いまむらのりお(今村清憲)逮捕理由は刺青？ワンピースの声優の現在

日本中に多くのファンがいる大人気漫画「ワンピース」のアニメに、イワンコフ役で出演したことがきっかけで、知名度が上がったいまむらのりおさん。しかし声優として大活躍していた2010年に突然逮捕され、多くのファンに衝撃を与えました。

いまむらのりおさんは逮捕後ワンピースのイワンコフ役を降板し、声優活動だけでなく俳優活動も自粛しています。そのため現在の状況が気になるというファンも、たくさんいるでしょう。

そこで今回はいまむらのりおさんについて、現在の状況を中心に取り上げていきたいと思います。

声優としてのイメージが強いいまむらのりおさんはですが、実は舞台俳優としても長く活躍しているのです。まずいまむらのりおさんの、気になる経歴について、詳しく見ていきましょう。

いまむらのりおさんは、日本大学芸術学部を卒業した直後に、劇団薔薇座に所属しました。劇団薔薇座は、名優ブルース・ウィルスやダスティン・ホフマンなどの吹き替えを担当し、俳優としても活躍していた野沢那智さんが座長を務めた劇団です。

いまむらのりおさんは「しぇねお」というあだ名で、劇団員皆に慕われていました。しかし劇団薔薇座には、玄田哲章さんや戸田恵子さんなどの、現在実力派俳優や声優として有名な人たちも所属していたのです。

いまむらのりおさんは周囲の劇団員と、自分の演技力の差に圧倒され、20代半ばで劇団を退団する決意をしました、その後は新宿のバーのマスターとして働き始め、30代には自分のバーを開店したといういまむらのりおさん。

しかしいまむらのりおさんのバーに、同じ劇団薔薇座に所属しており、様々な有名アニメに出演している有名声優、三ツ矢雄二さんが来店します。

その際に三ツ矢雄二さんから、三ツ矢雄二さん自身が立ち上げた劇団に入らないかと誘われたそうです。いまむらのりおさんはその誘いに応じ、バーの経営を続けながらも、再び舞台俳優として活躍するようになりました。

いまむらのりおさんは三ツ矢雄二さん率いる劇団アルターエゴに所属した後は、舞台でオネェ系のユニークな演技を披露するようになりました。

ちなみに劇団アルターエゴには、「ワンピース」のルフィ役で有名な大物声優田中真弓さんも所属していたのです。田中真弓さんも1988年に自身の劇団「お、ぺれった」を立ち上げます。

いまむらのりおさんはその劇団いも所属し、女装も積極的にこなすユニークな劇団員として、人気が高まっていきました。

いまむらのりおさんは1990年代から、声優として活躍しています。いまむらのりおさんの声優活動の中でも、アニメワンピースでのイワンコフ役は特に有名です。

そこで以下では、いまむらのりおさんが声優として注目されるきっかけになった、アニメワンピースでの活躍について、詳しく確認していきましょう。

いまむらのりおさんの舞台でのオネェ系のユニークな演技は、あのワンピースの作者である尾田栄一郎さんをも魅了しました。

いまむらのりおさんの演技に衝撃を受けた尾田栄一郎さんは、いまむらのりおさんをモデルにしたキャラクター「イワンコフ」を漫画ワンピースに登場させたそうです。

その後1999年にワンピースがアニメ化されます。いまむらのりおさんは、イワンコフのモデルが自分である事実を知り、アニメワンピースの声優オーディションへの参加を決めたそうです。

オーディションに合格したいまむらのりおさんは、イワンコフ役を演じられることになりました。いまむらのりおさんはこのときとても喜んでいたようで、精一杯頑張りたいとコメントしています。

その後いまむらのりおさんが魂を吹き込んだイワンコフは、そのトリッキーな魅力で、多くの人に愛されるキャラクターになったのです。

尾田栄一郎さんはワンピースのコミック第58巻の中で、イワンコフのモデルは、いまむらのりおさんと映画「ロッキー・ホラー・ショー」に出てくるフランクン・フルター博士とコメントしています。

そのためトリッキーで少しオネェ系のキャラクター、イワンコフといまむらのりおさんを比べると、とても似ているのです。さらにイワンコフという名前も、いまむらのりおさんの名前から取ったとされています。

しかしイワンコフといまむらのりおさんの名前には共通点がないので、不思議に思う人もいるでしょう。

実は尾田栄一郎さんは、いまむらのりおさんの名前を「いわむらのりお」と思い込んでおり、その「いわむらのりお」から「イワンコフ」という名前を思いついたようです。

いまむらのりおさんは舞台俳優としてだけでなく、声優としても長年活躍してきました。そこで以下では、いまむらのりおさんが声優として出演した作品を、紹介していきたいと思います。いまむらのりおさんに興味がある人は、ぜひ実際に作品を観てみて下さい。

映画「トランスフォーマ―」のアニメ版である「トランスフォーマー カーロボット」は、2000年から放送されたアニメです。

2000年のニューヨークに現れた、究極のエネルギー強奪をもくろむデストロンガー部隊と、その企てを阻もうとするサイバトロン部隊の戦いを描いたストーリーになっています。

ストロンガー部隊の、特殊工作塀ガスタンクを演じているいまむらのりおさん。ガスカンクは怪力の持ち主ですが、おしゃれでオネェ言葉を使うキャラクターです。いまむらのりおさんの舞台での演技と、共通点が多いので、かなり自然な演技になっています。

1999年から放送されたアニメ「ワンピース」は、大人気ジャンプコミック「ワンピース」のアニメです。ワンピースは、海賊王に憧れる少年ルフィの、お宝「ワンピース」を仲間たちと共に探す旅を追っていくストーリ―になっています。

いまむらのいろさん演じるエンポリオ・イワンコフは、ルフィ達が立ち寄ったカマバッカ王国の幹部の1人です。作中ではトリッキーで魅力的な敵役として描かれています。

イワンコフのモデルでもあるいまむらのりおさんの、ユニークなオネェ口調はイワンコフのキャラクターにぴったり合っているのです。

スティーブ・バロン監督のアメリカ映画「アラビアン・ナイト」は、1999年に公開されたアドベンチャーファンタジー映画です。「アリババ」や「アラジン」などの千夜一夜物語を、5つの物語に分けて描いたストーリーになっています。

いまむらのりおさんはこの映画で、指輪のジニー役を演じる海外俳優の吹き替えを担当しているのです。「アラジン」の物語に登場する指輪のジニーは、魔法のランプを取り返そうとする主人公アラジンを助けます。

いまむらのりおさんは少し不気味なジニーを好演しており、一味違ういまむらのりおさんの声の演技を聞くことができるでしょう。

マイク・ニコルズ監督のアメリカ映画「バードケージ」は、1996年に公開されたコメディ映画です。フランスのサントロペを舞台にしたミュージカル、「ラ・カージュ・オ・フォール」を元に作られた映画ですが、舞台はアメリカのフロリダ州になっています。

フロリダ州にあるとあるオカマバー「バードケージ」を経営する一家が巻き起こす、騒動を描いた作品です。舞台セットの完成度や俳優たちの演技力の高さが認められ、アカデミー賞を受賞しています。

いまむらのりおさんは 舞台となるオカマバーのオーナーであるアーマンドのパートナーである、アルバートの吹き替えを行っています。いまむらのりおさんは長年アーマンドの息子の母親代わりになる、愛情深いアルバートをユニークに演じているのです。

思わず吹き出してしまうような、アルバートの面白い言い回しにも、いまむらのりおさんらしさがにじみ出ています。

ワンピースのイワンコフ役で、有名声優となったいまむらのりおさんですが、2010年にわいせつ図画陳列容疑で突然逮捕され、イワンコフ役を降板することになってしまいました。

当時イワンコフ役の声優として、いまむらのりおさんの人気は高まっていたので、多くのファンが衝撃を受けたのです。いまむらのりおさんが逮捕された後は、声優の岩田光央さんがイワンコフ役を代わりに演じています。

岩田光央さんは突然イワンコフ役を任されましたが、イメージを壊さないようにイワンコフを上手く演じ、ファンから高評価されているのです。

当時は情報が錯綜していて、逮捕の理由がいまいち分からなかったというファンも多いでしょう。そこで以下では、いまむらのりおさんの逮捕の理由について、整理していきたいと思います。

いまむらのりおさんはタトゥー愛好家でもあり、全身にタトゥーを入れていたそうです。しかしそのタトゥーの写真をブログにアップしてしまったことが原因で、逮捕されてしまったとされています。

以下ではいまむらのりおさんの逮捕の理由について、さらに詳しく見ていきましょう。

いまむらのりおさんは刺青が好きで、400~500万円もの大金をかけて、10年間こつこつ全身に刺青を入れていたそうです。

その刺青の写真を自身のブログにアップし続けていたいまむらのりおさんは、2010年に刺青の入った下腹部の写真を、ブログにアップしてしまいました。

どのような理由であれ、大勢の人の目に入る所に卑猥な写真や絵を飾ることは、わいせつ図画陳列罪に当たります。ブログも不特定多数の人の目に入るものとされているので、その刺青の写真が原因でいまむらのりおさんは逮捕されてしまったのです。

新宿で刺青専門のお店も経営していたといういまむらのりおさん。そのお店には刺青関係の仲間達が、よく集まるようになっていたそうです。その仲間たちとお店で会って盛り上がっていたときに、いまむらのりおさんは刺青の写真を撮りました。

刺青は下腹部にあり、その写真には通常モザイクをかけるべき部分も映っていたようです。しかし刺青を披露したいという理由で、いまむらのりおさんはモザイク処理をせず、その写真をそのままブログにアップしてしまい、逮捕に至ってしまいました。

日本では刺青に対する罰則はありませんが、多くの人が集まる場所での露出に対しては厳しい罰則があります。ネットで気軽に情報を発信できるようになった現在では、特に注意が必要でしょう。

いまむらのりおさんは逮捕時に、完成した刺青をファンに見せたかったという供述をしていたそうです。逮捕後いまむらのりおさんは東京区検察庁から略式起訴され、簡易裁判所で裁判を受けて約50万円の罰金が科されました。

刑法によると「わいせつ図画陳列罪」は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金という罰則が科せられる罪とされています。

決して軽い罰則ではありませんし、略式起訴でも起訴されれば前科は付いてしまうのです。さらにいまむらのりおさんのように、深い理由なくアップした写真でも、見た人にショックを与えてしまうこともあります。

そのため写真をネット上にアップするときは、見る人がどう思うかという視点を忘れないようにしましょう。

いまむらのりおさんがタトゥーを入れだした理由については、はっきり語られていません。いまむらのりおさんは、逮捕の原因となってしまったタトゥーの写真をアップしたブログは、現在閉鎖しているそうです。

しかし現在もタトゥーに関するサイト「タトゥーナビ」内で、タトゥーのコラム記事を書いています。そのコラム記事内では、タトゥーが好きになった理由にも触れており、とある雑誌でタトゥーを見て感銘を受けたと語っています。

コラム内ではいまむらのりおさんの半生も語られているので、興味がある人はぜひ読んでみて下さい。

いまむらのりおさんは、下腹部に彫ったタトゥーの写真をアップしたことで、逮捕され罰金を科せられた後は、しばらく芸能活動を自粛していたようです。しかし罰金を支払って罪を償った現在では、俳優や声優の活動を再開しているという噂も流れています。

そこで以下では、気になるいまむらのりおさんの、現在の状況について取り上げていきましょう。

いまむらのりおさんは現在も新宿で、成人男性向けのショップを経営しています。タトゥーのお店は閉店したそうですが、2015年には新しいお店も開店しているので、経営も順調なようです。

いまむらのりおさんのツイッターでは、そのお店の営業時間やイベントの告知も行っています。ちなみに現在経営しているショップのHPには、いまむらのりおさんの後ろ姿が映っている写真が載せられているそうです。

いまむらのりおさんは2014年に、劇団「Shenny's Theater」を立ち上げています。劇団の名前は劇団薔薇座のときのニックネーム、「しぇねお」から取ったのだそうです。

現在まで劇団は活発に活動を続けており、2018年5月には演劇の聖地下北沢で、舞台「予期せぬ出来事Ⅳ～インスタグラム～!?」を上演しています。いまむらのりおさんも劇団員の1人として、舞台に上がることもあるそうです。

またいまむらのりおさんは現在、他の劇団の舞台にも出演しており、最近では劇団三松座が2018年5月に上演した舞台「午前0時03分」に出演しています。

いまむらのりおさんは現在声優活動も再開しています。いまむらのりおさんは、2018年の秋に配信が予定されているスマホゲーム「キヲクロスト」に、東郷・デリケート・ヒゲキ役で出演しているようです。

いまむらのりおさんのツイッターでは、このスマホゲーム「キヲクロスト」の情報配信も行っています。いまむらのりおさんの現在の芸能活動情報は、ツイッターで発信されているので、気になる人はぜひツイッターを見てみて下さい。

いまむらのりおさんは刺青を披露するために撮った下腹部の写真を、モザイク処理をせずブログにアップしたことで逮捕され、活動を自粛していました。

しかし罪を償った今では、俳優活動を再開し、毎日を生き生き過ごしているようです。さらに声優活動も再開しつつあります。いまむらのりおさんのユニークな演技を、テレビで見ることができる日も近いでしょう。