1970年代ファッション・服装の特徴11選!ヒッピーとは?

ファッションの流行は巡っていると言われています。今でも人気の高いファッションがある年代の1つに1970年代のファッションがあります。今回は1970年代のファッションや服装の特徴を紹介させていただきます。ヒッピーとは何なのかもチェックしてみてください。

1970年代ファッション・服装の特徴11選!ヒッピーとは?のイメージ

目次

  1. 11970年代のファッションはレトロ可愛くて魅力的
  2. 21970年代はどんな時代?
  3. 31970年代の日本のファッション・服装の特徴11選
  4. 41970年代のヒッピーについて知りたい!
  5. 51970年代に流行したファッションブランド
  6. 61970年代のメンズファッションコーデ
  7. 71970年代のレディースファッションコーデ
  8. 8日本での1970年代ファッションは?
  9. 91970年代のファッションはおしゃれ!

1970年代のファッションはレトロ可愛くて魅力的

今回は1970年代のファッションについて、服装の特徴を解説させていただきます。ファッションの流行は周期があって、以前流行したものが進化してその年の流行のファッションになったりもします。

もしかしたらまた、1970年代ファッションが流行るということもあるかもしれません。その前兆になるようなファッションもたくさん登場しているのです。それではさっそく1970年代についてみていきましょう。

1970年代はどんな時代?

1970年代というと、どんな時代になるのでしょうか。1970年代の流行語には「しらける」や「鼻血ブー」という言葉があります。「黒ネコのタンゴ」や「ドリフのズンドコ節」などの曲が流行した時代でもありました。火星に人類が初めて到達したのも、1970年代です。

忘れてはいけないのが、この時期にコンビニやファーストフード店がスタートしたということです。1970年代当時は、まだコンビニは24時間営業ではなかったものの、ファミリーレストランが24時間営業を始めた時代でもあります。

1970年代は1980年代のバブル景気に向けて、景気が上昇傾向にある時代でもあったのです。

1970年代の日本のファッション・服装の特徴11選

好景気へと向かっていく1970年代のファッションや服装には、どんな特徴があったのでしょうか。レディースもメンズも同じような特徴がみられるようです。1970年代の日本のファッションや服装の特徴をまとめていきましょう。

1970年代のファッション・服装の特徴①サイケデリックカラー

1970年代のファッションに取り入れられたカラーとして有名なのが、原色や蛍光色を使ったカラーです。原色や蛍光色のカラーのことは、サイケデリックカラーと呼ばれていました。

景気が良く高度経済成長をしていた日本では、明るく元気なカラーが好まれてファッションや服装に取り入れられていたのです。

サイケデリックカラーを取り入れたファッションや服装は、どちらかといえばきれいめのデザインが多く、カラーは派手だけれど、ベーシックなデザインのファッションや服装が多かったというのも特徴になります。

1970年代のファッション・服装の特徴②パンタロン

1970年代のファッションや服装の特徴には、パンタロンが取り入れられていたという特徴があります。パンタロンというのは、裾が広がっているズボンのことで、いわゆるワイドパンツ的なものになります。

パンタロンに使われていた素材は、ウールやポリエステルなどで、カジュアルというよりはフォーマルなイメージが出るファッションや服装になります。

1970年代にはパンタロンをジャケットなどと一緒に、セットアップやスーツスタイルとして着こなすというのが流行でもありました。

1970年代のファッション・服装の特徴③レトロ感のあるTシャツ

1970年代のファッションや服装の特徴には、ヴィンテージTシャツのような、はっきりとした柄の入っていないレトロ感のあるTシャツが流行しています。

1970年代はジーンズも流行し、そのジーンズに似合うような少しくたびれたTシャツも人気になりました。アメリカのキャラクターやロックバンドのロゴが入ったようなTシャツが人気だったようです。

1970年代のファッション・服装の特徴④ベルボトム

パンタロンと同じようなタイプのズボンになりますが、ジーンズのベルボトムのファッションや服装が流行したのも1970年代の特徴です。

ベルボトムというのは、ひざの下から裾にかけて緩やかに広がっているタイプのジーンズになります。それまでストレートタイプのジーンズが流行していたのですが、エレガントにアレンジがしやすい服装やファッションへと変化をしていったのです。

1970年代のファッション・服装の特徴⑤大きな襟

1970年代に日本で流行したファッションや服装の特徴には、大きな襟があります。Tシャツと一緒に流行したのが、開襟のシャツでした。そのシャツのデザインの大きな特徴となったのが、小顔効果もでる大きな襟です。

大きな襟のシャツは、メンズだけではなくレディースのファッションや服装にも流行をして、カッコいい男性、カッコいい女性というのも人気となった時代でした。

1970年代のファッション・服装の特徴⑥フリンジ

フリンジとは、布や紐などが縦長にだらだらと付いているタイプのデザインのことをいいます。1970年代の日本のファッションや服装の特徴には、このフリンジがついていたという特徴があります。

フリンジデザインが流行したのは、民族衣装が見直された時代であることも影響しています。アメリカの先住民族である、インディアンのファッションを取り入れたデザインになっています。

フリンジは服装だけにではなく、カバンや靴、イヤリングなどのデザインにも起用されました。今でもフリンジのデザインのピアスは人気のデザインになっています。

1970年代のファッション・服装の特徴⑦厚底シューズ

2000年代にも流行した厚底のシューズが、1970年代に流行したファッションでもあります。アメリカではPlatform Shoe(プラットホームシューズ)と呼ばれていました。台の上になっているような高い靴という意味になるのだそうです。

この厚底シューズは、アメリカでロックバンドがファッションや服装にとりいれたのが日本で流行したと言われています。ロックバンドからの流行であったので、少し派手めなシューズが人気だったようです。

1970年代のファッション・服装の特徴⑧とんぼメガネ

今年は丸メガネが人気になっていますが、1970年代の日本のファッションで流行したのが、とんぼメガネでした。とんぼメガネというのは、とんぼの目のように丸くて大きなレンズのメガネになります。ドがはいっているものもあれば、サングラスやおしゃれな伊達メガネにしていた人もいたようです。

大きなレンズのメガネをかけることで、小顔効果があるというのも人気のポイントでした。女性だけではなく、男性にも人気があったファッションでした。

1970年代のファッション・服装の特徴⑨ボストンバッグ

1970年代の日本の学生から火がついたのが、ボストンバッグになります。1970年代に特に流行ったといわれているのが、マジソンスクエアガーデンのロゴのボストンバッグです。

マジソンスクエアガーデンとは、今でもロックバンドの聖地と言われている、アメリカニューヨークのコンサート会場のことです。シンプルなデザインのボストンバッグですが、それゆえにファッションや服装とコーディネートがしやすかったのかもしれません。

1970年代のファッション・服装の特徴⑩ホットパンツ

1970年代の日本で流行したファッションや服装の特徴になるのがホットパンツです。1960年代、イギリスの女優でモデルでもあるツイッキーさんが来日したことで、ミニスカートが大流行しました。

ミニスカートが流行したことで、それまで肌の露出をしなかった日本の女性が、露出に対する抵抗が薄くなったことで、ショートパンツでもあるホットパンツが大流行したのです。

1970年代のファッション・服装の特徴⑪ヒッピースタイル

1970年代に日本で爆発的に流行したファッションや服装の特徴が、ヒッピースタイルです。ヒッピースタイルとは、自由や解放感をベースにしたファッションで、愛と平和を求める人たちから生まれたと言われています。

ヒッピースタイルとともに、民族衣装を取り入れたボヘミアンスタイルなどが流行したのも特徴のひとつです。

1970年代のヒッピーについて知りたい!

1970年代のファッションや服装の特徴といえば、ヒッピースタイルは外せません。メンズもレディースも、ヒッピースタイルを楽しむ若者が多くいました。1970年代の日本で、大流行したヒッピースタイルのヒッピーとはどういうものなのでしょうか。ヒッピースタイルを深くみていきましょう。

ヒッピーの歴史

1960年代のアメリカではベトナム戦争が起きたり、アメリカ先住民の運動などがあり、アメリカの社会に対して不満を抱える人が多い時期でもありました。特に若者たちは、伝統や制度といった古くからあるものに対して疑問と不満を強く感じていたのです。

そんな古くからの考えから解放されたい、自由になりたいという思いで屋性的な生活をはじめました。これが、ヒッピーの始まりです。

ヒッピーたちが最初に生活をはじめたのが、アメリカサンフランシスコのヘイト・アシュベリーと、同じくアメリカロサンゼルスのローレル・キャニオンと呼ばれるところです。街の中ではなく、あえて荒野や森林での生活をしていました。

そんな生活の仕方が1970年代にはアメリカ全土に広がって、日本にもその考え方が広まってきたようです。

ヒッピーファッションの誕生

ヒッピーと呼ばれる人たちは、生活の中で自分達を表現する方法の1つとして、ヒッピースタイルを取り入れ、定着していったと考えられます。

ヒッピースタイルとしてメインになるのは、ジーンズやTシャツです。ジーンズというのはもともと作業着としてアメリカでは着られていた服装です。その作業着を着て、反戦を唱えるフォークシンガーが活動していたことで、若者たちに広がっていったようです。

ジーンズが広がるとともに、民族衣装を取り入れたファッションも多く登場し、ヒッピースタイルにも民族衣装的な要素が取り入れられるものも出てきたようです。

ヒッピースタイルのなかには、服を着ないというスタイルもあるようです。メンズだけでなく、レディースの中にもそれが1番ナチュラルなスタイルだという考え方をする人がいるようです。

1970年代に流行したファッションブランド

ヒッピースタイルやボヘミアンスタイル、ロックスタイルなど、1970年代に日本で流行したファッションブランドはたくさんあるようです。その中でもメンズ・レディースともに人気があったファッションブランドを紹介させていただきます。

ビビアン・ウエストウッド

1970年代のファッションブランドで欠かせない存在が、ビビアン・ウエストウッドです。イギリスの代表的なファッションブランドの1つです。

ビビアン・ウエストウッドは、1970年代にパンクロックテイストをファッションに取り入れたことで、1970年代の若者の間で大人気となりました。とくに、当時有名なパンクロックバンド、セックス・ピストルズのファッションに取り入れられたことは大きかったようです。

イヴ・サンローラン

今はレディースコスメのブランドとしても人気のあるイヴ・サンローランも、1970年代に流行したファッションブランドの1つです。

イヴ・サンローランさんと、アメリカの実業家マック・ロビンソンさんがつくったとされるブランドです。オートクチュール(高級衣服店)のファッションブランドですが、その技術を活かしたロングブーツやミリタリールック、パンタロンスーツなど、1970年代を代表するファッションをどんどんと作り出していったブランドでもあります。

カルバン・クライン

1970年代のファッションブランドには、カルバン・クラインも有名です。カルバン・クラインの設立は1968年でした。

カルバン・クラインが1970年代の流行のファッションブランドになったのは、若者の間で人気となっていたジーンズを、作業着からファッションへと変えていったことに理由があります。

またいち早く働く女性のためのファッションにも取り組んだことで、働く女性からのファンも増えたというのが要因になるようです。

ケンゾー

1970年代のファッションブランドには、日本のファッションデザイナーも活躍をしていました。現在でも人気のファッションブランドであるケンゾーです。

ケンゾーは高田賢三さんが設立したブランドです。世界の民族衣装から刺激を受けてできたファッションが多く、ヒッピースタイルと上手にマッチしたのだと考えられています。

「ビッグルック」というからだのラインを出さずに、大きなシルエットにするというファッションの特徴は、ケンゾーが提案したスタイルだと言われています。

1970年代のメンズファッションコーデ

1970年代には日本でもアメリカでもヒッピースタイルなどが流行していたようです。それでは1970年代、メンズでは特にどんなファッションコーデが流行していたのでしょうか。1970年代のメンズのファッションコーデをまとめていきましょう。

ニットやセーターなどのカジュアルアイテム

1970年代のメンズファッションのコーディネートの特徴となっていたのが、カジュアルなコーディネートです。ニットやセーターなどもカラフルなものが多く、カジュアル感のあるファッションが人気でした。

メンズの間では日本でもアメリカでもジーンズが流行していたので、ジーンズにあうカジュアルなイメージのトップスやファッションが人気だったのです。

しかしカジュアルながら、自分らしいファッションにしたいと考えるメンズも多く、派手なカラーのもので個性的なファッションにしているメンズもいたようです。

大きな刺繍のウエスタンシャツ

日本で1970年代に流行したウエスタンシャツは、もともとアメリカで流行していたファッションでした。ウエスタンシャツにベルボトムジーンズを合わせるファッションが主流で、アメリカのカーボーイを想像させるようなファッションが人気だったようです。

ウエスタンシャツには大きな刺繍があるのが特徴で、おしゃれなメンズファッションとして若い人だけではなく幅広い年代のメンズに愛されたファッションになったようです。

ベルボトムジーンズ

1970年代といえば、アメリカだけではなく日本でもヒッピースタイルが流行していました。ヒッピースタイルにも使われていた、ベルボトムジーンズのファッションはメンズの間でも大流行したファッションです。

ベルボトムジーンズと一緒に流行ったと言われるファッションが、フレアパンツです。フレアパンツといえば、今はレディースファッションですが、1970年代はメンズのファッションとして取り入れられていました。

ミリタリーファッション

1970年代に流行したメンズファッションには、ミリタリーファッションがあります。いわゆる迷彩柄のファッションです。1970年代、日本では高度経済成長の時期でしたが、まだまだ物資が足りなかったときには、軍隊の古着を着ていた若者もいたそうです。

そんなファッションから、ミリタリーファッションもメンズの間で広がったと考えられています。

フィットタイプのファッション

レディースのファッションにはビッグルックが流行していた1970年代ですが、メンズの間で流行していたファッションは、フィットするタイトなラインのファッションでした。

ぴちぴちのTシャツを着て、ベルボトムジーンズを履くというのが、メンズのカッコいいファッションコーディネートだったのです。

1970年代のレディースファッションコーデ

1970年代、メンズでは色々なファッションコーディネートが流行していたようです。それでは1970年代、レディースのファッションはどんなコーディネートが流行していたのでしょうか。レディースのファッションコーディネートをみていきましょう。

奇抜な色やレトロ柄

1970年代のレディースファッションでは、奇抜なカラーやレトロ風の柄が人気になりました。これは女優でファッションモデルでもあるツイッギーさんの影響だと考えられています。

ツイッギーさんのファッションでの影響力は、1970年代のレディースファッションにも強く反映されています。彼女が着る奇抜なカラーのファッションコーディネートは、レディースファッションの基本となっていったのです。

チェック柄や長めのスカート

1960年代に流行したファッションのミニスカートから、長めのスカートへと変わっていったのが1970年代です。ミニスカートからホットパンツにファッションの流行が変わったことで、スカートは長めのタイプが流行になりました。

また民族衣装のようなチェック柄が、ファッションで人気になってきたのも1970年代です。レディースでは、長めのスカートのチェック柄のファッションがおしゃれだと言われていたようです。

ボヘミアンスタイル

メンズのファッションにもボヘミアンスタイルは取り入れられていましたが、ファッションの流行となっていたのはレディースのボヘミアンスタイルです。

ジプシー風のファッションスタイルで、レース使いのファッションや、大きな刺繍が入ったファッションなどになります。今でもボヘミアン柄はファッションでも多く取り入れられています。

パンクロックスタイル

それまでメンズのファッションとされていた、パンクロックスタイルがレディースのファッションに取り入れられたのも1970年代です。

とても個性的なファッションで、ファッションカラーもカラフルで奇抜なものが多かったようです。基本的にはパンクロックバンドのファッションを、そのまま真似をするスタイルが主流でした。

ファッションに個性が出る

1970年代のレディースファッションは、それぞれの個性がでるファッションコーディネートが人気になってきたという時代でもあります。

戦後のごたごたから落ち着いて、高度経済成長に入ったことで、自分の好きなデザインやファッションを選べるようになりました。また女性も社会進出をするようになったことで、レディースファッションの幅が広がっていった時期でもあります。

日本での1970年代ファッションは?

1970年代のファッションは、メンズはもちろんですが、レディースファッションが飛躍した時代でもありました。1970年代には、女性が社会進出をはじめた時期でもあります。そのために、女性がファッションにそれまで以上に興味を持ち始めたのです。

女性がファッションに興味を持ち始めたことで、レディースファッションブランドがどんどんと増えていきました。経済成長の助けもあり、ファッションが自由に個性的になっていった時代でもあります。

アンノン族の誕生

そんなレディースファッションの躍進をさらに助けることになったのが、ファッション雑誌の登場です。1970年代には、現在でも人気のファッション雑誌である「an・an」と「non-no」が創刊されました。

これらのファッション雑誌の登場で、若い女性はさらにレディースファッションに興味を持ち、an・anやnon-noに載っているモデルさんのようなファッションをしたいと考えるようになりました。

当時のan・anやnon-noには、ここに行くとおしゃれな女性なれるというような、観光地の紹介がメイン企画としてあったため、紹介された観光地に若い女性が押し掛けるという現象が起こったそうです。an・anやnon-noの雑誌に影響を受ける女性たちのことは、アンノン族と呼ばれていました。

1970年代のファッションはおしゃれ!

今回は1970年代ファッション・服装の特徴について紹介させていただきました。1970年代のファッションや服装は、今からみてもとてもおしゃれなファッションが多かったようです。また1970年代のファッションが流行する時代も近いように思います。

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