勝又拓哉被告の生い立ちや母親の現在！栃木小1女児殺害事件の真相は？

栃木小1女児殺害事件とは、2005年12月に栃木県今市市に住んでいた小学1年生の女児、吉田有希ちゃんが行方不明となり、茨城県常陸大宮市の山林で刺殺体となって発見された事件のことです。

なお、この事件の正式名称は栃木・茨城にまたがる女子児童殺人・死体遺棄事件となっています。近年、こうした幼い命が狙われ、奪われるという悲しい事件を多く目にします。事件の犯人の生い立ちも調べていきます。

この事件の被害者である吉田有希ちゃん、吉田有希ちゃんの父親、母親の現在の様子も詳しく調べていきます。また、現在この事件は控訴審中であり、被告の勝又拓哉に下される判決に注目されています。

犯人の勝又拓哉被告は当時、栃木県今市市の大沢小学校からの下校途中であった吉田有希ちゃんを誘拐しました。その後、吉田有希ちゃんを刺殺、殺害し、茨城県の山の中に遺棄したとされています。

この栃木小1女児殺害事件の真相と、逮捕された勝又拓哉被告の犯行動機はいったいなんだったのでしょうか。また、勝又拓哉被告の生い立ちなどもあわせて詳しく調べていきます。

栃木小1女児殺害事件は吉田有希ちゃんが誘拐され行方不明となってから、他県である茨城県の山中で殺害された刺殺体として発見されるという事件現場の移動があり、事件の経緯についてが掴みにくくなっている面もあるためひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

栃木小1女児殺害事件の詳しい経緯について調べていきます。

2005年12月1日、栃木県今市市の大沢小学校に通う小学1年生の女児、吉田有希ちゃんが下校途中で行方不明となり、被害者家族が近くの駐在所に捜索願を提出したことから、捜査が開始されました。

その日のうちに発見することは出来ずに、翌日の12月2日に公開捜査が開始されました。その後、茨城県の常陸大宮市の山林で遺体となって、吉田有希ちゃんが発見されました。他県で発見されたことからも、栃木県警と茨城県警とで合同捜査が開始されました。

小1女児の殺害事件を受け12月3日に被害者女児である吉田有希ちゃんが通っていた小学校では緊急の保護者会が行なわれ、小学校に通う児童は車での送り迎えをすることに決定しました。

12月5日この事件、栃木小1女児殺害事件と11月に発生した広島県小1女児殺害事件による子どもの安全対策と問われたことに触れ、和歌山市の大橋建一市長が発言した内容が当時問題となっていました。

「広島もかなり郊外ですし、栃木の今市もイマイチの町であります。そういうところで事件が相次いで起こる。我々の町も全く他人事ではない」という発言でした。その後、この発言に問題があるのでは、という指摘に対しこの発言を取り消した。とありました。

翌日の6日に本会議で「不用意な、配慮を欠いた発言だった」として謝罪したとありました。また、同日の12月6日は被害者の吉田有希ちゃんの告別式でした。

12月7日に被害者吉田有希ちゃんの両親、父親と母親が事件後初めて遺体が遺棄された現場に訪れたそうです。この時の父親、母親はどんな気持ちだったのでしょうか。被害者遺族の深い悲しみは計り知れません。

栃木小1女児殺害事件を受け、今市市教育委員会は公立小中学校への児童、生徒の携帯電話の持ち込みを解禁したとありました。緊急時に必要になるであろう携帯電話の持込がもう少し早く解禁されていれば今回の事件も違った形になっていたのかもしれません。

12月8日吉田有希ちゃんの通っていた小学校で、集団登校が再開されました。また警察による国道293号や国道123号などで一斉に検問が行なわれました。

12月10日、栃木県警と茨城県警の両県警が、情報提供を呼びかけるポスターとチラシ約1万枚を作成したようです。首都圏内をはじめ、関東地方から東北地方にかけての広い範囲で配布されたそうです。

12月11日に栃木県警と茨城県警の両県警が事件後初めてとなる合同捜査会議を行なったそうです。

2006年8月1日、犯人逮捕に結びつく情報に対し、200万円の懸賞金がかけられました。警察は事件に関与ある情報、犯人の情報を集めるために様々な捜査をしていたようです。

11月2日には、週刊新潮が、警察が8月頃に東京都秋葉原に潜入捜査を行い、フィギュア愛好家のリストを作成しようとしていたと、報道しました。犯人である可能性のある人物の捜査を徹底していたようです。

2007年3月9日、吉田有希ちゃんの遺体の複数個所から同じ男のものと思われるDNA型が検出されたということを報道しました。9月20日、3月に報道されたDNAが栃木県警の元捜査幹部のものであったことがほうどうされました。

これにより、吉田有希ちゃんの遺体から検出されたDNAの人物が特定されることとなりました。

2014年4月17日、栃木県警より栃木県鹿沼市内の当時32歳の男が事件への関与を認め、裏付け捜査中であることを発表しました。この男が勝又拓哉被告です。6月3日、容疑者勝又拓哉が逮捕されました。事件発生から9年目にして犯人が逮捕されました。

勝又拓哉被告は2014年1月にブランド品のニセモノを所持したとされる別件の商標法違反により、勝又拓哉の実の母親と共に逮捕されていて、この事件によりすでに起訴されたとありました。父親はすで離婚していたようです。

9月10日、栃木県警は容疑者である勝又拓哉の逮捕に繋がる情報提供をした2名に対して、捜査特別報奨金と遺族による謝礼金計500万円を支払ったと発表しました。容疑者不明の事件で懸賞金が支払われたのは旭町女子中学生殺人事件について2例目だそうです。

2016年2月29日に逮捕された勝又拓哉被告の初公判が開かれました。そして、3月31日には勝又拓哉被告の裁判が開かれ、4月8日の宇都宮地方裁判所にて判決が下ります。

「自白の強要は認められない」として検察の求刑通り勝又拓哉被告に対して、無期懲役の判決言い渡したようです。しかし、弁護側はこの判決に反論しました。

現在冤罪が言われてる中でこの判決は受け入れられなかったのでしょう。この判決を覆すためにも控訴進駐であるとされています。

2018年1月11日、東京高等裁判所で控訴審が開始されている中、東京高等裁判所の藤井裁判長による釈明権行使を受け、東京高等検察庁が犯行日時及び犯行現場の訴因を変更したとあります。

2月6日、日本大学医学部元教授の押田医師が「勝又拓哉被告や捜査員とは異なる型のDNAが遺体表面から検出されている」という鑑定結果を証言しました。このことは後述の冤罪にも関与してくる証言になります。

では、勝又拓哉被告の生い立ちや仕事について詳しく調べていきます。勝又拓哉はどのようにして生まれ、また、どのような仕事をしていたのでしょうか。勝又拓哉被告の生い立ちを見ていきましょう。

なぜこのような事件を引き起こしてしまったのでしょうか。勝又拓哉被告の生い立ちや仕事について見ていきます。また、勝又拓哉被告の生い立ちは、事件に関係してくるものなのでしょうか。しっかりと生い立ちについて調べていきます。

勝又拓哉被告の生い立ちについて詳しく見ていきます。勝又拓哉被告は1982年に台湾で生まれたようです。偽ブランド品販売の罪で逮捕、起訴された台湾出身の実の母親と今市市で暮らしていたそうです。骨董市の出店の手伝いなどをしていたようです。

勝又拓哉被告は台湾で生まれていたため、子どもの頃は日本語が不自由であったそうです。そのことから友達も少なく、中学卒業後は引きこもりがちだったとされています。このような生い立ちが小学生時代に重くのしかかっていたようです。

しかし、どのような生い立ちであっても、その生い立ちを理由には出来ません。

勝又拓哉被告の詳しい生い立ちや経歴について調べていきます。勝又拓哉被告は1982年に台湾で生まれました。小学6年生頃まで台湾近郊の新北市の祖父母のもとで育てられたようです。その後、先に来日して日本人男性と再婚していた母親の元に移り住んだそうです。

来日してからは、今市市立大沢小学校で6年生をやり直したとありました。また、この小学校はこの事件、栃木小1女児殺害事件の被害者である吉田有希ちゃんの通っていた小学校と同じ小学校になります。

勝又拓哉被告と被害者の吉田有希ちゃんは同じ学校に通っていたようです。

小学校卒業後、同じ今市市の大沢中学校に通っていたようです。この頃はまだ日本語に不自由で、周囲に友達も少なかったようです。勝又拓哉被告は途中、宇都宮市内の中学校に転校していました。

そして、中学校卒業後は、高校には進学せずにすぐにホテルの布団引きの仕事に就いたようです。しかし、勝又拓哉被告は朝が苦手のようで、朝に起きることが出来ず約1週間でクビになっているようです。

朝が苦手というのは、中学校時代にインターネット等をしていて昼夜逆転の生活が続いていたためではないと思われます。その後、両親が離婚、母親と2人で偽ブランド品を売る商売を始めたそうです。

離婚後に、母親と始めたとされる偽ブランド品の販売ですが、骨董市やフリーマーケットに出品するも、ニセモノであることが発覚してしまい、その後出入り禁止となっていたようです。

それからは2人で商品を車に積んで、欲しいというお客さんがいたら個別で商品を売って歩いていたそうです。勝又拓哉被告の母親が商品を発注して仕入れていたようで、勝又拓哉被告は商品の管理、運搬役をしていたそうです。

しかし、収入は月に1～2万円くらいの微々たるものだったとされています。

次に勝又拓哉被告の性格について調べていきたいと思います。勝又拓哉被告は少々通常とは異なった経歴を持つこともあり、ネット上などでも様々な憶測が飛び交っています。

勝又拓哉被告は一般にどのような性格だとして知られているのでしょうか。見ていきましょう。

勝又拓哉被告の小学校時代の同級生は「教室の隅にポツンとしていた」と話していたようで、1人でいることが多かったようです。人付き合いが苦手で人前ではうまく話が出来なくなるタイプのようで、話しかけても「はい、はい」としか返事をしなかったようです。

勝又拓哉被告は人付き合いが苦手であったとこが、当時の同級生などの話で分かっています。

また、勝又拓哉被告はフィギュア等も好きなようでした。骨董市などでもフィギュアを購入しているところも目撃されています。

逮捕後自宅から押収されたパソコンには多数の女児のビデオ画像が見つかっているそうです。本人のものと思われるツイッターでは、「ランドセルはよ！実装はよ！スク水(スクール水着)+ランドセル、最強な組み合わせ！」などとロリコン趣味をうたがわせるような投稿が確認されています。

また、パソコンからは「おびただしい数」の児童ポルノ画像が保存されていたようです。勝又拓哉被告には少女性愛趣味があったのではないかと見られているようです。

勝又拓哉被告の母親、父親はどのような人なのでしょうか。現在はすでに勝又拓哉被告の父親母親は離婚していて親権は実の母親にあったようです。

元義父となる父親は現在も今市市に住んでいると思われます。では、勝又拓哉被告の父親、母親について詳しく調べていきましょう。

逮捕された勝又拓哉被告の母親は、勝又拓哉被告と同じで台湾出身です。母親も逮捕されていますが、逮捕される前までは、ニセモノのブランド品を販売する商売をしていたそうです。

しかし、出品していた骨董市やフリーマーケットでその商品がニセモノであることが発覚して骨董市やフリーマーケットを出入り禁止になっていたりしたそうです。

そして、商標法違反の罪で逮捕されています。こちらは判決が下り、収束しているようです。

勝又拓哉被告の父親は当時すでに離婚していて、勝又拓哉被告とは元義父という関係になっていたようです。父親として当時、勝又拓哉被告が怪しいと言ってたいたようで、父親との仲はそれほど良くはなかったのではないでしょうか。

現在になって勝又拓哉被告に冤罪の可能性が出ていているようです。ネット上などでも勝又拓哉被告は冤罪なのではないのか。という意見が多くありました。栃木小1女児殺害事件の真相はどうなっているのでしょうか。
現在でも謎が多く残っています。

勝又拓哉被告も現在無罪を主張しており、自白を強要されたとして弁護側と争っているようです。また被害者の吉田有希ちゃんの遺体から第3者のDNAが検出されているという事実もあり、真相の究明が求められています。

はたして本当に吉田有希ちゃんを殺害したのが勝又拓哉被告なのでしょうか。

現在ネット上では冤罪ではないのか。という意見を多く目にすることが出来ます。その中から幾つかの意見を取り上げていきます。

「勝又拓哉被告は無罪だろう。裁判所が真剣に対応しないと新たな冤罪事件を作ってしまうぞ！」「吉田有希ちゃんの遺体の胸部から唾液と見られるDNAを検出。定年でもないのにひっそりと依願退職。ちなみにその捜査幹部は足利事件の捜査員でもあった。

DNAは足利事件関連の洗い直しで偶然発覚」「勝又拓哉は、90％冤罪！殺人するたまじゃない」「吉田有希ちゃん殺害事件、勝又拓哉被告、有罪判決。取調べダイジェスト版で裁判員判断。

『あの人が犯人！だって私の目を信じて！ご遺族も犯人の処罰を望んでらっしゃる。』これでひとりの若者の人生を奪えるか？被告の自供に基づく再調査、新たな事実を探す責任が捜査側にある。冤罪かも？」というような多くの意見はありました。

反対に検察側は取り調べの対応等に問題はなかったとして勝又拓哉被告は犯人であることを主張し続けています。

冤罪の可能性の1つとして挙げられているのが、第3者のものと思われるDNAの検出でした。遺体の女児の右目の下に粘着テープをはがされたと見られる傷があり、その周囲から勝又拓哉被告でも警察関係者でもない第3社のDNA型が採取されてとわかっています。

このことから、新たに事件に関わりがある人物、犯人がいるのではないかという意見が出ています。このDNAは今後、判決を覆すためにも重要な証拠となり、栃木小1女児殺害事件の真相を探るためのキーになっていくのではないでしょうか。

その他にも冤罪である可能性の1つとしていわれているのが、自白強要の可能性です。そもそもこの栃木小1女児殺害事件に関わっている栃木県警は不祥事が多く取り上げられていて、日本の警察機関のなかでもかなり信用性がひくい県警だと言われています。

今回の事件でも勝又拓哉被告は自白を強要されたと言うコメントをしています。警察から「有希ちゃんを殺したと言うまで寝かせない」「殺してごめんなさいと50回言わないと晩飯抜きだ」などと自白迫られたと言っています。

また、「自白すれば罪が軽くなる」といった利益誘導があったとも主張しています。これらについては、取調べ時の録音や録画はなく事実であるかどうかを確かめる術がないのが現実です。

現在の勝又拓哉被告はどのような様子なのでしょうか。冤罪が囁かれている中でどのような思い出日々すごしているのでしょうか。

勝又拓哉被告は現在36歳となっています。長年にわたり拘束され、ここにきて冤罪の可能性を言われている中どのような気持ちでいるのでしょうか。その気持ちは現在本人以外にはわからないでしょう。

いずれにしても警察、弁護士ともに真実を明らかして欲しいものです。

勝又拓哉被告の母親は現在勝又拓哉被告の冤罪問題について警察と争っているようです。「勝又拓哉さんを守る会」が発足していて、勝又拓哉被告の冤罪を訴える支援団体にて協力を呼びかけているようです。

この会で弁護士は、一審判決には客観的証拠はなく、有罪認定の根拠となった「自白」に矛盾があるとして判決に反論したとされていて、控訴審で専門家に鑑定を依頼し、自白と事件現場や殺害方法に疑問点があることを説明しました。

勝又拓哉被告の母親は「拓哉はやっていない。みんなの力を貸してほしい」と訴えているそうです。また、勝又拓哉被告自身も、関係者に対して「控訴審では必ず無罪を勝ち取ります」という書面を寄せたとされています。判決が冤罪であったのか注目されます。

この2つの事件はごく近い期間で発生しています。広島県では11月に、栃木県では12月に殺人事件が発生しています。

これだけ近い期間ということや被害者小1女児という共通点などがあることから、この2つの事件にはなにか関係があるではないかという声もあるようです。

この事件の影響は大きく世間にも様々な影響を与えたのではないでしょうか。今市市では小学校の通学路の整備がされたようです。

見通しがいいように周囲の木を伐採して児童の登校時の安全を見守っているそうです。このような対策などは全国で実施されつつあるようです。

被害者遺族の父親、母親の現在はどうなっているのでしょうか。おそらくはその深い悲しみや苦しみが未だに消えていないのではないでしょうか。

吉田有希ちゃんの母親についてですが、2015年の5月に亡くなっているそうです。自分も子どもを殺害した犯人のはっきりとした確証等を得られないまま、志半ばで亡くなったのではないでしょうか。

残された父親ら被害者遺族は計り知れないほどの悲しみや苦しみが襲っていることと思われます。地域住民の話では、姉妹で仲良く遊ぶ姿や、楽しそうに自転車を走らせる姿が良く見られていたそうです。

この事件栃木小1女児殺害事件の真相は今現在でも明かされていません。逮捕された勝又拓哉被告の判決が果たして本当に正しい判決だったのか、冤罪ではないのか、など多くの謎が未だに残されています。

先述の第3者のDNAや自白強要など冤罪の疑いがある限り勝又拓哉被告の容疑は晴れることはないでしょう。しかし、現在の警察の正しい捜査により、1日でも速くこの事件の真相が明かされることを祈っています。