アルバニア人の性格や特徴!アルバニア人女性は美人?
ヨーロッパにあるアルバニア共和国ってご存知でしょうか。今回はあまり知られていないアルバニアについてアルバニア人はもちろん基本情報や位置、首都や観光名所、アルバニア人には美女が多いのかしら、恋愛や結婚はどんな感じ?などについてご紹介していきます。
目次
アルバニアの基本情報
アルバニアは第二次世界大戦が終わったころから共産主義国家になり西側諸国はもちろん、社会主義、共産主義国とも価値観の違いから距離を置くようになります。
それがアルバニアの特徴の一つで、日本との共通点です。日本では江戸時代にさかのぼりますが、なんとアルバニアは1991年まで、鎖国をしていた国なのです。日本でも鎖国時代には独特の文化が栄えてきたように、アルバニアにも独特の文化が存在しています。
鎖国の間、国民にとって自分と世界をつなぐ唯一の窓口がイタリアからのラジオ電波でした。それを聞いて世界の文化や情勢を確認していました。今でも古着屋にイタリア製のものが並んでいたり、生活の隅々までイタリアの文化が浸透している特徴があります。
アルバニアの位置・首都
東ヨーロッパにあるアルバニアはギリシアとイタリアの間ぐらい、バルカン半島の南西部に位置する共和制の国家です。首都はティラナで、面積は四国の約1.5倍の大きさです。
通貨はLek(レク)で、1レク=1円ぐらいです。時差は日本より7時間遅れです。
アドリア海に面した自然豊かなアルバニアには、他諸国では薄れてしまった独特の雰囲気や文化、伝統、人々の生活の息吹が感じられ、美女がたくさんいるのも特徴の国です。
アルバニアの人口・使用言語
アルバニアの人口は約289万人で、アルバニア人はアルバニア語を話します。アルバニア語とはヨーロッパ語族の中でも最古に分派した言語の性格で、言語学的に重要な言語と言われています。
鎖国時代の影響のおかげで、多くの一般アルバニア人がイタリア語を話すことができます。観光業、旅行業で働く人は英語が話せます。
ちなみにアルバニア語の「ありがとう」とは「Faleminderit(ファレミンデリト)」です。
アルバニアの食べ物
オスマントルコの影響を受けた食文化です。
いつも食べているものはパイ生地のフィロやオリーブ、オリーブオイル、フェタチーズやトマトなどの野菜です。中近東の肉料理もよく食べるようで肉を串焼きにしたケバブやひき肉を丸めたキョフテ(ミートボールのなもの)なども食べます。
アルバニアの観光名所
アルバニアの治安情報は北東部がレベル1ですが、その他の地域は比較的治安が良く、物価は安いです。水が500ml 40円ぐらいです。衛生面でも、生ものに気を付ければ特に注意することはありません。
4月から10月までがアルバニア地方の観光ベストシーズンと言われていますが、冬もそこまで寒くなることがなく一年中温暖なので、どの時期でも観光しやすいです。
残念ながら日本からの直行便は出ていません。一番早く行く方法は東京の成田空港からイスタンブールかローマなどを一カ所経由してアルバニアの首都ティラナにあるティラナ・リナ空港へ行く方法です。約17~18時間で到着します。
スカンデルベグ広場
アルバニアの首都ティラナに着いたら、まずはスカンデルベグ広場に行ってみましょう。アルバニアの英雄、スカンデルベグの名前から付いた広場で中央にスカンデルベグの銅像が立っています。
アルバニア観光の中心地であるスカンデルベグ広場の周辺には、歴史博物館や時計塔モスクやオペラハウスが入っている文化宮殿があり、アルバニアの文化遺産や観光スポットが集約されています。
商業施設が立ち並ぶ場所でもあるので、買い物にも最適です。近くにはレストランやカフェもたくさんあります。
ジャミーア・エトヘム・ベウト・モスク
アルバニアの首都ティラナのスカンデルベグ広場の近くには、ジャミーア・エトヘム・ベウト・モスクがあります。モスクとはイスラム教の礼拝堂のことで、壁と天井に描かれたフレスコ画がとても美しく、イスラム文化に触れることができます。
すぐ隣には30mほどの高さの時計塔があり、ジャミーア・エトヘム・ベウト・モスクとともに美しい外観なので素敵な写真が撮れます。
モスクの中に入る時には、靴を脱ぐことと女性は置いてあるスカーフで頭を隠して入ることに注意しましょう。
ベラトとギロカストラ
首都ティラナの南方にあるギロカストラは白と黒の石畳の町としても有名です。オスマン帝国時代の統一感のある旧市街などが斜面一杯に立ち並び、現在でも市場やモスク、ギロカストラ城などが残されています。
ギロカストラの城からは、歴史のある文化的な街並みを一望できます。バザールもあり、そこでお土産を買うこともできます。趣があり、たくさんの文化的、宗教的な建造物がある場所なので一日で観光するのは難しいかもしれません。
よく似た作りの家が互い違いに重なるようにして川から丘に向かって建ち並んでいます。その風景を見ると丘がまるで一つの家に見え、その家の壁に無数の窓があるので「千の窓を持つ街」という観光名所になっています。
ブトリント
ブトリントはアルバニア南部サランダにある、文化的に貴重な時代のいろいろな支配の遺跡が集まった場所です。イオニア式オーダーの神殿、円形劇場、公共浴場などがあります。
ここの遺跡はローマなどのいろいろな時代の文化遺跡を楽しめ、とても不思議な感覚を感じることができる観光名所でおすすめです。
アルバニア人の性格や特徴【男性編】
アルバニア人は主にアルバニア共和国とコソボを中心としたバルカン半島に住んでいます。
すべてのものを分かち合う
アルバニア人は陽気で外国人をはじめとして、対外的にはとてもフレンドリーな性格です。
すべてを分かち合うという考えのもとなのか、自分の物と他人の物の区別がはっきりしないという性格があります。例えば食べ物もみんなで分け合いますが、他人の物でも断りもなく勝手にとって食べてしまうこともあります。
ルーツ
アルバニア人のルーツをたどれば、歴史的にローマ帝国やオスマントルコ帝国に何世紀にもわたり征服、支配されていたので、東欧、中近東の血が混じった性格の国民と言えます。
イケメンが多い
個人差もありますが、一般的に男女問わず美男美女が多いのは北欧の国々、東欧、ロシア、中近東だと言われています。
そして、混血には美男美女の容姿を生み出す特徴があると言われていますので、アルバニア人に美男美女の容姿の人が集まっているのは当然なのかもしれません。
スキンシップ
アルバニア人の男性は互いのスキンシップが盛んです。欧米ならレインボーカラーの人々の恋愛感情をあらわすような振る舞いでも、アルバニア人の誇り高き性格の男性の基本的な態度の一つです。
スタイル
アルバニア人の男子は、なぜか両手をジーンズのポケットに入れて歩くスタイルが特徴です。アルバニア国以外でアルバニア人を探すときの指標となるほど特徴的なウォーキングスタイルです。
アルバニア人の性格や特徴【女性編】
アルバニアの一部の地域では宗教とは関係なく、いまだにアルバニア人女性が言論の自由さえ与えられず生活しているところがります。
男性に従う
アルバニア人の若い女性も日本のギャルのように、服装やメイクが派手で社会的には自由な気風の美女が多いです。
しかし、彼女たちは美女でもそうでなくても自国の男性の目を気にしている性格の人が多いそうです。恋愛でも女性は男性に従うものであるという風習が、彼女たち自身の気持ちの深いところに根付いています。
伝統の倫理
宗教とは関係のないこの伝統は「カヌン」というアルバニア人の家族の倫理規定に従って、深く浸透しています。父系家族の財産は男性が継承していくもので、女性は結婚して夫の家に入ります。
結婚は恋愛ではなく、かなり幼いころに取り決められています。適齢期になった女性が結婚して夫の家族の一員になると、行動は著しく制限されて、子供を育て家の中を切り盛りしていく役割に始終します。
アルバニア人女性の人生とは夫の半分の価値しかないとされています。
男性として生きる女性
21世紀の最近まで、女性が車を運転したり飲酒や喫煙をすることを禁止し、商売を営むことや土地を所有すること、選挙の投票も許されず、多くの施設への立ち入りも禁止されているほか、腕時計を身に付けてはならないというとんでもない決まりがありました。
アルバニア人女性に生まれてきたというだけで、恋愛だけでなく人間としてのあらゆる権利を奪われるのを嫌がり、男性の陰でひっそりと生きていくよりも、男性として生きていくという選択をした人々がいます。
恋愛や結婚などをせず生涯独身を貫かなくてはなりませんが、この厳しい環境から抜け出すために女性であることを捨て、男性として生きていくという誓いを立てるのです。
自由に生きる
残りの生涯を結婚せず自身の家族も持たずに生きていくという誓いを立てて、男性として生きる人々を「宣誓処女」と呼びました。中には一家に男子が生まれない一家が、財産を守るために家族の女性一人が結婚せず宣誓処女になるケースもありました。
宗教とは関係ないところですが、彼女たちが男性として生きていく宣言をしたら自動的に家長とみなされ、家族の財産を管理し、家族を守り、客人をもてなすなどの責任ある役割を担います。
恋愛や結婚もせず男性として生きていくなんて、犠牲にするものが多すぎるような気もしますが、アルバニア人女性たちにとって、より基本的な権利と自由に生きるチャンスにつながると言えるのでしょう。
プライド
男性として生きる宣誓をした彼らは、「自らの意志で誓いを立て現在の暮らしを誰にも頼らず生活していることに喜びを感じている。もしも私のように男として暮らせるならば、あなたは自由の身だ。この人生は美しく素晴らしいものだよ。」と語っています。
宗教とは関係ない中でも宣誓して男性として生きる決心をした彼らは、村でとても敬われています。彼らは想像をはるかに超える性格の強さとプライドを持っています。
しかしこの風習が現在もアルバニア人の中で受け継がれているということは、裏を返せばアルバニア人女性の暮らしには苦しいものがあることを意味します。いつか、そんな宣誓があったのかと語り継がれる日が来ることを願います。
アルバニア人の女性は美人な人が多い?
アルバニア人の美女たちの外見はヨーロッパの中でも背が高く、オリーブ色の肌をしているのが特徴です。外国人からどう見られているのかあまり気にしないマイペースな気質を持ちます。
町を歩いていてもかなりの確率で美女に会えるので、歩くだけでも楽しい気分になります。
アルバニア人の宗教の特徴
アルバニアは唯一のイスラム国家です。アルバニア人の宗教はイスラム教スンニ派57%、ローマカトリック教10%(オスマン帝国が4世紀にわたり統治していたときの影響でキリスト教徒に改宗させられたという歴史的な理由あります)正教7%です。
ヨーロッパ唯一のイスラム国
イスラム国家と言っても、イスラムの宗教に対する認識は他国のイスラム教徒に比べると、厳しい戒律にとらわれることなく、宗教の教えに対しても恐ろしく緩いところが特徴です。
例えば豚肉は平気で食べますし、酒も飲みます。ビールジョッキに堂々とモスクの絵が描いてあるものもあります。
無神国家政策
アルバニア本国に住むアルバニア人は、鎖国状態の時期の共産主義時代に「無神国家政策」(国民はどの宗教も信仰してはならない)が推し進められたため、宗教の自由が認められている現在でも、人々の宗教に対する意識が緩いのが実情です。
アルバニア人の恋愛観
男性にとって自分が初めての男性であることが大切なようです。
男性優位
アルバニア人は男性が常に優位に立つという意識が非常に強い性格が特徴のため、男性は女性と友達関係なったり恋愛感情をもつことが少ないです。
美女とか美女ではないとかではなく、自分と関係を持つか持たないかという対象で女性を見ています。
別れを切り出さない女性
恋愛は自由ですが一度男女がお付き合いを始めたら、なかなか別れることはありません。まして、女性から別れを切り出すことは非常にまれなことです。なぜなら処女ではなくなるからです。
つまみ食い
処女信仰に近い概念を持った男性が多いので、不倫は文化を行くようなイメージです。浮気がばれたとしても「本気なのはお前だけ」などといい、優位性の低い女性は男性を許しています。
アルバニア人の結婚事情
アルバニア人の結婚式自体はどこにでもありそうなパーティーです。
早婚
処女信仰の概念を持つ男性が多いので、女性の結婚年齢は若いのが特徴です。20代前半までには結婚しないと行き遅れるイメージがあり、中には10代で結婚する女性もいます。
考え方
アルバニアでは男性が常に優位で、女性は従属的な立ち位置に成り立っている社会が成り立ってしまっています。
結婚事情も一昔前の日本の社会の特徴と、欧米人独特のドライでクールな性格の考え方がミックスされてしまっている印象です。
願い
近い将来、アルバニアの国全体のカップルが自由に恋愛を楽しみ、自分たちの意思で結婚ができる日が来てほしいです。
自由に
男女平等を訴え女性の社会進出が珍しくなくなった現代の中で、みんながうらやむような美女たちの生きていくことが厳しい世界があることを知り驚愕しました。
仕事や恋愛の自由がない生活の人もいることを考えると、普通に毎日を暮らせている、ごく普通に生きている毎日の生活が、自由なのだなと思える自分の国の幸せを感じずにはいられません。
不思議な魅力の国
アルバニアは東ヨーロッパと言ってもヨーロッパ独特の豪華な建物や観光名所はありませんが、歴史を感じ取ることができ、まさに「ヨーロッパ最後の秘境」と言われるままの、不思議な魅力の観光名所がたくさんあることがわかりました。
旅人に対してはゲストとして迎えてくれるのできっと楽しい旅になるはずです。