趣味部屋の作り方！レイアウトやインテリアにこだわった趣味部屋コーデ

趣味はお持ちですか？趣味がもたらすメリットの一つとして、時間管理の意識が高まるのではないかと考えられています。また、趣味でリラックスすることでオンオフを切り替えられるため、就業中の集中力が高まり生産性が高まります。

趣味があり、その趣味のものに囲まれた生活を送れたら、毎日がもっと幸せになれそうです。その場所は自分の趣味の城と考えて、おしゃれに間取りの作り方を考えたりインテリアをコーデしたりする時間も、とっても贅沢な時間です。

そして、自分で趣味に合わせて考えた、おしゃれなDIYを形にできたら、世界に一つだけのインテリアが生まれます。

趣味部屋とまではいかなくても、好きな色やインテリアを統一して、おしゃれな自分の城の作り方を考えていくということは、男性にとっても女性にとっても楽しい作業です。

DIYとは「Do it yourself」を略した言葉で、インテリアの棚や収納アイテムを、自分で作ってみようという意味です。自分でできることは自分でやってみようという理念を持ち、専門家や業者に頼ることなく自分で装飾や修繕を行うことです。

最近では女性のDIYをする人が増えてきて、雑誌やテレビ番組で特集されることが多くなりました。もちろん男性も自慢の腕を振るってDIYを楽しんで、こだわり抜いた自分だけの趣味部屋を作ってみてほしいです。

趣味部屋の統一感を崩さないデザインで、ジャストサイズの収納棚やラックを探すのは大変です。もし探せたとしても、価格面で諦めてしまうこともあります。そんなときは、DIYで自分なりのアレンジを加えて世界に一つしかないアイテムを作ってみましょう。

同じ部屋の作り方でも、ちょっとした作り方の工夫次第で、広く感じたり動きやすかったりします。ここからは、間取りやおしゃれなレイアウトのコーデの仕方を考えていきます。

動線とはその部屋の中を人が移動する線のことです。何かをするたびに同じところを何度も行き来したり家具の間を縫って歩くような動線はストレスです。最短距離で作業ができる動線を確保することが基本です。部屋の中に直線の通路を作ることから始めましょう。

レイアウトの作り方として家具を一方向に寄せて配置し、部屋の奥に向かってできるだけ一直線になるように空間を作るのです。この作り方は動きやすいだけでなく部屋全体を広く見せる効果もあります。

レイアウトを考えた時に、たくさんの家具を並べてしまうと圧迫感が出ます。一般的に家具を置くときの割合は、部屋の広さの3割がいいとされています。それ以上のコーデだと部屋が家具でいっぱいになっているという印象を受けます。

また、部屋を埋めるようなレイアウトで家具が並んでいると、実際以上に部屋が狭く見えてしまいます。

いろいろと趣味物の中でも置きたい順を考えて、余分な物は置かない決断も必要です。

ビビットカラーや男性が選びがちな濃い色は、実施よりも狭く見えます。部屋を広く見せたいなら淡色を使ったコーデにしましょう。狭い空間は下から上に向かって濃い色から明るい色に変化させていくと広く見えると言われています。

具体的なベースカラーには白やアイボリー、クリーム色などです。こういった明度の高い暖色系の色は膨らんだり広がったりするように錯覚して見える効果がある、膨張色といわれる色です。こういった目の錯覚を利用して、部屋を広く見せましょう。

カーテンもベースカラーの一部として捉え、同系色で統一するコーデだと抜け感のある開放的な印象になります。

店頭でパッと目を引くのは華やかな色や柄のもので、つい手に取ってしまいがちですが、部屋を広く見せたい場合は主張しない無地を選ぶことをおすすめします。

また、デザインやテイストが考えているインテリアや自分の趣味と、チグハグにならないように統一感を持たせるコーデにしましょう。家具の高さや奥行をそろえるのも、統一感のあるインテリアになります。

部屋の間取りをしっかりと測って、レイアウトのイメージをしてからお店に行くといいです。

開放感のある空間の作り方は、視線の先に遮るものがないことです。視線の抜けとは、部屋に入ったときに家具などに邪魔されず、視線が部屋の奥まで通る状態で、部屋を広く見せたり余分なものを目立たなくさせるためのレイアウトの技のことをいいます。

できれば部屋の入り口から奥までが見通せるコーデだと、視線の抜けは抜群になります。

また、自分の目線よりも高い家具を選ばないことも重要です。腰高ほどの背の低い家具を選ぶようにすると、視線の抜けができます。

趣味部屋の間取りを考えるときに、あらかじめ部屋や家具の寸法をキチンと測ったり、コンセントの位置の確認をすることから始めましょう。

人が横向きで通る時に必要なのは45cm、正面を向いて通る時には60cm、2人がすれ違う時に必要なスペースは90～120cmの幅が必要だと言われています。

液晶テレビと目までの距離は画面の高さの約3倍あれば、疲れずに見ることができると言われています。また、テレビボードとリビングテーブルとの間は、引き出しや扉の開け閉めなどを考えて50cm以上は空けるようにしましょう。

男性にとっても女性にとっても、趣味部屋の作り方はメリハリのあるインテリアを楽しむことです。

暖かい木のぬくもりとホワイトを取り入れた、明るい雰囲気のインテリアはいかがでしょう。

素材の質感を生かして、白かベージュ系でまとめるコーデがポイントです。かわいらしいモダンな雰囲気も、温かみを感じられるのがナチュラルインテリアの特徴です。木目とホワイトでまとめるのが基本の作り方になります。

柄物や色遣いに気を付ければ、簡単にあこがれのおしゃれなインテリアにすることができます。

男性の趣味部屋にも木の温かみを感じる家具をレイアウトして、グリーンをプラスするのはいかがでしょう。観葉植物を置くだけでグッとおしゃれになります。窓からの光やホワイトの壁が生き生きとしたグリーンの生えるインテリアです。

観葉植物を置くなら、鉢もナチュラルテイストにしましょう。買った時の鉢植えのままではなく、ホワイトや木目を基調としたものにするだけで、インテリアをよりステキにコーデしてくれます。

鉢植えを置くスペースがないなら、ハンキングを使って観葉植物を飾るのもステキです。グリーンがあるとよりナチュラルな空間を演出してくれます。ドライフラワーを吊り下げてもおしゃれです。カラフルな色合いも徐々に落ちてきていい感じになります。

インテリアの中でも照明を変えるだけで部屋の雰囲気が一気に変わります。置いておけばインテリアになり、付ければ照明器具として活躍してくれるので、とても便利なアイテムです。間接照明のつけ方を変えるだけで集中出来たりリラックスできたりと楽しめます。

そして、光にこだわってみましょう。光には蛍光灯の白っぽいものから、白熱灯のオレンジのものまであり、DIYをするにしても直接照らすのか間接的に照らすのかで様々な計画が立てられます。

照明選びは複雑で、ルーメンやワットなどの専門用語に加えて種類もいろいろありますが、この機会に趣味に合わせておしゃれな照明を部屋のインテリアに取り入れてみてはいかがでしょう。

カーテンやベットカバーがジャストサイズでないと、途端にその部屋の格が落ちてしまいます。

高い生地を使っているとか、オーダーメイドのものであるとかということは、あまり問題ではありません。既製品でも手作りでもいいので、きちんと意図したサイズになっているかどうかが大切です。きっちり見えるようにサイズにはこだわるべきです。

男性の趣味部屋にはカーテン以外にもロールスクリーンなどを取り入れると生地がもたつかず、すっきりと見えます。窓がスリム化すると、それだけで部屋全体が広く見えるのでおすすめです。

おしゃれな趣味部屋にアートがあるのはいかがでしょう。照明やカーテンと違って、なくても済むものだと思い、省いてしまう人は多いかもしれません。ほんの少し手を加えているだけですが、あれば美しくまた魅力的な趣味部屋に一気に変身します。

どのアートを選ぶのかと考えた時に、一番大切なことは「その絵が好きかどうか」です。

趣味部屋のインテリアにアートを飾ると分かりますが、その存在感は想像以上のものです。毎日目に触れるので、男性らしく女性らしく、自分を勇気づけてくれるアートをぜひ飾ってみてください。

男性にも女性にもいろいろな趣味がありますが、好きなものに囲まれた自分だけの部屋はレイアウトやコーデを考えただけで、ワクワクしてきます。

音楽が趣味の部屋の間取りには、ご近所や家族に協力してもらわなくてはいけない、音の問題があります。

音楽が趣味の方の趣味部屋にはまずは床や壁、天井の防音対策が必要です。簡単に個人でDIYできるものに遮音シートや制振シートがあります。音楽を聴くときのスピーカーの側面や底などに貼れば、少しは聞いている音楽の音漏れを防ぐことができます。

防音マットを床に敷き詰めて階下への音漏れを防ぎます。そして、防音カーテンの長さはできるだけ床に付くほどある方が音漏れが軽減します。吊るすときは窓とカーテンの間に空気層ができる方がいいです。出来れば複数枚かけた方が層ができて音が軽減します。

音楽を聴くときに部屋から響く音を軽減したい場合は、部屋に背の高いタンスや本棚があれば、それを壁から1cm位の空気層を作って、楽しんでいる音楽の音漏れが気になる壁面に配置すると、防音効果が高まります。

好きな音楽のレコードやCDの表を見せて飾る台をおしゃれにDIYして、ゆっくりと音楽の時間を楽しめる間取りをレイアウトしてみましょう。

自分で音楽を演奏する方は練習時間も快適に過ごせるように、スペースにゆとりを持った作り方にしたいです。音楽部屋のインテリアをシンプルにすると、さりげなく置いてある楽器がインテリアの主役になり、ステキな音楽の趣味部屋になります。

音楽鑑賞が趣味の部屋のレイアウトは、ゆったりと音楽を楽しむ椅子にこだわりを持ってほしいです。傍らに飲み物が置けるサイドテーブルがあると、好きなお茶やコーヒー、お酒を楽しみながら音楽を楽しむ贅沢な大人の時間になります。

バイクそのものを部屋に入れる間取りは、なかなか実現できそうにありません。

男性も女性もバイクが趣味の人はメンテナンスのためのガレージも、趣味の部屋と言えるでしょう。工具やオイルといった男臭いものでも、パーツごとに分けて収納したり、見せる収納でインテリアに統一性が出るようにDIYすれば、おしゃれな空間になります。

平日の少しの時間を見つけて修理や改造をして、休日には趣味のツーリングに出かけます。バイク好きの男性や女性があこがれる趣味との向かい合い方です。

また、バイクが趣味の男性、女性におすすめなのがライダーズマンション、バイクガレージ付きの賃貸物件です。部屋ごとにバイクガレージがついている間取りのため、この物件なら安心してバイクを保管できます。

賃貸部兼についている共同駐車場とは違い、部屋の中でバイクを保管できるので防犯性が高いし、メンテナンスしやすいメリットがあります。

何よりも愛車を眺めながら暮らせるなんて、バイクが趣味の男性、女性には持って来いです。一般的な物件に比べると賃貸料は少し高めですが、マンションとガレージを別々に賃貸することと比べるとお得なのかもしれません。

いつでもどこでも読書ができる部屋って素敵です。本を見せる収納にするのか、隠す収納にするのかなどのレイアウトをコーデする必要があります。

見せる収納の本棚ならオープンラックはいかがでしょう。壁に沿わせて置いてもいいし、あえて部屋の真ん中にしきりとしておいて部屋を二つに分けることもできるおしゃれなラックです。

省スペースなのに取り出しやすい本棚なら回転コミックラックがおすすめです。本屋さんやCDショップなどでよく見かけるクルクルと手動で本棚が回せる回転式の本棚です。収納しても読みたい本が見つけやすく省スペースで使いやすい本棚です。

手芸を楽しむ部屋でミシンも軽やかに進みそうです。しかし、続けていくうちにどんどん増えていく道具や生地、ビーズなどの材料が、気付いたらごちゃごちゃになってしまいがちで一体どこにあるのか、探すのが大変なことになるという悩みも多い空間です。

ボタンやビーズなどのこまごまとしたパーツなどを、ビンなどに入れてディスプレイ収納はいかがですか。また、糸などのサイズに合わせて収納棚をDIYし、色ごとに分けて収納すると見た目もスッキリとした棚ができあがります。

ずらっと並べるときは、できるだけ同じサイズのビンを使用して統一感を出したり、サイズ感や色をそろえながら道具をインテリアとして並べると、すっきりと見せることができます。

男性でも女性でも釣りが趣味の部屋の作り方は、リールなどはすべて見せる収納にDIYして、使いたいものが一目で分かりすぐに取り出せるようにします。ルアー類はショップのように壁にかけて収納すると、一目瞭然です。

こまごました物もそれぞれをグループに分けて収納し、ラベルやタグを貼ると探しやすく片付けやすくなります。

趣味部屋には釣りに行けない日のイメージトレーニングにも役立つ、動画メディアやオーディオ類の充実もおすすめします。この時に覚えた仕掛けや、ポイントの選び方を実践するのも楽しみの一つです。

間取りに映画を大画面で独り占めできるプライベートシアターがあれば、映画が趣味の男性や女性にはたまらない空間になります。

スクリーンのサイズは座る位置から画面までの視聴距離（cm）÷3と言われています。例えば240cmなら80インチ、270cmなら90インチという感じです。間取りの関係でプロジェクターを置くスペースがなければ天井から吊り下げて使用する方法もあります。

またスクリーンにはブラックマスクとマスクフリーの2タイプがあります。ブラックマスクは、投影される周囲が黒くなっているため、周りの壁などとの境がはっきりとして見やすいと言われています。

料理は手際が大切です。しかし食材や調味料、調理器具など収納する物がたくさんあり、しかも形も大きさもさまざまです。限られたスペースでたくさんのものを収納し、取り出しやすくしていきたいものです。

食器類はコの字ラックを使って同じ種類、同じサイズのものを数枚ずつ重ねるように収納しましょう。小皿やグラスなども同じ用途同じ種類の食器は、かごやトレーにひとまとめにして入れておくと、サッと迷わず出し入れができます。

調味料はガス台（コンロ）の下に収納しておくと料理をしながらでもスムーズに取り出すことができます。ポイントはファイルボックスやトレイなどに、ひとまとめに収納しておくことです。ケースを少し手前に引き出せば、すぐに取り出せて時短にもなります。

部屋数や間取りや価格面の関係で自分の空間や、趣味部屋を作ることをあきらめてしまっていませんか？

一つの部屋をまるまる趣味部屋にしなくても、部屋の間取りの一部のレイアウトを趣味の専用コーナーとしてコーデしてみましょう。いろいろな場所に趣味物を置かないので部屋が散らかりにくいという利点があります。

レイアウトを必要なものを集めて収納しておける作り方にすれば、あちらこちらにモノを探しに行く手間も省け、一カ所で作業が完結できるため効率的です。

DIYをしないで自分だけの区切られた空間の作り方は、周りと空間を隔てることができるような背の高い棚やおしゃれなパーテーションで区切るといいでしょう。

押し入れは物を収納するためだけのスペースではありません。活用できていない押し入れならば、ふすまを取り外してレイアウトを考え、おしゃれな趣味部屋にコーデしてみてはいかがでしょうか。

押し入れは奥行があるので、広々とした作業スペースをDIYで作ることができます。押し入れの段板を上手に活用すれば男性も女性も大がかりな作り方のDIYをせずに、自分だけのレイアウトのおしゃれな趣味部屋が完成します。

好きなものを飾るだけの小さな間取りでも構いません。「好き」を一カ所にギュッと集めた場所のコーデは、ほかの場所を散らかさずに効率的で満足度も高くなります。

作り方のポイントはコーデのテーマを決めることです。明らかにテーマと、ずれるときは潔く外すことが大事です。

たとえ小さなスペースでも、ぜひ自分だけのコーナーをレイアウトして、趣味時間を楽しく過ごしましょう。

一言に趣味と言ってもアウトドアやインドア、制作するのか鑑賞するのかというように人それぞれ違います。趣味が見つからない方は、とりあえず興味を惹かれる何かにチャレンジされてみてはいかがでしょう。自分にぴったりの趣味に出会えるかもしれません。

趣味がある方は、間取りやレイアウトのアイデア次第で小さなスペースや間取りでも、自分の趣味の空間を持つことは不可能ではないことがわかりました。

誰にも邪魔されない自分のための趣味部屋。作り方から考えてDIYでサイズに合わせたインテリアをコーデすれば、それだけで男性も女性も、気分が上がるおしゃれな趣味の部屋になります。あこがれの空間を形にすれば趣味への情熱もさらに高まるかもしれません。