シガリロ(葉巻)のおすすめな銘柄9つと吸い方を紹介【初心者必見】

シガリロを知っていますか?普通よりも少し小さめの葉巻のことです。シガリロは初心者におすすめです。価格も比較的安く、銘柄、種類も程よく揃っており、吸い方を覚えるのに最適です。たばこの様なサイズで、口腔喫煙も楽しめて、コンビニで買えるお手軽葉巻を紹介します。

シガリロ(葉巻)のおすすめな銘柄9つと吸い方を紹介【初心者必見】のイメージ

目次

  1. 1シガリロとはどんな葉巻?
  2. 2シガリロの特徴
  3. 3シガリロの種類
  4. 4シガリロのおすすめ銘柄9選
  5. 5シガリロの吸い方
  6. 6シガリロの保管方法
  7. 7シガリロから葉巻の世界に

シガリロとはどんな葉巻?

シガリロとは、日本のタバコのようなサイズの小さな葉巻です。本来、湿度や温度管理を必要とする葉巻ですが、シガリロはその点を気にする必要がありません。しかし、葉巻であることは間違いありません。

タバコと全く同じというわけではありませんので、それなりの扱い方があります。葉巻は高価でハードルが高いイメージが合ったり、日本人には吸っている姿に馴染みがない点も、敬遠される一因です。

シガリロはタバコと同じ様なサイズで、吸っている姿にも違和感は殆どありません。またコンビニで売っている種類もあるほど手軽で、身近な葉巻です。銘柄も多く楽しめる、初心者に受け入れやすい葉巻です。

葉巻初心者には、シガリロで色々な吸い方を試して、サイズの大きな葉巻に挑戦する事も、おすすめできます。近くのコンビニに並ぶとは言え、シガリロが置いてあれば、それは幸運なことです。機会を逃さずに手にとって見てはいかがでしょうか。

シガリロの特徴

シガリロは葉巻です。その特徴を考えるには、葉巻のことを整理する必要があります。葉巻とは、葉巻たばこの略です。シガーと呼ばれており、シガレットと呼ばれる紙巻きタバコと区分されます。

葉巻はすべての構造を、タバコの葉のみで完成しています。紙で葉を巻き、フィルターを内蔵する紙巻きタバコとの違いは明確です。シガリロを含む葉巻の最大の特徴です。

葉巻はフィラーという内側に詰め込まれる物、それをまとめて縛るバインダー、一番外を包むラッパーの3種類のタバコの葉で造られます。基本的には3つの構造に使用される葉はすべて違う種類です。

しかし、キューバ産だけは全てがハバナ葉で構成される、という特徴があります。キューバこそは原初の葉巻を生んだ国です。かのチェ・ゲバラも葉巻を愛煙していました。

葉巻のオリジナルはキューバで誕生しました。現在でも最大の葉巻生産国です。葉巻の販売を国有会社で行い、30を超える有名なブランド銘柄が角を突き合わせています。

とりわけハバナシガーを消費するヨーロッパでは人気を博します。ハバナシガーでなければ味わえない、独特の時間を求めて、熱狂的な愛好家が存在しています。

プレミアムシガーとドライシガー

葉巻の種類は大きく分けて、プレミアムシガーとドライシガーの2つです。プレミアムシガーは所謂ビンテージ銘柄で、高額になりがちです。ドライシガーは製造工程に機械を用いる等、プレミアムシガーに比べて安価である場合が多いです。

シガリロは、葉巻のサイズを表した規格の一つで、ドライとプレミアムの二種類があります。コンビニにあるとすればドライシガーのシガリロです。数を売りたいコンビニでは、安く、保管も安易なドライシガーしか置かれません。

孤高のプレミアムシガー

プレミアムシガーは、高級な種類と言えます。これは、脈々と受け継がれる伝統的な手法を用い、職人の手作りで製造される物だからです。芯にロングフィラーという砕いていない1枚葉が使われ、銘柄によって特殊な巻き方が存在しています。

サイズが大きい程製造が困難であるなど、その価値が職人の腕によるところが大きい種類です。また保管する際には、基本的には温度や湿度を管理する必要があり、繊細なアイテムです。

日本ではこれまで、葉巻と言えばプレミアムシガーの事を指していました。映画やアニメなどに葉巻が登場する場合、殆どがプレミアムシガーで、馴染みのない葉巻に高級なイメージが伴いました。

さらに、プレミアムシガーに限って言えば、確かに高級で贅沢なアイテムです。それは、葉巻の本来の楽しみ方からも明確な事実です。

まず、ビンテージ銘柄であるプレミアムシガーの方が、元来の楽しみ方に適していると言えます。もちろん、葉巻は嗜好品ですので、どの様に楽しむかは自由ですが、一般的な楽しみ方は存在します。

葉巻を楽しむ時、味だけを求める方は少ないでしょう。葉巻に関する膨大なファクターの全てをひっくるめて、関わっていく時間を楽しむという感覚が、プレミアムシガーだけが興じ得る他にない嗜好です。

燃焼時間も日本のタバコとは比較になりません。長いものでは1時間を超える場合もあります。そのゆったりとした贅沢な時間の演出において、プレミアムシガーの右に出るものはありません。では、ドライシガーはどんな特徴があるでしょうか?

ドライシガーとシガリロ

ドライシガーは、保管に温度や湿度の管理が必要ありません。ショートフィラーと呼ばれる細かく刻んだ葉をフィラーに使っています。製造過程で機械を利用したり、特殊な巻き方等の複雑な製造法から脱却することで、量産性が向上されています。

シガリロの一番目立つ特徴は、従来のシガーに対して小さいということです。これは燃焼時間の短縮に繋がります。更には原材料の消費が少なく、製造に要する時間も短縮されます。すると製造数の増加を呼び込み、価格低下が実現されます。

小さいという一点の背景からシガリロは、従来のプレミアムシガーに比較して、多くの商用的な利点を得ることになります。つまり、商品化しやすいと言えます。この特徴はシガリロが、ドライシガーの製法と相性が抜群であることを示します。

商品化が安易で、流通量が多く安い値段のシガリロは、販売対象者がプレミアムシガーと異なり、シガレットのターゲットと同じ層に愛煙されることになります。そして、シガリロに求める嗜好の形も、そういったターゲットが作っていくことになります。

シガリロは初心者でも楽しめる

シガリロはよく、葉巻の初心者におすすめと言われます。では、葉巻の初心者とはどんな人達でしょうか?日本では、喫煙者といえば紙巻きタバコの利用者のことです。彼らは葉巻の吸い方を知っているでしょうか?答えは否でしょう。

喫煙者であっても、葉巻を利用していないなら、それは初心者です。それほど、紙巻きたばこと葉巻の吸い方には違いがあります。つまり、シガリロが初心者におすすめと言われるのは、タバコのように、手軽に吸うことができるからです。

葉巻を楽しむ為には多くの準備を必要とします。吸口を作るためのシガーカッター、もちろんカットの仕方も色々あります。大きな火が出るように作られたシガー用ライター(ガス)があり、火の付け方にも注意が必要です。

決まっているわけではありませんが、良い喫煙を求めれば気にかけることが多く、技術を伴う場面も多いです。手にした銘柄の歴史を知るか、知らないか、それで時間の密度が違うとか、正面切ってそういう事をやっていくのが従来のプレミアムシガーです。

対してシガリロはどうでしょうか?吸口については、最初から加工されて販売されるものも多いです。その場合は、シガーカッターも必要としません。シガー用ライターが何故大きな火が出るように造られているかを考えてみます。

葉巻はボディが紙ではなく葉でできていますから、着火する時もできるだけ火が遠い方が良いです。これはシガリロでも変わりません。問題は大きさです。小さい火では均等に熱が伝わらず、上下で燃焼速度に違いが出て、斜めに燃え進むことになります。

シガリロは半径がタバコ程度ですので、一般的なライターで綺麗に着火することができます。ですから、専用のライターは必要ありません。しかし、遠ざけた火で着火することや、オイルのライターを避けるべきであったり、葉巻ならではの注意点もあります。

この様に、準備や知識の点で敬遠されることが少なく、喫煙技術が比較的容易で、かつ、タバコとは違う葉巻の特徴を維持していることから、シガリロは葉巻の初心者におすすめされています。

シガリロは他の葉巻より安いのが魅力

シガリロは、大きなサイズの葉巻よりも値段が安いです。例えば、シガリロはタバコと同じ様な箱やソフトケース入で販売される場合があります。20本入で300円から500円程度といった値段です。

対して、大きなプレミアムシガーは通信販売で手に入れるのが一般的ですが、1本からの販売が多く、2000円~5000円という値段が散見されます。特徴から見えてくる製造背景からも、値段が安いのは明確なことであり、大きな魅力の一つです。

ただし、シガリロはあくまでもサイズの規格であり、シガリロの中にもプレミアムシガーとドライシガーが別れています。プレミアムシガーのシガリロは、大きな物と同じ様に全て手作りで、貴重な製造技術が詰め込まれています。

例えばキューバ、ハバナシガーの最高級銘柄、コイーバのシガリロは、10本入りケースで1500円です。日本のタバコと大差無いドライシガーのシガリロとは、大きく価格が違います。全てのシガリロが安いわけでは無いということです。

シガリロは喫煙時間が短い

大きなサイズのシガー比べて、シガリロは燃焼時間が短いという特徴があります。もちろん、喫煙時間も短くなります。大きなサイズの葉巻は、驚く程燃焼時間が長いです。1時間燃焼を続けることも多くあります。また、途中で火を付け直す事もしばしばです。

特にプレミアムシガーでは、口腔喫煙を意識しないと味を悪くする場合があります。ゆっくりと口腔喫煙で吸い込む方法が一般的で、端からすばやく吸い切る事を考えて造られていません。

シガリロは小さく短いので、当然燃焼時間が短い種類です。この種類でもやはり、強く吸い込むことはおすすめできません。煙管などを使用して、最後まで吸い切っての所要時間が、およそ10分程度です。紙巻きタバコと比べると長く感じるはずです。

それでも、葉巻の中ではダントツに喫煙時間が短い種類です。これも、初心者におすすめできる特徴といえます。また、そこら中禁煙だらけで、喫煙環境が良いとは言えない日本では、特にシガリロがおすすめされる所以でもあります。

シガリロの種類

シガリロにもプレミアムシガーとドライシガーなど、種類がある事を前述しました。製造方法などの他にも、種類分けがされています。それがサイズによる種類分けです。

シガリロ自体が葉巻の中で小さなサイズを表す規格の一つですが、その中で更に小さなサイズがあったりと、数種類に分かれています。

ミニシガリロ

シガリロは葉巻の中で小さな種類ですが、タバコと全く同じ大きさでは有りまえん。少し、日本のタバコよりも太く、長い感覚です。

ミニシガリロになると、殆どタバコと同じサイズになります。特に初心者や、葉巻に馴染んでいない日本の利用者におすすめできるサイズです。

クラブサイズ

クラブサイズは、普通のシガリロよりも少し大きな種類になります。半径にしておよそ1mm、長さ1cmほどの違いがあります。

クラブシガリロ、などと表記されることがあり、シガリロの一種とされています。シガリロの特徴である商用的なメリットが目立ち、ドライシガーの機械巻きであることがほとんどです。

シガリロのおすすめ銘柄9選

無数の銘柄が、シガリロを提供しています。ここでは、香り、味わい、吸いやすさ、価格、の4点に着目して5段階で評価し、具体的な銘柄を9つ紹介します。葉巻は一期一会の嗜好品です。同じソフトケースに入った10本の中にすら、個性があります。

それはサイズの小さなシガリロにも、同じく言えることです。この9種類はあくまでも参考として見てください。本当におすすめできる銘柄は、ある意味では存在しません。それは自分で見出すしかない、パートナーだからです。

シガリロおすすめ銘柄①コイーバ

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コイーバは、葉巻を吸う者にとって聖典のような銘柄です。創業100年を超すブランドが覇を競うキューバにあって、1986年頃に生産を開始し、40年にも満たない若さで世界最高級の地位にある、「カストロの葉巻」です。

ブランドの来歴は、キューバの激動と共にあります。黎明期には政府要人のみに渡ったコイーバが、革命と開国を経て我々が楽しめる事、それは信じがたい幸運といえます。特徴は強めでありながら、まろやかでフルーティな味わいです。

ドライシガー コイーバ ミニシガリロ ¥3000
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄②アルカポネ

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世界一有名な首領の名を冠した銘柄です。日本でも容易に手に入り、安い種類に入ります。味わいは、コニャックを彷彿とさせる甘い香りが特徴的です。価格が安いこと、どんな吸い方でも美味しい吸いやすさから、初心者に最もおすすめできる銘柄です。

葉巻の吸い方としては、本来は口腔喫煙と言って、肺に煙を落とさない吸い方が一般的です。アルカポネの煙は肺に落としてしまっても、味に影響が少ないとの意見も見られます。吸い方が限定されず、口腔喫煙を徹底しなくとも良い点も、初心者向けです。

アルカポネ・スイート 10本 ¥720
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄③ビリガー

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続いても安い価格帯の銘柄を紹介します。スイスのビリガーです。エスプレッソや、バニラのフレーバーを加味した商品が特徴的な銘柄です。まろやかな味わいと馴染みやすいフレーバーで、吸いやすさでは最も初心者におすすめできる銘柄です。

吸いやすい味ですが、口腔喫煙は意識して楽しむべきです。フレーバーが最も効果を示してくれます。また、安い種類ですが、コンビニでの目撃例は少ないようです。

ビリガーエクスポート ナチュラル 5本入 ¥850
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄④モンテクリスト

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モンテクリストはキューバにある銘柄です。コイーバがカストロの葉巻なら、モンテはチェ・ゲバラが愛煙した銘柄です。ドライシガーで機械巻きではありますが、ウッドベースの確かな個性を楽しめます。コンビニ販売は期待できません。

モンテクリストは名前に面白い由来を持ちます。古来、現在でもレクトールという葉巻工場の職人たちが退屈しないように、物語を朗読する職業があります。三銃士の作者が書いたモンテクレスト伯なる物語が、職人たちに人気だったらしいです。

モンテクリスト・オープン・ ミニシガリロ 10本入り ¥1300
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄⑤ブラックストーン

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最も手軽なシガリロが、ブラックストーンです。コンビニで見かける事もある銘柄です。初心者に適している種類です。価格も他と比べて安い設定です。アメリカに拠点を置く、シガレットがメインの銘柄です。

シガリロでは、ワインフレーバーなどのラインナップが目立ちます。決して物が悪いわけではありません。味は万人受けできる安定したものですし、口腔喫煙でしっかりと葉巻の煙を楽しめます。ただ、元来の葉巻の楽しみ方と方向性が違うとも言えます。

ブラックストーン ワイン フィルター 20本入 \570
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄⑥スウィッシャースイート

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続いてもアメリカからスウィッシャースウィートを紹介します。安い設定ですが、コンビニに有るかは疑わしい銘柄です。特徴は甘さ、香り高さで、しっかりと強い個性を持つ製品もあります。その為吸い方に気をつけて、口腔喫煙を意識しなければ、味を落としかねません。

バニラ、ストロベリー、グレープと、スウィートの名に恥じない甘い製品が並び、女性にもオススメです。ただ葉巻本来の楽しみ方からは、離れていくのを感じます。それは、嗜好の幅を広めているとも言えます。

スウィッシャー スウィート シガリロ \600
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄⑦キングエドワード

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キングエドワードは、伝統ある銘柄ですが、その口当たりは軽やかで、ビターな銘柄と比較すると薄く感じてしまうほどです。香りを楽しむ為の吸い方で、口腔喫煙がうまくできれば、その伝統ある個性を存分に示してくれます。

銘柄の値段の設定は、安い方ではありません。しかし、シガリロに関して言えば、太めの製品であり、他のシガリロと比べて喫煙時間が長く得られます。それを加味して考えると、安い種類に挙げられる場合もあります。コンビニにはありません。

キングエドワード スペシャルズ リトルシガー 5本入り \600
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄⑧ドンエステバン

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アイルランドからドンエステバンを紹介します。ヨーロッパ産でありながら、ハバナ葉100%使用という珍しいシガリロです。普通、キューバの銘柄だけがキューバ産の葉、ハバナ葉を100%使い、ハバノスと呼ばれますが、これはアイルランド産です。

ハバノスの雰囲気を持っていながら、ヨーロッパ産の特徴をも兼ね備えた、ある意味では世界にまたとない個性を発揮します。高額になりがちなハバノスに、恐ろしいコスパで挑みますが、個体差が激しいという意見が散見される、本当に面白い銘柄です。

ドンエステバン シガリロ 20本 \1650
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆

シガリロおすすめ銘柄⑨ダビドフ

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9つ目の紹介はダビドフです。ダビドフの創始者は意欲的な経歴を持ちます。キューバに身を置き葉巻の生産に着手するも、ハバノスの品質に疑問を持ち、ドミニカ共和国に拠点を移したのです。現在、非キューバ産の葉巻として最高級に扱われます。

この銘柄を紹介したのは、貴重なプレミアムシガーのシガリロがラインナップにあるからです。エクスクイジートスというその製品は、携帯できるシガーとして世界最高級の一品です。シガリロにおいては、コイーバすら及ばぬ領域に、ダビドフがあります。

ダビドフ シガリロ エクスクイジートス 10本入り \6000
 

香り 味わい 吸いやすさ 価格
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆

シガリロの吸い方

シガリロの吸い方は、葉巻の吸い方と同じです。嗜好品ですので自由ですが、推奨される吸い方はあります。それが口腔喫煙という、肺に煙を落とさず、口の中で味わいを楽しみ、鼻に煙を通す吸い方です。葉巻の煙は味が強く、肺に落としづらくもあります。

葉巻は製造段階から口腔喫煙の吸い方を想定しています。また、口腔喫煙を行おうとすれば、様々な面では巻の個性を引き立てることになります。例えば、燃焼の温度上昇を防ぐということです。

煙の温度を低く保つ

燃焼温度が上昇すると、煙の味わいに影響を及ぼします。できるだけ低い温度の煙を口にする吸い方が、味わいを豊かにするとされます。この点については、シガリロは初心者向けとは言えません。元来、実はシガリロは初心者用に提案された葉巻ではありません。

大きなプレミアムシガーを吸ってきた人達が、時間的な手軽さを求めた時、提案されたのがシガリロというサイズの規格です。吸い方に慣れた手練が、本来のターゲットだったわけです。シガリロは小さいので、大きな葉巻より燃焼温度は上がりやすくなります。

強い吸い方をすると影響が強く出てしまいます。ゆっくりと吸い込み、ゆっくりと吐き出す吸い方で、ふかす間隔も長く保ちます。

口腔喫煙を行おうとすると、自然とその様なサイクルを生むことになります。この特徴は安い高いに関係なく、全てのシガリロに当てはまります。シガリロの吸い方でもう一つ、気をつけなければならない事があります。それは着火の方法です。

火の付け方

火のつけ方を謝ると、斜めに燃え進む場合があります。紙巻きたばこですら、この場合は味にムラが出てしまいます。葉巻ではより覿面に影響します。紙巻たばこなら燃焼剤も含まれるので、強く吸うことでいくらかフォローが効きますが、葉巻は違います。

ドライシガーでも燃焼剤は含みません。燃焼温度が上がりやすいとは言え、シガリロでもフォローは難しいです。強く吸って温度を上げてしまうと、後の味わいに影響もします。また、これでは口腔喫煙もままなりません。火の付け方は重要です。

火の付け方については、シガリロは初心者向けと言えます。プレミアムシガーや大きな葉巻は、葉が強く詰まっています。その為火が灯るだけでも時間がかかり、均等に熱っする技術が必要です。

先端の周囲のラッパーを先に焼いてから、均等に先端を熱するなど、手順も細かくなります。対してシガリロは小さいですから、ある程度大雑把になっても均等な着火ができます。最低限を行えば難しい技術は必要ありません。

灰の落とし方

葉巻の灰は紙巻きタバコと違って、サラサラとせずずしりと固まっています。頻繁に落とす必要はありません。口腔喫煙を意識していると、燃焼の速度も遅くなり、灰が増える頻度も減ります。ある程度灰が貯まるまで落とす必要はありません。

むしろ、落とす動作により温度を上げる場合があります。口腔喫煙をゆっくり続けて、灰を落とすときには振ったり弾いたりせず、灰皿を灰で押さえるようにして、灰の塊を折り取るイメージで対処します。

シガリロの購入方法

シガリロの購入方法は、主に3つが考えられます。最も一般的なのはネットによる通信販売です。時間をかけて探せば品揃えは店頭と比較になりませんし、商品の詳細が手軽にわかる所も利点です。

シガリロに関して言えば、日本の方が運営するネットショップが多く、安いものからある程度高額な銘柄まで、普通の通信販売として購入可能です。高級な銘柄は品切れである場合が多く見られます。その場合は個人輸入も手段の一つとなります。

次にタバコ屋さん、つまり専門のショップに製品がある場合があります。近くにショップがあればカクンされてみると、安いものなどは案外取り揃えてあります。中には高級な製品も揃えている、マニアックなショップもあります。

しかし、ショップ数が少なく全国どこでも手軽に利用、というわけにはいきません。特に高級な銘柄はネットに頼るしか手段のない場合が多いです。

もしコンビニでシガリロを購入できる地域にお住まいなら、それは幸運といえます。シガリロを販売しているコンビニは確かにありますが、全国に多くはありません。コンビニになる前がタバコを扱うショップであったりする場合に、店頭に並ぶ事が多いです。

もし、コンビニで購入ができるとすれば、スタッフと良く話をしてみるのが手です。葉巻が並んでいるコンビニの店員、とりわけ店長は葉巻に縁がある事が多いです。話の進み方次第では、驚くほど貴重な製品を手入れるきっかけになるかもしれません。

シガリロの保管方法

シガリロは殆どの場合ドライシガーです。この場合は保管に神経質になる必要は無いです。しかし、外気にほったらかすのは無理があります。ジップロックやタッパーに、シガー用保湿剤や果物の皮を同封する方法があります。

問題はダミドフの様なプレミアムシガーのシガリロです。湿度70%~72%を維持する必要があり、これを損なうと味わいに大きく影響します。密閉できる木の容器での管理が理想ですが、一般には難易度が高いです。吸いきってしまうのが、一番の解決方法です。

シガリロから葉巻の世界に

日本人にとって、シガリロは葉巻の入り口となり得ます。シガリロが世に出た理由は、決して初心者向けとしてではありません。しかし、生来の性質が量産性を高め、コンビニに並ぶまでになりました。今では初心者を最初から意識した製品もあります。

日本の喫煙環境は良くありません。はっきり言って悪徳とされています。しかし、葉巻が世界中で愛され、文化と伝統ある社会的地位を確立した嗜好品である事は、疑いようもありません。むしろ、実態も知らず避難することは恥ずかしい程です。

少しでも興味を持っていただけたなら、コンビニのタバコ棚に目を向けてください。アルカポネが並んでいるかもしれません。是非葉巻の世界を覗いて見てください。世界が100年以上もかけて熟成させた、極上の嗜好品がそこにあります。

シガリロのことをもっと知りたいと思っていただけたなら、KIRARIには他にもシガリロについての記事がありますので、そちらも是非チェックしてみてください。

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