アーチャリー松本麗華の現在!結婚や仕事は?麻原彰晃の三女の情報まとめ

アーチャリー松本麗華という人を聞いたことがあるでしょうか。2018年7月6日に死刑を執行された麻原彰晃元死刑囚の娘さんのことです。「アーチャリー」として生きてきた彼女と「松本麗華」として生きてきた彼女の現在について、詳しくみていきましょう。

アーチャリー松本麗華の現在!結婚や仕事は?麻原彰晃の三女の情報まとめのイメージ

目次

  1. 1アーチャリー松本麗華について
  2. 2松本麗華の経歴・プロフィール詳細
  3. 3主要幹部アーチャリーとしての松本麗華
  4. 4父親は「大好きです」アーチャリー松本麗華の想い
  5. 5アーチャリー松本麗華としての自伝を出版
  6. 6仕事や結婚は?松本麗華の現在について調査
  7. 7犯罪者家族の人権
  8. 8死刑執行後の世間の反応
  9. 9犯罪者とその身の回りの人は違う

アーチャリー松本麗華について

皆さんは「松本麗華」という名前を聞いたことがありますでしょうか。2018年7月6日に死刑が執行された「麻原彰晃元死刑囚」の娘さんであり、数々の凶悪事件を起こしてきた悪名高い「オウム真理教」の後継者として育てられてきた方です。

そんな松本麗華さんは、父親がオウム真理教の教祖である麻原彰晃であるために、小学校にも中学校にも入学を拒否されてしまいます。さらには、勉学に励み実力で合格点を得たとある高等学校からも入学拒否されてしまうという悲惨な10代を送っています。

松本麗華さんは現在、どのような女性でどのようにして生きているのでしょうか。そして悲惨な人生を歩まざるを得なくなった元凶となる父親の麻原彰晃元死刑囚のことをどのように思っているのでしょうか。

オウム真理教の麻原彰晃の娘【地下鉄サリン事件】

先ほども述べたように、松本麗華さんは麻原彰晃元死刑囚の娘さんです。幼いころから多くの愛を受けて育てられてきたそうで、元幹部の人たちからもアーチャリーと呼ばれかわいいかわいいともてはやされていたそうです。

そんな娘がいながらも、最悪の事件は起きてしまいました。日本で起きた最悪の殺人事件ともいえるこの地下鉄サリン事件は1995年に起きました。しかし彼女自身、この事件に関与している可能性は低いと言えます。

なぜかというと、それは松本麗華さんの年齢を考えれば明らかだと思います。事件が起きた当時、彼女が地下鉄サリン事件を計画できるような歳ではなかったのです。

アーチャリー松本麗華は事件当時12歳だった

1995年に起きた事件当時、松本麗華さんはわずか12歳でした。小学校6年生ほどの年齢です。

その年の人間がここまで凶悪な事件を起こせるのかと問われれば、NOと答える人が大半を占めると思います。

しかし、この事件のせいで松本麗華さんに向けられた世間の目はより一層厳しいものとなり、中学校や高等学校、さらには大学への入学を拒否されたものと考えられます。

松本麗華の経歴・プロフィール詳細

現在の松本麗華さんとはどのような女性なのでしょうか。兄弟と彼らの名前や仕事はこれらの後に説明するのでここでは省略します。

それでは彼女の詳しい経歴とプロフィールを見ていきましょう。

松本麗華のプロフィール

名前 松本麗華
生年月 1983年4月
年齢 35(2018年7月現在)
出身 千葉県船橋市

松本麗華の経歴

麻原彰晃元死刑囚の三女として生まれた松本麗華さんは、3歳ほどまでは千葉県で暮らしていました。5歳ごろから静岡県富士宮市のオウム真理教富士山総本部へ移住しました。その間の1987年に松本麗華さんはオウム真理教に入信した、年齢を鑑みるとさせられたとみられています。

オウム真理教が解体後は、松本麗華さんは小学校も中学校も入学拒否をされることとなり、小学校3年生のころからは小学校も中学校も高等学校も通信制の学校へと入学していました。その時の彼女の夢は、「学校に通いたい」だったそうです。

その後、進学する際にも麻原彰晃元死刑囚の娘ということで大学進学を拒否されそうになるものの、裁判を起こして無事に入学することができました。松本麗華さんはついに、2004年に文教大学人間科学部臨床心理学科に入学することができました。

母親や兄弟は?三女・松本麗華の家族構成

麻原彰晃元死刑囚の子どもはなんと12人兄弟で、妻の松本知子さんの子どもは6人兄弟とのことです。兄弟の数が物凄いことになっていますね、合わせて18人兄弟とはあまり聞かないことでしょう。

この兄弟たちの大半は、現在の生存確認が取れていません。生きているとは思いますが兄弟たちの情報は一切ありませんでした。兄弟の中で名前がわかっていたり存在を確認できている人は、メディアなどに一度でも露出したことがある人たちです。

兄弟の中でも名前が判明しているのは4名となっております。そのほかの兄弟たちについては何もわからない状態です。

長女 松本美和さん
次女 松本宇未さん(仮名)
三女 松本麗華さん
四女 松本聡香さん
長男と次男 皇子(オウム真理教内での称号)

主要幹部アーチャリーとしての松本麗華

幼いながらも麻原彰晃元死刑囚の次期後継者として幼いころから育てられてきた彼女は「正大師」と呼ばれ、オウム真理教内でもかなり高い地位にいました。そして教団内では「アーチャリー」という名前で呼ばれていました。

そもそもアーチャリーとはなんなのでしょうか。

アーチャリーとは?

アーチャリーとは、ホーリーネームと呼ばれているものです。英語の直訳で「聖なる名前」という意味です。正式なホーリーネームは「アジタナーター・ウマーパールバティー・アーチャリー」といいます。

一般的に仏教経典に出てくる高層やヒンドゥー教の神々の名前を組み合わせて命名されます。そしてオウム真理教への入信が遅い人ほど名前が長くなる傾向がありました。

オウム真理教教団内では序列二位の存在

松本麗華さんが受け取った地位は「正大師」というものでしたが、この地位はなんとオウム真理教内で2位になっています。1位は当たり前ではありますが、麻原彰晃元死刑囚の「尊師」です。

父親は「大好きです」アーチャリー松本麗華の想い

小学校や中学校、さらには高等学校までもを通学拒否された松本麗華さんは父親のことをどう思っているのでしょうか。普通なら悲惨な状況に陥る原因となった父親のことを恨んでいてもおかしくはないのではないでしょうか。

しかし、松本麗華さんは違いました。彼女は父親のことを「大好き」と言っていたのです。「父親がいたから人を好きになるという気持ちを持てているので。また同じ父親でも全然構わない、だけど犯罪を犯そうとしていたら説得する。」とAbemaTVの番組で発言していました。

何をしたとしても父親は父親なのですね。波乱万丈な幼少期を過ごすこととなってしまったにもかかわらず、世間の流れに身を任せず自分の考えを持つという、立派な成長を遂げていると言えるでしょう。

ネットTV・メディア出演などでかわいいと評判に?

あらゆるメディアに出演した際に、松本麗華さんのことを「かわいい」と思う人が続出しています。母親や特に父親である麻原彰晃元死刑囚どちらにも似ておらず、非常に整った顔立ちをしています。

かわいいというのも間違っていないと思います。かわいいと思う基準は人それぞれなので、かわいいと思う人はかわいい思うでしょうし、かわいいと思わない人はかわいいと思わないのだと思いますけれども。

一部放送に対するコメントを取り上げますと、「おばちゃんなのになんかかわいい」「案外かわいいのでは」といった意見が多数ありました。

アーチャリー松本麗華としての自伝を出版

2015年に、松本麗華さんは「アーチャリー松本麗華」という名前で書籍を出版しました。これは当時、多くの反響を受けました。

社会から隔離された世界で生まれた松本麗華さんは育てられてきました。父親の逮捕後も数々の苦難に見舞われた松本麗華さんが、アーチャリーとしてではなく松本麗華としてこれまで歩んできた人生を明かしたものとなっています。

父親が逮捕されたときから止まっていた時計を、自らの手で動かそうと奮闘した記録です。

『止まった時計』麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記

松本麗華さんはこの手記の中で自分の経験を事細かに記していました。父親のことをこの著書の中で「大好きな父親」と表現しています。

この手記を書き上げた理由として、「このままでは父親の真実を知る前に葬られてしまう」「自分自身の人生を歩んでいない」とのことが挙げられていた。父親のことを一貫して松本智津夫と本名で綴っているが、物心ついた時から教祖として接していたため、この名前だと「知らないおじさん」のような感じがすると綴っている。

また、1995年に麻原彰晃元死刑囚が逮捕される直前、松本麗華さんは眠気により会いに行かず「お別れ」をできなかったことを悔やんでいるとしています。

仕事や結婚は?松本麗華の現在について調査

これまで松本麗華さんの経歴やプロフィールを見てきましたが、それでは松本麗華さんの現在はどのような生活をしているのでしょうか。仕事は何をしているのか、結婚はしているのでしょうか。


また、結婚をしているならば誰としているのでしょうか。そのようなところを見ていきましょう。

現在の仕事と結婚

現在、残念ながら松本麗華さんに彼氏がいるということも結婚したという情報はありませんでした。結婚できないと本人が自虐している放送もありましたが、実際は結婚をしないという面が強いように思えます。

というのも、もし結婚をすれば結婚相手にも迷惑をかけてしまうし、結婚して子どもができたとしても麻原彰晃元死刑囚の孫というレッテルを貼られてしまえばまた悲惨な人生となってしまうことを危惧しているように思えました。

事件を起こしたのはオウム真理教であり父親の麻原彰晃元死刑囚であり、決して松本麗華さんではありません。それなのに世間の目は彼女にも厳しく向いてしまいました。

ついには結婚や恋愛の自由も奪われてしまいます。家族だからとひとまとめにしてしまうのはどうなのかということを考えさせられますね。

そして仕事ですが、松本麗華さんは大学を卒業後、アルバイトをしながら生計を立てているとのことです。しかし、とある仕事では「松本麗華に似た人間がいる」というクレームの電話が入り、辞めざるを得なかったこともありました。仕事にも影響してしまうのですね。

また、現在もかどうかはわかりませんが、心理カウンセラーとしてカウンセリングもしているとのことです。現在までようやく手に入れた仕事で安定したのならば喜ばしいことです。死刑の執行に伴って少し松本麗華さんの周りがざわついているようですが、その話は後程しましょう。

犯罪者家族の人権

先ほども少し述べましたが、家族が起こした犯罪によってその家族が全員犯罪者のように扱われることは決して良いことではないです。しかし、もし子どもが犯罪を犯してしまった場合に、親の教育のせいと言われてしまうことは多少仕方ないと思います。

ですが、今回の事件は親の犯罪です。親の犯罪が子どものせいとは考えられないでしょう。なのに、松本麗華さんは小学校や中学校から入学拒否をされたり、仕事に支障をきたしたり、色々なところで悪い噂を流されたりされたわけです。

犯罪を犯した人が責められるのは当然のことだとは思いますが、その周辺の人間までも陥れるような行為は基本的人権を尊重していないと思われます。犯罪者の家族だとしても、人権を侵すような行為をしてよいというわけではないです。

アーチャリー松本麗華の起こした訴訟

松本麗華さんは小学校、中学校、高等学校と普通に通ってではなく通信制の学校に通っていました。それでも頑張ったことによって見事和光大学という大学に合格することができました。しかし、和光大学は麻原彰晃元死刑囚の子どもというだけで松本麗華さんを通学拒否させようとしたのです。

そこで松本麗華さんは和光大学を訴訟し、見事勝訴して賠償金30万円を受け取っています。しかし、もめた大学には通いたくなかったのか結局和光大学には通いませんでした。

そして1年間浪人した後、なんと次は文教大学に合格し、こちらではしっかりと進学することができたのです。

死刑執行後の世間の反応

2018年7月6日現在、オウム真理教の教祖である麻原彰晃の死刑が執行されました。その際、松本麗華さんのtwitterが炎上するという事態が起きました。

ですが、松本麗華さんが具体的に何かを言ったとかやったとかではありません。松本麗華さんのアカウントにリプライ(特定のアカウントにメッセージを送る方法)として心無い言葉が続々と集まったのです。「お父さんにおやすみは?」「今どんな気持ちー?」などの言葉でした。

このような心無い言葉を、実際に犯罪を犯したわけではない松本麗華さんに投げかける人々はどのような心境なのでしょうか。匿名ということを盾にして何でも言って良いと考えているような人間は、下手すれば犯罪者よりもたちが悪い。

犯罪者とその身の回りの人は違う

松本麗華さんの兄弟の名前やプロフィール、経歴、現在の仕事や恋愛について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。学業でも仕事でも苦難にぶつかっては這い上がっていかなければならないような人生を歩んでいました。

他人の行動のせいで自分の人生が脅かされてしまうことがあってはたまったものではありません。犯罪者にしかるべき償いをさせることは当たり前ですが、その周りの人間にまで償わせるというのはどうなのでしょうか。

百歩譲って遺族の人ならわからなくもないですが、まったく関係ない人間が突っ込んでくるのは意味がわからないです。匿名だからと執拗に攻撃するような風習は抹消すべきではないでしょうか。

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