安産型の意味とは?安産型の女性の体型や特徴11選!
赤ちゃんがお腹にいると幸せを感じるのが女性です。ですが、それと同じくらいに不安もあります。今回は、出産についてのお話です。安産型の女性の特徴や意味、無事に出産するために必要なことや有益な情報を書いていきます。貴女は安産型の女性なのでしょうか。
目次
安産型ってどんな体型?
「〇〇さんは安産型だね」なんて会話を聞いたことが、一度はあるでしょう。実際に言われたことがある人もいるはずです。恋人がいれば、いずれは結婚し、赤ちゃんを授かるのは当然の結果と言えます。むしろ、赤ちゃんを授かることが目的という女性もいるほどです。
しかし、実際に安産型と言われる女性についてしっかりと知っている人は数が少ないです。ここではおさらいも含め、安産型と呼ばれる女性はどんな体型なのか見ていきましょう。
お尻が大きい女性
これが一番、安産型だと分かりやすく、かつ安産型だと言われやすい体型です。端的に言えば『お尻が大きい』の一言になりますが、実際は『骨盤が広い』というのが安産型女性の特徴です。
出産する際、赤ちゃんは骨盤を通って産まれますので、骨盤が広いと安全に出産できる可能性が高いから、安産型女性の特徴なのです。お尻が大きい女性は骨盤が広い事が多いので、俗にお尻が大きい女性は安産型だと言われるのです。
ただ、骨盤が広ければ確実に安心というわけでもありません。安産には骨盤の歪みも大きく関わってきますので、出産を考えている人はそこも意識すると良いでしょう。
柔軟性のある女性
体が柔らかい人は安産型であるという傾向もあります。柔軟であることは筋肉の柔らかさを示しますので、子宮口に無駄な力が入りにくく、安産に繋がりやすいと言われています。
見た目では分かりにくい体型ではありますが、基本的に適度な運動をしている人が柔らかい事が多いため、ほど良い体付きの女性が安産型と言えます。
出産、特に初産は子宮口が開くまでに時間がかかりやすいため、もし体が柔らかくない人は早めのうちにストレッチなどをすると良いでしょう。
安産型の意味とは?
『安産型』とだけ言われても、どんな意味があるのか分かりにくいでしょう。妊娠中に一度は絶対に聞く安産型というのはどんな意味なのか。それを知ることは、安産へ繋がる重要な役割をなします。
今更人には聞きにくい、安産型の意味をしっかりと見ていきましょう。
産道が広い
安産型とは、つまりは産道が広いという意味です。上記した『お尻が大きい』、『体が柔らかい』などは、全て産道が広いことへ繋がります。
骨盤が広く、また歪みのない形で、なおかつ子宮口が開きやすい体質の人が、一番安産型と呼べるでしょう。他にも安産の条件はありますが、医学的にはっきりとした明確な答えは出ていないのです。
しっかりとした知識が無ければ、体型を見ただけで安産型かどうかを確定することはできません。なので、誰かに『安産型だね』と言われても安心せず、しっかりと自分の身体を知りましょう。
男性を性的に興奮させやすい
男性を性的に興奮させやすいという特徴でも『安産型』という言葉を使われることもあります。お尻が大きい女性は多くの男性を興奮させやすい体型で、そのため、ネット上ではお尻の大きい人を『安産型』と比喩することもあります。
これは差別的な意味は一切なく、所謂『抱かれたい男性』のようなものだと考えましょう。これもひとつの安産型の意味と言えます。
安産型の特徴11選
では実際に少し踏み込んで、安産型の特徴を11選見ていきましょう。安産型の特徴を知ることには大きな意味があります。
安産型の特徴を知ることで、妊娠中の友人などにアドバイスをすることもできますし、物を知っているだけで役に立つ場面が多く存在します。
それらを含め、自分が安産型なのか、ここでしっかりと判断しましょう。
1.やっぱりお尻が大きい人
安産型女性の特徴なら、やはりお尻が大きいことは外せません。理由は上記にもある通り、骨盤が広いことが多いためです。骨盤の広さは安産に繋がる重要な事項です。
安産型の代表的な俗説にもなっているため、殆どの場合で『お尻の大きさ』は『安産型』に繋がると言えるでしょう。
2.太り過ぎていない標準体型の人
骨盤が広い女性はお尻が大きい理由に繋がり、安産型女性と呼べますが、体全体が太っている女性は安産型ではありません。むしろその逆で、難産体型の特徴です。
安産型というのは標準体型であり、痩せすぎでも太り過ぎでもいけません。妊娠中は太り過ぎてしまう女性が多いですが、これは良くないことです。
常日頃から標準的な体型を目指しましょう。
3.適度に運動をしている人
適度に運動をしている人は、お尻等、安産へ繋がる箇所に程よく筋肉がついている傾向にあるため、安産型であるという特徴があります。
ただし、『適度な運動』である必要があります。激しい運動をしていた方は骨盤底筋が発達しているため、逆に難産になってしまうこともあります。
軽いウォーキングやジョギングなどが安産に効果的でしょう。
4.冷え性ではない人
安産型の特徴として、冷え性ではないということも挙げられます。理由は多くありますが、一番は妊娠初期段階でのつわりやお腹が張りやすくなる傾向にあり、切迫早産の可能性が高いためです。
また、冷えは筋肉を硬くするため、陣痛が弱くなってしまい、お産がスムーズに進まなくなってしまうこともあります。
冷え性は産後にまで様々な影響を与えるため、逆説的に冷え性ではないということが安産へと繋がります。
5.高齢すぎない人
高齢者の出産が危ないというのは誰もが知っている事実です。一般的には15歳以下、35歳以上で難産になる可能性が高くなると言われています。そのため、出産に適した年齢であることは安産型の特徴と言えます。
もちろん、可能性が高くなるだけで必ずしも難産になるわけではありません。さらに言えば、様々な要因から高齢での出産のリスクよりも難産の可能性が高くなる場合もあります。
しかし、どうしてもという場合を除き、高齢での出産は控えた方がいいでしょう。
6.赤ちゃんの体が小さい
産まれてくる赤ちゃん次第ではありますが、お腹の中にいる赤ちゃんの頭や体が小さい場合は、安産型の特徴です。
赤ちゃんの頭や体が小さければ、それだけ産道を通る空間に余裕ができます。逆に、大きな赤ちゃんの場合は頭や肩が引っかかり、うまく出てこられないという場合もあります。
こればかりは自分でどうすることもできませんが、知識として持っておくのは良いことです。
7.身長が高い人は骨盤が広い
身長と骨盤の広さが必ずしも比例しているわけではありませんが、身長が高いほど骨盤が広い傾向があるため、高身長の人は安産型の特徴を持っています。
高身長でかつお尻が大きい人は、安産型である可能性が非常に高いです。逆に、低身長の場合は骨盤が狭い場合が多いので注意が必要です。
骨盤の歪みも重要ですが、高身長の方は比較的運動が得意な場合が多いため、歪みも矯正されていることが多いでしょう。
8.体力のある人
これは適度に運動をしている人と似ていますが、筋肉がついていなくとも体力が多い女性は安産型の特徴を持っています。
お産には非常に多くの体力を使うため、なるべく多く体力を持っている人が無事に出産を終える傾向にあります。また、体力が多いのは運動をしている、または運動をしていた傾向にあるため、骨盤の形が良く、産道が柔らかいことが多いです。
体力はお産中、産後、そしてそれからの生活にも関わってきますので、日ごろから適度に運動をするようにしましょう。
9.妊娠中も体を動かしている人
妊娠の経過に問題がある場合を除き、妊娠中も適度な運動をしている人は安産型の特徴です。
激しくない運動、例えばウォーキングなどで体を動かすことで血流がよくなり、有効な陣痛がきて、赤ちゃんも重量で下がりやすくなります。結果として、安産になることが多いのです。
陣痛がきてからの過ごし方も大事なので、油断せずにしっかりと運動していきましょう。
10.上記には当てはまらないが骨盤が広い人
人はそれぞれに特徴があり、多種多様です。そのため、上記のどれにも当てはまらない人でも、骨盤が広い場合は安産型の特徴を持っています。
骨盤の広さというのは努力で変えられるものではありませんが、持って生まれた特徴ですので、もしも骨盤が広いのであれば、安産型だと安心して良いでしょう。
11.骨盤が歪んでいない人
骨盤の広さは努力では調整できませんが、骨盤の歪みは努力で正すことができます。目に見える部分ではないためピンとこないかもしれませんが、骨盤が歪んでいる人は2人に1人はいると言われています。
自宅の体操やマッサージなどで骨盤を矯正することができますので、赤ちゃんのために挑戦してみるのも良いでしょう。
安産型だと本当に安産で出産できる?
安産型の意味や体型、特徴をみてきましたが、安産型であれば本当に安産で出産できるのでしょうか。
安産に本当に必要なものはなんなのか、しっかりと見ていきましょう。
安産型に医学的根拠はない
安産型というのは体型や特徴を示した言葉であり、安産になるかどうかは医学的な根拠がありません。確かに骨盤が広くしっかりしている人の方が出産時間は短い傾向であるのは事実です。しかしまた、やせ型であったり骨盤がさほど広くない人でも安産になるケースも沢山あるのです。
体型だけで安産かどうかが決まるわけではなく、たとえ安産型ではないとしても、日ごろから生活や体調管理をしっかりと気を付けていることが安産に繋がることだとされています。
安産型の本当の意味は、安産へ繋げる鎖になっているのです。
安産型になるために意識したいこと
安産型になるために意識すべきは、食生活と運動にあります。これらを意識するだけで、他の女性よりはるかにお産の進みが良くなると言えるでしょう。
また、こういった意識を持つことは無事にお産を終え、母になった際にも役に立つことでしょう。大事なのは意識、そして行動です。
バランスの良い食事
妊娠中でなくとも言えることですが、特に妊娠中は栄養バランスの整った食事を摂ることを意識しましょう。過度なダイエットや運動は厳禁です。
特に不足しがちな「鉄分」「葉酸」「カルシウム」「食物繊維」をしっかりと摂ることで、より安産型の体型へと変わることができます。
バランスの良い食事を摂り、体重管理をしっかりと行うことが安産への秘訣となります。
ウォーキングなどの適度な運動
適度な運動を行うことで、安産へと繋がる下半身の筋肉と間接を効果的に鍛えることができます。また、骨盤周りの筋肉が柔らかくなる、体重管理がしやすくなるなど様々なメリットがあります。
骨盤矯正を含め、安産体操も効果的です。ストレッチ感覚で行うことができ、手軽なのも魅力的で、体も健康になるためおすすめの体操です。
安産のためにダイエットするのはあり?
手早く結論を言うなら、「あり」です。ただし、過度なダイエットは難産体型になる可能性があるため、おすすめしません。
しかし、妊娠中のダイエットは通常のダイエットと違い、さまざまな制約があります。ひとえにダイエットといえど、天と地ほどの差があるのです。
ここではとてもシンプルで簡単なダイエット方法をご紹介します。
妊娠中の正しいダイエットを知る
一般的なダイエットと違い、妊娠中のダイエットはお腹の中の赤ちゃんを育て、リスクを少なくお産の望むための体を作るのが目的です。
妊娠中に食欲が増えるのは仕方のないことです。しかし、食べ過ぎることは肥満に繋がり、難産へと繋がります。そのため、正しいダイエット方法を知ることが重要です。
普段のダイエットのように体を激しく動かしたり、過度な食事調整をするのはとても危険です。比較的楽にダイエットするため、一番良い選択肢は食事管理にあります。
妊娠中に効果的なリンパマッサージ
妊娠中の女性の体は、むくみやすく、脂肪も付きやすい状態です。そんな状態でおすすめなのが、リンパマッサージダイエットです。過度に体を動かす心配がなく、かつ手軽に脂肪を落とすことができます。
ただし、オイルは十分に注意して選ぶ必要があります。刺激が少なく、かつ妊娠線予防もできるオイルを選ぶようにしましょう。
間食は捕食と考える
妊娠中は糖分、特に甘いお菓子などが欲しくなる傾向にありますが、間食を続けてしまうと体重増加につながります。
そのため、間食を捕食と捉えることで、3食で補えない栄養素を摂るようにしましょう。果物やナッツ、ヨーグルトやレーズンなどがおすすめです。
こういった自分の意識を変えるだけでも、妊娠中には有効なダイエットになります。
ヘルシーでも満腹感が得られる食事を選ぶ
ダイエットは安産につながりやすいですが、我慢ばかりではストレスがたまり、ダイエットも続きません。そこで、調理方法を意識することで満足感のある食事を楽しむことができます。
食事を摂る際、肉や魚は蒸したり、茹でることでカロリーを落とし、ヘルシーに仕上げることができます。また、肉は低脂肪の部位を選び、皮の部分は取り除いて調理することも重要です。
揚げ物を控えることも大事なことです。油が多く高カロリーなので、ひと月に1~2回程度にしましょう。
安産のために自分を変える
安産に一番大切なのは、やはり自分を変えるという意思です。これから赤ちゃんを産み、一児の母となるわけですから、安産を意識するよりももっと先の、良い母親像を意識することで、自然と安産型へ繋がります。立派な母を目指して頑張りましょう。