挨拶しない人の心理や特徴!職場で挨拶しても無視する人って?
挨拶しない人の心理や特徴とは?挨拶されても返さない人、自分から挨拶しない人がいますが、このような人の心理や特徴をご紹介します。また、挨拶ができないことのデメリットや挨拶しない人への上手な対処法なども取り上げますのでチェックしてみてください。
目次
職場で挨拶を無視する人は何を考えてるの?
職場で挨拶をしても無視する人がいますが、そういう人はいったい何を考えているのでしょうか。普通に考えれば挨拶をすれば挨拶が返ってくる、挨拶されれば挨拶を返すのが一般的なものです。
それをしないというのは、常識的な考えを持っている人なら「意味不明」なもので、なかなか理解できるものではありません。常識的なであればあるほど理解できないものです。
そこで今回は、職場で自分から挨拶しない人の心理や挨拶されても挨拶しない人の心理をご紹介します。また、職場で挨拶しない人の性格的特徴や挨拶しない人への上手な対処法も取り上げますので、チェックしてみてください。
挨拶ができないことのデメリット
職場で挨拶しない人がいますが、このようにすることでのデメリットはあるのでしょうか。
挨拶しない人が他人ならそのデメリットを受けることで溜飲を下げることができますし、自分が挨拶しない、挨拶できない人であればデメリットを理解して反省したり考えを改めたりすることもできます。
挨拶しないことのデメリットは挙げ始めればキリがないので、特によく言われるような大きいデメリットをピックアップしてご紹介しますので、チェックしていきましょう。
周りの人とのコミュニケーション不足
挨拶しない人が受けるデメリットといえば「周りの人とのコミュニケーション不足」が挙げられます。あの人は挨拶しない、挨拶をしても無視されると思われれば相手からの挨拶以外のコミュニケーションも無くなっていきます。
それによって職場でも「重要な業務連絡」は伝えられるものの、「言っておいたほうがいいかな?」程度のことが伝わってこない可能性があります。
そういったことが重なると職場での立場や成績にも関わってくるので、コミュニケーション不足というのは人間関係だけではないデメリットがあるのです。
周りの人からの不信感
挨拶しない人が受けるデメリットといえば「周りの人からの不信感」というものもあります。コミュニケーション不足によるものとも言えますが、簡単な会話すら壁を作ってしない人には不信感を抱くでしょう。
また、冒頭で「常識」の話に触れましたが、挨拶をしたら返す、自分からも挨拶をするというのが常識だと考えている人からすると、それをしない人は「非常識」であり、非常識な人を信用・信頼する人もいません。
常識の話でいうと、職場など社会人や大人が集まるところでは「挨拶」は基本的なものだという認識がありますので、それをしないのは「仕事ができない人」に見えるところもあります。
自分から挨拶しない人の心理
職場などで自分から挨拶しない人というのはどのような心理なのでしょうか。「そうではない人」には分からない、挨拶しない人なりの心理状況というものを確認してみましょう。
挨拶を常識と考える人にとっては、挨拶しない理由や心理に正当なものというのはありませんが、それでもその心の内となる心理を理解していると感じるものも違ってきます。
「挨拶しない」「挨拶しても無視する」人へ怒りなどを感じていると、それもストレスになって自分にとってもよくありませんので、それを少しでも軽減する意味でもチェックしておくべきでしょう。
面倒くさい
職場などで自分から挨拶しない人の心理には「面倒くさい」というものが挙げられます。それほど深い理由があるということではなく、「挨拶するのが面倒」だと考えているのです。
たとえば考え事をしていたり、仕事に集中していたりすると、挨拶をするだけでもその思考が一旦停止されることになります。それが「面倒」だと感じるのです。
また、挨拶をご機嫌取りのように考えている人で、ご機嫌取りなどしたくもないと考えている場合にも「面倒」だと感じます。
相手のことが嫌い
職場などで自分から挨拶しない人の心理には「相手のことが嫌い」というものも挙げられるでしょう。挨拶すらしたくない、挨拶されても返したくないほど相手のことが嫌いなのです。
自分に置き換えて考えてみても、嫌いな人とは会話したくないと思うところがあるでしょう。「それでも挨拶くらいは」とか「大人として」などの理性でカバーしているものになります。
その理性のカバーのようなものを取っ払って「嫌い」を優先している人が職場などであっても挨拶しない、挨拶されても無視をするという行動を取るのです。
挨拶に意味を見出だせない
職場などで自分から挨拶しない人の心理には「挨拶に意味を見出だせない」というものもあります。これは「なんで挨拶するの?」「それに何の意味があるの?」という心理です。
常識だとか当たり前のこと、基本的なことだと言われても、本人が「何で常識なの?」とか「基本っていうけど意味あるの?」と考えていたら、当然それに従わない人も出てきます。
たとえ挨拶しないデメリットである「コミュニケーション不足」や「不信感」があると分かっていても、本人がそれをデメリットと思わなければ「挨拶しない」という選択をすることもあるでしょう。
恥ずかしい
職場などで自分から挨拶しない人の心理には「恥ずかしい」というものもあります。挨拶は当たり前にするものだ、と言っても、たとえば大人になると家族や親兄弟に対して当たり前の挨拶もしなくなる人もいます。
それは「恥ずかしい」とか「照れくさい」といった理由からくるものが多いですが、それと似たような感情を職場でも持っている人がいるということです。
この「恥ずかしい」などの感情で挨拶しない人は、挨拶されても完全に無視するというのは少ない傾向にあります。たとえば「うん」とか「頭を下げる」とかなんらかのアクションは起こすことも多いです。
挨拶されても挨拶しない人の心理
職場などで自分から挨拶しない人の心理を確認しましたが、続いては「挨拶されても挨拶しない人」の心理を見ていきましょう。
多くの場合は、自分から挨拶しない人も、挨拶されても無視する人は同じような心理を持っていますが、別の心理が働いているケースもあります。これがどんなものなのかチェックしていきましょう。
口下手で言葉が出てこない
職場などで挨拶されても挨拶しない人の心理には「口下手で言葉が出てこない」というものがあります。急に話しかけられると口ごもってしまう人に多く見られる心理です。
「おはよう」と言われたら「おはよう」と返せばいいし、「お疲れ様」と言われたら「お疲れ様」と返せばいいだけです。そんな簡単なことに口下手も何も関係ないと考える人が多いでしょう。
ただ、それすらも急な反応が出来ずに口ごもってしまうのが、本当の口下手な人なのです。「おはよう」だけじゃなくて何か言ったほうがいいのか?など余計なことを考えてしまって返せなくなってしまうことがあります。
相手のことが嫌い
職場などで挨拶されても挨拶しない人の心理には「相手のことが嫌い」というものがあります。これは自分から挨拶しない人とまったく同じものです。
自分から挨拶しない理由が「相手のことが嫌い」であれば、挨拶されても挨拶しない理由も「相手のことが嫌い」だというのは当然のこととも言えるでしょう。
自分から挨拶しなくても、挨拶されたら返すくらいのことは「普通」はしますので、返さないというのはよほど嫌っていて、その嫌悪感を表に出しても良いと考えているほどということです。
気が立っている
職場などで挨拶されても挨拶しない人の心理には「気が立っている」ということもあります。これは常に挨拶を無視する人ではなく、時々無視する、あるいは無視することがあるという程度の場合です。
自分に置き換えて考えてみても「ものすごく気が立っている」ときに、何も知らぬ顔で「おはよう」と言われたら、それだけでイラっとすることもあるでしょう。
そのイラっとした気持ちをぶつけることはさすがにしないですが、それでも笑顔で「おはよう」と返す心の余裕がないので、「無視」という形になっているというものです。
落ち込んでいる
職場などで挨拶されても挨拶しない人の心理には「落ち込んでいる」というものもあります。これは無視をしているというよりは、「挨拶が聞こえていない」場合も多いです。
プライベートで何か嫌なことがあったり、仕事で大きな失敗をしたりなど落ち込んでいる時は周りの声が聞こえなくなることもあります。
その状態で挨拶されても、まったく耳に入っていない状態なので、結果的に挨拶されても挨拶しないという状況になっているのです。
挨拶しない人の性格的特徴
挨拶しない人、挨拶されても挨拶しない人の心理を見てきましたが、そのような人にはある程度共通した性格が見られます。
もちろん、心理の部分でも複数のものを挙げているように、その人それぞれで違うので、性格が完全に一致するわけではありません。
その中でも共通して見られやすい代表的な性格的特徴がありますので、チェックしてみましょう。
面倒くさがり
挨拶しない人に見られる性格的特徴には「面倒くさがり」というものがあります。自分から挨拶しない人の心理にもあったように挨拶を面倒だと考える人がいます。
たった一言挨拶をするのも面倒だと感じるのは「面倒くさがり」だというのは間違いないでしょう。
その場合は、挨拶以外のところでも面倒くさがりが発揮されていることが多いので、他の行動や態度を少し観察していれば目に見えて分かるものになります。
人見知りが激しい
挨拶しない人に見られる性格的特徴には「人見知りが激しい」というものも挙げられます。これは「恥ずかしい」などの感情や「口下手」などの心理で挨拶しない人によく見られる特徴と言えます。
人見知りが激しいので「恥ずかしい」と思ってしまう、人見知りが激しいので「口ごもってしまう」という理由はある程度は納得できるものでしょう。
人見知りが激しい性格の人でも仲良くなった人には挨拶もしますし、挨拶されて無視するようなことはありません。
感情の起伏が激しい
挨拶しない人に見られる性格的特徴には「感情の起伏が激しい」というものも挙げられます。気が立っている、落ち込んでいるなどの心理で挨拶を無視することがある人はこれに当てはまります。
この「気が立っている」や「落ち込んでいる」なども感情の起伏が激しければ激しいほど頻繁に起こりますので、結果として挨拶を無視するのも増えることになります。
周りの目を気にしない
挨拶しない人に見られる性格的特徴には「周りの目を気にしない」というものも挙げられることが多いです。
挨拶をしないと周りから「嫌な人」と思われたり「変な目で見られる」こともありますし、先に挙げた不信感を抱かれることもあります。
ですが、周りの目を気にしない人は「周りからどう思われても気にしない」ので、自分が挨拶しないことで他人がどう思おうと関係ないのです。
挨拶しない人への上手な対処法
職場や自分の周りに挨拶しない人がいる場合にはどうしたらいいでしょうか。上手な対処法をチェックしてみましょう。
気にせず挨拶し続ける
挨拶しない人への上手な対処法としては「気にせず挨拶し続ける」というものがあります。
「挨拶したら挨拶が返ってくる」と決めつけているからイラついたり、気になったりするので、「自分が挨拶すべきだと思ってるから挨拶してるだけ」という考えに切り替えれば問題なく続けることができます。
挨拶したら挨拶してもらえるというのは、極端にいえば「見返りを求めている」とも言えるので、その考えを捨てて、自分が挨拶することだけを徹底していればいいのです。
挨拶以外で仲良くなる
挨拶しない人への上手な対処法としては「挨拶以外で仲良くなる」という方法もあります。挨拶が無駄、面倒、意味を見出だせないと考えている人に有効な対処法です。
「挨拶は」面倒だと考えているケースもあり、必要な会話やコミュニケーションは問題なくやり取りすることも少なくありません。
また、職場で必要なものなどではなくとも、たとえば共通の趣味の話などはする可能性もありますので、そういった部分で仲良くなれば、いずれは「挨拶」もするようになる可能性もあります。
相手にしない
挨拶しない人への上手な対処法としては「相手にしない」というものも挙げられるでしょう。挨拶をしないなら相手にしない、挨拶を無視されるなら相手にしない、それも1つの選択です。
無理に挨拶をさせる必要もなければ、こちらから挨拶する必要もないのです。もちろん取引先などでも挨拶しないのであれば、それは指導すべきことですが、職場内であればそれでもいいでしょう。
それによってその人が出世できなくても、社内で浮いてしまっても、非情になれば「それを助ける義務はない」のです。
挨拶することのメリット
挨拶しないことのデメリットは取り上げましたが、その逆に挨拶することのメリットは何があるのでしょうか。
これはデメリットの逆に円滑なコミュニケーションの架け橋になったり、信頼関係を築くことのきっかけになったりします。
また、「元気よく」挨拶することで、社内やチームが明るくなることにも繋がるので、仕事のパフォーマンスアップにも繋がります。
挨拶しない人にも色々なタイプがある
挨拶しない人と一言でいっても色々なタイプがあることが分かりました。心理でも性格でも人によって違う部分があるのです。
それをどう対処していくかは、自分や周りの人次第なので、そのまま浮かせておいてもいいですし、仲良くなれるように努力してもいいでしょう。
その人のためか、職場全体のためなのか、というのもその職場によって変わりますから、その場、その時で判断するようにしましょう。