独身のまま老後は不安?女性が用意したい貯金はどれくらい?

独身の女性は今幸せに過ごしていても、少なからず老後の不安を抱えています。孤独な最後という悲劇を迎えないために独身女性に必要なものは貯金です。幸せな老後を過ごすために必要なお金のことや老後に一人暮らしをしていくために貯めるべき金額をまとめました。

独身のまま老後は不安?女性が用意したい貯金はどれくらい?のイメージ

目次

  1. 1一生独身で過ごす女性は増加傾向にあり!
  2. 2独身のまま老後を迎える女性が不安に思うこと7選
  3. 3独身のまま老後を迎えた時にしたいことを考えておく
  4. 4独身のまま老後を迎える時に必要な貯金はどれくらい?
  5. 5(平均寿命87歳-定年の年齢)×生活費×12ヶ月が基本的な試算
  6. 6老後にもらえるお金がどのくらいになるかチェックしておく!
  7. 7老後にもらえるお金の例
  8. 8独身女性は結婚した女性より幸せかも?
  9. 9独身での老後は悲劇なんて思い込みはもうやめよう

一生独身で過ごす女性は増加傾向にあり!

女性の社会進出とともに、一生独身で過ごす女性も珍しくなくなってきました。結婚したいけど、良い男性に巡り会えない、仕事をバリバリしているうちに婚期を逃してしまったなど、独身でいる理由は様々です。周りから見ると幸せそうに見える独身女性も老後に関しては不安を抱えています。

50歳まで一度も結婚しない生涯未婚率の女性は15%弱

以前は、独身でいるという選択をする女性はほんの一握りでした。2000年ごろまでは女性の生涯未婚率は2%ほどでしたが、その後増加傾向にあり、現在ではなんと14%ほどと10人に1人以上、50歳まで1度も結婚しない女性がいる計算です。

近年では、「おひとりさま」という言葉も多く見かけるようになりました。以前は結婚できないことは悲劇であり、かわいそうなどと言われることもありましたが、現在では一生独身という選択肢を前向きに選ぶ女性たちも増えています。

独身女性の増えている理由は?

独身を自ら選ぶ女性もいる一方で、独身女性の中にも結婚をしたいと考えている人もいます。しかし、自分の仕事を持ち、お金も自由に使えるとなると、男性に求めるハードルは自然と高くなってしまいます。理想の男性を追い求めているうちに結婚までたどり着かないということがあるようです。

また、一人暮らしの期間が長いと、他人に生活を合わせるのが億劫に感じることもあります。仕事も続けたいとなると一人暮らしよりも家事に仕事にと女性の負担が増えることが考えられ、なかなか結婚という1歩を踏み出せない女性も多いです。

自由で幸せな独身生活

独身女性は結婚している女性から見るとキラキラして幸せそうに見えます。実際、一人暮らしで誰にも干渉されず、仕事もバリバリ、休みの日には自分の好きなことに思う存分時間を使えるなど、独身女性の中にはおひとりさまを謳歌している女性が多いです。

家庭を持つと、男性と違い女性は自分のことが後回しになりがちです。独身女性は仕事を頑張るために自分磨きや習い事など自分のモチベーションをあげることにもしっかり時間を使えるのでキラキラして見える女性が多いのです。

女性の方が老後に不安を抱えている

しかし、もちろん幸せな独身女性たちにも悩みがないわけではありません。特に老後に関して孤独感や貯金、健康に対する不安を感じることが多いようです。老後の孤独感や健康不安などは独身男性にも言えることですが、男性よりも女性の方がこういった不安を感じやすい傾向にあります。

特に女性はコミュニティを形成し、共感性を求める傾向にありますから、老後の孤独は悲劇と考えます。男性よりも将来の想像をしがちな女性はこうした悲劇もリアルに感じられてしまうのです。

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独身のまま老後を迎える女性が不安に思うこと7選

周りがどんどん結婚していき、自分はこのまま一生独身なのかな、とふと考えたとき、現在は幸せでも将来歳を重ねたときを想像し、不安を感じます。具体的には女性たちはどのようなことを不安に感じているのでしょうか。

老後の貯金

老後に関して不安に思うことの一番大きなものがお金に関することではないでしょうか。特に独身女性は一人で老後も生計を立てなくてはいけませんから、早い段階から貯金のことを考え始め、老後までいくらくらい貯めるのかなど漠然とした不安を感じています。

男女格差がなくなってきたとはいえ、一般的に男性よりも女性の方が給料が低いことが多いですし、非正規社員を仕事として選んでいる女性も多くいます。そういった女性は、正規社員を選んだ女性よりも手取り額も少なく貯金が思うようにできなかったり、契約次第で定年が早まったりすることも考えられるので、より不安も大きいです

病気やケガのリスク

独身女性にとって病気やケガによって働けなくなることは悲劇です。それは、生活できなくなることと同じだからです。そのため、ずっと健康でいられるのかどうか不安に感じることがあります。実際に、老後も元気でいるために若いうちから食事や運動など意識している女性もいます。

精神的な支えがない

独身女性は仕事に遊びに毎日アクティブで幸せに過ごしています。しかし、疲れた時などに精神的な支えが欲しいと思うことがあります。

しかし、独身女性は社会の中で気を張って生きているので、素直に甘えたり頼ったりできる存在が少ないのです。若い時はそれでも頑張ることができるのですが、若い時に比べて体力の衰えなどを感じると、老後に精神的な支えがないことに孤独と不安を覚えます。

孤独を感じる

友人がどんどん結婚したり、子どもを授かったりすると独身女性とはなかなか時間が合わなくなり、孤独感を感じます。たまに会うことができても話題の中心は家族のことだったりすると、だんだんと疎遠になっていくことも多いです。

友人家族や街で家族連れを見かけた時などに、自分はこのまま一人なのかな、と考えます。その想像がだんだんと老後の孤独に対する不安に変わっていくのです。

親の介護

独身の場合、自分の親の介護の負担も大きくなります。兄弟と協力しても、お金のために仕事をしなければならない独身女性にとって介護と仕事の両立は大変です。施設に預けるにしてもそれなりのお金が必要ですから、金銭的にも体力的にも精神的にも大きな負担となります。

今の時代、100歳まで生きることも珍しくない時代ですから自分の定年後に親の介護をすることもあります。自分も歳を取ってからの親の介護に不安を感じる独身女性も少なくありません。

防犯面での不安

独身女性の中には一人暮らしをしている人もいます。若いころも防犯は必要ですが、老後も一人暮らしを続けていくことを考えた時に身近に頼れる人がいないため、防犯に関して不安に感じることがあります。

自分の死後への不安

老後だけでなく、死後に不安を抱えている独身女性もいます。自分の葬儀やお墓について、子どもや夫がいれば任せることができますが、独身女性はある程度事前準備をしておかなければ、親戚等に迷惑をかけることがあるからです。こういった悲劇を防ぐために、葬儀用にお金を貯めるなどする必要があります。

独身のまま老後を迎えた時にしたいことを考えておく

独身女性は様々な老後に対する不安を抱えています。ですが、考え方次第では幸せな老後を迎えることも可能なのです。「このまま独身だったら老後は孤独」という悲劇を想像するよりも、明るい老後のために、何がしたいか今のうちから考えてみましょう。

終の住処を決める

老後はどこで生活したいですか。独身ですから、誰かに遠慮することもなく自分の好きな場所を選べます。都会を離れて田舎暮らし、海辺の家、海外、一人暮らしではなくルームシェアなど選択肢は無限大です。今からどんなところで生活したいか探してみるのも老後が楽しみになるのでおすすめです。

友人を作る

多くの地域ではコミュニティや高齢者向けサロンがありますからそこで友人を作ることもおすすめです。若い頃は接点のなかった人とも交流でき、孤独感を和らげます。また、平均寿命まで生きると考えたら女性の方が長生きしますから、結婚などで疎遠になっていた友人と過ごす幸せも考えられます。

老後の趣味を考えておく

老後は今よりも時間が増えますから、夢中になれる趣味があると毎日生き生きと過ごせます。今の趣味をずっと続けていくのも良いでしょうし、今は時間がなくて始められないことを老後に趣味として始めるのも良いでしょう。何かを始めるのに遅すぎることはありません。

独身のまま老後を迎える時に必要な貯金はどれくらい?

老後に関して多くの独身女性が不安を抱えているお金のことですが、老後にしたいことをするためにもお金は必要不可欠です。老後に必要な貯金は3000万円とも5000万円とも言われますが、実際には老後にはどれくらいお金がかかって、今からどれくらいお金を貯めると良いのでしょう。

(平均寿命87歳-定年の年齢)×生活費×12ヶ月が基本的な試算

老後に必要なお金は上の計算式が基本です。一人暮らしの生活費の平均はだいたい17万円ほどなので、定年を60歳で迎えた場合、老後に必要なお金は、5508万円となります。

しかし、歳を重ねていくと怪我や病気をしやすくなり医療費がかさんだり、親の介護費などで思ったよりもお金がかかることも考えられます。基本式よりも多めに貯める方が安心です。

結構大きな金額になり、今からこの金額を貯めるなんてできないと思う女性もいるでしょう。しかし、これを全て貯金で賄う必要はありません。

老後にもらえるお金がどのくらいになるかチェックしておく!

退職すると、年金が主な収入源になる人がほとんどです。その場合、働いている時と比べて収入が半分や三分の一に減ることも考えられます。老後の生活設計をするためには老後にもらえるお金を大まかにでもチェックしておく必要があります。これをせずに漠然と貯金をしていると、老後に資金不足となる悲劇が起こります。

老後にもらえるお金は人によって違う!

一口に独身女性といっても仕事や雇用形態が大きく異なりますので、人によって老後にもらえるお金は様々です。老後の生活資金不足という悲劇を起こさないために、また、今からいくらお金を貯めるといいのか目安にするためにもきちんと確認しましょう。

老後にもらえるお金の例

老後にもらえるお金はいくつかあります。人によってもらえるものや金額は異なりますが、もらえるお金と、現役時代に貯めたお金で老後は生活をしていくことになります。

公的年金

老後にもらえるお金として一番想像しやすいものが公的年金でしょう。公的年金には3種類あります。20歳以上の日本に住んでいる誰もが加入している国民年金と、会社員や公務員が加入する厚生年金や共済年金です。

老後には、国民年金から基礎年金を受け取りますが、厚生年金や共済年金は基礎年金に金額が上乗せされる形で給付されるので国民年金のみの人よりも受け取る額が多くなります。仕事によって厚生年金等に入れない場合には、付加年金として月々に支払う額を多くすることで老後に受け取る金額を多くすることも可能です。

退職金

退職金は主に会社勤めの人が退職した際にもらうお金です。平均金額は2000万円ほどと言われていますが、勤続年数や会社の規模、職種などによって金額に大きく差が出ます。また、受け取り方法も全額を一括でもらう一時金制度と退職後に一定期間に分けてもらう年金制度の二つがあるので、これによっても金額に差が出ることがあります。

かつてはほとんどの会社で支払われていましたが、現在では4社に1社は退職金制度がないというデータもあります。また非正規社員に対しては支払われないケースがほとんどですので、自分の勤めている会社で退職金制度の有無、支払われる条件などを調べておきましょう。

給料

現在の高齢者は元気と言われています。60歳で定年を迎えても、まだまだ元気で働ける人も多いのです。そんな人たちに対する制度として、再雇用や再任用制度があります。一度退職をしますが、会社で再雇用という形で定年後もまた働けるようにする仕組みです。公務員の場合は再任用という言葉が使われます。

年金受給開始の65歳までの間の生活費を確保する方法の一つとして、再雇用制度は人気となっています。契約内容は会社によって様々で、給料や待遇も現役時代よりも低くなることが多いので勤め先に確認しましょう。定年しても働くことで生活に張り合いも出るので、おすすめです。

独身女性は結婚した女性より幸せかも?

独身女性の老後は悲劇、というのは、過去のものとなりつつあります。健康で、お金を十分貯めることが出来れば、幸せな老後を迎えることが出来ます。そのためには、今、老後の生活に必要なお金を知り、そのために貯めるべき貯金額を理解し、貯金計画を立ててお金を貯めることが必要です。

子どもがいると生活費もかかりますし、お金を貯めることも思うようにできません。その点、独身であれば自分で出費をコントロールして老後資金を貯めることが出来ます。今を思う存分楽しみながら、老後の経済的な不安も見通しをもって対策をたてられる独身女性の方が幸せだと感じることもできます。

結婚した女性も人ごとじゃない

老後の一人暮らしや貯金の問題というのは、生涯独身の女性だけの問題ではありません。日本人の平均寿命は女性の方が長いですから、夫に先立たれた場合など老後に一人暮らしになる可能性もあります。そうなった場合、結婚している期間が長いほどずっと一人暮らしをしていた人より孤独を感じやすいです。

最近では、子どもと同居して厄介者のようになるのは悲しいと、子どもがいても老後に一人暮らしを選ぶ高齢者も多いです。既婚女性にとっても老後に必要な貯金額やもらえるお金、貯めるお金を知っておくことに損はありません。

独身での老後は悲劇なんて思い込みはもうやめよう

独身での老後は悲劇でも孤独でもありません。老後を楽しむことは独身だろうと既婚だろうと十分可能なのです。

定年後も平均20年以上人生は続く時代です。最低限、お金と健康さえあればなんだって出来るといっても過言ではありません。正しい知識と計画を持って、今も老後も大切に、幸せな人生を謳歌してください!

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