優しい顔に見えるメイク術！優しい顔になりたい！

顔の系統はよく動物に例えられます。犬顔や猫顔といったように、なんとなくその人の顔立ちの特徴から連想される動物のイメージで系統付けされるのですが、優しい顔の美人というと、近ごろはタヌキ顔と言われるようです。

タヌキ顔とは丸いクリっとした目で黒目が大きく、ナチュラルで柔らかい雰囲気が特徴の顔立ちのことです。女性芸能人で例えるなら、石原さとみさんや有村架純さんのようなかわいらしい顔立ちが優しい顔の美人に当たります。

男性からの人気も高い優しい顔の美人になるにはどのような方法があるのでしょう。

なりたい理想の顔に近づくために一番効果的なのはやはりメイクです。顔の中でも特に人の顔を印象付ける重要な部分は目です。つまりはアイメイクがポイントになってきます。

優しい顔の美人になるにはどのようなメイクが効果的なのか、アイメイクを中心にその方法を紹介していきます。

様々ある目の形の中で、たれ目というのは最も優しく見えるという特徴があります。元々たれ目の女性はそれを活かせばいいのですが、そうでない場合はアイメイクでたれ目に見えるようにする方法があります。

一番重要なのがアイラインです。アイラインを目尻で跳ね上げるのではなく、そのまま下ろす感じで書きます。そうすると自分の本来の目尻の位置よりやや下に目尻の位置を錯覚させることができます。下まぶたの目尻側1/3にも輪郭を書くとより効果的です。

マスカラは目尻側にポイントを置いて重点的に塗ったり、つけまつげを目尻側に少しはみ出して付けるのもおすすめです。更に黒目を大きく見せるコンタクトレンズを使用すると印象がかなり変わります。

先程アイライナーが重要と言いましたが、太いラインで目をぐるっと囲んでしまうのはNGです。なりたい優しい顔ではなく、以前はやっていたギャルメイクのようになってしまいます。

アイラインは細めの線で、まつ毛とまつ毛のすき間を埋めるように引いていくのが理想的です。メイクが得意な方は粘膜部分にもアイラインを引くと目力が出ます。

マスカラは何度も重ね塗りした重たそうなまつ毛より、ナチュラルで繊細な感じのほうがいいのでボリュームタイプよりロングタイプがおすすめです。つけまつげに関してもボリュームのありすぎるものは避けたほうがいいでしょう。

眉毛は眉間側の始まり部分を眉頭、一番高い部分を眉山、こめかみ側の終わり部分を眉尻といいます。眉頭から眉山にかけての角度が大きいほど眉の印象が強くなるという特徴があります。

優しい顔になりたい場合は、眉山にほとんど角度がつかない平行眉かやや眉尻が下がった下がり眉などのナチュラルな形がおすすめです。しかし下がり眉はやりすぎると気弱な困り顔に見えてしまうという特徴があるので注意が必要です。

眉毛の太さもやや太めの方が最近の傾向です。もし左右の眉頭の距離が近すぎる場合は、カットするなどして少し離したほうが優しい顔つきに見えます。

眉毛の長さはやや長めの方が、毛の流れが見えてナチュラルな質感に見えます。毛の長さが短すぎるとメイクでしっかりと書いている印象になるので、理想の優しい顔になるには眉毛の長さをカットしすぎないほうがいいでしょう。

使用するアイテムに関してですが、アイブロウペンシルだけでふんわりとした眉毛を書くのは意外と難しいです。そこで活用したいのがアイブロウパウダーやラメの入ってないアイシャドウです。

アイブロウペンシルでははっきりとした線が付いてしまいがちですが、パウダータイプのもので眉毛を書くことで、ふんわりとした線が書け、なりたい優しい印象の眉毛になります。

アイメイクだけでなく、肌の質感も大切です。子供のきれいで透明感のある肌はそれだけでピュアな感じがします。そのピュア肌になるにはまず保湿です。透明感はイコール肌の水分量なので、しっかり保湿をして肌のコンディションを整えます。

そして必要ならクマやシミをコンシーラーやコントロールカラーで隠してからファンデーションを塗ります。そうすることでファンデーションを厚塗しなくても気になる部分をカバーすることができます。

なりたいのはナチュラル系の優しい顔の美人なので、ベースメイクが厚塗りに見えないように注意が必要です。ファンデーションもマットなものよりはツヤのあるもののほうが透明感が出やすいのでおすすめです。

優しい顔の特徴のひとつはふんわりとした丸いフェイスラインです。このフェイスラインになるには、チークは明るめの淡い色を使うことがポイントです。チークの塗り方も頬の高い位置に丸い形で塗るか、角度がつかないように平行に塗るのがおすすめです。

濃い色のチークを使用したり、斜めに角度をつけて塗るやり方は、輪郭が引き締まって見えてしまうので、クールな仕上がりになってしまいます。なので優しい顔になりたい場合はおすすめしません。

色には寒色・暖色と言われるようにイメージがあるのが特徴です。ブルー系の寒色を使ったアイメイクは理知的でクールな印象になり、イエロー系の暖色を使ったアイメイクは温かみのある優しい印象になります。

なりたいイメージがある時は、色の特徴を把握してアイメイクの色選びにも気をつけるのが大切です。

せっかく眉毛の形をナチュラルにしても、使用するアイブロウの色が濃すぎると思うように優しい印象にはなりません。眉毛を太めにしている分、濃い色のアイブロウでは眉毛のインパクトが強くなりすぎて男性的になってしまいます。

女性的なふんわり眉毛になるには、髪の毛よりやや明るめの色を選ぶとよいでしょう。髪色が明るい方は眉マスカラを使うと簡単に眉毛の色を明るくすることができます。

優しい顔の美人になるには目元の印象がキツくならないように注意が必要です。そこでアイシャドウは肌なじみのよい色を選んだほうが目元の印象が優しくなります。

日本人の肌は少し黄みがかっているので、イエロー系やオレンジ系の暖色が肌によくなじみます。そして細かいラメやパールの入った上品なツヤがあるものだと透明感が出ます。

アイシャドウで人気のピンクを例にすると、クール系のアイメイクの場合は、青み寄りのローズピンクを選び、優しい系のアイメイクの場合は、黄み寄りのサーモンピンクを選ぶとなりたいイメージに合いやすくなります。

そもそも人の顔つきを優しそうや怖そうなどと印象づけるのはいったい何なのでしょう。優しい顔つきになるためにも、優しい顔とはどんな特徴があるのか確認していきましょう。

目は顔のパーツの中でも最も印象が強いです。特にパッチリとした二重で、黒目の割合が大きい目はそれだけで優しい顔を印象づけてくれます。

なぜたれ目が優しい顔に見えるのかというと、人が笑った時の表情に似ているからです。笑った表情は目尻が下がり、たれ目のような状態になります。なので元々目尻が下がったたれ目はそれだけで柔らかい優しい表情に見えるのです。

逆に細く釣り上がった目の形は人が怒った時の表情に似ているため、つり目の人は特に怒っていないのに不機嫌そうに見られてしまうことがあります。

眉毛は角度や太さの違いによってその人に対する第一印象が変わるという特徴があります。

例えば眉毛の角度がはっきりした上がり眉なら意志が強いイメージが付けられ、眉毛の太さがとても細いと神経質なイメージが付けられます。

なので角度の少ない平行眉や、逆に眉尻が下がった下がり眉だとおおらかなイメージになり、更にふんわりとした太眉であればかなり優しげなイメージになります。

口角が上がっているというのは笑顔に見えるということです。逆に口角が下がっているとムッとした不機嫌顔に見えてしまうので注意が必要です。

口角が上がった表情の人は親しみやすく話しかやすいです。メイクで口角が上がったように描くこともいいですが、自然に口角が上がった表情が作れるように、表情筋のトレーニングをするのもいいかもしれません。

昔から、唇が分厚い人は愛情深い人だと言われています。女性だと母性の強い面倒見のいい人、男性だと包容力がある優しい人とされています。

あくまで一般的にそう言われているというだけなので、唇が分厚い人すべてが当てはまるわけではないですが、分厚い唇が魅力的でモテる要素であることは確かです。

顔の輪郭も人の印象に大きく関係しています。顎が尖ったシャープな輪郭はクールなイメージや神経質なイメージがあり、エラの張った輪郭は強そうなイメージがあります。

そして丸い輪郭は優しく柔らかいイメージがあります。優しい顔の美人であるタヌキ顔の女性も輪郭が丸い人が多いです。

優しい顔かどうかを判断するとき、顔のパーツももちろん大切ですが表情もすごく大切です。いくら優しい顔の条件がそろった顔でも険しい顔つきでは優しい顔とは言えません。

普段の表情が柔らかく、話をするとき笑顔がこぼれたりすると親しみやすい優しい顔という印象がより一層強くなります。

メイクによって理想の優しい顔の美人に近づくことはできますが、自分本来の顔つきが優しくなるにはどうしたらよいのでしょうか。

顔つきというのは思っているよりも精神状態に左右されます。優しい顔つきになるには自分の内面と向き合う必要がありそうです。

笑顔は最大のチャームポイントです。女性が笑顔でいるだけで場が華やかになり、男性としても好印象でしょう。

しかし、笑顔の効果はそれだけではありません。笑顔というのは表情筋にとってはものすごい筋トレです。笑いすぎてほほが痛くなった経験がある人もいるでしょう。笑うことで表情筋が大きく動き、血行が良くなります。

それにより、顔のたるみの予防にもなり、皮膚のターンオーバーが正常化されることで肌がきれいになるとも言われています。いつも笑顔を心がけていることが、なりたい優しい顔の美人への近道かもしれません。

人はポジティブな思考の時に自然と口角が上がって顔つきが柔らかくなり、逆にネガティブな思考の時は口角が下がって顔つきも険しくなるという特徴があります。そうは言っても嫌なことがあったり疲れているとなかなかポジティブでいるのも難しくなってきます。

アメリカの心理学者の研究によると、ポジティブな思考になるには、誰かに感謝していることを一つずつ挙げて確認していくのがいいそうです。人に対する感謝の気持ちを思い浮かべると、段々と幸せな気持ちになると言われています。

感謝の気持ちを持って生活することで、実際に性格が優しくなったり寿命が伸びるという研究結果もあるほど、感謝の気持ちは内面に大きな影響があります。その幸福感が表情にあらわれ、自然と優しい顔つきになっていくのでしょう。

女性は褒められることが好きです。褒められると気持ちが上がり、幸せな気分になります。しかし、気分の問題だけではなく、実際に褒められることで「エストロゲン」や「ドーパミン」といったホルモン物質が出るそうです。

そのホルモン物質が出ることによって、肌がきれいになったり精神的に穏やかになったりします。それは男性からだけでなく、自分で自分を褒めることでも効果があります。

優しい顔になるためにはまず自分を好きになって、鏡を見るたび自分を褒めてみましょう。そうすることでホルモン物質が分泌され、顔つきも優しいものになっていくのではないでしょうか。

きつい顔と優しい顔のどちらが好きかなら、かなりの男性が優しい顔を選ぶでしょう。もちろん男性の中にはクール系美人がタイプという人もいます。しかし多くの男性にとって親しみやすいのはやはり優しい顔の女性です。

顔つきと性格はイコールではありませんが第一印象は大切です。男性にとってキリッとした女性は仕事ができそうだったり、意思が強そうに思われます。優しい顔の女性はいい奥さんになりそうだったり、安心感を感じやすいです。

男性ウケという意味では圧倒的に優しい顔の女性が支持を集めるでしょう。

周囲の人に親しみやすさを感じてもらえる優しい顔は男性にモテるというだけでなく、周囲の人とのコミニケーションにも役立ちます。人間関係が充実することで自分の人生を豊かにすることにもなるでしょう。

優しい顔になりたいとか優しい顔になるにはどうすればよいかと考えて、自分なりに努力していくこと、そのこと自体がとてもすてきなことだと思います。理想の自分に近づいていく過程もしっかり楽しんでほしいです。