殺(五黄土星)について解説していきます。

九星気学の王、五黄土星とは?

九星気学の定位盤(方角に九星を当てはめた表のようなもの)で、中央(中宮と言います)に位置するのが、五黄土星です。これは九星の中で最も強く、「帝王の星」とも呼ばれています。

その一方で五黄土星は、腐敗・死・抜け殻など、凶作用を暗示する星として、古くから忌み嫌われてきた星でもあります。そのため、五黄土星が回座する方位は、あらゆる災いをもたらすと恐れられているのです。

実際に五黄土星が年盤の中央に回座する年は、地震や戦争、台風などの災いが発生しやすいと言われています。例えば、1995年の阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件、2004年の新潟県中越地震も、五黄土星が中央に回座していた年に起こっています。

さらに遡ってみると、1986年のチェルノブイリ原発事故、1959年の伊勢湾台風、1923年の関東大震災など、わずかな例を挙げただけでも、大きな災いや事件が多いことがわかります。

このように、大きな災いをもたらす五黄土星ですが、その年の五黄土星のある方位のことを、五黄殺と言います。これは大凶方位で、移転や引越しなど、この方位に動くと凶作用を受けてしまいます。

そして、その年の五黄土星のある方位と反対側の方位のことを、暗剣殺と呼びます。これは、五黄土星が中央にある年には存在しません。これら二つは、二大凶方位とされています。

方位と暗剣殺の作用

暗剣殺の凶作用は、方位によって異なります。

東方位は家事や盗難、南方位は離別や警察沙汰になるトラブル、西方位はギャンブルでの大損や悪評での大損害、北方位は大けがや大火傷、そして男女の色情問題、北西方位は交通事故や事業失敗、南西方位は仕事の失敗や不慮の事故、東南方位は詐欺や火事、そして交通事故、東北方位は財産喪失、といった具合です。

暗剣殺、五黄殺以外の凶方位

暗剣殺、五黄殺は二大凶方位として、万人に災いをもたらします。それ以外にも、九星それぞれに凶方位があります。

まず、その年の年盤で本命星(自分自身の生まれ年によって定まる九星)がある方位のことを、「本命殺」といいます。

この方位を侵してしまうと、自分の意見を無理に押し通したり、自分で自分の立場を悪くするような行動をとってしまいます。加えて、病気や怪我など、肉体面にも悪い影響を与えることがあります。

これと合わせて知っておきたいのが、本命殺の反対の方位にあたる「本命的殺」です。

この方位は、主に精神面への凶作用が大きいです。自分自身をコントロールする力が弱まり、ミスの連発、判断ミス、度重なる失言など、普段は理性の力で抑えられる欠点や弱さが表面化する傾向があります。また、この方位も健康面に影響を与える場合があります。

年盤で干支がある方位は、「大歳」と呼ばれ、強いエネルギーが回ります。この方位では吉凶どちらの作用も増幅されます。そのため、大歳がその人にとって吉方位であれば吉が増幅され、大吉方位になりますし、凶方位であれば凶が増幅され、大凶方位になります。

その年の干支の反対側の方位は、「歳破」と言われていますが、こちらは誰にとってもダメな凶方位です。その1年間、すべての人にとっての凶方位となります。

これと同様の考え方で、「月破」と「日破」もあります。月破はその月の干支の反対の方位を、日破はその日の干支の反対の方位を指し、すべての人にとっての凶方位となります。干支は時刻を示すものなので、年盤・月盤・日盤どれにおいても、その位置は変わりません。

暗剣殺の日の過ごし方

暗剣殺の年、暗剣殺の日に、必ずしも悪いことが起こる、という事ではありません。ただ、受動的に災いに遭う確率がとても高くなる、ということです。

神経質になる必要はないですが、少しでも気を引き締めて過ごすだけでも良いですし、できるだけ大切な日には選ばないようにしたほうが良いでしょう。

では実際に、暗剣殺の時の過ごし方について見ていきましょう。どのような過ごし方を選べば、凶作用を避けることができるのでしょうか。

出かけない・動かないことがベスト

繰り返しますが、暗剣殺は恐ろしい方位です。暗剣殺の方位には出かけない、動かない事が、凶作用を避ける上で1番よい過ごし方です。

プラスエネルギーをチャージしよう

しかし現実的に考えて、動かないという過ごし方ができる人はほとんどいないでしょう。どうしても凶方位へ移動をしなくてはいけない場合もあります。

そういった場合は、普段から吉方位への移動をしておくと良いでしょう。吉方位への移動はプラスのパワーを与えてくれます。移動を繰り返すことで大難を小難へ、小難を無難へ変えることができます。

それ以外にも、ボランティア活動や寄付などの行動にも大きな意味があります。日頃から陰徳を積んでおくことで、凶方位から受けるマイナスエネルギーの影響を、少しでも和らげる努力をしましょう。

また、もしも凶方位を侵してしまったら、近くの氏神様に出かけて、方位除けのご祈祷をうけることもおすすめです。

目標を1つに絞った行動を

暗剣殺の年というのは、言ってみれば腕を固定された状態で川を泳いでいるようなものです。腕を固定されていては、泳ぐことに必死になります。つまり、暗剣殺の年は日々過ごしていくことに必死になり、余裕がなくなるのです。

そうなると、目の前にいくつもの選択肢が現れた時、その選択は1つに絞らなくてはなりません。確実で手近な目標を選ぶのです。

暗剣殺だからと、日々の生活で何もしないと、すぐに下流に流されてしまいます。暗剣殺が終わり、良い方向に向かい始めても、その時流されてしまうと、戻ることは相当困難になります。その後の生活のためにも、まずは耐えること、そして慎重に手堅い過ごし方を選択することが重要です。

暗剣殺の時に行ってはいけない事とは?

暗剣殺の時、やってはいけない事、やらないほうが良い事は何でしょうか。どのような過ごし方をしたら良いのでしょうか。避けるべき事を知り、暗剣殺をうまく乗り切りましょう。

引越し・旅行など、方位の移動にはご注意を

先ほども少し触れたように、1番の理想は、暗剣殺の方位には出かけない・動かないことです。暗剣殺への引越し・旅行は、体調へ大きく影響を与えると言われています。どこに影響が出るかは、移動する方位によって変わってきますが、引越しする際、旅行する際には十分注意が必要です。

さらに、暗剣殺への旅行が望ましくないもう1つの理由が、旅行からの帰路です。暗剣殺の方位に出かけるという事は、帰路はその反対の方位、つまり五黄土星の方位に戻ることになるからです。そうなると、事故や遺失物などにも注意が必要になります。

とは言っても、出勤などで毎日のように凶方位に行かなければならない時もあるでしょう。そのような日は、帰宅時間をずらすだけでも災いを避けられることがあります。

方違えで凶作用を避ける?

そうは言っても、会社の転勤など仕事の関係で、自分自身の意思とは関係なく暗剣殺への引越しをしなければいけない時もあるでしょう。そんな時には、凶作用を回避するために「方違え」という方法があります。

これは、直接凶作用の強い方位へ引越すのではなく、まずは吉方位に引越し、60日ほどそこで過ごしてから、再度本来の目的地に引越す、という方法です。これは日本でも古くから取り入れられてきた方法ですが、現代においては現実的に難しいでしょう。

やむを得ない事情で暗剣殺に引越しをした場合は、可能ならばなるべく早く、吉方位に向けた引越しを検討したいものです。それが難しい場合は、まず神社で方位除けのお祓いを受けましょう。そして積極的に吉方位に向けた旅行をして、身体にプラスエネルギーを溜めることが望ましいです。

転職・結婚などの新規事は災いの元

契約、入社、転居など、新しいことを始めるのは控えましょう。他にも、普段買わない物の購入、結婚などは避けたほうが良いでしょう。

暗剣殺の年は、言わば向かい風の状態です。状況はなかなか好転しません。

そのような中で新しいことに挑戦するのは、困難が多すぎるのでおすすめできません。それ以降の運気上昇を見据えた過ごし方をしましょう。まずは、勉強や知識蓄積のために過ごすことをおススメします。

暗剣殺でも吉方位を知って運気を吉に変える事ができる!

暗剣殺はその人にとって非常に悪い方位です。しかし、悪い方位があれば良い方位もあります。それを知り、日々の過ごし方を少しずつ工夫することで、自身にプラスのパワーを取り入れたり、マイナスエネルギーを和らげたりできるのです。

吉方位について理解して、運気を上げる方法を探っていきましょう。

吉方位とは?運気を高める方法

吉方位とは、その人にとって運気の良い方位の事です。年盤上で、本命星(自分自身の生まれ年によって決まる九星)が回座している方位が、その1年間のその人の吉方位とされます。

また、吉方位にも種類があります。生気は周囲の引き立てや援助に恵まれる吉方位、退気は自らが社会や周囲の人に尽くし、その陰徳がめぐって開運に繋がる吉方位、比和は同じ性質からパワーを増幅させる吉方位です。

それぞれ生気は大吉、退気は吉、比和は中吉と言われています。

方位取りとは?

年盤、月盤がともに吉である方位に引越しをして、その土地に長期的に済むことを指します。例え移動距離が短くても、滞在期間は長くなるため、確実に運気は良くなります。

とは言っても、引越しをするとずっとその方位にいることになるため、影響力は非常に大きくなります。そのため、引越しに使える凶方位はそこまで多くありません。様々な条件のもと慎重に判断し、引越し先を決めることが大切です。

祐気取りとは?

まず、祐気とは「良い気」の事ですが、日常的に吸う空気とは違います。いわば、目には見えないようなプラスのエネルギーのことを指します。

プラスエネルギーには、その人の生命力を高めたり、活動力を盛んにしたり、気の流れをスムーズにしたり、足りない部分をカバーしたり、といった役割があります。このような、プラスエネルギーを受けて生命力と活動力を高め、運気を高めようというのが、祐気取りです。

祐気取り①:旅行

引越しなどに比べて、旅行は手軽に行う事ができます。距離と滞在期間が長いほど、良い事に恵まれると言われています。祐気取りとしての旅行時には、いくつか満たすべき条件があります。

まず、本人が1泊以上の旅行をすることです。日帰りの旅行ではほとんど意味がありません。また、近距離旅行の場合は、出発日が吉方になるようにしましょう。

旅行先での過ごし方も、少し工夫してみましょう。その土地で採れたものを食べることはもちろん、その土地と自然に多く接触する、温泉に入る、海水浴をする、などの方法も効果が大きい過ごし方です。

祐気取り②:お水取り

吉方位で湧いている水を持ち帰り、それを数日にわたって飲む方法です。ただ、現代はどこの湧き水も品質保証されません。衛生面から判断すると、あまりおススメできない方法です。

祐気取り③:睡眠をたっぷりとる

祐気は、疲れた体では吸収することができません。また、体は寝ている間に気をたくさん吸収します。だからこそ、睡眠はたっぷりとりましょう。

2018年の開運日はいつ?

2018年の年盤では、九紫火星が中宮(中心)にきます。そのため、九紫火星が中心に来る時が、最も良いタイミングとなります。

月盤において、九紫火星が中宮になるのは7月末だけです。2018年はこの1カ月しかないため、大開運日は非常に少なくなります。また、日盤とも合わせて考えると、2018年の大開運日はたったの2日間だけなのです。

その大開運日が、2018年7月7日と、2018年7月16日の2日です。さらに、時盤においても九紫火星が中宮に来る時があります。それが子の刻(午後11時00分~午後12時59分)と、酉の刻(午後5時00分~午後6時59分)です。以上の日時が、2018年の大開運タイムなのです。

暗剣殺を知って災いを避ける

ここまで、暗剣殺の日の過ごし方や運気のあげ方について説明してきました。ここからは、2018年の凶方位について理解し、災いを避けられるようにしていきましょう。

2018年の凶方位は?

2018年の年盤では、九紫火星が中宮に入ります。そのため、南が暗剣殺方位(四緑木星)、北が五黄殺方位(五黄土星)となります。さらに、2018年の干支である戌に対面している、辰の方位(南東)が歳破となります。つまり、以上3つの方位が、2018年全ての人にとっての凶方位となるわけです。

2018年版 九星別、吉方位と凶方位

その年の吉方位、凶方位は個人によってばらつきがあります。生まれた月、生まれた日まで関わってくると、際限なく細かく分類されてしまいます。そのため、ここでは2018年の年盤のみ、本命星のみに絞って方位を見ていきましょう。

一白水星の場合は、南西・東・北東が吉方位で、北西は本命殺方位になります。二黒土星の場合は、南西のみが吉方位で、西は本命殺方位になります。三碧木星の場合は、北西のみが吉方位で、北東は本命殺方位になります。

四緑木星の場合は、北西・北東が吉方位で、本命殺方位は存在しません。五黄土星の場合は、南西・東・西が吉方位で、同じく本命殺方位は存在しません。六白金星の場合は、東・北西・西が吉方位で、南西が本命殺方位です。

七赤金星の場合は、南西・北西が吉方位で、東が本命殺方位です。八白土星の場合は、南西・東・西が吉方位で、本命殺方位は存在しません。最後に九紫火星の場合は、西・北東が吉方位で、同じく本命殺方位は存在しません。

九星気学を理解して、幸せな日々を過ごそう

九星気学は、一般的になじみのある考え方ではありません。

しかし、私たちの日常に深くかかわっているものです。この考え方にとらわれた過ごし方をする必要はないですが、少し意識してみるだけで、災いを避けることができたり、旅行や引越しなどのイベントがより良いものになったりと、プラスに作用するものです。

日々の過ごし方を少し見直し、2018年の運気を上昇させてハッピーな1年を過ごせるようにしましょう。

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