地図にない村が日本に存在する理由!実在しない架空の村【都市伝説】

日本にはたくさんの地図にない村が存在しています。「存在していない」というのは私たちの好奇心や探求心をくすぐり、あらぬ噂や都市伝説として未来に受け継がれていくことでしょう。今回はその「地図にない村」をいくつかピックアップして紹介していきます。

地図にない村が日本に存在する理由!実在しない架空の村【都市伝説】のイメージ

目次

  1. 1地図にない村が日本に存在する?
  2. 2地図にない村が日本に存在する理由4つ
  3. 3日本の実在しない架空の村8選を紹介
  4. 4杉沢村【青森県】
  5. 5雨馬宿村【秋田県】
  6. 6樹海村【山梨県】
  7. 7池添村【所在不明】
  8. 8犬鳴村【福岡県】
  9. 9下多島村【宮城県!?】
  10. 10地図に載らない村【千葉県】
  11. 11八坂村集落【山梨】
  12. 12【番外編】某ゲームの舞台となった地図にない村
  13. 13日本にはたくさんの地図にない村がある

地図にない村が日本に存在する?

皆さんは地図にない村や集落が日本に存在していることを知っていますか?検索したことがある方ならば、池添村や八坂集落というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。他にも千葉県や山梨県には数多くの地図にない村が存在していると言われています。

人が住んでいない廃村ならばあっても不思議ではないと思いますが、中にはいまだに人が住んでいるという噂が存在する村もあります。

伝統的な風習を守っているのか、はたまた世間一般に広めるとマズイ風習を持つ危険な民族がすんでいるのか。ただならぬ理由がありそうで本能的に恐怖感を感じる方もいるでしょう。

今回はそのような日本の「地図にない村」を紹介していきたいと思います。

地図にない村が日本に存在する理由4つ

そもそもなぜ普通の村や集落が、「地図にない村や集落」という状況になるのでしょうか。その理由は大きく分けて4つあります。

1.取り壊されずに残っている場合

「地図にない村」で検索すると一番に出てくる理由が、この「取り壊されずに残っているから」でしょう。わかりやすい原因としてダムの建設をあげることができます。

日本ではダムの建設予定地に集落や町があると、その町のコミュニティを崩さないために住人をまとめて他の場所へ移転させるという措置をとることが多いです。

これは強制立ち退きを命じられるコミュニティは田舎にあることが多く、突然バラバラにされてしまうと都会の荒波に飲まれて適合できないということを懸念した措置です。

しかし、移転後にダム建設が白紙になることがあるそうです。その場合、湖の底に沈むはずだったその集落は誰もいない廃墟としてその場所に残り続けてしまいます。しかしダムが建設されたことになるため集落のあった場所は地図上では水色に塗りつぶされてしまうというわけです。

このタイプの場合は、危険があるわけでもなく恐怖感もあまりないと言って良いでしょう。

2.新しい道路やバイパスができたため廃村となった場合

こちらも結構多い理由となっております。例えば、山の周りにあるくねくねとした道というのは交通事故が起きやすいですよね。そのような道路の代わりとして、山に穴をあけてトンネルを掘ったり新たに支柱を作って道路を作ったりします。

その際、くねくね道の道中にあるようなお店は新しい道路の建設と共に利用客が減ってしまうのです。するとそこに住んでいる住人は移住せざるを得なくなります。

そうしてそこには廃墟だけが残るというわけです。地名や地番などは人が住んで初めてつけられ、いなくなれば消されます。移住した後に地図にない村となるのはそういうわけがあったわけです。

このタイプは実は危険です。なぜなら元々そこに居住区があったということを地元の人間や一部の人は知っています。

その居住区が地図にない村となっているため、悪用されやすいのです。具体的には、暴走族のたまり場となっていたり自殺スポットとなっていたりするのが主な理由となっています。

実際に自殺者が目撃されたという情報も出てきました。廃屋となった茶屋で起きた事件で、3体もの首つり死体が発見され暴走族ですらその場所の利用をしなくなったとのことです。

そして自殺スポットというのはオカルト的にも危険な場所となります。とあるスポットに霊能力者が赴くという企画番組があったらしいのですが、その人曰く危険すぎて近づけないと言っていたらしいです。それに加えてそれ以来その方は活動を休止し音信不通となっているそうです。

この都市伝説のような噂もたつくらいヤバいのがバイパスによって「地図にない村」となってしまったパターンとなります。

3.事件があり過疎化して廃村となった場合

「殺人事件などが起きた小さい村」という情報をあなたが知っていたとします。その村にあなたは住みたいと思いますか?おそらくですがよっぽど好奇心の強い方でない限りその場所への移住は避けようとするでしょう。

それに加えてその殺された人間が「若手」だった場合、小さい村にとっては大打撃となってしまいます。少子高齢化が進む現代日本において小さな村の高齢者の割合は自然と高くなります。日本人の若者が一人死んでしまうとそのコミュニティの経済が回らなくなり、一人ひとりその村から立ち退いてしまい最終的には廃村となってしまうのが今回のパターンです。

事件等で過疎化が急激に進むとあらぬ噂を立てられます。それがのちの怪談話や都市伝説となっていくわけです。

4.仕事がない

廃村になってしまうことで地図にない村となることを説明してきましたが、廃村になってしまう理由として「就職先がない」というのもあげることができます。強制的ニートです。

仕事がなければ村の経済が立ちいかなくなることは想像がつくでしょう。小さな村ではそもそも仕事が少なく就職できない日本人の若者が多発し、結果彼らは都市部へと出て行ってしまうということが起きるのです。

あとは同じ原理で、若者がいなければ経済が回らなくなり廃村へと追い込まれていくのです。

日本の実在しない架空の村8選を紹介

ではここからは実在するとされている「地図にない村」をいくつか紹介していきたいと思います。非常に危険で恐怖心をあおられるようなものもあります。なぜ危険なのか、なぜ恐怖するのかその理由と共に紹介させていただきます。

杉沢村【青森県】

青森県の山中には「杉沢村」という村があったそうです。村へと向かう道路には「この先に入る者に命の保証はない」と書かれた看板があり、村の入り口には鳥居と髑髏(どくろ)の形をした岩があると言われています。

奥に進んでいくと廃墟と化した住居があり、その内部ではかつての惨劇を思い出させるような血痕が至る所で目撃されているといわれています。

杉沢村の都市伝説

昭和の初期ごろ、この村の一人の男が発狂しました。そしてその男は村の人間を皆殺しにしたのです。最終的に自分ひとりとなった男は自殺し、村には誰もいなくなりました。

誰もいなくなったということで隣村に編入されて廃村になったとのことですが、地図にない村ではありますがその廃墟は確かに存在しているようで、悪霊の棲み処となっているそうです。

雨馬宿村【秋田県】

次は秋田県に存在しているとされている雨馬宿村です。しかし、ここはあくまで存在しているか存在していないかが非常に曖昧です。ネット上には雨馬宿村のホームページがあるのですが、それと同時に完全なるネタ田ともいわれています。

ホームページにはでかでかと「どの都道府県にも所属しない、日本に忘れ去られた村」と何とも釣りなのではないかというキャッチコピーが表示されています。

さらにTEL表記の横には「回線はつながっておりません」とのこと。存在していない気がする一方、ホームページがあるということは存在しているのかもしれないという匂いも漂わせてきています。

雨馬宿村の都市伝説

この村は「村八分」で有名とされています。簡単に言えば「集団的ないじめ」です。

周りのコミュニティから完全に断絶されている村であるらしく助けを呼ぶこともできません。よくある「無視」や「集会に呼ばれない」などは日常茶飯事であり、「家にいないときに放火される」「バキュームカーで汚物をまき散らされる」などの悪質極まりない嫌がらせも行われているみたいです。

また、この村では貨幣の価値が絶対ではないというのも有名です。例えばお金よりも労働を対価にするのです。野菜を買うときにそのお店で1時間手伝えばそれでおっけー、という感じです。また物々交換も行われているという、本当に実在しているとしたら何とも時代に取り残された村だということが言えるでしょう。

樹海村【山梨県】

「樹海」と聞くと「富士の樹海」を思いつく人は少なくないのではないでしょうか。富士の樹海というのはいわゆる自殺スポットという危険な場所として有名です。

様々な活動によって年々自殺者は減っているようではあるのですが、それでもなお自ら命を絶つという人が後を絶たないらしいです。地図にない村は富士の樹海の近くにもあると言われています。

樹海村の都市伝説

富士の樹海の奥地にあるといわれている「樹海村」の都市伝説です。この場所の都市伝説は2つほど確認しています。

1つ目は、富士の樹海での自殺に失敗した人たちがコミュニティを作って生活していると言われています。この説は非常にあり得る話だと思います。自殺しようとしたけど未遂で終わった人たち同士で共感できる部分があるのではないでしょうか。

2つ目は、各地を転々としていた流浪集団が存在しており、その人たちが自殺未遂者と共存しているというものです。旅の話を聞かされて死ぬことを思いとどまった人たちならば、引き留めてくれた命の恩人と共に生活することは十分にあり得る話なのでしょう。

この2つの都市伝説は妙に信ぴょう性が高いと言えます。

池添村【所在不明】

地図にない村としてよく目にする村がこの「池添村」なのではないでしょうか。この池添村、なんと所在が完全にわからないのです。

池添村がどこにあるのかわからないという事実に既に恐怖する方もいるかもしれません。地図にない村の紹介で完全に所在が不明なものというのは池添村だけであり何とも危険な香りのする場所なのでしょう。

もしかしたらあなたの住んでいる地域のすぐ近くにあるのかもしれません。近くに誰も近づかない山林がないことを祈っております。

では早速恐怖感を与えてくる池添村についてみていきましょう。

池添村の都市伝説

限界集落の中の限界集落と言って良いと思える場所です。なんせ人が少なすぎてこの村に住んでいる村人たちの苗字は3種類しかないと言われています。お店らしきものは郵便局と雑貨店くらいしかないのです。

またお盆になるとトラックがお花を積んでやってきて、池添村にある家々の玄関前にその花を置いていくと言われています。その花は墓参り用の花だと言われています。それではまるで池添村で死人が出たと言っているようなものじゃあありませんか。

さらにオカルト的な恐怖心を煽る都市伝説として、「池添村に立ち入った人間が次々と亡くなっている」ということも付け加えておきます。皆数年以内に謎の死を遂げているとのことです。もし本当だとしたら池添村は危険極まりない場所ということができます。

犬鳴村【福岡県】

福岡県の北西部にある村です。この村の名前にはその名の通りの由来があります。

昔々、とある猟師がいました。彼は犬を連れており、ある日その犬がずっと吠え続けている時がありました。猟師はその鳴き声にイラついて犬を射殺してしまいました。

その直後、猟師は黒龍に襲われ間一髪逃げ延びることに成功しました。そうです、犬は黒龍に襲われることを察知して飼い主に危険を伝えようとしていたのです。

危険を教えようとしていたことに気づき、猟師はその犬を丁寧に供養しました。以上が犬鳴村という名前の由来とされています。

犬鳴村の都市伝説

犬鳴村伝説と言われる、この村に入ると殺されるという都市伝説が存在していた。しかしこの都市伝説に出てくる犬鳴村は実在する犬鳴村とは別のものだとされている。
 

下多島村【宮城県!?】

下多島村はもともと下田島村ではないかと言われています。下田島村なら現在の宮城県に実際にあった村です。そのため下多島村は日本の宮城県にあるとされています。

香川県にも下多島村と似たような名前の地域があるため香川ではないかという説も出ていましたが、やはり一番近い名前の下田島村がある宮城県ではないかと言われています。

下多島村の都市伝説

下多島村は自殺がめちゃめちゃ多いという都市伝説があります。なんでも住民が首を吊るための有名な3本の電信柱があると言われているくらいです。

さらに宮城に下多島村がある説として、「宮城県の下田島村では部落差別が多く存在した」という事実もあります。

追い込まれた下多島村の住人が自殺を頻繁にする場所として有名な電柱が存在するという見解がメジャーです。日本は自殺大国であるため、ここに限った話ではありませんけれども。
 

地図に載らない村【千葉県】

千葉県にも地図にない村が存在しているそうです。しかも通称が「地図に載らない村」というもはや村の名前すらない場所となっております。

地図にない村ではありますが、航空写真を見てみるとしっかりと映っていました。千葉県にはそのような集落が点々と存在していました。人は住んでいますが、車などは藻に覆われているような状態なところが多く見受けられました。

千葉県の地図に載らない村の都市伝説

千葉県には大量の地図にない村が存在していますが、それらのほとんどに未だ人が住んでいるとのことです。地図にないと聞くと都市伝説があるのではないかと思いますが、千葉県のそれらの村に関してはいまいち面白い都市伝説はありませんでした。

千葉県のその集落では住人も住居も物凄く少ないです。片手で数えられるほどしかいなくて、基本的に動物と一緒に住んでいることが多いそうです。老人ばかりでろくに農業もできないような状態で、どうやって生きていっているのかが都市伝説と言ってもいいのではないでしょうか。

一つ具体的な場所がわかっているのが「千葉県夷隅郡大多喜町大田代」という住所で表される場所で、自然に満ち溢れたまるでジブリの世界を彷彿とさせる神秘的な場所でもあります。

しかし、その道中はガードレールの無い崖際を車で通らなくてはならなかったり、血を吸うヒルの一種であるヤマビルが生息していたりとそれらの危険への対策は各々でやらなければならないため、実際に行ってみる際は最新の注意を払ってください。

八坂村集落【山梨】

この八坂村集落、実は地図にない村としてテレビで取り上げられたこともあるので知ってる人は知っている場所なのではないかと思います。こちらは山梨県の富士山の麓にある村であり、周囲は森や樹海に囲まれています。実際に八坂村に行った猛者もいるらしいです。

航空写真で見ると存在を確認できるのですが、本当に周囲には何もないです。山や樹海しかないうえに実際の航空写真を見てみると民家らしきものも見当たりませんでした。それらしきものもあるにはあったのですが、錆びれた倉庫にしか見えず、とても人が住んでいるとは思えませんでした。

八坂村集落の都市伝説

山梨の八坂村集落はもともと別の村の住人だったと言われています。

昭和時代に元々の村に住んでいた八坂村集落の人々が大災害に巻き込まれてしまいました。元の村は全壊し、それを教訓として多数の住民が現在の八坂村へと移住したとのことです。

加えて、この八坂村に行こうとしたけどたどり着けないという人が多発しているそうです。それもそのはず、八坂村へ行くための標識で分かれ道となっている場所があるのですが、片方は「八坂」と書かれておりもう片方は「三ッ沢」と書かれているのです。当然、多くの方が「八坂」と書かれている方向へ行くと思います。でも実はそれが罠なのです。

実は現在山梨県の八坂村として知られている場所は、実際は「三ッ沢」「印沢」「八坂」という3つの村をまとめて旧八坂村としていたらしいです。そして現在の八坂村としてネット上などであげられているのは「三ッ沢」という場所なのです。

つまり、分かれ道で「八坂」の方へ行ったとしても地図にない村にたどり着くことはできないのです。そこで騙される人が多発し実は存在しないんじゃないかなど様々なうわさを立てられることとなったのです。

現在の山梨県の八坂村集落の住居人数はわずか2名という超限界集落でありますが、一応普通に生活しているとのことです。恐怖をあおるような場所ではないので興味がありましたら足を運んでみるのも良いと思います。しかしくれぐれも迷惑をかけないようにしてください。

【番外編】某ゲームの舞台となった地図にない村

「SIREN」というホラーゲームを御存じでしょうか。今回はもう1つおまけとしてこのゲームの舞台となった山掴集落という場所について紹介しましょう。

山梨県の隣の埼玉県にあるこの集落は、車道を通すには急すぎる山の斜面だったためにやがて廃村となってしまったと言われています。木々が生い茂っていて昼間でも薄暗く、それだけで恐怖する人もいると思います。

今では廃村すらもなくなってしまい、あるのは家屋がつぶれたような状況のトタンや食器だけです。実は2013年に少年による放火事件があり、建物が半分ほど燃え落ちてしまったようです。

「ホラーゲームの舞台となった」と言われれば「たしかに」という感想が返ってくることが予想できるほど不気味で恐怖心を煽る場所だと思います。

度胸試しやSIRENファンの聖地巡礼には良い場所であると思いますし、ここだけでなくほかの場所もこのゲームの元となっているらしいので探してみると良いのではないでしょうか。

日本にはたくさんの地図にない村がある

様々な理由がありましたが、日本にはたくさんの地図にない村があります。航空写真では確認できるのですが、地図にない村を航空写真でピンポイントで見つけることは日常生活で起こりうることではないでしょう。

場所によっては危険なところや恐怖するような場所もありますが、全部が全部危険な理由のある場所ではありません。災害などの理由でそこで住まわざるを得ない人などもいるのです。千葉県や山梨県にはそのような理由のたくさんの地図にない村がありました。

千葉県の地図にない村には恐怖を煽るどころか神秘的な自然が広がっていて、細心の注意を払うのであれば千葉に行った際の観光スポットととしても良いかもしれません。

また山梨県の八坂村も怖い都市伝説などはなく、たった2名で住んでいるという人間の適応能力の高さを見ることができるかもしれません。

もちろん、山梨県の八坂村や千葉の地図にない村以外にも地図にない村はたくさんあります。今回紹介した村々以外にもです。

気になったのならば確かめに行ってみると良いでしょう。都内やその近郊に住んでいる方ならば山梨県も千葉県も近いですし。しかしその際、危険な噂のあるところに行くときは細心の注意を払って自己責任でお願いします。

心霊現象を信じていない方も、訪問して信じざるを得ない状況に陥るかもしれませんから。

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