2018年08月29日公開
2019年07月31日更新
視野を広げるの意味とは?視野を広げる方法13選!
視野が狭いことで仕事に支障が出たり、苦労をした覚えはないでしょうか。トレーニングをすることで、視野が狭いことを治し、視野を広げることができます。視野を広げるには、さまざまな広げ方があります。視野を広げて、これからの人生を豊かにしていきましょう。
目次
視野を広げるの意味とは?
仕事や人生観のことで「視野を広げろ」とはよく言われたものですが、「視野を広げる」とは具体的にどういったことを指すのでしょうか。また、視野が狭いことを知っても、視野を広くすることはできるのでしょうか。
また、視野を広くするための広げ方には、どんな広げ方があるのか。具体的にどのようなトレーニングをすれば視野を広くすることができるのか。それらも合わせてご紹介していきます。
視野を広げるの言葉の意味
「視野を広げる」とは、多方面の視点から人や物を見ることで、今までにない物事の気付きや、新しい知識や体験を得ることを指します。視野が広いことによって、事前に予測して無駄な動きを減らしたり、思わぬ閃きを発揮して仕事の成功を収めることができます。
視野が広いと物事に対して積極的で、たくさんの挑戦を行ってきたため、人生経験や知識が豊富な傾向があります。
視野が狭いの言葉の意味
「視野が狭い」とは、目の前のことや考えに固執しすぎてしまい、人生経験や知識が貧しい状態であることを指します。仕事で同じミスを繰り返してしまったり、新しい知識をなかなか身につけることができず、四苦八苦することが多くあります。
物事に対して消極的で、新たな挑戦をすることを苦手としています。自分の考え方にとらわれているため、人や物事に対して一方的な偏った考えを身につけている傾向があります。
経験不足?視野が狭い状態とは?
「視野が狭い」と指摘されても、本当に自分の視野が狭いのかは、自分自身では判断しづらいものです。視野が狭いかどうかの判断は、ある状態に陥っていると「視野が狭くなっている」危険があります。
自分自身が現在、その「ある状態」に当てはまるかどうかを確認していきましょう。
自分の考えを押し通す
視野が狭いと自分の考えに固執してしまい、その考え以外はすべて「間違っている」と判断してしまいます。人からのアドバイスを自分の考えを攻撃するものだと感じ、素直に受け入れることができません。自分の考えを、たとえ偏ったものでも正しいと信じているのです。
仕事だと、なおさらアドバイスの数は多くあります。自分の考えを押し通して相手のアドバイスを否定してしまうと、仕事場での人間関係がお互いに居心地が悪い場所になってしまいます。
人からの意見は、新たな気付きを得るチャンスですが、それをみずから手放してしまっているのです。
目の前のことしか見えない
人や物事には表だけでなく、裏や側面などたくさんの部分があります。しかし、視野が狭い状態だと、一つの面を見て人や物事を判断し、これがすべてであると、正しく認識することなく決めつけてしまいます。
視野が狭いと考え方も狭くなり、本当だったら多くの知識を得られることも、逃してしまうことが多くあります。仕事だと失敗した方法でも考えを改めることなく、再び同じミスを犯してしまいがちです。
思い込みが激しい
視野が狭いことで自分の考えにとらわれ、思い込みが激しくなることがあります。特にネガティブなイメージに考えが偏ることが多く、事実がそうではなくても自分の考えにとらわれてしまい、なかなか前に進むことができない悪循環に陥ってしまいます。
新しい挑戦に対しても消極的で、「どうせ失敗するから」と、やる前から諦めてしまい、仕事でも新しい取り組みを身につけることを難しく感じています。
視野を広くする事で新しい気付きがある
視野を広くすることによって得られる物は多くあり、今まで自分が気付かなかった新鮮な経験を得ることができます。視野を広げることで、仕事だけではなく、人生の見方も大きく変わり、よりよい方向へと進めることができるのです。
人に対する見方が変わる
視野を広くすることで、今までこうだと思い込んでいた考えがなくなり、「実はこの人、優しいところもあるんだ」と、新たな視点を得ることができます。
人の短所は、見方を変えれば長所にもなります。長所を知ることでその人との上手な関わり方を学び、今までギクシャクしていた関係を改善することができるのです。仕事仲間である場合、よりよい関係を築くことができます。
豊富な知識が身につく
視野を広くすることで、たくさんの知識を素直に吸収することができます。人からのアドバイスを受け入れるので、新たな視点や自分の知らない知識も得ることができるのです。
広い視点で物事を考えて見ることができるので、わからなかったことを理解できる糸口も見えやすくなり、複雑なことでも簡単に解釈できます。そうして難しいことを多方面から見ることによって、ますます新たな知識を吸収することができるのです。
柔軟に物事を考えられる
視野を広くすることで一つの考えにとらわれることなく、別の角度から物を見ることができるので、柔軟な思考力を身につけることができます。考え方が柔軟だと、仕事で難しい局面に対面しても、解決の糸口をすぐさま見つけ出すことが可能です。
また、その柔軟な発想力でクリエイティブなことに挑戦することもでき、新たな道を切り開いて改革することもできます。
視野を広げる方法13選
視野が狭いことに気付いていても、「視野を広くすると言っても、視野を広げるにはどうすればいいの?」と、広げ方がわからず困り果てている人もいるかもしれません。「視野を広くするなんてこと、できないのでは」と、諦めている方もいることでしょう。
ですが、視野を広げることは可能です。意識的にトレーニングすることで、狭い状態の視野を広くすることができるのです。いくつか広げ方を紹介していきますので、できることからトレーニングを始めてみましょう。
視野を広げる方法1.一つの考えにとらわれない
視野を広げるには、まず一つの考えにとらわれすぎないよう、注意をする広げ方があります。自分自身の考えに固執しすぎると、視野を広くすることができません。
多方面から物事を考える癖をつけるために、「これはこう思ってたけど、もしかしたら違うのかも?」と、自分の考えを疑うトレーニングをしていきましょう。
視野を広げる方法2.客観的に自分を見る
視野を広げるには、自分を客観的に考える思考を身につける広げ方があります。自分自身に対してこうだと決めつけず、具体的に自分がどのような性格で、どんなことが得意なのかを考えるトレーニングです。
自分自身を客観視することで、冷静に物事を分析して判断する思考が身につき、得意なことを上手に人生で活かすことができます。
視野を広げる方法3.さまざまなことに挑戦する
視野を広げるには、さまざまなことにチャレンジするのも広げ方の一つです。初めから「自分には無理だ」と判断せず、とにかく一度やるだけやってみようと、失敗を恐れずにチャレンジするトレーニングが必要です。いきなり大きなことをするのが難しい場合、自分がギリギリできそうなところからチャレンジしてみるのも良いでしょう。
たとえ挑戦して失敗してしまった場合でも、その失敗自体が、視野を広げるための大事な知識の一つとなります。失敗の経験を得ることで、「この方法は向いてないんだな」と、新たなステップアップを得ることができます。
視野を広げる方法4.知らない場所を歩く
視野を広げるには、まったく知らない場所を散歩してみるのも良い広げ方です。普段から歩き慣れている場所ではなく、思い切って別の道を歩いてみるトレーニングをしてみましょう。一歩脇道に逸れるだけでも、見える景色は今までと違って見えてきます。
近辺をほとんど歩きつくしていた場合は、別の地域へ旅行してみるのも良いトレーニングになります。
視野を広げる方法5.たくさんの人と触れ合う
視野を広げるには、たくさんの人と触れ合っていくと良いでしょう。人と触れ合うことで、知らなかったことを学び取ることができ、また、相手の意見もさまざまなので、物事に対する見方も多方面から見ることができます。
大人数で行動するのが苦手な場合は、親しい人物や、少人数で行動して考えるトレーニングをしていきましょう。
視野を広げる方法6.たくさんの本を読む
たくさんの本を読むことも、視野を広げるのにとても役立つ広げ方となります。いきなり人と触れ合い続けることが苦手だと感じる場合は、たくさんの本を読んで、知識を吸収していくことも良いトレーニングになります。
視野を広げる方法7.人に相談する
悩み事などがある場合、自分一人で抱え込まず、相手に相談してみるのも最適な広げ方です。視野を広げるには、物事に対してさまざまな視点を持つ必要がありますが、一人では限界があります。そういったときに、人からアドバイスを受けることで、思いがけない視点からの意見を得られることができます。
視野を広げる方法8.人の意見を受け入れる
視野を広げるには人に相談することが大切だと書きましたが、そのアドバイスを受け入れなければ視野を広くすることはできません。相手の意見を素直に受け止め、自分の経験に活かせるようトレーニングしていきましょう。
視野を広げる方法9.人の短所を長所に置きかえてみる
視野が狭いと、人の長所よりも短所がより多く目につきやすくなります。そんなときに短所だけを見て、「あいつはなんてやつなんだ!」と怒るのではなく、一度立ち止まり、その短所を別の視点から見るトレーニングをしてみましょう。
相手が「神経質な人」だった場合、その人は「細かいところによく気がつく人」なんだなと、良い言葉に置きかえることで、見えなかった相手の良い面を知ることができます。
視野を広げる方法10.先のことを予測する
視野を広げるには、目の前のことだけにとらわれず、周囲のことや、その先のことを予測するトレーニングもしてみましょう。周囲に目を配り、想像力を働かせて予測することで、考える力や、わからなかったことを把握する力を身につけることができます。
視野を広げる方法11.環境を変える
思い切った行動になりますが、その場の環境から離れ、一度見ず知らずの土地に引っ越してしまうのも良い広げ方になります。環境が変化することで、視野を広げるためのさまざまな刺激が舞い込み、自然と視野を広げるトレーニングになります。
視野を広げる方法12.楽しいと思うことを優先する
視野を広げるには、自分にとって正しいと思うものを選択するのではなく、楽しいと思えるものを選択していきましょう。正しいことに目をとらわれてしまうと、「それ以外は間違いなんだ」と、偏った考え方になってしまいます。楽しさを優先し、選択の幅を広げていきましょう。
視野を広げる方法13.自分の世界にこもりすぎない
視野を広げるには、なるべく適度に人と関わる必要があります。自分の殻に閉じこもりすぎると、自分の考え方だけに固執してしまい、視野を広くすることが難しくなります。負担になりすぎない範囲で、人と接していきましょう。
自分の世界観を大事にする時間も必要
視野を広げるにはどうすればいいのかと、たくさんの広げ方やトレーニングの方法を挙げてきました。ですが、視野を広げることだけが「正しい」ことではありません。自分の内側を見つめる時間を作っていくのも、大切なことなのです。
必ずしも視野を広げる必要はない
視野を広げることに苦戦して、「視野が狭いのはダメなんだ!」と、自分を責めてはいませんか?先程も書いたように、視野が広いことは必ずしも「正しい」わけではありません。世の中には視野が狭いままでも、自分らしく生きている人はたくさんいます。
「正しさ」にとらわれず、自分がこうありたいと願う方向へ進んでみましょう。
視野が狭いと困ること
しかし、視野が狭いことで、気付かないうちにいくつかのデメリットが生まれてしまいます。視野が狭いために、困ったり、苦しい思いをしてしまう可能性もあるのです。
共感能力が欠ける・偏った物の見方に陷る
視野が狭いと、どうしても視野が広い人と比べて、偏った物の考え方や見方になってしまいます。また、一つの考えに固執してしまい、無意識のうちに差別的な発言をしている可能性もあります。相手の考え方が理解できず、否定するような言葉を返してしまうのです。
目の前に醤油が置いてあるのに見つからない
視野が狭いと、一つの考えや思い込みにとらわれてしまうため、予期せぬ出来事に遭遇するとうまく対応できないことが多くあります。
わかりやすい例えだと、「いつもここに醤油を置いていたはずなのに!」と思い込みにとらわれてしまい、すぐ目の前にあることに気付かず、「いつも置いていた場所」だけに目を向け続けてしまうのです。
どういった自分になりたいのかが大切
視野が狭いことで困ることは多くあります。視野を広げることで、確かに、多くの考え方や見方を得ることができるでしょう。しかし、あえて視野を広げることをせず、自分の世界観を大事にして、独創的な人となるのも一つの選択肢です。
世の中が決める「正しさ」ではなく、自分自身に合った生きやすいと思える「楽しさ」を選び、どちらになりたいかと選ぶことが大切です。
視野を広げると見える世界も広がる
視野を広くすることによって、見える世界も同じように広くなります。ずっと視野が広い人である必要はありませんが、それと同じく、ずっと視野が狭い人である必要もないのです。
今まで狭い視野で苦しんでいた場合、ぜひとも視野を広げるためにさまざまな挑戦をしてみてください。人生が、より豊かに見えてくるはずです。