Anitubeが見れない！閉鎖？代わりになる動画サイト19選まとめ

Anitubeを利用することができなくなり、ユーザーの怨嗟の声がSNS上にあふれています。Anitubeはアニメを違法にアップロードしている海賊版サイトで配信会社や作者の著作権侵害をしているというのが理由です。

Anitubeとはどのようなサイトだったのでしょうか。数多く海賊版のアニメや映画などの動画を配信しているサイトがある中で、Anitubeが閉鎖に追い込まれた理由を考えていきます。

Anitubeは違法な海賊版のアニメ配信サイトの中でも最も人気のあったサイトの一つです。アニメは海賊版の動画再生サイトの中でも特に人気のあるコンテンツです。

その理由は、「自分で決済する能力がない未成年でも、無料なら好きなだけ利用することができる」という点が大きいようです。

特に今の10代にとってはアニメ視聴が一般的なカルチャーですが、有料のサイトだと親の許可がないと加入できないという理由で、無料で利用することができるAnitubeは重宝されていました。

Anitubeが他の閉鎖されていない違法な海賊版アニメ動画サイトに比べ人気があった理由はなんでしょうか。

Anitubeが人気の理由の一つは、無料でアニメを配信していたことです。なぜ無料で配信することが可能だったのでしょう。

配信しているアニメは海賊版なので当然制作会社や作者に著作権料は支払っていませんから、仕入れのコストがかからない。当然これは違法です。発生するコストはサーバー費用やサイト運営費がありますが、これは広告収入が大きく余裕でペイできていたでしょう。

おそらく莫大な利益が上がっていたことが推測されます。運営はブラジルでドメインはスウェーデン、サーバーはアメリカにありました。日本に拠点があると国内法に引っかかり摘発されるというのが理由でしょう。有料のアダルトサイトがよく使う手法です。

もう他で見ることができないような古いアニメがAnitubeに行けば見れる！というのも人気のポイントでした。

古いアニメは有料のアニメサイトにも配信されておらず、レンタルDVDショップなどにわざわざ借りに行くしかなかったため、Anitubeの利便性が高かったというわけです。

Anitubeは違法の海賊版アニメサイトということで閉鎖されてしまいましたが、そもそも海賊版とは何か、どのような理由で利用することができなくなったのかをご説明します。

Anitubeのような海賊版サイトとは、アニメの制作会社や正規の配信会社、作者に著作権を払うことなく、違法に入手したアニメ動画を、違法に自身のサイトにアップロードして多数の視聴者を集客しているサイトです。

海賊版サイトはどうやって動画を仕入れているかというと、正規に配信されたものを録画している場合が多いようです。

もちろん正規に配信されたものを自分の楽しみのために録画するのは個人の自由ですが、これをネット上にアップロードした瞬間に著作権の侵害になり犯罪行為となります。

2018年4月13日に日本政府は「知的財産戦略本部会合・犯罪対策閣僚会議」を開催し、Anitubeのような違法海賊版サイトに対する緊急対策を決定しました。

対象となったのは、漫画の海賊版サイト大手の「漫画村」と、アニメ・テレビ版の海賊版サイト「AniTube」「MioMio」と、その類似サイトです。

Anitubeに関しては前述のように、運営はブラジルでドメインはスウェーデン、サーバーはアメリカだったことから、日本政府はブラジル国家警察に対して取締りの要請を行なっていました。

2017年1月にはブラジルでAnitubeの運営が差し押さえられ、10月には起訴されています。しかし、これに対してAnitubeの運営会社はブラジルとサーバーがあるアメリカでサイトの公開を止めただけで、他の国では相変わらずサイトが視聴できる状態でした。

Anitubeのアクセスは99%が日本国内からだったため、運営にダメージはほぼなかったと言っていいでしょう。そこで日本政府は国内のプロバイダーに対してAnitubeへのアクセスを遮断するように要請（というかほぼ強制執行）しました。

これはAnitubeの運営にとって大きな打撃だったはずです。日本国内の視聴者からの広告収入によって運営費を賄っていたため、日本からのアクセスがなくなると収入がゼロになります。Anitubeは現在ではどのような方法でも、日本国内から見れないのです。

Anitubeに先駆けてサイトの閲覧が遮断されたのが漫画村です。漫画村は漫画以外にもビジネス書や小説、写真集など様々なジャンルのデータを違法アップロードしており、作家や版元にとっては不利益となる存在でした。

この漫画村の運営に関しては不明な点が多いです。ベトナムに運営本部があり、「ベトナムは万国著作権条約に加盟していないため日本の著作物は保護されません」と堂々と言い切ったりしていました。

しかしその後の調査で、サーバーはウクライナ、ドメインはセーシェル共和国、運営者は日本国内にいるのではないかというような疑惑が出てきました。現在では完全に閉鎖されているためわかりませんが、今後運営者が逮捕される可能性もあるでしょう。

MioMioは中国に運営会社があったため、当初日本政府は中国の国家版権局経由で取締りを行ってもらっていました。違法アップロードした作品が出るたびに削除依頼をしていましたが、最終的には中国政府が中国国内からアクセス遮断します。

これによって、中国国内での違法性がなくなったという理由で日本人向けのアニメのアップロードは取り締まられなくなりました。そして、今回日本政府がアクセス遮断を行い、日本国内からも見れない状態となったわけです。

Anitubeを利用していた視聴者にとっては、今回のアクセス遮断は大きな痛手となりました。海賊版かどうかはともかく、ユーザーにとって無料で楽しめることは大きな利益であることは疑いはなく、作品数も多かったためとにかく利便性が高かったのです。

ただ、他にAnitubeの代わりになるようなサイトはあります。海賊版サイトもありますし、安心の有料版サイトもおすすめです。違法な海賊版サイトを利用することに関してはセキュリティ上の理由からリスクもありますので、慎重になる必要があります。

Anitubeが閉鎖されたのが不便で残念という声で、Anitubeを擁護するのは作家さんを苦しめることになるから許せない！という声に二分されている感じです。

アニメを配信しているサイトは他にもありますので、これを機に無料版、有料版それぞれのサイトを調べて見るのもいいのではないでしょうか。前述しましたが海賊版は違法ですしリスクもあるので、しっかり理解して自己責任で利用するようにしてください。

ここからは閉鎖されたAnitubeの代わりに無料でアニメを視聴できるサイトを紹介していきます。無料なので違法の海賊版サイトということになります。

ちなみに視聴者が罰せられることがないのはストリーミング配信のサイトで、万が一ダウンロードできるサイトがあったらダウンロードした視聴者も違法となりますので絶対に利用しないようにしてください。

次に視聴に料金が発生する有料のオススメ動画サイトをご紹介します。お金が払えるならいうまでもなく有料の方がオススメです。Anitubeのように閉鎖される心配もありませんし、ダウンロードができるサイトの場合はもちろん利用しても合法です。

有料版をおすすめする他の理由は、日本語対応なので検索がしやすいですし、視聴中にポップアップ広告が出ることはありません。別の国の言語が字幕で表示されることもありませんし左右が反転していることもありません。

アニメ以外にも映画やテレビドラマ、テレビ番組なども視聴することができます。作品は最新のものも多く、ダウンロードができるものもあります。一ヶ月あたりの会員料金が設定されている場合がほとんどです。

さて、現在ある無料のアニメ配信サイトを評価する上でも引き合いに出されることが多いAnitubeですが、復活するという噂がちょくちょく流れています。

閉鎖したはずのAnitubeが復活しているという情報でサイトに飛んでみると、確かにAnitubeに近いつくりですが、微妙にサイト名が違っていたりします。

このサイトがAnitubeの運営が復活されているのか、別の人間が作った類似サイトなのかは定かではありません。

このAnitubeの類似サイトもそうですし、代わりとなる他の海賊版の動画視聴サイトの利用にも危険が付きまといます。ウイルスやスパイウェアなどのマルウェアに感染する可能性が高いのです。またフィッシング詐欺の危険性も高いです。

感染する可能性があるのは動画を視聴中に表示される広告をクリックした際、怪しいファイルをダウンロードした場合です。

SSL接続のサイトでない場合、フィッシング詐欺のプログラムが外部から仕込まれている可能性もあります。SSL接続とは「https://」から始まるサイトです。「http://」から始まるサイトは危険です。

また最近ではマイニングプログラムを仕込んでいるサイトが多いです。マイニングプログラムとは、接続しているユーザーのコンピューターを使って仮想通貨を稼ぐことです。

マイニングの詳しい説明はここではしませんが、サイトへの滞在時間が長い動画やネットゲームのサイトは、マイニングを長くサイト訪問者に行わせることができるという理由で、マイニングツールが仕込まれていることが多いようです。

サイトにアクセスしている間にやたらPCが重くなったりするとマイニングに使われている可能性があります。ウイルスではないのでサイトから離れてしまえば問題ありません。

有料と無料の動画サイトどちらがオススメかといえば、メ有料と言わざるを得ません。理由は安全性です。無料のアニメサイトを利用する場合は、自分で安全かどうか判断する能力が求められます。

有料で安心を買い、無料は自己責任でと言うのが賢くネットを利用するコツでしょう。無料のサイトはそもそも違法ですし、Anitubeのように閉鎖になる可能性もあります。料金が発生するからこそ安定して利用できるサービスということなのです。