旦那・夫のお小遣いの平均や相場はいくら?
結婚をしてからの家計を管理するのは大変なことです。その中で世の中の旦那さんはどのくらいのお小遣いをもらっているのでしょうか。各家庭によって、その金額は異なるのは確かですが、今回は旦那さんのお小遣いの平均や相場、使い道などを詳しく解説します。
目次
旦那・夫のお小遣いはみんなどうしている?
結婚してから決めることの中で、結構大事な項目が旦那のお小遣いです。日本は外国と違って、夫には毎月お小遣いを渡している家庭が多いです。
ただ、各家庭によって、お小遣いの金額は異なるため、正しい金額という値はありません。しかし、他の家庭の旦那さんはどのくらいのお小遣いをもらっているのか気になっている方は少なくありません。
今回は夫のお小遣いの平均や相場、管理方法などまで夫のお小遣いに関することを詳しく解説します。
年収や子供の有無などによって違いがある
旦那さんのお小遣いは各家庭によって金額が異なるのは、それぞれの年収や生活スタイルが違うからです。共働きだったり、子供がいたり、いなかったり、専業主婦の家庭だったりするため、家計にも違いが出ます。
年収が高く、夫婦共働きの場合は、お小遣いが多かったり、子供が多く、専業主婦の家庭ではお小遣いがないという旦那さんもいるのです。
そんな中で、毎年のように夫のお小遣いの平均や相場がニュースになることがあります。では、世間一般の夫のお小遣いはどれくらいなのか具体的に紹介します。
旦那・夫のお小遣い①平均金額や相場
旦那さんにとって、お小遣いは多ければ多いほど嬉しいかもしれませんが、毎月家計を管理している妻からすれば、なかなか希望の金額を渡すことはできないものです。では、早速平均金額や相場を見ていきましょう。
旦那のお小遣いは意外と多い?
ある調査では、夫のお小遣いの平均は約37000円であることが判明しています。4万円近くの相場になっていることから、人によっては、お小遣いをたくさんもらっていると感じる方もいるようです。
ただ、平均値とは曖昧で、例えば、5万円のお小遣いの男性2人と2万円のお小遣いの男性が1人いた場合、その平均は4万円になります。
よって、必ずしも既婚男性の正確なお小遣い値とは限らないのが現実です。そこで、各家庭で渡されている実際のお小遣いの相場を3つ検証してみます。
3万円
1つ目の相場は、3万円です。男性は仕事をしていると、外食をする機会が増えます。ランチだけでなく、夜には飲み会などの付き合いがあるため、お金はある程度必要になります。
月に1回の飲み会があるとして、その他にランチ代や嗜好品などの費用を考えると、お小遣いは3万円になる家庭は多いです。
特に、30代以降になると子供ができたら教育費が必要になるし、家を購入すれば住宅ローンを抱えることになる家庭も増えてくるので、3万円が相場になるようです。
4万円
結婚しても共働きである、もしくは年収が600万円以上ある、子供がいない、ローンを抱えていないなど、生活にある程度余裕がある家庭の夫は4万円程度のお小遣いをもらっています。
特に、結婚して間もない時は夫婦で共働きをしている家庭も多いので、新婚世帯の方が夫のお小遣いは多めになっているケースが目立ちます。4万円あれば、夫は比較的自由に好きなことをできるので、満足度は高いです。
2万円以下
平均相場よりもかなり低くなってしまうのが2万円以下というお小遣いです。お小遣いが2万円以下というのは年収が400万円以下、子供が多い、教育費が必要などの理由で、経済的に節約をする必要がある家庭が多いです。
2万円以下なんて、若い世代の人達のお小遣いと思われる方もいますが、実は40代から50代くらいの夫のお小遣いの特徴でもあります。
この年代になると、子供が高校や大学進学をするため、教育費がかなり必要になってきます。よって、旦那さんのお小遣いを削るしかなくらるため、2万円以下という結果になるのです。
共働きの場合は特に決まりがないのか?
近年は、結婚後も共働きをする家庭が増加しています。特に、夫婦共に正社員や契約社員で、ある程度のお給料をもらっている場合は、お小遣い制を導入していない家庭も少なくありません。
財布はお互い別で、毎月の生活費をお互いに出し合うというスタイルで生活をしている夫婦も多いようです。よって、お小遣いの平均値よりもより多くのお金を使うことができる夫もいるのです。
旦那・夫のお小遣い②家計に占める割合
次は、家計に占める旦那さんのお小遣いの割合はどれくらいがベストなのかを考えてみます。旦那さんのお小遣いの平均や相場は算出されていますが、その金額が全ての家庭に当てはまるわけではありません。
それぞれの家庭によって、家計は異なるため、サラリーマンの平均が3万円だからと、3万円を渡すことは難しいこともあります。では、家計に占める旦那のお小遣いの割合を検証します。
1割を目安にする
では、実際家計の中でどのくらいの割合を夫のお小遣いとして当てればよいのか説明します。その目安は手取りの1割です。30万円手取りなら3万円、25万円なら2万5千円となります。
それぞれの家庭によって家族構成は異なり、家計も違いますが、一般的な目安としては1割が妥当だと言えます。
もし、1割を超えてしまうと、家計が苦しくなり妻がストレスを感じるようになります。夫は好きなようにお金を使っているのに、自分ばかり節約をして辛いと思うようになると危険です。
旦那・夫のお小遣い③内訳・使い道
さて、毎月旦那さんにお小遣いを渡したら、その後、旦那さんがどのようにお小遣いを使っているのか知っているでしょうか。子供ではないので、毎回何に使ったのかその内訳を聞く妻は少ないです。
しかし、実際に自分の夫がどのようにお金を使っているのか、その内訳が気になる方多いです。では、夫のお小遣いの内訳はどのようになっているのか見ていきましょう。
40%「昼食代」
まず、内訳の中で一番割合が多いのが昼食代です。お昼ご飯は毎日食べる必要があり、昔のように妻が毎朝お弁当を作ることも現代の主婦には難しいです。
よって、昼食代にお金がかかります。既婚者男性の中には1回の昼食代を500円以下に抑えようと努力をしている方も多いです。
しかし、この他にもコンビニでお菓子やコーヒ、ジュースを買ったりするため、昼食代に1万円以上かかってしまうのは仕方ないようです。
25%「飲み会」
2番目に多い内訳が飲み会代です。外で仕事をすると飲み会が必ずあります。飲み会は1回参加するだけでも最低3千円くらいは必要になります。さらに、夫が上司の立場なら、余分にお金を支払うこともあります。
会社によっては、毎月のように飲み会があり、その飲み会が強制的なものなら絶対に参加しなければならないため、固定費のようになってしまうのです。
また、飲み会が終わったら2次会へとその場の雰囲気で参加するようになるので、さらに数千円お金がかかります。よって、飲み会の費用は意外とかかるのです。
20%「趣味の費用」
3番目の内訳で多いのが趣味の費用です。車やギャンブル、スポーツなど、夫にも何かしらの趣味があることは多いです。
結婚して仕事をしていると、独身の時のように趣味に使う時間やお金は少なくなりがちですが、それでも月に1度くらいは自分の趣味を楽しむのではないでしょうか。
また、独身の時にはお金がかかるような趣味を持っていたり、趣味に没頭してお給料のほとんどを使っていたりした男性もいます。しかし、結婚後は、その趣味を諦めて手頃でお金がかからない趣味に変更している方もいます。
15%「嗜好品」
お小遣いの中で一番内訳の割合が少ないのが嗜好品です。嗜好品とはお酒やたばこ、コーヒーなどが挙げられますが、その中でもタバコが占める割合が大きいのが特徴です。
現代は禁煙ブームですが、それでも男性の約3割程度の人は喫煙する習慣があるという調査も出ています。たばこはやめようと思っていてもなかなかやめれるものではありません。
喫煙者の夫は仕事の合間や食後の一服などを楽しみにしているため、お小遣いからたばこ代を捻出しているのです。
旦那・夫のお小遣い④管理方法
夫のお小遣いの内訳までは、あまり気にしないという妻も、その管理方法は気にする方もいます。お小遣いはどのようなタイミングで渡すのか、夫のお小遣いに関しても節約を要求するのか、など、お小遣いの管理の仕方を紹介します。
毎月定額
まずは毎月定額の金額を渡す方法です。例えば、旦那さんのお給料日にその月のお小遣いを旦那さんに渡すという家庭も多いです。
毎年のように家計の予算は変化する場合もあるので、1年に1度のお小遣いの見直しを行いながら、決まった金額を渡すようにします。
旦那さんとしても、毎月定額の金額を貰えるので、予算を立てやすいので、この方法に納得しやすいメリットがあります。
必要な時に渡す
家計は月によって異なるため、特に子供が多い家庭では、夫のお小遣いは必要な時に渡すという管理方法を採用していることもあります。
子供が3人以上になり、成長すると、教育費にお金がかなり必要になります。習い事や塾だけでなく、子供の友達との交際費も負担になってきます。
毎月のように行事があると、夫に定額のお金を渡すことが不可能になってしまうのです。それは、夫も理解しているため、必要な時に必要な分の金額をお小遣いとして渡しているようです。
余ったら口座へ移す
夫のお小遣いの内訳までは気にしませんが、できれば全部使い切らないで上手くやりくりをして、少しでも余らせて欲しいと願うのが妻の気持ちです。
夫にとっても、出費が多い月、そうでない月があるのは確かです。よって、出費があまりない時には、無理に使おうとしないで、その分を貯金するように促している妻も少なくありません。
余ったお金が500円でもいいのです。次のお小遣いを渡す日には夫は財布に残ったお金を全部出して、そのお金は貯金口座へ移すとよいです。
1回の金額が少なくても、少しずつ貯金をすることでお金は貯まっていきます。もし、出費が多い月があり、現状のお小遣いでは足りない時は、その貯金口座から引き出して使うことで効率よくお金を回すことができるので家計に迷惑をかけるがありません。
旦那・夫のお小遣い⑤妻と相談
日本は家計を管理しているのは妻という家庭が多いですが、家計を管理してやりくりしていくのはかなり大変な作業です。
毎月、家計の内訳を考えて予算を決めるのは思った以上に難しいものです。その中で、夫のお小遣いの金額も決める必要がありますが、妻だけで考えるのはおすすめしません。
できれば、夫も一緒に家計のことを考えながら、自分のお小遣いの金額を妻と相談することが望ましいです。では、どのように相談すればいいのか見ていきましょう。
毎年お小遣いの金額を相談する
お小遣いの金額を妻と相談するなら、毎年必ず見直しをした方がよいでしょう。なぜなら、経済状況は毎年のように変化するし、それに連動して物価の相場も変わってきます。
それに加えて、お給料や家族の生活スタイルも変化することで、家計の予算も必ず変わってきます。よって、1年に1回は家計の状況を考えながら、妻と一緒にお小遣いの相場を考えることが重要です。
家計のことは面倒くさいからと、妻だけに任せないことは大切です。夫も家計の状況を知ることで、お小遣いを無駄に使わないようにしようと努力をするようになります。
旦那・夫のお小遣い⑥お小遣い制はもう古い?
現代は、専業主婦世帯が減少をしており、その代わりに、共働き世帯が増加傾向にあります。正社員やパートとして働いている主婦は多いため、妻にも収入があります。
すると、昔では当たり前だった夫のお小遣い制はもう時代遅れではないかという意見も少なくないのです。
お小遣いは自分で管理
共働きで、お互い収入がある場合は、生活費をお互いが出し合い、残ったお金は自分のお小遣いとして使っている家庭も増えています。
住居費や光熱費、食費、子供の教育費、レジャー費、など家計で必要な費用の項目を書き出して、それぞれの予算を決めて、2人お金を負担します。
夫婦で収入が多い方がより、多めに負担をして、残ったお金は個人の好きなように使うやり方です。これなら、夫も妻もストレスなくお金を使うことができるメリットがあります。
貯金は共同で出し合う
家計の項目の中で重要なのが貯金です。この貯金に関しても夫婦でお金を出し合い、1つの口座で貯める方法がおすすめです。
例えば、収入の1割は貯金するとお互いが決めて、共通の口座へお金を入金します。これは、家族の貯金として扱います。
共同でお金を出し合い貯金をすることで、残ったお金は自分のお小遣いとして自由に使えるので管理がしやすくおすすめです。
夫のお小遣い制は今後変化する可能性大!
日本は妻が家計を担って、夫には毎月お小遣いを渡して、やりくりをしてもらうという風習が強く残っています。そして、お小遣いの内訳をみると、昼食代や飲み会費などに使っています。
夫のお小遣いの平均は約37000円という数字が出ていますが、家庭によっては、2万円以下だったり、お小遣いがないという場合もあります。
現在は夫婦で共働きをしている家庭も多くなっているため、夫のお小遣い制は減少していく可能性も考えられます。家計に必要なお金を出したら、夫も残ったお金は自分で好きなように使う方法を採用する家庭も増えてくるのではないでしょうか。