マレーシア人男性・女性の性格や特徴・国民性を紹介！

マレーシアはロングステイ先として人気があります。日本からは飛行機で7時間から8時間。首都はクアラルンプールで東南アジア有数の世界都市です。その景観は東京にも引けを取りません。

近年は一部の首都機能がクアラルンプールから25km先のプトラジャに移されています。旧都はマラッカで、世界遺産にもなっている昔の名残を残す美しい都市です。

マレーシアは大きくマレー半島とボルネオ島に分かれています。ボルネオ島やランカウイ島はダイナミックな自然がたくさんのリゾート地としても有名で、たくさんの観光客が欧米などから訪れています。

ボルネオ島は世界遺産にもなっているキナバル山が有名です。キナバル山には幻の巨大花として知られるラフレシアがあり、ラフレシアの花を見るために訪れる人もたくさんいます。

場所はラオス、ベトナム、タイの先に突き出た半島に位置し、マレーシア半島の先端にはシンガポールがあります。マレーシアの東側は、インドネシアとブルネイとで国境を形成しています。マレーシアの面積は33万平方キロメートルでおよそ日本列島から九州と四国を除いたほどの面積です。

気候は熱帯性で、年間を通して平均気温は29度前後、日本の7月か8月くらいの気候です。台風はなくスコールがたびたび起こります。

雨季と乾季があり、雨季は地域によって訪れる時期が異なりますが、10月から3月が一般的に雨季の季節になります。雨季と言っても1日中雨が降り続いている訳ではなく、スコールのような局所的な雨が降るのが特徴です。

マレーシアの人口は3119万人で東京の首都圏の人口よりやや少ないくらいです。首都のクアラルンプールは他の大都市の例にもれず、交通渋滞が大きな悩みとなっています。

公用語はマレー語ですが、英語、中国語、タミール語も多く使われています。マレーシアは多民族国家なので街中では様々な言語で表示された看板を見かけることが多くなっています。以前はイギリスの植民地だったため、ほとんどのマレーシア人が簡単な英語でのコミュニケーションを取ることができます。

多民族国家で、マレーシア人の民族構成はマレー系が約67%、中国系が約25%、インド系約7%となっています。都市部によって若干民族の構成度合いが異なり、都市部ほど中国系の割合が多くなっています。

マレーシア人の国教はイスラム教で61%、次いで仏教が21%、儒教・道教が1.0%、ヒンドゥー教が6.0%、キリスト教が9.0%となっています。

イスラム教は国の大部分を占めるマレー系が多くなっていますが、イスラム教以外の宗教にも寛容な国民性です。クリスマスのシーズンにはクリスマスツリーがあちこちの街頭に飾られますし、仏教の祝祭日、その他の宗教の祝祭日も全国的に祭日に指定されます。

マレー料理は一般的に油が多く、甘い味付けが多いのが特徴です。マレーシア料理と言えば日本人にもなじみがあるナシゴレンが有名ですね。ナシゴレンはマレー風チャーハンで、その他にもサテーというマレー風焼き鳥も良く知られています。

サテーの味付けはマレーシア風でピーナッツソースを使うなどエスニックな味付けです。ミーゴレンはマレー風焼きそばでこちらもスパイスのきいたエスニックな味です。

マレーシア人の国民性は？と聞かれると返答に困る人が多いようです。そんな知られざるマレーシア人の国民性ですが、民族によっても若干異なるようです。一般的にマレーシア人は、感情がはっきりしていて、自分の欲しいもの、やりたいことや気持ちなどを素直に表に出して表現します。感情がすぐに顔に出るので分かりやすいとも言えます。

またマレーシア人はマイペースで、あくまでも自分のペースで物ごとを進めます。熱帯地方の陽気で開放的な気質が特徴で、明るく困っている人には親切です。他人には必要以上に干渉せず、放っておいてくれるという一面もあります。以上は一般的なマレーシア人の国民性ですが、民族ごとの特徴を見ていくことにしましょう。

マレーシアの大半を占めるマレー系は人種的には隣のタイやフィリピンと一緒です。フィリピン人よりは大柄な印象ですが、タイ人よりは太めな感じがあります。国民性は一般に明るくフレンドリーですが、思ったことはきっぱりと相手に伝えますし喜怒哀楽もはっきりしています。

細かいことは気にせず一見楽なのですが、時間にもルーズなので仕事が思うようにはかどらないということもあります。しかし友人や困っている人を助ける精神が行き渡っているのでおごり好きだったりと、良い面もあります。

マレーシアの中華系は長年現地に住んで、現地の風習や風俗に完全に溶け込んでいる人達が多いようです。中国人の国民性と言うとマナーを守らないなど横暴さや無礼さが時々話題になりますが、現地の中華系の人にそんなそぶりは見られません。現地のマナーを守り、礼儀正しくまじめな人達が多いようです。

また南国気質の国民性を持つマレー系とは反対に、比較的時間をきちんと守る人が多いようです。中華系特有の経済観念で何代にも渡って現地で財閥を築いているのも中華系の人達です。商売熱心で働き者と言えばマレーシアでは中華系が筆頭です。

現地になじんで溶け込んでいる中華系に対し、現地の風習や風俗にあまり溶け込まないのがインド系です。ヨーロッパでは、移民して来ても西欧の習慣に染まらないトルコ系の人達のことが時折話題にあがりますが、インド系はマレーシアにおいてトルコ系のような存在と言えます。

表情や手ぶりがどちらかというと派手で、時折けんかをしているのかと思うような印象を受けます。音楽や食の好みなども現地にあまり合わせず、あくまでも自分達のスタイルを貫いて何世代も過ごします。一般的に愛想がいい人が多いようです。

欧米系の人はマレーシアでは数が少なく企業の駐在員とか、学校の先生などの専門職で滞在している人がほとんどです。中華系のように何世代にも渡ってその国に根を下ろして住むという人はあまりいません。

国や企業などから派遣されてきているという人がほとんどなので、待遇も厚待遇ということもあり、現地の一般庶民に溶け込んで暮らすというより自分達独自のスタイルを保って生活している人が多いようです。マナーや時間などは中華系と同じくきちんと守る人が多く、その点では現地の風習に染まらないと言えます。

国や企業などから派遣されてきているという人がほとんどなので、待遇も厚待遇ということもあり、現地の一般庶民に溶け込んで暮らすというより自分達独自のスタイルを保って生活している人が多いようです。マナーや時間などは中華系と同じくきちんと守る人が多く、その点では現地の風習に染まらないと言えます。

マレーシア人男性の性格はどんな感じなのでしょうか。一般的なマレーシア人男性の性格や特徴をあげてみましょう。

マレーシア人男性はあまり計画を立てないで、その場の思いつきで行動します。将来の事やお金のことも南国特有の気質でなんとかなるさ、と大らかなのはいいですがつまるところは万事いきあたりばったりの性格なのです。

デートにしてもあらかじめ予定を立ててここに行こう、なんてことはありません。突然、今日は誕生日だから泊まりに行こうなんて言われても準備をしていなかったら困りますよね。

自分がいいと思ったものはいい、自分が気に入らなかったら目もくれないと良くも悪くもマイペースな性格です。他人の価値観に振り回されることもありません。他人の顔色をうかがってぺこぺこするなんてこともないので、自由に生きているような感じがします。

よく言えばマイペース、悪く言えば我が強いので仕事はそれでうまく回るのか不思議ですが、マレーシア社会ではとどこおりなく事が運びます。日本人から見たら空気を読んでいない、とも見えますが空気を読まなくてもやっていけるのです。

南国特有の明るさはマレーシア人男性にも健在です。にこにこと愛嬌が良く、誰にでもフレンドリーに話しかけ気さくな性格なので、レストランや屋台で隣同士になった人同士でも話が盛り上がります。

欧米のようにレディーファーストの習慣があり、ドアを先に立って開けてくれたり、レストランに着けば自分が座る前に席を引いて座らせてくれたりとお姫様のように扱ってくれます。そんなマレーシア人男性の優しい態度にぞっこんになってしまう日本人女性も。宗教の関係から女性を敬う男性もいます。

マレーシア人は男女とも共働きが一般的です。夫婦二人でフルタイムで仕事をしている家庭が多いので、小さな頃から夫婦で協力して家事をし合う姿を見慣れているせいもあるのでしょう。共働きでも女性が家事全般を受け合うことが多い日本ですが、マレーシア人男性は率先して家事を手伝ってくれます。

買い物や家の掃除、洗濯、料理など全て分担しているカップルもいるほどです。もちろん育児に関しても女性だけが子供を見るということはなく、男性はよく子供の面倒も見てくれます。

マレーシア人の女性についても日本ではあまり特徴や性格など知られていないようです。マレーシア人女性の特徴や性格についてあげてみました。

マレーシア人女性は男性と同じく明るくほがらかでゆったりとした雰囲気の人が多い印象です。いつもにこにこ顔で、細かいことにはこだわらない性格です。優しく、ふんわりとした雰囲気の癒し系の美人が多いのが特徴です。

持ち前の明るさで人に接するのですぐに友達ができます。知らない人にも壁を作りません。パーティーなどでも積極的に知らない人にも話しかけるので、一人でぽつんとしているということがないのです。

これは女性だけでなく男性にも言えることですが親日家の人も多く、日本に興味を持ってくれる人もいます。マレーシアと日本の歴史的な関係から日本びいきの人が多いようです。

マレーシアの食事情から屋台やレストランが気軽に利用できるということで、朝・昼・晩と外で外食が多いマレーシア人。女性でも家で作るというよりは外での食事を楽しむ国民性です。ダイエットを気にする人ももちろんいますが、それよりも食べることそのものを家族や友人とエンジョイします。

マレーシア人女性は日本人女性のように家事から育児まで一人でかかえこむということはありません。フルタイムで朝から一日働いている人が多いので、家事や育児はメイドやベビーシッターを気軽に雇う人が多いのです。仕事と家事、育児を上手にこなしているようです。

日本でメディア系、芸能関係の仕事をしている、といえば一種のステイタスで、人気のある職業の一つですがマレーシア人女性には人気がありません。医者、弁護士なども同様で、マレーシアでは宗教的な考えもあり日本とは考えが違うようです。マレーシア人女性に人気なのは大学の教授や研究者で固くて堅実な仕事に人気があります。

東南アジアはイケメン・美人が多いといわれていますが、ここでマレーシア人の顔の特徴についてあげてみたいと思います。国民性や性格同様、マレーシアのイケメン・美人といわれてもどんな顔？と聞かれても思い浮かばない人が多いかもしれませんね。男女別に見ていくことにします。

マレーシアはイケメンの多い国でイケメン天国と言ってもいいでしょう。街を歩けばそこかしこで様々なタイプの顔のイケメンと会うことができます。あっさりした塩系の顔のイケメンというよりははっきりした顔立ちのイケメンが多いようです。イケメンが多い理由は、やはり多民族国家でハーフが多いからでしょう。

マレー系のイケメンは目が大きくはっきりした顔立ちです。肌は浅黒く、スタイルがよい南国風のイケメンです。中華系のイケメンは色が白く細身のイケメンで顔はスッキリとした感じです。インド系のイケメンは顔のパーツが派手で、彫が深くキリッとした顔立ちのイケメンです。

マレーシア人女性も美人が多く美人天国です。どちらかというと体つきは小柄ですが、目が大きくはっきりした顔立ちの華やかな美人が目立ちます。ハーフも多いので色白タイプの美人、肌が少し浅黒いタイプの美人など様々なタイプの美人がいます。

スタイルも良く、手足が長くて均整がとれているスタイル美人も多いです。この国の美人の条件は色白ということから、美白に気を使っている人がたくさんいます。

それではここで気になるマレーシア人の男女の恋愛傾向を見ていきたいと思います。イケメンや美人天国のマレーシア、はたして恋愛は盛んなのか日本人としては興味深々ですね。男女別にご紹介します。

マレーシア人男性の恋愛傾向の特徴として国民性同様、やはり明るく南国特有の気質があるようです。日本人男性とどんな所が違うのか比べてみてもおもしろいですね。マレーシア人男性の恋愛特徴は次のとおりです。

一度恋愛を意識すると、マレーシア人男性は積極的にアプローチします。もとからフレンドリーな性格なのですが、恋愛対象となった途端にまめに電話をかけてきたり、花束のプレゼントをしてくれたりとある意味分かりやすいとも言えます。

またデートをすればレディファーストが身についているので、優しくエスコートしてくれるなど日本人女性から見ればとても魅力的です。イケメン男性に優しくされれば誰でも悪い気持ちはしませんね。

女性に尽くしてくれる国民性もありマレーシア人男性にとっては普通のようです。マレーシア人男性はどちらかというと俺についてこいという性格よりは、まめで優しいタイプが多いようです。

マレーシア人男性は一途に相手を思ってくれるのであまり浮気の心配はありません。宗教的な背景により、イスラム教は結婚するまで男女交際は禁止です。そのため大人になるまで女性と付き合ったことのないという人も多く、デートもグループ交際などが多いようです。

付き合うとなると結婚を前提にお付き合いするという国民性で、早い時点で双方の親に紹介します。一途すぎるので嫉妬深い半面もあります。常にどこにいるのか電話をしてきたりメールを頻繁にしてきたりします。積極的な半面、ダメだと分かると切り替えも早くサッと次に移っていきます。グズグズと悩んでいるようなことはないようです。

男性と同様、マレーシア人女性の恋愛傾向も一般的に明るく積極的なようです。フレンドリーに接する傾向はそのまま恋愛にも当てはまります。マレーシア人女性の恋愛傾向は次のとおりです。

美人でフレンドリーな性格だと恋愛経験はさぞ多いのかと思いきや、マレーシア人女性はやはり宗教の関係で選ぶ相手には慎重になるようです。付き合うと決めたら結婚前提のお付き合いになります。恋愛が始まると明るく大らかで楽しいカップルになるようです。

マレーシア人女性は、交際を申し込まれたらすぐに付き合うということはしません。将来の夫としてふさわしいのかどうかよく見極めてから交際がスタートします。イケメン・美人の国といっても恋愛事情は以外と慎重なのですね。

マレーシア人女性も男性同様大人になるまで恋愛を経験したことがないという人が大半です。そのためいざ恋愛が始まると一途に思ってくれますが、一途すぎて嫉妬深くなることもあります。常に電話やメールをしてきて男性の身辺を確認しようとします。友人でも女性と仲よく話そうものならたちまち喧嘩の種になってしまいます。

マレーシア人の結婚観も日本人からみると意外なことが多いようです。同じアジアの中でも国が変われば考えも全く違うのですね。そんなマレーシア人の結婚観を見てみましょう。

マレーシアは多民族国家ですが、恋愛や結婚となると民族ごとの国民性の違いが鮮明になり、みんな一緒という風にはいかないようです。何より宗教の違いがあるので特にイスラム教のマレー系はやはり同じイスラム教のマレー系と結婚する場合がほとんどです。

中華系はマレー系と比べると宗教の縛りもないので恋愛や結婚観念はマレー系より自由のようです。インド系はやはり自分達のスタイルを崩さず、独自の伝統や風習を守って生きているので結婚も同じインド系になることが多いようです。

マレーシア人は、結婚したらなるべく早く子供を希望するカップルが多いようです。一般的にマレーシアでは子だくさんの傾向があり、一家族4人から5人は当たり前です。男女とも仕事を持って忙しいマレーシア人ですが、メイドやベビーシッター、またレストランや屋台なども揃っていますので一人で抱え込んで仕事、育児をすることはないようです。

結婚を前提としたお付き合いではお互いの家を行き来して家族と過ごしたり、親族同士の集まりにも参加したりします。親も結婚を前提としたお付き合いということで認めているので、結婚前から家族全員で親しくするということが多いようです。結婚後も家族同士の絆が強く、家族を大切にします。

マレーシア人はイケメン・美人が多くスタイルも良いので、芸能人や有名人にも人目を引く人がたくさんいます。日本人にはあまり馴染みが無いマレーシアの芸能人ですが、有名人を紹介しましょう。

誕生日は1993年3月23日。出身地はペナン島です。ミスマレーシアの2012年のファイナリストでその美しさは折り紙つき。イギリス人とのハーフで、モデルオーディションの最年少ファイナリストにも選出されたこともあります。長身で秀才、才色兼備の彼女のこれからの活躍に目が離せません。

誕生日は1987年7月24日。出身地は香港の彼女はマレーシアのモデル兼DJとして活躍中です。香港生まれで日本、マレーシア、デンマークで育った経歴を持つインターナショナルな女性です。

2011年にはミスマレーシアのファイナリストとして選出、その翌年にはマレーシアで最も影響力のある女性として取り上げられました。日本で広告のモデルとして活躍したこともあるそうです。

最後に日本人として、マレーシア人男性・女性と付き合う際のポイントをあげておきます。普段はフレンドリーで一見恋愛・結婚もオープンに見えがちですが、彼らは自分達の宗教や伝統に深く根ざしています。彼らのそういった宗教や伝統・風習を理解しないと何かとトラブルの元になります。

日本人はどちらかというと宗教や伝統的な風習には無頓着な傾向がありますが、付き合う際には相手の宗教や風習を尊重する姿勢が大切でしょう。マレーシア人は大らかで明るい気質で細かいことにはこだわらないので、うまくいけば息の長いカップルになれるかもしれませんね。