犬鳴村の伝説や真実!犬鳴村が示す地図の場所は?【都市伝説】

福岡県の犬鳴峠に近い場所に存在するとされている犬鳴村。怖すぎるスポットとしてネットで話題の謎の村です。犬鳴村には、さまざまな都市伝説が囁かれています。その都市伝説を信じる好奇心旺盛な人々が犬鳴峠にある旧犬鳴トンネルへ連日集まってきます。

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目次

  1. 1犬鳴村の伝説とは?
  2. 2犬鳴村にまつわる都市伝説
  3. 3犬鳴村のあった場所
  4. 4犬鳴村・旧犬鳴トンネル付近の事故
  5. 5犬鳴村の真実
  6. 6犬鳴村の体験談
  7. 7好奇心と恐怖が作り上げた伝説
  8. 8第六感を信じて冒険してみますか?

犬鳴村の伝説とは?

福岡県のとある村に存在するという「犬鳴村」。心霊好きの間では、かなり知られたミステリースポットです。九州で最も近づいてはいけない場所として、知る人ぞ知る謎の村なのです。

犬鳴村があるとされている付近の犬鳴峠では、過去に凄惨なリンチ殺人事件や自殺、事故もありました。

そのようなこともあり、犬鳴村には、さまざまな都市伝説が語り継がれています。一体、その真偽のほどはどうなのでしょうか。犬鳴村の都市伝説と真実に迫ってみましょう。

犬鳴峠にほど近い場所にあった村

さまざまな都市伝説が語り継がれている“犬鳴村”は、福岡県宮若市と福岡県糟屋群久山町との境を跨いで存在している現在の犬鳴峠にあったと囁かれています。

犬鳴峠には、全国でも有名な心霊スポット「旧犬鳴トンネル」があります。都市伝説で噂されている“犬鳴村”へは、この「旧犬鳴トンネル」のそばの小道を入っていくといわれています。

旧日本軍が開通させた旧犬鳴トンネル

「旧犬鳴トンネル」は、旧日本軍が開通させたという説があります。第二次世界大戦の激化に伴い、犬鳴峠を越えて福岡に直接行く道として軍部により「旧犬鳴トンネル」の計画がされたという話があります。

つまり軍用道路として「旧犬鳴トンネル」の開発が進められていたということです。そのため、地元にはすべて内密で「旧犬鳴トンネル」の開発が進められ、また山奥での作業であったため誰もその建設作業の過程を知らないといわれています。

「旧犬鳴トンネル」は昭和24年に完成しています。また、「旧犬鳴トンネル」が軍用道路であったという歴史的な証拠もないことからその真実はわかりません。ただ、このような説があるということは事実。

もっともらしい話でありながらその真実については謎というミステリアスな部分が、「旧犬鳴トンネル」が九州最恐の心霊スポットと噂されたている理由かもしれません。そして、「犬鳴村」の都市伝説にも一役買っているのでしょう。

犬鳴村にまつわる都市伝説

犬鳴村にまつわる都市伝説はひとつではありません。さまざまな都市伝説が、現在、ネット上で噂されています。ここでは、犬鳴村の都市伝説として語り継がれている代表的な伝説を見ていくことにしましょう。

「この先、日本国憲法は通用せず」

噂されている犬鳴村へは、旧犬鳴トンネルの脇道を進む必要があるといわれています。細い脇道を進んでいくと途中で『この先、日本国憲法は通用せず』という看板を見つけることができるという都市伝説です。

“日本国憲法が通用しない”という文言の看板のあるところが、伝説多き謎の“犬鳴村”の入口だといわれています。

入口の先は、日本国憲法が本当に及ばない場所なのでしょうか。日本国内において、日本国憲法が及ばないとなると少し不気味です。

命の保証がない

村の入口には、縄と缶で作られた罠が複数仕掛けられているそうです。その罠に引っかかってしまうと、村人たちが斧や鎌などを振りかざしながら追いかけてくるそう。しかも、村人たちの足が異様に早いため、逃げ切ることは難しいということです。

犬鳴村は、日本国憲法が通用しないので、村人に襲撃されても文句がいえません。犬鳴村に一歩足を踏み入れてしまったら、命の保証はないという都市伝説。いかに、日本国憲法が、日本人の生活を守ってくれているかを考えさせられる伝説です。

携帯電話が圏外になる

山奥に存在する犬鳴村には、電波が通っておらず、全てのメーカーの携帯電話やスマートフォンが“圏外”と表示されます。それゆえ、村内から外部への連絡は一切できません。

もちろん、村人たち追いかけられて助けを呼ぶために警察に通報したくてもできない恐ろしい場所という都市伝説です。

仮に、携帯電話が繋がって警察に通報できたとしても、日本国憲法が及ばない村。恐らく、通報を受けた警察も村内で起きた事件にはノータッチでしょう。なにせ、日本国憲法が通用しないのですから、公権力も無力です。

ボロボロのセダンが置いてある

犬鳴村の広場には、壊れたボロボロの白いセダンが置かれているそう。このセダンは島ナンバー。以前、島根から旅行に訪れたカップルが、興味本位で犬鳴村に近づいてしまい村人に殺されたという事件があったとい噂があります。

現在、車は無残に破棄され、事件の見せしめとして村の広場のような場所に晒されているという都市伝説です。

差別を受けて完全孤立した村

犬鳴村は、江戸時代から酷い差別を理由に一般社会と隔離されてきたのだという。さらに、戦前にはひどい感染症に罹った患者たちが集められたとも噂されています。

村人たちは、次第に外の世界との交流を絶ちはじめ、犬鳴村は孤立していったという都市伝説です。真実は、一体どうなのでしょうか。

近親相姦を繰り返している

外の世界との交流を絶ったことで、犬鳴村は自給自足の生活に力を入れることになります。それは、子孫を残すことにも現れてしまった模様。犬鳴村以外の場所から人が増えることがないので、近親婚を繰り返しているという噂です。

そのため、精神状態が不安定な子どもがたくさん生まれ、攻撃的な性格の村人が増えてしまったという都市伝説です。

地図や行政記録からは抹消されている

犬鳴村は、地図から抹消されており、また行政記録にも残っていないといわれています。犬鳴山の麓にあるといわれている犬鳴村。確かに、地図を見ても犬鳴村という村は存在しないようです。

日本国内に存在する村が、地図や行政記録から抹消されてしまうなんてことがあるのでしょうか。本当に、地図から抹消されていたとしたら、様々な伝説が残る犬鳴村は現在どこにあるのでしょうか。気になるところです。

犬鳴村のあった場所

犬鳴村は、福岡県若宮市と福岡県糟屋郡久山町をまたぐ犬鳴峠にある旧犬鳴トンネルの先にあると囁かれています。本当に、旧犬鳴トンネルの先に犬鳴村という村があるのでしょうか。現在の地図にも載っていない村です。果たして、犬鳴村を発見することはできるのでしょうか。ここでは、犬鳴村のあった場所について述べていきます。

地図が示す場所

グーグルなどの検索エンジンで、“犬鳴村”の場所を検索してもグーグルマップなどの地図上に犬鳴村が表示されることはありません。犬鳴村があると囁かれている犬鳴峠については、「犬鳴峠」と検索すればちゃんと地図上に表示されます。やはり、犬鳴村は地図から抹消されたということは真実なのでしょうか。

“犬鳴”という地名はある

「犬鳴村」と検索しても、地図上にはないため、地図から抹消された村とささやかれているのかもしれません。しかし、“犬鳴”という地名はあります。なぜなら、1691年から1889年にかけて、現在の福岡県鞍手郡にあたる区域に「犬鳴村」と呼ばれる村が存在していました。

1889年に町村制度が施行されるにあたり、鞍手郡にあった「犬鳴村」は周辺の村と合併し、「吉川村」という新しく発足された村の一集落となります。その後、2006年に若宮町と宮田町の合併により「宮若市犬鳴」となります。“犬鳴”という名は、現在も地名の一部としてしっかり残っています。

犬鳴村・旧犬鳴トンネル付近の事故

都市伝説が噂されている犬鳴村があるとされている旧犬鳴トンネルの付近では、事件・事故が絶えないといわれています。確かに、過去に旧犬鳴トンネルでは、不良少年によるリンチ殺人事件が発生しています。

トンネル付近では、おぞましい事件がたびたび発生しています。しかし、ここでは事件ではなく、旧犬鳴トンネル付近で起きた事故について見ていくことにします。

犬鳴の祟りといわれた事故

少年5人が、「犬鳴峠に幽霊を見に行こう」と軽乗用車で犬鳴峠に繰り出します。朝7時頃、その帰り道にトラックと正面衝突。軽乗用車の4人が亡くなり、1人が重体となりました。これは、犬鳴の祟りといわれた大きな事故でした。

肝試しの帰りに崖から転落

犬鳴峠に肝試しに来ていた大学生4人が、峠に設置されていたガードレールを突き破り崖下に乗用車ごと転落。残念ながら、4人全員が死亡した事故が過去にあったようです。不思議なことに、トンネルを過ぎてからガードレールまでの間にはブレーキ痕がなかったようです。

犬鳴村の真実

インターネットを中心に都市伝説が囁かれている犬鳴村。一体、真実はどうなのでしょうか。ここでは、犬鳴村の真実に迫っていくことにします。

犬鳴村の真実その1:現在はダムに沈んでいる

昔、「犬鳴村」という村が存在していたこと事実です。その犬鳴村は、犬鳴川源流の谷川に沿って形成されていました。そして、1986年に、その「犬鳴村」が存在したといわれる区域は、巨大ダムの建設により湖底に沈むこととなりました。

犬鳴村の真実その2:激しい差別があったという事実は一切ない

犬鳴村は、激しい差別を受けて孤立していったという都市伝説があります。仮に、ダムに沈んだ“犬鳴村”がその都市伝説で囁かれている村だとしても、現在のところ激しい差別を受けたという文献は存在していません。

江戸時代後期に「犬鳴村」のことを書き記した文献においても、激しい差別を受けたり、外部のとの交流を拒んで自給自足の生活をしたり、また原因不明の死者や行方不明者がでたという事件の記述について、一切確認がされていません。

伝説に登場する犬鳴村は、実在した「犬鳴村」とは全く関係ない

都市伝説で犬鳴村と誤解されているところは旧犬鳴トンネルの付近。実在した「犬鳴村」は、現在の犬鳴ダムがある場所です。トンネルとダムの位置は、かなり離れています。したがって、都市伝説に登場する犬鳴村と実在した犬鳴村は、全く関係ないことは明らかです。

犬鳴村の体験談

伝説の“犬鳴村”のある犬鳴峠には、心霊伝承も語られていることは事実です。そのため、犬鳴峠では、現在でも不思議な体験をしたという人が後を絶ちません。

実際の体験談の一部

実在した「犬鳴村」とは全く関係がないにもかかわらず、伝説の“犬鳴村”があるといわれる旧犬鳴トンネル付近では奇妙な体験をする人も少なからずいるようです。ここでは、犬鳴峠で不思議な体験をした人たちの証言をご紹介します。

腹痛

日本屈指の心霊スポットとして知られているのは「旧犬鳴トンネル」。伝説の犬鳴村の噂を聞いて、興味本位で旧犬鳴トンネルへ行ったときに謎の腹痛に襲われたそう。また、別の日には、仕事で「新犬鳴トンネル」を通過した際、同僚とともに突然、頭痛に襲われたそうです。

。2回も犬鳴峠で謎の体調不良に襲われたこの方は、場所が場所だけにとても不気味だったと証言しています。

ブレーキ

車に乗ったある男性は、山道を下って大きな道路へと出たそうです。目の前の信号が赤になったので、車を止めようとブレーキを踏みます。しかし、ブレーキが上手く作動せずに前の車にぶつかってしまったそう。この男性いわく、下ってきた山道は“犬鳴峠”だったということにあとで気づいたそうです。

ある一行が、山道を走り現在の「新犬鳴トンネル」に差し掛かります。すると、突然、車の屋根に「ドンッ!」という何かが落ちたような音が車内に響いたそうです。しかし、一行をそのままトンネルを走り続けて外へでます。

そして、車を止めて屋根の上を確認。ところが、そこには何もなかったそうです。でも、犬一匹が落ちたぐらい大きな音をみんな聞いていたそう。とても奇妙な現象が起きたようです。

携帯

仕事の都合で、犬鳴トンネルに入った男性2人。トンネルに入ってすぐに嫌なものを感じたそう。しかし、仕事でもあるため、どんどん奥へと進んだそうです。そして、突然、1人の男性の携帯に呼び出し音が鳴ります。ところが、男性2人がいる場所は山奥。しかもトンネルの中です。携帯の電波が届かない場所のはずです。

着信のあった男性の腕には謎の手形が残っていたそう。さらに発熱まで。かなり恐怖を感じる出来事です。

好奇心は知れば知るほど高くなる

「旧犬鳴トンネル」はもちろん、現在新しく開通している「新犬鳴トンネル」を中心に犬鳴峠には、心霊現象のような体験をした報告がたくさんあります。

巨大ダムに沈んで消えてしまった村についての好奇心と、トンネル付近で実際に起こった事件とが組み合わさって作られた噂話によって、無意識のうちに恐怖心というものが芽生えるものです。

そして、実際に、その現場付近を訪れたとき、普段では気にも留めない出来事が、あたかも心霊現象のような体験として人々を襲ってきたのかもしれません。

恐ろしい噂話が、複数の人によって脚色され伝説化し、インターネットを通じて全国へと広がっていった都市伝説の“犬鳴村”。都市伝説で囁かれていることが真実であるかどうかは、その場に行った者にしかわかりません。

伝説や心霊現象の噂を知り、ミステリアスな現場へ行きたくなるチャレンジャーがいるのも事実です。チャレンジャーが多ければ多いほど、事件や事故に伴う様々な体験談は増えてきます。そして、その真偽を問う数も当然多くなってきます。好奇心は知れば知るほど高くなるのです。

多くの人が犬鳴峠で体験した不思議な現象が、心霊現象であるか否かはわかりません。しかし、犬鳴峠は山奥にある峠。道路はヘアピンカーブが連続し、狭いトンネルをくぐっていかなければならない交通の難所ともいわれる場所です。

都市伝説がなくても、知らずに精神的にナーバスになっていることでしょう。そこに、不気味な伝説が加われば、何でもないことが特別な体験だと感じてもおかしくはないでしょう。

好奇心と恐怖が作り上げた伝説

犬鳴村の都市伝説は、インターネットが普及してから急速に囁かれるようになりました。しかし、心霊スポットマニアの間では、昔から有名な場所でした。

都市伝説の村とは全く関係ない村と峠で起きた残虐非道の事件とを結びつけ、犬鳴村の伝説が作りあげられました。地図にない場所、日本国憲法の通じない場所という好奇心、そしてそれに伴う恐怖。好奇心と恐怖は、都市伝説を作り上げる絶好のファクターとなったのです。

第六感を信じて冒険してみますか?

地図にない村、日本国憲法が及ばない集落という言葉に、人は好奇心を掻き立てられてしまうのです。そして、都市伝説の恐ろしところは、絶対にないとは言い切れないことです。

伝説の真実を確かめたいという方は、自分の第六感を信じて行ってみるのも悪くないでしょう。ただし、身の安全は保障できません。目的地は、日本国憲法の及ばない場所ですから。

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