ゴリラの握力と筋肉|握力の平均やギネス記録は?1トン以上!?

人間より誇大な筋肉とパンチ力を備えているゴリラ。ゴリラの握力とパンチ力はどれくらいなのでしょうか?さま~ず大竹の番組でも動物界でゴリラは最強だと言われていました。実際、ゴリラの平均握力は500kgほどあり、ギネス記録なのかを本記事で解説します。

ゴリラの握力と筋肉|握力の平均やギネス記録は?1トン以上!?のイメージ

目次

  1. 1ゴリラは握力がすごい?
  2. 2ゴリラを簡単に紹介
  3. 3ゴリラの筋肉と本当のパワー
  4. 4ゴリラの握力や筋肉がすごい理由
  5. 5ゴリラの握力の平均
  6. 6ゴリラの握力のギネス記録
  7. 7ゴリラの握力は1トン?さま~ず大竹の説
  8. 8ゴリラのパンチ力とは?
  9. 9ゴリラに会いに行こう

ゴリラは握力がすごい?

動物の中でもひときわ強そうな筋肉と握力を持っているゴリラ。そんなゴリラに関する情報や噂は多々あり、ネット上でも様々な憶測が飛び交っています。

人間よりはるかに鍛えられた無駄のない筋肉。そんな肉体を持っている事から、ゴリラの平均握力は500kg以上あるのではないか。ゴリラの握力は、もしや1トンくらいあるのではないか。ゴリラは握力のギネス記録を持っているのではないか。巷で広まっているゴリラの筋肉や握力に関する情報は様々です。

ゴリラの平均握力が500kg説や握力1トン説、ギネス記録を持っているだなんて想像できますか?ゴリラの筋肉とパンチ力はどれくらいあるのでしょうか?そして動物であるゴリラは、果たしてギネス記録をもっているのでしょうか?

動物園でゴリラを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。動物系テレビ番組や動物映像でしかゴリラを見たことがない方も、平均握力500kgといわれるゴリラの平均筋肉量は人間の平均筋肉量とは比べ物にならない程極大である事は想像できるかと思います。

ゴリラの筋肉を見るだけでも、ゴリラの平均パンチ力は人間の平均パンチ力とは桁違いだと断言できます。筋肉系のギネス記録や握力のギネス記録、格闘系のギネス記録を持っている人間でもゴリラの筋肉と、500kgや1トンと噂される握力にはかなわないでしょう。

動物の中でも特に、ゴリラに魅了される方は多いです。お笑いコンビ、さま~ずの大竹さんもその一人です。

大竹さんは大竹さんがパーソナリティーを務める番組でゴリラについて、相方の三村さんと熱い討論を繰り広げていました。

大竹さんは「動物の中でゴリラ最強説」「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラは指だけで1トンいける説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」を熱く語っていました。

大竹さんの番組リスナーの方も興味深々で、大竹さんがその場でリスナーの方から寄せられた声を読んでいました。大竹さんとリスナーさんの掛け合いが面白く、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。

大竹さんが熱く語った「動物の中でゴリラ最強説」「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラは指だけで1トン説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」は、果たして本当なのでしょうか。

ゴリラのパンチ力の強さとギネス記録、平均握力500kgの噂は本当なのでしょうか。そして動物界最強のゴリラの筋肉・握力と人間の筋肉・握力にはどれ程違いがあるのでしょうか。

今まで解決できなかったゴリラのあらゆる疑問と、平均握力500kgといわれる野生ゴリラの全貌について徹底解説していきます。

ゴリラを簡単に紹介

ゴリラは見た目の迫力が強すぎて様々なイメージをお持ちの方が多いでしょう。実際に見たことが無くても、映像で見るだけでもゴリラのパンチ力には迫力があります。

そんな見た目はパンチ力がありそうなゴリラですが実際にはどのような動物で、野生ではどのような食べ物を食べ、どのような環境で育つのでしょうか。そしてどんな性格をしていて、どのようなライフスタイルを送り、どんな仲間とともに生きているのでしょうか。

霊長類最強のゴリラが野生で殺されたりする事なんてあるのでしょうか。ゴリラが野生で生存している地域はどんな場所で、人間はいるのでしょうか。ゴリラが生息している環境はどんな状況下なのでしょうか。ゴリラはこの先も生存し続ける事ができるのでしょうか。まずはゴリラを簡単に紹介していきます。

ゴリラの種類

ゴリラに種類なんてあるのでしょうか。“動物園で見たことのあるゴリラも、TVの動物番組で見たことのあるゴリラも同じに見える”と思われた方もいらっしゃるでしょう。

実は日本の動物園で飼育されているゴリラは、全て「ニシゴリラ」なのです。ゴリラは大きく分けて「ニシゴリラ」と「ヒガシゴリラ」の2種に分類されます。

その名の通り西に住んでいるゴリラと東に住んでいるゴリラという事からきていますが、ニシゴリラの方が若干背が低く体重も軽いです。毛の色もニシゴリラは茶や灰色っぽく、ヒガシゴリラより明るい毛をしています。

ニシゴリラの食べ物は主に花や葉、茎、果物などの繊維質なものです。

さま~ず大竹さんの「動物の中でゴリラ最強説」「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラは指だけで1トンいける説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」やゴリラの握力はギネス級で、500kgや1トンと噂されている程の霊長類最強でありながらも、食の趣味はいたってヘルシーな草食動物です。

そしてニシゴリラの食べ物は季節や群れによって食べ方や選別方が違うため、ニシゴリラは動物でありながら人間と同じように食文化があるのです。

ゴリラの正式名称

ゴリラを見て“ゴリラ”以外で呼ぶ方はいないでしょう。そんなゴリラにも正式な名前があります。ゴリラの正式名称をご存じでしょうか。

「ゴリラゴリラは聞いたことがある」という方もいらっしゃるでしょう。しかし正式名称はゴリラゴリラではありません。

ゴリラの正式名称は“ゴリラゴリラニシゴリラ”または“ゴリラゴリラヒガシゴリラ”です。最後にゴリラの種類が入ります。ではなぜ“ゴリラゴリラ〇〇ゴリラ”と3回もゴリラを連呼するのでしょうか。

私たち人間を含め全ての動物は、生物学において「属名」と「種小名」が与えられています。簡単にいうと「属名」は人間でいう「苗字」、「種小名」は人間でいう「下の名前」です。

しかしゴリラには「種」単位で近縁がいないため「種小名」が無いので、人間でいう「苗字」を繰り返したものがゴリラゴリラとなります。しかしゴリラの場合は「種」単位では近縁がいなくても、その下の単位では近縁がいる為、3単位を表す表示として“ゴリラゴリラ〇〇ゴリラ”となったのです。

ゴリラの生態

ゴリラは背中の毛がまっ白の“シルバーバック”といわれる雄のボスゴリラを中心に、1頭以上の雄ゴリラと複数頭の雌ゴリラ、ゴリラの子共たちを含む20頭前後の群れで生活を共にしています。雄ゴリラは生後13年かけて背中の毛が真っ白になり、“シルバーバック”になることができます。

ゴリラの群れの行動範囲は約3000ヘクタールと言われており、その広さは約東京ドーム630個分に値します。雄ゴリラは群れの雌ゴリラと交尾をするとボスゴリラに威嚇される為成長途中で群れから離れ、雌ゴリラは他の群れにも頻繁に移動します。

さま~ず大竹さんが熱弁していた「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラは指だけで1トンいける説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」や、ゴリラの平均握力が500kgやギネス握力を持っていると噂されるほどゴリラは霊長類最強と言われています。

そんな霊長類最強のゴリラですが、雌ゴリラが子孫を残すまでに約7年もの年月が必要な為、子孫繁栄にとても時間がかかります。

その為野生のゴリラは環境破壊や、人間による身勝手で生態系をも壊してしまう違法な密猟にとても弱いのです。今や野生のゴリラは絶滅寸前です。

性格

さま~ず大竹さんが大竹さんの番組内で「動物の中でゴリラ最強説」「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラは指だけで1トンいける説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」を熱弁していたように、霊長類最強の筋肉と平均500kgやギネス級と噂される握力を持っているゴリラに、怖いイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。

そんなゴリラですが、自分の群れの中では言葉に近い音で仲間とコミュニケーションをとったり、食事の時は鼻歌を歌ったりと、まるで人間の様な行動をとっています。平均握力500kgやギネス級握力を持っていると噂されるゴリラも食事中に鼻歌を歌うなんて、とても感受性が豊かです。

温厚で繊細

ゴリラは交尾の時期以外はとても温厚です。ゴリラのパンチ力からは想像できない程に穏やかなのです。

海外ではゴリラの檻に子供が落ちてしまった時に、気絶した子供を雌ゴリラが抱きかかえて他の雄ゴリラを近づけない様に守り、飼育員に子供を渡すというエピソードもありました。平均握力が500kgと噂されるゴリラからは想像もつきません。

まるで人間の様に、ゴリラにも子供を守る優しさや、周りの環境を配慮する気配りがあり、知能の高さがうかがえます。

基本的に優しい

ゴリラは自ら先に攻撃を仕掛けてくることはほとんどありません。まれに人間を見て興奮してしまう雄ゴリラがいますが、それを見たボスゴリラが雄ゴリラの興奮を鎮めるという場面もありました。

ゴリラの平均握力は500kgと噂されていますが人間に危害を加えない程温厚であり、他者を教育出来る程の知性を持っています。人間に対して興奮してしまうゴリラは臆病なゴリラであり、頭が良い分恐怖には弱いので、人間を見て怖くなってしまったのでしょう。これらの事からゴリラは優しく、かつ繊細と言って良いでしょう。

生息地

野生のゴリラは地球上でアフリカ大陸にしか存在しておらず、ごくごく一部の地域にしか生息していないのです。主に多湿な密林が生息地であり、湿地な低木林でも生存が確認されており、サバンナ以外の環境下でも生存が可能です。

ゴリラはアフリカ大陸にしか生息していないので赤道付近の国である、赤道ギニア、ナイジェリア、中央アフリカ、ルワンダ、ウガンダ、アンゴラ、コンゴ、カメルーンなどの国で生息しています。

赤道ギニア、ナイジェリア、中央アフリカ、ルワンダ、ウガンダ、アンゴラ、コンゴ、カメルーンなどの国名を聞くとテレビのニュースなどで内戦をしている国だと知っている方もいらっしゃるでしょう。

人間が引き起こす内戦や反乱によって、平均握力500kgと噂されるゴリラにどの様な影響を及ぼすのでしょうか。

人間によって破壊されるゴリラの生息地

ゴリラの生息地は湿地な密林で多くの森林を必要としますが、人間がおこなう森林伐採によりゴリラの生息地は破壊されています。森林が伐採されるとどうなるのでしょうか。

ゴリラの生息地は狭まり、代わりに人間の交通網が発達し森の奥地に行きやすくなります。そして交通網が発達した事により、今までは高かった輸送コストが安くなります。輸送コストが安くなるとどんな事が起こるのでしょうか。

森林奥地への輸送コストが安くなったことで都市部に住んでいた失業した人間たちが、大量に森林のある地域に引っ越してくるのです。

そして繰り返される内戦によって流出した銃器を持って、人間たちは狩猟をするようになります。もちろんゴリラも食用としての狩猟対象です。人間が食用としてゴリラを狩猟する被害は拡大しています。なぜ人間はゴリラを食用として狩猟するのでしょうか。

ゴリラの密猟が増える理由

ゴリラの生息地はほとんどが保護地区ですが、ゴリラの密猟が後を絶ちません。国が行った法改正によって農地を取り上げられた事により失業した農耕の人達や、保護動物によって収入源である農作物を食い荒らされた農耕の人達が大勢いるにも関わらず、国の政策などが間に合っていなかった為です。

現在では国が捕まえた密猟者に対して罪で罰するのではなく、代わりに国立公園のツアーガイドをさせたり、保護地区のパトロールをさせたりと国立公園の職員として雇用することで人間とゴリラや他の動物との調和を図っています。

ゴリラの筋肉と本当のパワー

さま~ずの大竹さんの「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラは指だけで1トンいける説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」やゴリラの平均握力500kg説、ギネス保有説のように様々な憶測による情報がありますが、実際のところ野生のゴリラはどんな時にそのパンチ力を使うのでしょうか。

そして野生に生息しているゴリラは一体どんな体格をしているのでしょうか。人間と比べるとどれくらいの違いがあるのでしょうか。

野生のゴリラの体格

平均的な雄ゴリラの身長は160~170㎝、体重は140kg前後、雌ゴリラゴリラの身長は120~140㎝、体重は80kg前後です。最大といわれる雄ゴリラの体重は200kg前後、最大といわれる雌ゴリラの体重は100kg近くあります。

日本人の男性平均身長は167.3㎝、体重は66kg、女性の平均身長は154.2㎝、体重は53kgですので、確実にゴリラの体格の方がパワーがある事が分かります。

ゴリラの筋肉は使わなくても衰えない

人間の筋肉は使えば使うだけ鍛えられますが、使わないと衰えてしまいます。筋トレをしたことのある方だと実際に感じたことがあるでしょう。

筋トレの常識では、まず筋トレして筋肉を鍛えなければ筋肉が付かないこと、そして鍛え上げた肉体を維持するためにはそれなりのトレーニングをし続けることが必要です。しかし人間とゴリラはそれぞれ宿命や環境の適応力が違う為、ゴリラは筋肉を使わなくても衰えないのです。

ゴリラの握力や筋肉がすごい理由

ギネス級の握力やパンチ力を持っているといわれていながら、人間の様に筋トレせず、使わなくても衰えないという無敵の筋肉を持っているゴリラ。

生まれながらにして最強の肉体を持っているわけですが、なぜそのように鍛えなくても衰えない無敵の筋肉を持つ事ができたのでしょうか。

草食動物なのに筋肉が付く

人間であれば、ゴリラが主食としているような果物ばかり食べていては筋肉を付ける事ができません。人間が筋肉を付けたい場合はたんぱく質を積極的に摂取することが必須であり、植物性のたんぱく質だけで補う事は難しいのです。

ましてやゴリラ並の筋肉を人間が付けるとなった場合、植物性たんぱく質だけでなく、動物性たんぱく質も摂取しなければならないでしょう。

2~3%の食事はアリなどの虫

主にゴリラの主食は花や葉、茎、果物などの繊維質なものですが、全体の2~3%の食事はアリやシロアリを食べています。

アリやシロアリなどが生息していない地域のゴリラは木や葉に付く蜘蛛やダニを食べます。普段は主に繊維質な食物を食べていますが、たまに動物質を取り入れる事で体のバランスを保っているのです。

しかし花や葉、茎、果物などの繊維異質と、食事の2~3%だけのアリなどの虫で、あの平均握力500kgといわれるゴリラの肉体が作れるのでしょうか。

食事量はバナナ約215本分

ゴリラの握力や筋肉がすごい理由は、草食動物でありながら圧倒的な食事量の多さにあります。ゴリラの1日の食事量はおおよそ18~30kgでバナナだけに換算すると最大約215本に値します。

野生のゴリラが1頭で30kgも繊維質なものを毎日摂取しているとなれば、ゴリラ1頭につき1日に30kgの植物が必要なのですから森林破壊はゴリラにとって深刻な問題と言えます。

他の草食動物で食事量が多そうな動物といえばパンダですが、パンダでも1日15kg前後の食事量なのでゴリラの圧倒的な食事量の多さがうかがえます。

いざとなったとき雌ゴリラを守る

普段は温厚で優しいゴリラですが野生で生きている限り、いつどんな場所で他動物に襲われたり、敵対している雄ゴリラに雌ゴリラを奪われるかわかりません。

ゴリラの群れは主に雄ゴリラ1頭と複数の雌ゴリラによって構成されているため、雌ゴリラは子供を守り雄ゴリラは雌ゴリラたちを1人で守らなければなりません。

そのため自然の摂理によって防衛体制が必要となり、圧倒的な握力と筋力を手にすることとなったのです。

ゴリラの握力の平均

ゴリラの平均握力は400~500kgといわれています。雄ゴリラは過酷な自然界で、複数の雌ゴリラをたった1人で守っているのですから、実際の握力はそれ以上にあるでしょう。

そしてゴリラは密林で生活しており、140kgの体格で木に登り花や果物を食べるわけですから当然の数値だと言えます。

保護地区の国立公園では、群れのボスゴリラが死亡した際に地上に作っていた寝床を樹上に作っていたといわれていますから自然界で生き抜いていく為に握力は必要不可欠なのです。

人間との握力の比較

人間の握力の平均は男性の握力が47kg、女性の握力が28kgです。男性の握力の平均と比べてもゴリラの握力は圧倒的に強く、優に10倍を超えています。

では、人間の握力の世界記録は一体いくつなのでしょうか。ゴリラの平均握力である、500kgを超えることができるのでしょうか。

人間の握力の世界記録を持っているのはスウェーデン人のマグナスサミュエルソンさんです。マグナスサミュエルソンさんはワールドストロンゲストマン・コンテストで優勝をし、世界記録を作りました。

マグナスサミュエルソンさんの握力の世界記録はなんと192kgです。男性の握力の平均の約4倍の握力をもっているわけです。

しかしゴリラの握力には到底およびません。なぜならゴリラは自然界に適応し、脅威的な握力をもつ宿命だったからです。

他の動物との握力の比較

身近にいるイヌやネコ、サバンナで生活するシマウマやトラ、ライオン、キリン、サイ、ゾウなどは、手足がもともと物をつかめない形状に発達しています。

その為手足が物をつかめない形状に進化した動物たちにはそもそも握力が存在しません。強そうに見える動物であっても、手足が物をつかめない形状であれば握力がないということになるのです。
 

ゴリラとクマの握力の比較

クマの平均握力は150kgと言われています。クマの身長は130~180㎝ほどあり、雄の体重は60~270kgあります。

木を登り木の実を食べたりする事が多いクマにとっては、自らの体重を支える以上の握力は必要不可欠なのです。個体の大きなクマでしたら、150kg以上の握力を持っているという事になります。

ゴリラとニホンザルの握力の比較

ニホンザルの平均握力は30kgといわれています。ニホンザルの身長は47~60㎝と小さく、体重は6~18kgと小柄です。

ニホンザルは小柄ながらに、自らの体重のおおよそ3倍近くの握力をもっています。ニホンザルは主に木の上で生活し、木の上をすばしっこく動き回ることができるので体格の割に強い握力を手にしたというわけです。

ゴリラとチンパンジーの握力の比較

チンパンジーの握力の平均は300kgと言われています。チンパンジーの身長は77~85㎝、体重は32~60kgと体重は1番人間に近いですが、握力はかなり強いです。

チンパンジーもゴリラと同様に知能レベルが高いので、感情的に威嚇したりする場合には500kg以上の握力を出すことができるといわれています。

ゴリラとコアラの握力の比較

類人猿以外で木登りする動物といえばコアラ。コアラの握力は10kgです。コアラの身長は65~82㎝、体重は4~15kgと体格の割に握力は小さいことになります。

コアラは握力と合わせ、鋭い爪を持っています。他の類人猿と比べると握力が小さいですが、サルのように木の上をすばしっこく動く必要がないため体重以下の握力を持っているのです。

ゴリラの握力のギネス記録

ゴリラの握力は平均400~500kgと言われていますが、巷で噂される“ゴリラの握力のギネス記録”は果たして本当に存在するのでしょうか。

野生のゴリラがギネス記録をもっているとすれば、一体どんなギネス記録なのでしょうか。

ゴリラの握力のギネス記録は存在しない

ゴリラの握力のギネス記録は存在しません。ゴリラが握力のギネス記録をもっているというのは、インターネット上で出回るフェイクニュースです。

インターネットで出回っていたゴリラの握力のギネス記録は600kgでしたが、アフリカの厳しい自然界に生息するゴリラでしたら、本気を出せば余裕でその握力を超える事ができるかもしれません。

実際にゴリラが持っているギネス記録

ゴリラの握力ギネス記録はフェイクニュースでしたが、実際にゴリラが持っているギネス記録があります。

2010年に記録されたもので、達成者は正真正銘GORILLA GORILLA(ゴリラゴリラ)で場所に関しては適用していません。

ゴリラの鼓膜は97㎟と測定され、生き物の中で最大であるようです。比較すると、人間の鼓膜はわずか62㎟とのことでした。

ゴリラの握力は1トン?さま~ず大竹の説

さま~ず大竹さんの番組で言われていたことから、話題になっている「動物の中でゴリラ最強説」「ゴリラの握力1トン説」「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」は本当のところ果たしてどうなのでしょうか。

ムツゴロウさんもゴリラ最強説を支持

大竹さんが熱弁していた「動物の中でゴリラ最強説」ですが、大竹さんの番組のリスナーの方から「陸で1番強い動物はゴリラで、海の中ではクジラだとムツゴロウさんが言っていました」との声が寄せられていました。

ムツゴロウさんが言っていたとなれば、「動物の中でゴリラ最強説」は間違いないのではないか、とおもわれた方もいらっしゃるでしょう。

動物の中でゴリラ最強説の真相

実際のところ、野生のゴリラは保護地区の国立公園でヒョウに殺されていた事が報告されています。ゴリラがヒョウに襲われた事例が他の保護地区でも数件あるので、ヒョウはゴリラ以上に最強動物だと言えるでしょう。

ヒョウの方がゴリラより明らかに華奢であるにも関わらずなぜ殺されてしまうのか。それはゴリラが他動物よりはるかに知能レベルが高いが為に、他動物よりも“恐怖”と“痛み”に対してとても弱いからです。厳しい自然界では、知能が高い事が裏目に出る事もあるのです。

ゴリラのパンチ力とは?

厳しい自然界で生き抜いていく上で、ゴリラの知能の高さから“恐怖”と“痛み”を感じ、ヒョウに捕食されてしまう事もあるゴリラですが、誇大な筋肉を持っているゴリラのパンチ力はどれくらいの強さなのでしょうか。

ゴリラのパンチ力は2トン

ゴリラのパンチ力はおおよそ最大で2トンと言われています。ゴリラの無駄のない誇大な筋肉に覆われた、巨大な肉体を見れば納得することでしょう。

パンチ力でゾウとライオンを倒せるのか

さま~ずの大竹さんの説で「ゴリラはパンチ力でゾウとライオンを倒す説」がありましたが、実際のアフリカゾウは最大で13トンまで成長する事もあり、2トンのパンチ力で倒せるかは断言できません。

ライオンの場合は、ゴリラの捕食者はヒョウだけですから勝てそうと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし何よりも、ゴリラは知能の高さから“恐怖”と“痛み”にとても弱いので、ライオンに関しても実際にゴリラが勝てるとは断言できません。

客観的に見ればゴリラであれば簡単に倒せる動物でも、厳しい自然界の中での環境の変化と、その過程で進化し続けた結果、地球上では1つの動物が独り勝ちしない様に上手くできているのかもしれません。

ゴリラに会いに行こう

これまでのゴリラの解説を見てみて、いかがだったでしょうか。あらゆるゴリラの一面を知り、ゴリラに興味を持った方、もっと好きになった方もいらっしゃるのではないしょうか。

実際の野生のゴリラはアフリカの奥地にしか生息していません。日本からアフリカまでは17時間以上かかりますし、ゴリラの住んでいる地域は解説でもご紹介したように内戦が多発し治安が思わしくない地域でもあります。

しかしここは日本であり、多数の動物園でゴリラを間近で見る事ができる、恵まれた環境にいるのです。この恵まれた環境を利用し、たくましく生きる動物達を見てみる事で、人間として何かを感じ取り、今後の人生に役立ててはいかがでしょうか。

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