摂食障害(拒食症・過食嘔吐)の芸能人・有名人ランキングTOP31！

テレビを見ていると、ときどきギョッとするほど激やせしている芸能人を見かけることがあります。病的な痩せ方は、どこか悪いのではと心配になるほどです。

激やせの原因としては心労やストレス、過度なダイエット、病気などが考えられますが、忘れてならないのが摂食障害です。一般人でも発症する人が少なくない摂食障害。心因性の病気です。

強いストレスに常にさらされるうえ、プロポーションや体重に人一倍敏感な芸能人は、罹患リスクがさらに高くなります。ちょっと痩せすぎなんじゃないと心配されるあの人や、短期間でげっそりと痩せたあの人は、もしかしたら摂食障害かもしれません。

食べることに対する認識が歪んでしまって、食べるという当たり前の行為が、普通にできなくなる摂食障害。ほとんどの場合が心因性です。拒食症や過食症がよく知られていますが、極端な偏食や少食、うつによる食欲不振も摂食障害の一つです。

激やせする場合は、拒食症が真っ先に疑われますが、うつによる食欲不振の可能性もあります。初期はダイエットで痩せているのと区別がつきにくく、骨が浮くほど痩せて初めて周りの人が摂食障害に気が付く場合がほとんどです。

過食症は、拒食症より健康的に見えるので、周囲の人はなかなか病気だとは気付きません。

拒食症は、神経性無食欲症、神経性やせ症のことです。痩せ願望が強く、がりがりになってもまだ痩せようとします。

拒食症には、極端に食べ物を制限する制限型と、食べた物を嘔吐したり、下剤を服用したりする排出型、噛むだけで飲み込まずに吐き出すチューニングなどがあり、とにかく体重を増やさないことに執着します。

拒食症でも過食を伴うことがあり、その場合も嘔吐や下剤の服用などで体重を増やさないようにします。

拒食症になると、体重や体形に関して正常な判断ができなくなるので、際限なく痩せてしまいます。どんなに痩せていても、本人は痩せていないと思い込んでいます。重症になると、食べようとしても身体が食べ物を受け付けず、命の危険にもさらされることになります。

身体にあらわれる特徴としては、眼窩の落ち込み、頬骨が目立つ顏、鎖骨とあばら骨が浮き出た上半身、ふりそでのない二の腕、窪んだ腹、ゴツゴツとした関節、棒のような脚が挙げられます。

過食嘔吐がある場合は、手の甲に吐きダコができる、顔がむくみ、唾液腺が腫れてエラが張る、髪が薄くなる、虫歯ができる、口の周りが荒れるなどの特徴が出ます。

拒食症の人は、達成感からか躁状態にあることが少なくありません。側で見ていると怖いぐらいに痩せこけているのに、プールで泳いだり、旅行に行ったり、妙に活動的だったりします。また、自分では食べないのに料理を作って家族に食べさせたがる傾向があります。

自分の食べるものには頑なで、自分で決めたルールを厳守しようとし、無理に食べさせようとすると激しく抵抗します。自分で思っている許容量以上のものを食べてしまうと、嘔吐するために過食に転じることがあります。

一日に何度も体重を量ったり、身体のサイズを測るのも拒食症の人によく見られる特徴です。

どう考えても多すぎる量の食べ物を、一気に平らげてしまうのが神経性過食症、いわゆる過食症です。神経性大食症と呼ぶこともあります。ただの大食いややけ食いと区別がつきにくいのですが、過食症には強い最悪感が伴うのが特徴です。

週に1回でも過食の症状があれば過食症と思われます。体重を増やさないため、過食した後に嘔吐したり、下剤を飲んだりすることが多く、低カリウム欠症などさまざまな病気を引き起こすことがあります。

嘔吐を伴わない場合は、肥満になって症状があらわれますが、過食嘔吐がある場合、過食も嘔吐も人目につかない所でおこなわれることがほとんどなので、誰にも気づかれないまま過食症が深刻化することが少なくありません。

病的なほど痩せることはありませんが、吐きダコや顔のむくみなど嘔吐の特徴はあらわれます。過食嘔吐の頻度が高いほど激やせし、身体に大きなダメージを受けます。心臓や内臓に負担がかかり、生理が止まることもあります。

過食症は、自分で食欲をコントロールすることができず、詰め込むように物を食べるのが特徴です。テーブルの上に食べ物を広げて手あたり次第食べつくします。大量に水を飲んだり、炭酸飲料を飲んだりして吐きやすいように工夫したりもします。

食糧をため込むのも過食症の特徴の一つです。過食するためにはお金がかかるので、賞味期限間近の食品を大量に買い込んだり、最悪の場合、万引きに手を染めてしまう場合もあります。

食べることは生きることです。生きる根本である食べることができなくなると、人間の身体はさまざまな不調を訴えます。そして、摂食障害の悪影響は、心と体だけでなく人間関係にも及びます。

拒食症になると、低血圧、心拍数の減少、貧血、皮膚の乾燥、無月経などがあらわれ、疲れやすくなります。拒食症が長引くと、骨粗鬆症や腎機能障害、脳の萎縮も懸念されます。

過食症では、肥満に伴い、高血圧、糖尿病、高脂血症、高コレステロール血症、肝機能障害など重篤な影響があらわれます。

拒食症、過食症ともに、嘔吐や下剤の服用を伴うと、胃酸によって歯のエナメル質が溶け、虫歯になりやすくなります。食道や喉が胃酸で焼け、炎症を起こしたり出血したりします。嘔吐によってカリウムが失われるので不整脈があらわれる場合があります。

拒食症が進行し、体重が減るにつれて、徐々に元気が失われ、無気力になっていきます。集中力が低下し、抑うつ状態になります。過食症では、自己嫌悪からイライラしたり、攻撃的になったり、アルコールに溺れたりします。

孤独感が増し、うつ病を併発することも少なくありません。

摂食障害が引き起こすのは健康被害だけではありません。摂食障害になると、まともに食事を摂ることができないので、人との円滑なコミュニケーションの場が失われ、孤立しがちです。

デートの誘いも断らざるを得ないので、人間関係に歪みが生まれます。食に対する意固地な態度は、友人をも遠ざけてしまいます。人との付き合いが億劫になり、引きこもりになることもあります。

気力、判断能力、記憶力も低下するので、仕事で大きなミスを犯したり、大事な約束を忘れたりして信用を失うこともあります。

摂食障害は、発見が遅れれば遅れるほど治療が難しく、治るのにも時間がかかります。摂食障害は再発の危険性も高く、死亡例もあります。

誰もがかかる可能性がある恐ろしい病、それが摂食障害です。些細なきっかけから発症してしまうことも少なくありません。摂食障害の原因は、私たちのすぐ身近にあります。

摂食障害というと、拒食症が真っ先に頭に浮かびますが、うつによる食欲不振も摂食障害の一つです。ストレスが原因で食欲がなくなるのは誰にでもあることです。

失恋、借金、人間関係、いろいろなストレスが極度に強くなると、食欲が減退し、食べ物が喉を通らなくなります。拒食症かと思われるほどの激やせぶりを見せる人の中には、痩せるためではなく、うつになるほどのストレスで摂食障害になってしまった人もいます。

摂食障害の原因として真っ先に挙げられるのが、過激なダイエットです。痩せ願望から摂食障害に陥る人は後を絶ちません。

太っていると言われた、欲しい服のサイズが合わなかった、友だちより太っているなど、きっかけはどこにでもあります。初めは気軽な気持ちで取り組んでいたダイエットが、いつの間にか拒食症という病気になってしまうのが、恐ろしいところです。

さらには、拒食症が原因になって過食症を発症してしまうことも少なくありません。

摂食障害は、普通に物を食べることができなくなる病気です。摂食障害の症状は、大きく二つに分けられます。食べない、もしくは食べられない、食べたくない拒食と、食べ過ぎる、食べることを止められない過食です。

拒食と過食を繰り返したり、過食嘔吐を伴ったり、噛むだけで吐き出したり、摂食障害の症状にはいろいろなタイプがあります。

摂食障害の中で、強い痩せ願望を伴い、ボディイメージが一般のそれとは大きく乖離してしまうのが拒食症です。拒食症にかかるのは、男性1に対して女性は25と、圧倒的に女性が多く、とくに10代から20代の若い女性の罹患率が飛びぬけています。

決まったものしか食べない選択摂取や、極端に食べる量を減らす制限摂取から始まりますが、目標体重をクリアしても、太ることが怖くて元の食事に戻すことができなくなります。

本人は、痩せた満足感、達成感があるので、この段階では病気だという意識がないことが多いです。しかも、もっと痩せようと、さらに食事を減らしたり、運動をしたりします。痩せすぎだという周囲の人の意見には耳を貸しません。

拒食症の人は、痩せていることに価値を見出しているので、無理に食べさせようとしても食べません。WHO（世界保健機関）ではBMI（ボディマス指数）16を飢餓状態としていますが、拒食症になると、BMIが15を下回ることも珍しくありません。

痩せがすすむと、食べようとしても心と体が食べ物を受け付けなくなります。どうしても食べることができなくなり、最終的には、命の危険性も出てきます。

同じ摂食障害でも、拒食症と反対の症状があらわれる過食症。拒食症の反動で発症することも多いです。ストレス解消のやけ食いと違う点は、「むちゃ食い」と表現されるほど暴力的な食べ方です。意志の力ではどうにもならず、自分で自分をコントロールできません。

過食症の人は、体重を増やさないために、嘔吐したり下剤を大量に服用することが多く、ちょっとでも体重が増えると強い嫌悪感を抱きます。過食するために、それ以外は何も食べない人もいます。

排出型の拒食症と違う点は、過食症の場合の嘔吐は、体重の現状維持が目的で、異常なほどの痩せ願望はないことです。過食症を克服するのは容易ではなく、治療が必要ですが、過食嘔吐は秘匿されやすいので、なかなかきっかけがつかめない人も少なくありません。

拒食症も過食症も、体重や体形に関する強いこだわりがありますが、摂食障害には、体形や体重にこだわりがないにもかかわらず、食べることが困難になるケースも含まれます。うつによる食欲不振がその典型です。

他にも、食物回避性情緒障害といって、痩せ願望がないにもかかわらず、食べたくなくなる摂食障害もあります。病的な偏食、極端な少食も摂食障害の症状に当てはまります。

元アイドルの紺野あさ美さん、イギリス王室のキャサリン妃、女優の桐谷美玲さん、タレントの木下優樹菜さん、女優の山田優さん、女優の河北麻友子さん。

中には言いがかりとも思える摂食障害疑惑の人もいますが、もしかして拒食症と噂される激やせ美人がランクインです。

・紺野あさ美さんのプロフィール

2017年、プロ野球選手の杉浦稔大さんと結婚後、テレビ東京を退社し、お子さんにも恵まれて今はとても健康そうな紺野あさ美さん。

アイドルグループ「モーニング娘。」の5期生として芸能界入りしました。進学を目指してモーニング娘。を脱退、慶応義塾大学に合格し、卒業後はテレビ東京にアナウンサーとして採用された努力家です。

高認試験を経て難関大学に合格し、超難関のアナウンサー試験も突破した紺野あさ美さん。アイドルのイメージとは裏腹に、真面目で几帳面な優等生です。

アナウンサー時代は、アイドル出身という異色の経歴からストレスを感じることが多く、それがきっかけで摂食障害に陥ったとみられています。ニュースを読む紺野あさ美の当時の画像は、激やせした姿が痛々しいほどです。

拒食症が噂される一方で、大量の料理を一人でもくもくと平らげる姿も目撃されており、拒食症と過食症を併発していたのではと疑われています。

・キャサリン妃のプロフィール

イギリスの王位継承順位2位のウィリアム王子と結婚したことにより、世界中にキャサリンフィーバーを巻き起こした美貌のお妃様。ファッションの一つひとつまでニュースに取り上げられるほど注目の的です。

王子に続いて王女を出産、二人目の王子にも恵まれ現在3児の母です。

ウィリアム王子の実母で1997年に事故死したダイアナ元妃も、結婚後の激やせが報道され、拒食症が疑われました。美貌に一点の曇りもありませんが、写真で見る限り、結婚前と結婚後ではキャサリン妃が痩せているのは明らかです。

イギリス国民のみならず、世界中から注目される王位継承者の妻には、一般人にはうかがい知ることのできない強いストレスがあるのでしょう。拒食症というより、うつによる食欲不振の摂食障害の可能性のほうが高そうです。

・桐谷美玲さんのプロフィール

世界の美しい顔ランキングで、日本人最高堂々の第8位に輝いた桐谷美玲さん。嫉妬心も消え失せるほど美しい面立ちです。華奢な人が多い女優の中でも際立つ痩せた身体を心配する人も多いです。イケメン俳優として人気の三浦翔平さんと結婚したばかりです。

後光がさすほど美しい桐谷美玲さん。妬ましさからか摂食障害の噂が絶えませんが、痩せすぎな身体は体質のせいで、桐谷美玲さん自身は太りたいと思っているとか。桐谷美玲さんは、痩せの大食いを自称しています。

拒食症特有の病的な痩せ方ではないので、本当に痩せ体質なのかもしれません。ただ、身長163cmに対して40kg以下の体重（想定BMI14.6）は明らかに不健康です。拒食症を疑われるのも無理はないのかもしれません。

・木下優樹菜さんのプロフィール

ユッキーナの愛称で親しまれる木下優樹菜さん。夫はFUJIWARAの藤本敏史さんです。ざっくばらんで破天荒なキャラで、バラエティーを中心に活躍していますが、歌手やモデル、女優もこなすマルチタレントです。

藤本さんや二人の娘たちとの様子を綴ったSNSが人気です。

インスタが大人気の木下優樹菜さん。投稿された写真に写る、木下優樹菜さんのあまりに細い脚と、あばらの浮き出た胸元にびっくりした人も少なくありません。ごっそりと肉が削げ、骨ばかりが目立つ異常なほどの激やせぶりに、拒食症ではと疑念の声が上がっています。

健康的なダイエットではありえない病的な痩せ方は、拒食症を疑う立派な根拠になります。

・山田優さんのプロフィール

169cmの長身でスタイル抜群の山田優さん。夫で俳優の小栗旬さんとの仲のよさでも有名です。2児の母になっても変わらぬ美しさは多くの女性の羨望の的です。出産後は育児を優先するため仕事を控えていますが、度々投稿されるインスタグラムは注目の的です。

木下優樹菜さんと同様、インスタの写真から拒食症疑惑が噴出した山田優さん。高身長でもともと細身の山田優さんなので、写真写りによっては驚くほど痩せて見えてしまいます。

育児によるストレスで拒食症や過食嘔吐などの摂食障害に陥ったのではないかと噂されていますが、メディアへの露出が減っているので、些細な事が何かと話題になりやすいのも拒食症疑惑が起こった理由の一つかもしれません。

・河北麻友子さんのプロフィール

上品な顔立ちに似合わない毒舌と華奢なプロポーションが魅力の河北麻友子さん。第9回全日本国民的美少女コンテスト優勝者です。同じくスレンダー美人の桐谷美玲さんと仲がいいことでも知られています。

タレントであるとともにモデルでもある河北麻友子さん。モデルなら一般女性よりかなり痩せているのも当然です。河北麻友子さんも、体重は30kg台と非常に軽いですが、それだけが拒食症の噂の根源ではありません。

河北麻友子さんは、トーク番組の『アメトーーク！』に出演した際、手の甲にあざがあるように見えたため、吐きダコではないかとの憶測を呼び、過食嘔吐が疑われています。

しかし、画像からは吐きダコと断定できるほどはっきりとしたコブは確認できず、モデルとはいえ極端に細い体つきから摂食障害の疑いが持たれているようです。

スケート選手のグレイシー・ゴールドさん、歌手の故カレン・カーペンターさん、大食い女王のもえあずさん、女優の上戸彩さん、モデルの故アナ・カロリナ・レストンさん。

アスリートから大食いアイドルまで異色の面々がランクインです。身をもって摂食障害の恐ろしさを知らしめてくれたカレン・カーペンターさんと、アナ・カロリナ・レストンさんのご冥福をお祈りします。

・グレイシー・ゴールドさんのプロフィール

美貌と才能で注目を集めていたフィギュアスケーターのグレイシー・ゴールドさん。2014年のソチオリンピックではアメリカの団体戦銅メダルに貢献し、女子では4位に入賞しましたが、鬱、不安障害、摂食障害を克服するため、平昌オリンピック出場を断念しました。

ウィンタースポーツの華といえばフィギュアスケートです。華やかな美しさと高度な技を競うフィギュアスケートは、日本人選手の活躍もあって日本でも人気のスポーツです。

アスリートに体重制限はつきものですが、フィギュアスケートや新体操など、軽ければ軽いだけいいといわれる競技は、体重管理も過酷です。

何度も全米チャンピョンに輝いたグレーシー・ゴールドさんも、厳しい食事制限のせいで摂食障害に陥ってしまいました。摂食障害は、鬱や不眠などほかの精神疾患を併発することも多く、克服が容易ではない場合もあります。

・故カレン・カーペンターさんのプロフィール

兄妹デュオとして一世を風靡したカーペンターズ。1983年、妹でヴォーカルのカレンさんの死によって活動を停止しました。美しいハーモニーを奏でる名曲の数々は、今でも歌い継がれています。カレンさんは享年32歳、拒食症が引き金となった心臓麻痺が死因でした。

まだ摂食障害が一般に知られていなかった1980年代初頭、拒食症が原因で死亡したカレン・カーペンターさんのニュースは、世界を驚かせました。晩年は拒食症と過食症を繰り返す、重度の摂食障害だったといわれています。

カレン・カーペンターさんの突然の死をきっかけにして、摂食障害は病気だとの認識が広まり、過度の痩せ願望に警鐘が鳴らされました。適性体重を維持する大切さが力説されましたが、痩せている女性は美しいという風潮は一向に改まらず、女性の痩せ願望は続いています。

・もえあずさんのプロフィール

アイドルとして活躍する一方、大食いタレントとしても知られる「もえあず」こともえのあずきさん。華奢な身体にもかかわらず、何十人分もの料理をぺろりと平らげる、豪快な食べっぷりで人気です。

体重が増えるのは摂取カロリーが消費カロリーを上回るから。単純な理屈です。もえあずさんが食べる量は、とても一般の成人女性が消費しきれるカロリーとは思えません。当然太るはずなのに、一向にその気配がないので、嘔吐しているのではないかと囁かれています。

胃が大きいとか、褐色脂肪細胞が多く基礎代謝が高いとか身体的な要素もあるのかもしれませんが、あれだけの量を食べながらスレンダーなアイドル体形を維持するのは人間技とは思えません。

たった一口のケーキを食べることにも逡巡するダイエッターからすれば、過食嘔吐を疑ってみたくなるのも当然です。

・上戸彩さんのプロフィール

SoftbankのCMでもお馴染みの上戸彩さん。数々の映画やドラマで活躍する人気女優です。CM好感度は抜群で、何度も「タレントCM起用者数ランキング」で1位に輝いています。2012年、27歳でEXILEのHIROさんと結婚、17歳の歳の差結婚で話題になりました。

2015年8月に第一子を出産した上戸彩さん。CM撮影で仕事に復帰しましたが、翌2016年12月3日に放映されたテレビ朝日のバラエティ番組『SmaSTATION!!』にゲスト出演した際の激やせした画像が、衝撃を与えました。

過去の画像と比べてみても明らかに激やせしています。

出産後ほどなくして仕事を再開させた上戸彩さん。体形を戻すのは並大抵のことではなかったはずです。厳しい食事制限から拒食症になる人は少なくありません。離婚の危機などと取り沙汰されるほどの激やせは、急激なダイエットの弊害かもしれません。

・アナ・カロリナ・レストンさんのプロフィール

圧倒的な美貌を誇ったブラジルのモデル、アナ・カロリナ・レストンさん。世界中で活躍するスーパーモデルの一人でした。

しかし、他のモデルより太っていることを気にしたアナ・カロリナ・レストンさんは、2004年頃から徐々に痩せ始め、2006年11月15日、21歳の若さでこの世を去りました。

2006年に拒食症で命を落としたモデルは、アナ・カロリーナ・レストンさんだけではありません。8月にはウルグアイのモデル、ルイゼル・ラモスさんが、ショーの途中で倒れ、亡くなっています。享年22歳。ルイゼルさんの妹のモデル、エリアナ・ラモスさんも、拒食症で2007年、18歳の若さで命を落としました。

ルイゼル・ラモスさんは亡くなったときの身長が175cm、体重は44.5kgで、BMIが14.5、アナ・カロリーナ・レストンさんは身長174cmで体重は40kg、BMIは13.4しかありませんでした。

ファッションモデルの世界では摂食障害が蔓延しており、彼女らの死を受け、イタリアやスペインでは痩せすぎモデルの雇用を正式に禁止、2017年、フランスでも同様の法案が可決されました。世界は、BMIが18以下のモデルの雇用を禁止する方向に動いています。

歌手の中島美嘉さん、タレントのダレノガレ明美さん、元アイドルの田中れいなさん、元スケート選手のユリア・リプニツカヤさん、元アイドルの光宗薫さん。

美貌だけでなく、多彩な才能を持った方々がランクインです。

・中島美嘉さんのプロフィール

歌手、女優、声優と幅広い分野で活躍する中島美嘉さん。北京オリンピック日本代表のバレーボール選手清水邦広さんとの結婚と離婚が話題になりました。

個性的なファッションと印象的な歌声が魅力の中島美嘉さん。持病である「両側耳管開放症」の悪化で活動を休止していた時期もありますが、今では精力的に活動を続けています。

もともと細い体つきなうえ、体質的に太りにくいようで、激やせもダイエットのせいではなく、食べることに興味がないのが理由のようです。食べることが苦痛と告白していますが、それは拒食症の症状と一致します。

太りやすい物を食べて太る努力をしているようなので、摂食障害ではないのでしょうが、拒食症気味ではあります。

・ダレノガレ明美さんのプロフィール

モデルでタレントのダレノガレ明美さん。日系ブラジル人の父とイタリア人の母を持つハーフ美人です。引き締まったボディとスラッと長い手足、ハーフならではの彫りの深い美貌に目を奪われます。テレビでも活躍中ですが、ハリウッド女優を目指し、留学する意向を発表しています。

抜群のプロポーションを誇るダレノガレ明美さんですが、モデルとしてのプロ意識が高く、徹底したボディケアは有名です。過去にもTwitterでダイエットの状況を報告していますが、やりすぎなのではと、心配する声も多く聞かれます。

スタイルが命のプロモデルですから、ダイエットに真剣になるのは仕方がありませんが、そこには摂食障害へと続く深い落とし穴があることは知っておいたほうがいいでしょう。

・田中れいなさんのプロフィール

アイドルグループ「モーニング娘。」の6期生として活躍した田中れいなさん。モーニング娘。卒業後もガールズバンドのヴォーカルとして活動を続けています。歌唱力には定評があり、根強い人気があります。

ダイエットは、「女として終わるまで付き物」と公言している田中れいなさん。運動嫌いでダイエット方法はもっぱら「食べない」ことだとか。食事制限によるダイエットは間違いではありませんが、極端に食べる量を減らすダイエットは、拒食症を誘発する遠因になります。

偏食で少食なようですが、極端になるとそれも摂食障害の一つです。痩せること固執し、人に進められても食べることを頑なに拒絶するようなら、立派に拒食症です。症状か進むと食べたくても食べられなくなって一気に体重が落ち、命の危険性も出てきます。

・ユリア・リプニツカヤさんのプロフィール

2014年のソチ五輪で、冬季オリンピックフィギュアスケート史上最年少金メダリストとなったユリア・リプニツカヤさん。15歳とは思えない圧巻の演技でロシアを団体優勝に導きましたが、2017年、拒食症を告白するとともに引退を発表、現在は指導者として活動中です。

体重が増えるとジャンプが飛べなくなり、技のキレもなくなることから、フィギュアスケート選手は徹底して体重コントロールをおこないます。まだ10代のユリア・リプニツカヤさんは成長期で、体形も変化する時期なので、その苦労は並大抵ではないはずです。

拒食症や過食症の多くは10代から20代の若い女性に発症します。発症リスクの高い思春期に、否応なしに厳しい食事制限を課せられたユリア・リプニツカヤさんは、過酷なスポーツ界の犠牲者といえます。

ヨーロッパで摂食障害の治療をしていましたが、帰国後引退を発表しました。

・光宗薫さんのプロフィール

AKB48時代には「スーパー研究生」と呼ばれ、次代のエース候補でだった光宗薫さん。体調不良などから公演を欠席することも多く、AKB48在籍はわずか10か月でした。AKB48脱退後は女優としても活躍していましたが、持病の強迫障害、摂食障害の悪化に伴い現在は活動休止中です。

少年のように華奢な光宗薫さん。繊細なイメージそのままに、精神に爆弾を抱えていたようです。自ら持病というほど、長い間摂食障害を患い苦しんでいるのでしょう。アイドルデビュー当時の画像には、枯れ枝のような光宗薫さんの姿が残っています。

拒食症かどうかはわかりませんが、細い身体からは摂食障害の跡がうかがわれます。

その後は健康的な姿を見せていましたので、一時は摂食障害の症状も落ち着いていたと思われますが、ストレスからまた悪化してしまったのかもしれません。

TBSの木村郁美さん、モデルの押切もえさん、女優の真木よう子さん、歌手のmisonoさん、元アイドルの吉澤ひとみさん。

激やせ、激太り画像が話題になった皆さんがランクインです。

・木村郁美さんのプロフィール

報道番組でお馴染みの木村郁美さん。TBSのアナウンサーとして活躍する一方、バラエティ番組のアシスタントを務めるなど、お茶の間でも人気がありました。2000年ごろが最も活躍していた時期です。

2006年に結婚した木村郁美さんですが、2009年には離婚しました。原因は元夫の金銭トラブルで、木村郁美さん自身も数億円の負債を背負うことになりました。離婚後『フラッシュニュース』でニュースを伝える木村郁美さんの姿に驚いた人は少なくありません。

心労から食欲がなくなり、10kgも体重が落ちたとのことですが、拒食症といってもおかしくないほどの激やせぶりで、以前の美貌は見る影もなく、誰もが心配しました。

木村郁美さんの場合は、金銭トラブルや離婚のストレスからうつ状態になり、摂食障害に陥ったと思われます。現在は再婚し、激やせから回復して健康そうな様子を見せています。

・押切もえさんのプロフィール

カリスマモデルの押切もえさん。同世代の女性のファッションリーダーとして活躍していました。小説を出版したり、絵画作品が二科展に入選したりと多彩です。2016年にプロ野球選手の涌井秀章さんと結婚し、現在1児の母でもあります。

結婚後のテレビ番組の画像で、押切もえさんが別人のように痩せてしまっていることに驚いた人も多いでしょう。頬がこけ、眼孔が窪んで頬骨とあごが妙に目立つ面差しは拒食症患者によく見られる特徴と一致します。

顔色も悪いように見えますが、あくまで画像上でのことなので、拒食症と断言できるほどではありません。

結婚のストレスで拒食症になったのではと、憶測の声もありますが、もともと華奢な押切もえさん、ちょっとした体調の変化も、顔にあらわれやすいのかもしれません。

・真木よう子さんのプロフィール

クールな役柄で人気の真木よう子さん。演劇界の東大といわれる『無名塾』出身の実力派女優です。Twitterが炎上したり、体調不良でクランクイン間際の映画を降板したりとお騒がせな一面もありますが、演技力は折り紙付きです。

グラマーで有名な真木よう子さんですが、太ったり痩せたり、体形の変化が激しいことでも知られています。ちょっとふっくらしたかと思ったら、がりがりに痩せてしまったり、過食症と拒食症を繰り返していると思われるのも無理はありません。

痩せたり太ったりは、仕事のストレスが原因と思われますが、過食症と拒食症の繰り返しは摂食障害の中でも深刻な症状の一つです。もし摂食障害なら、早期の治療が必要です。

・misonoさんのプロフィール

元Dayaftertomorrowのヴォーカルのmisonoさん。歌手の倖田來未さんは姉です。現在歌手活動は休止していますが、バラエティ番組でタレントとして人気を得ています。キュートなルックスと破天荒な発言が人気の秘密です。

2017年にロックバンドHighsidEのドラムNosukeさんと結婚しました。

デビュー当時は健康的で可愛かったmisonoさんですが、ストレスからか一時期かなり太っていました。その頃の画像がネット上に出回っています。

その後、ブログにアップされたmisonoさんの水着写真に、激やせと心配の声が上がったのは2011年末のことです。ファンに激やせを心配されたmisonoさんは、翌年のブログで食事内容を明かしていますが、明らかに過食症の傾向が見られます。

misonoさん本人も、過食や嘔吐、下痢の症状があることをブログで明かしていますし、食べ物を食べず、飲み物だけで過ごすことがあることも告白しています。過食嘔吐を伴う拒食症、摂食障害であることが強く疑われる内容です。

・吉澤ひとみさんのプロフィール

アイドルグループ「モーニング娘。」4代目リーダーの吉澤ひとみさん。2006年には弟を交通事故で亡くす悲劇に見舞われ、激やせぶりが話題になりました。

モーニング娘。卒業後はソロに転向し、タレントとしても活動しています。東京マラソンを完走するなど、スポーツ好きでも知られています。2015年に一般男性と結婚し、1児の母でもあります。

弱冠15歳でモーニング娘。のメンバーに選ばれた吉澤ひとみさん。芸能活動のストレスからか2002年ごろから過食症の症状が出始め、急激に太り始めます。もっとも太っていたときには体重が70kg近くあり、「シロクマ」と呼ばれていました。

過食症に加えアルコールの影響もあってどんどん太ってしまったのでしょうが、2006年の画像では同一人物とは思えないほどの激やせぶりで、異常なほどやせ衰えた姿は可哀そうなくらいです。

ダイエットに弟の死のショックが重なり、拒食症になってしまったのかもしれません。過食嘔吐を伴っていたかどうかはわかりませんが、その後も過食症と拒食症を繰り返していたという噂もあり、摂食障害の可能性が高いと思われます。

歌手の中森明菜さん、タレントの高橋真麻さん、グラビアアイドルのほしのあきさん、女優の宮沢りえさん、元スケート選手の鈴木明子さん。

破局から激やせした人、突き詰めすぎて激やせした人など、痛々しい姿が話題になったみなさんがランクインです。

・中森明菜さんのプロフィール

1980年代、アイドルとして圧倒的な人気を誇った歌手の中森明菜さん。鬱やアルコール依存などいろいろな噂がありましたが、2010年から4年に渡る休止期間を経て、再び歌手活動を再開しています。

1989年、トップアイドルとして人気絶頂だった中森明菜さんが起こした自殺未遂事件は、世間に衝撃を与えました。同じくアイドルだったジャニーズの近藤真彦さんとの破局が原因といわれています。

もともとスレンダーだった中森明菜さんですが、謝罪会見以降みるみる痩せていき、体調や精神状態を心配する声が後を絶ちませんでした。

はっきりと拒食症と認められたわけではありませんが、病的なほどの激やせぶりは摂食障害以外では考えられません。

・高橋真麻さんのプロフィール

バラエティ番組に引っ張りだこの高橋真麻さん。父親は俳優の高橋英樹さんです。フジテレビにアナウンサーとして入社、退社後はタレントとして活躍しています。裏表のないさっぱりとした性格で、大食漢でも知られています。

高橋真麻さんは、大食漢で知られています。コーラをがぶ飲みするといっていますが、炭酸飲料を愛用するのは、過食嘔吐の症状がある摂食障害の特徴の一つでもあります。

だからといって高橋真麻さんが摂食障害と決まったわけではありませんが、あれだけの量を食べていて、なおかつ激やせしているのですから、過食嘔吐を伴う摂食障害と見られても仕方がないかもしれません。

・ほしのあきさんのプロフィール

ベビーフェイスにグラマラスな姿態、アンバランスな魅力が多くの男性を虜にしたほしのあきさん。最年長グラビアアイドルを自認していました。星野亜希名義でドラマ出演もしていました。

年下の騎手三浦皇成さんと結婚し、1児の母ですが、2012年、ペニーオークション事件に関与し、現在は活動休止中です。

あり得ないほど薄いウェストに太ももがふくらはぎと同じくらい細い脚、腫れぼったい顔に浮き出たあばら骨。ネットに拡散された画像に驚いた人も多いでしょう。もともとスレンダーな身体に豊満なバストで人気でしたが、あまりのアンバランスさに声もありません。

2009年ごろから急激に痩せ始めたほしのあきさんには、拒食症の噂が絶えません。

激やせぶりに、グラビアアイドルとしての魅力が半減すると心配する声も聞かれました。細いウエストを維持するために肋骨を抜いているという噂もあるほしのあきさん。スタイル維持は職業柄仕方がないとはいえ、恐ろしささえ感じます。

・宮沢りえさんのプロフィール

「三井のリハウス」のCMで、初代白鳥麗子を演じ、元祖美少女として旋風を巻き起こした宮沢りえさん。40代の今も変わらぬ美貌を誇っています。数々の映画や舞台で受賞経験も多い、演技派女優でもあります。

年下でジャニーズの人気アイドルグループV6の森田剛さんと結婚したことでも話題を呼びました。

写真週刊誌に掲載された宮沢りえさんの激やせ写真を見た人は、一様に拒食症を疑いました。腕は異様に細く、ゴルフウェアのウエストはスカスカ、顔も皮膚が張り付いているようで、明らかに病的な痩せ方でした。19歳で人気力士だった貴乃花との婚約を発表した宮沢りえさん。

世紀のカップルと呼ばれましたが2か月後に婚約解消を発表、その後は決まっていた映画を突然降板するなど不安定な様子が見受けられるようになりました。母親との関係もストレスの一因だったといわれていますが、22歳の頃に撮られたゴルフ場での写真は、宮沢りえさんが拒食症であることを如実に示しています。

体重も30kg台前半にまで落ち、芸能活動を休止して渡米、2006年に映画『たそがれ清兵衛』で復帰するまで長い時間がかかりました。

・鈴木明子さんのプロフィール

2010年のバンクーバー五輪に続き、2014年のソチ五輪でも8位入賞を果たした元フィギュアスケート選手の鈴木明子さん。選手引退後は解説者や振付師としても活躍しています。

ジュニア時代から注目を集めていた鈴木明子さん。真面目で努力型の選手です。大学進学とともに親元を離れ、下宿生活を送っていたころ、拒食症を発症しました。

体重が増えるとたちまち演技に支障が出るフィギュアスケート。もっと高く、もっと速くと演技を追求するあまり、体重を減らすことに躍起になり、ついには32kgにまでなってしまったと告白しています。

完璧主義で自己管理能力の高い優等生タイプが罹患しやすいといわれる拒食症。鈴木明子さんはまさにその生真面目さから、徹底した食事制限を行い、結果として何も食べられなくなる拒食症に陥ってしまいました。

病院で摂食障害と診断を受けてから、家族の励ましやサポートがあって、見事に摂食障害を克服した鈴木明子さん。メディアで拒食症だった過去を公にし、当時の痩せこけた写真も後悔しています。

鈴木明子さんの勇気ある告白は、同じ病気で苦しむ人に希望を与えるとともに、摂食障害の危険性を広く知らしめました。

歌手のレディ・ガガさん、歌手のCoccoさん、女優の遠野なぎこさん、タレントの釈由美子さん、女優のともさかりえさん。

勇気を持って摂食障害を公にした方々がランクインです。

・レディ・ガガさんのプロフィール

奇抜なファッションと派手なパフォーマンスで知られるレディ・ガガさん。世界中にファンを持つビッグアーティストです。慈善活動にも熱心で、いじめ撲滅運動にも取り組んでいます。

いじめ撲滅に情熱を注いでいるレディ・ガガさん。自身も学生時代、辛いいじめを経験しているからかもしれません。レディ・ガガさんは、学校で周囲に馴染めず、15歳頃から摂食障害に陥り、嘔吐を繰り返していたと語っています。

早期入学したニューヨーク大学でも嫌がらせやいじめを受け、1年で中退、ドラッグに溺れましたが、歌手になるという夢をかなえるため、自分の意志で摂食障害と薬物中毒を克服し、芸能活動に邁進した結果、今日の地位を掴みました。

2012年には激太りした画像が世界を震撼させましたが、現在はまたスリムなボディで個性的なパフォーマンスをおこなっています。

・Coccoさんのプロフィール

衝撃的な歌詞と、心を揺さぶるような力強く透明な歌声で人気の高いCoccoさん。

2001年からしばらく歌手活動を休止していましたが、絵本を出版したり、「沖縄ゴミゼロ大作戦」を展開したり、音楽以外にも活躍の場を広げ、2006年には音楽活動を再開しました。絵本作家、エッセイスト、小説家、女優としてもマルチナな才能を発揮しています。

ミステリアスなCoccoさんですが、2009年8月発売の雑誌『papyrus』10月号の特集「愛と罪悪感の行方」で、2008年から始まった自身の拒食症とずっと続いている自傷行為について明かしています。

表紙の写真のCoccoさんは、がりがりに痩せて骨が目立つ身体や自傷行為の傷跡を隠そうともせず、思い詰めたような目でこちらを見つめています。写真からはCoccoさんの壮絶な過去を垣間見ることができます。

繊細で子どもの頃から感情のコントロールが苦手だったというCoccoさん。雑誌の写真はどれも痛々しい姿をしていますが、雑誌発売以降徐々に回復し、2017年のツアーでは別人のように穏やかで温かい笑顔を見せてファンを安心させました。

・遠野なぎこさんのプロフィール

子役としてデビューしてからずっと第一線で活躍を続ける遠野なぎこさん。以前は遠野凪子を名乗っていました。NHK朝の連続テレビ小説『すずらん』でヒロインを演じ、国民的女優として注目を集めました。近年はバラエティー番組でも人気です。

2014年に遠野なぎこさんが出版した自叙伝『摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。』には、15歳のころから苦しみ続ける摂食障害の生々しい様子が綴られています。遠野なぎこさんはブログでも、摂食障害の症状や精神状態について発信しています。

遠野なぎこさんは、過食嘔吐から始まり、拒食症、過食症を繰り返す、重度の摂食障害です。過食嘔吐を伴う摂食障害は、アルコール依存症を併発しやすいのですが、遠野なぎこさんもアルコール依存の傾向が見られます。

他にも醜形恐怖症や強迫性障害を患っており、精神的な不安定さは続いているようです。

・釈由美子さんのプロフィール

抜群のプロポーションと美貌で人気の釈由美子さん。グラビアアイドルとしてデビューしましたが、女優、実業家でもあり、女性向け美容本も出版しています。2015年に結婚し、1児の母でもあります。

遠野なぎこさんと同じく、釈由美子さんも自著『釈ビューティ』の中で、摂食障害の過去を公にしています。自己評価が低く、精神的に不安定だった釈由美子さんは、醜形恐怖症も患っており、そこに体形維持のストレスが加わって摂食障害に陥ったと考えられます。

20代の頃は過食嘔吐を繰り返す重度の摂食障害に苦しんだ釈由美子さんですが、間違ったダイエットから学んだ教訓をもとに独自の美容法をあみだし、理想的なプロポーションを手に入れたのは立派です。

・ともさかりえさんのプロフィール

12歳でCMデビューし、16歳のときに出演した日本テレビのドラマ『金田一少年の事件簿』で大ブレークしたともさかりえさん。デビュー以来テレビ、映画、舞台と途切れることなく多くの作品に出演しています。

知的な美少女として人気があったともさかりえさんですが、ドラマで知名度が上がり、芸能活動が忙しくなった17歳のときに摂食障害を発症していたと、後に告白して世間を驚かせました。

1999年発売の『婦人公論』10月22日号の特別インタビュー「答えは自分のなかにしかない」で、過食嘔吐を繰り返したためひどい虫歯になり、そのせいであごが変形する後遺症が残ったと明らかにしています。

女優として活動を続けるともさかりえさんですが、10代で患った摂食障害のため、写真や画像で見てもはっきりとわかるほど顔が歪んでしまいました。摂食障害は克服できたにせよ、あまりに大きな代償です。

摂食障害は、取り返しのつかない後遺症を体に残すということが、ともさかりえさんの事例からよくわかります。
 

命を落とすこともある摂食障害。発見が早いほど回復も早くなります。残念ながら特効薬はありませんが、摂食障害を克服した芸能人の例もあるように、摂食障害を治す方法はあります。

摂食障害の原因や症状が人それぞれなように、治療方法も一つではありません。自分に合った治療方法が見つければ、摂食障害はきっと治ります。

摂食障害の初期であれば、体重や体形や食べ物のことばかり考えてしまう状態から抜け出すことで、摂食障害を克服できることがあります。趣味でも運動でも仕事でも恋愛でも、食べ物のことを忘れるくらい夢中になれることを見つけましょう。

楽しい、ワクワクする感覚を思い出せれば、食べることにとらわれることもありません。

拒食症で食べられない人は、食べられるものを食べられるだけ食べることから始めます。食べることに強迫観念を抱かないように、ゆるゆると始めましょう。

周りの人は無理強いをせず、食べられるようになるのを見守ってあげましょう。少しでも食べられたら褒めてあげると、次もまた食べられるかもしれません。

拒食症の治療には時間がかかります。焦らず少しづつ体重を増やしましょう。普通に食べられるようになっても、太ることは悪いことではない、むしろ痩せすぎていることのほうが身体にはよくないと、頭と心が理解できるまで治療は続きます。

摂食障害は一人で克服するには手強い病です。原因や症状が複雑に絡み合い、治ったと見えても再発したり、違う形で症状があらわれたりします。病院に行くのは気が重いかもしれませんが、健康で幸せな人生を取り戻すためには、専門的な治療は避けては通れません。

治りたいと本気で思うなら、勇気を出して専門医の門をたたきましょう。摂食障害が広く認知された今、専門の医療機関はいくつもあります。

摂食障害の治療は、医師との相性も大事です。諦めずに助けてくれる医師を探すこと。そうすれば必ず摂食障害は治ります。

身近な病であるのもかかわらず、なかなか理解が進まない摂食障害。その苦しみは摂食障害を経験した人でなければ分かりません。誰もが当たり前のようにできるはずの、普通に食べるという単純な行為が、なぜできなくなってしまうのでしょうか。

華やかな芸能人でも、摂食障害に苦しんでいる人が多いと知って驚いた人も多いかもしれません。ダイエットであったりストレスであったり、幼少期の体験であったり、親子関係であったりもします。原因は人それぞれです。

摂食障害は根治が難しい病気ではありますが、決して不治の病ではありません。諦めずに治療を続ければ、必ず治ると信じましょう。摂食障害を治すには周りの人の励ましと協力があることが望ましいので、まずは勇気を持って摂食障害を告白してみてはいかがでしょうか。