性同一性障害の芸能人・有名人13選！性転換手術したタレントとは？

性同一性障害という言葉は、最近では聞くのがそんなに珍しくないのですが、少し前までは性同一性障害という言葉さえ知らなかった人も多いでしょう。性同一性障害とは、そもそもどんな障害なのでしょうか。

性同一性障害とは、性別不適合のことを表しています。例えば、体は男なのに心も頭の中も女という状態です。自分の気持ちと、体の性別が一致していないのが性同一性障害で、本人にとってはとても重い障害になります。

性同一性障害は、必ず世間で認められなければならない障害です。そのためにも、知らないでは済まされない部分もあるのです。性同一性障害とは何かについて、しっかり学んでいきましょう。

性同一性障害の症状には、どんなものがあるのか、見ていきましょう。性同一性障害の人は、見た目以上にたくさんの苦労をしているのです。性同一性障害の症状を知ることで、性同一性障害への理解も深まるでしょう。

性同一性障害の症状には、自分の性に嫌悪感が強くなるというものがあります。物心がつき、男の子と女の子という性別がなんとなく分かってくるぐらいから、嫌悪感が出てくる人もいます。

しかし、自分がおかしいのかな？と思い、誰にも言い出せない人も多いのです。そして、苦しんでしまい、性同一性障害の人の中には、うつ病などを発病させる人もいるのです。

カミングアウトすることで、周りからの目が怖く、言えないまま嫌悪感だけが募っていく時期を過ごす人もとても多いのです。

性同一性障害と聞くと、男性から女性になりたい人というイメージが強いでしょう。実際に芸能界でも男性から女性になっている性同一性障害の人のほうが多くいます。

しかし、性同一性障害は、女性から男性になりたいという人もいます。性同一性障害に女性から男性、男性から女性という区別はありません。性別が一致してないなら、性同一性障害と判断される可能性があるのです。

女性から男性になるための性別適合手術を受ける人もいます。男性から女性だけでなく、女性から男性になりたい人の中にも性同一性障害の人がいることは把握しておきましょう。

性同一性障害の多くの人が言うのが、「自分への違和感」です。性同一性障害の人は、カミングアウトをすることができない間はずっと自分に違和感を感じて生きているのです。本当の自分を隠さないといけないので自分らしくいられないのです。

この自分への違和感が嫌悪感にもつながり、人生がつまらないと感じることもあるのです。また、性同一性障害の人は、同性愛者ではなく、完全に自分の体とは逆の性を自分の性と思っています。

そのため、自分への違和感というのは、底はかとなく大きなものになっているのです。

性同一性障害の芸能人・有名人ランキングを紹介します。男性から女性になった人もいれば、女性から男性になった人もいます。カミングアウトをすることで、人生が楽になったと感じている芸能人・有名人も多くいます。

・GENKINGさんのプロフィール

GENKINGさんは、性同一性障害ではないと言っていたため、同性愛者であることだけをカミングアウトしていました。しかし、2017年に性同一性障害であるという診断を受けたとのことです。

また、その後に性転換手術を受け、戸籍も男性から女性に変更しています。GENKINGさんは、かなりプライドが高いのか、強がるところがテレビでも指摘されていました。

しかし、指摘されることで、自分と向き合い、見栄を張っていたこともカミングアウトしたのです。

・IVANのプロフィール

IVANさんは、テレビで自分がおねえであることをカミングアウトしました。また、性転換手術を受けたことも告白してます。

とても美人な人物なので、IVANさんが性同一性障害であることに気がつかなかった人も多いでしょう。はっきり物を言うところも、好感があって、人気がある芸能人でもあります。

・中村中さんのプロフィール

中村中さんは、友達の詩で有名になった人物です。また、「私が私であるために」というドラマでは、性同一性障害の役を演じました。さらには、紅白歌合戦に出場したときには、紅組代表として歌ったのです。

歌うことが元々好きだったのか、中学生のときからストリートミュージュシャンとして活動を行っていました。しかし、声変わりがきっかけで歌うことが苦しくなった時期もあったのです。

20歳のときに、母親に女性として生きていきたいことをカミングアウトし、女性としての人生を歩み始めたのです。

・佐藤かよさんのプロフィール

実は佐藤かよさんは、女性として芸能界でスカウトされて、女性として活動していました。しかし、佐藤かよさんのことを、「男性である」とした口コミが増えて、事務所の社長にカミングアウトをしたのです。

佐藤かよさんは、声も女性と変わらない高さがあり、見た目も美人なので誰もが女性だと信じていました。しかし、佐藤かよさんは、整形手術を一切行っていないことから、地元の人や、昔の知人から気づかれていたのです。

佐藤かよさんは15歳でホルモン注射を始め、性転換手術は受けているかは定かではありませんが、受けたとした発言をしていることは確かです。

・杉山文野さんのプロフィール

杉山文野さんは、フェンシングの日本代表でもありました。性同一性障害のため、乳房切除手術を受けています。しかし、性転換手術は行っておらず、戸籍も女性のままです。

性転換手術は非常に金銭的にも身体的にも負担がかかるため、簡単に受けられる手術ではないのです。杉山文野さんは、トランスジェンダーの理解を深めるために活動を行っています。

女性から男性の性同一性障害で悩んでいる人が、杉山文野さんに影響されて自分らしく生きられるようになれたら、さらにトランスジェンダーの理解が深まるでしょう。

性同一性障害の芸能人・有名人ランキングを8位～4位を紹介します。ここでも、美人な人物がたくさん登場します。手術を受けて、戸籍も変わっている人物もいます。

・Licoさんのプロフィール

Licoさんは、かつてはHideという名前でダンサーとして活躍していました。その後、性同一性障害であることを告白し、性転換手術を受け、戸籍変更も行っています。その様子がテレビでも密着されていました。

Hideという名前でダンサーとして活躍していたときから、人気があり、浜崎あゆみファンの中では、Hideのファンもいたほどです。そして、Licoという名前で女性ダンサーとして戻ってきたときは、ファンを喜ばせました。

ホルモンの関係でバックダンサーを卒業したものの、振付師として業界ではかなりとなっています。性同一性障害でも自分の能力が発揮できることを証明している人物でしょう。

・上川あやさんのプロフィール

上川あやさんは、LGBT自治体議員連盟を設立しています。政治としてLGBTと関わっていこうとしているため、LGBTの人たちがとても励まされているのです。

上川あやさんの人気はとても強く、四選を果たしています。今後も、政治の面から、LGBTへの理解を広めていってくれる重要な人物であることは間違いないでしょう。

・椿彩菜さんのプロフィール

椿彩菜さんは、性同一性障害であることに、とても悩みとても苦しんだ人物の1人です。しかし、ホームステイをしていた時に、かけられた言葉で性転換手術をすることを決意したのです。

そして、2006年のときに性転換手術を受け、男性から女性へと戸籍変更もしています。まだ、世間の風当たりが強かったときに、椿彩菜さんは性同一性障害であることをカミングアウトした人物です。

今は、コンピューターゲームの仕事に携わり、女性としての人生を生きています。

・真境名ナツキさんのプロフィール

真境名ナツキさんは、小さいときから自分の性別に違和感を感じていました。そして中学生の時には女子として、女子用の制服で登校し、高校生では完全に女子として生活を送っていました。

さらには、10代で睾丸摘出手術を受けています。真境名ナツキさんの人生を映画化したものは、多くのトランジェスターの人たちを励ましたことでしょう。

・諭吉さんのプロフィール

諭吉さんは、おなべタレントとして活動しています。女性から男性になったという人は、女性で性同一性障害を抱えている人が、まだあまり登場していないことから、自分がパイオニアになりたいと思っているのです。

諭吉さんは、家族にカミングアウトしたときに、母は驚いていて、父親は爆笑していたというエピソードがあります。また、女子高に通い、女性の中で過ごすことに辛さを感じていたことも告白しています。

今は、女性から男性になった人だけでなく、LGBTの理解を広めようと活動しています。

性同一性障害の芸能人・有名人ランキング3位～1位を紹介します。誰もが知っている芸能人がランクインしています。性同一性障害であることを誰もが知っているということは、それだけ頑張っている芸能人でもあるということです。

・はるな愛さんのプロフィール

はるな愛さんは、性転換手術を受けているのですが、戸籍変更をしていません。戸籍変更をしていない理由は、結婚するまで男性の戸籍でいることが親孝行だと考えているからです。

はるな愛さんの両親は、はるな愛さんが性同一性障害であること、ニューハーフとして仕事をしていることを理解するのに時間がかかったと言われています。それもあって、はるな愛さんは戸籍変更をしないのでしょう。

はるな愛さんは、その可愛い容姿から、ほっしゃんに本気で告白されたり、志村けんにナンパされたというエピソードも持っています。いじめられた過去もあって苦労している人物ですが、自分らしく生きています。

・KABAちゃんのプロフィール

KABAちゃんは、性転換手術を受け、男性から女性の体になり、その後戸籍変更も行っています。一華という本名は、性転換手術の後に両親からつけてもらった名前です。

また、声帯手術も受けて男性の声から女性の声に変更し、KABAちゃんはどんどん見た目が変わっていくといわれ、芸能界でもKABAちゃんだと分からなかったという人が多くいるのです。

整形手術も何度か行っており、維持費が大変だということも暴露していました。KABAちゃんは女子力が非常に高く、自分を持っている人物でもあります。

・カルーセル麻紀さんのプロフィール

カルーセル麻紀さんは、なんと昭和48年にモロッコで性転換手術を受けています。昭和48年というと、日本では性同一性障害への理解がほぼなかった時代でしょう。

カルーセル麻紀さんは、性同一性障害の人でも堂々と生きていくことを最初に伝えた人物としても評価されています。カルーセル麻紀さん自身、様々な苦労をしていますが、それが性同一性障害で悩む人を励ましているのです。

自身が男性であったことをネタにして、笑いをとる姿は、多くの性同一性障害の人の心に響いていることでしょう。

性同一性障害の人の中には、性転換手術をしたいと思っている人がたくさんいるでしょう。性転換手術をすることで、やっと自分の体が自分のものになったと感じることができるためです。

しかし、性同一性障害の手術は、簡単な手術ではありません。死も覚悟をしないと受けられない手術と言われています。どんな手術の方法なのか、見ていきましょう！

性転換手術を受けるには、2名の医師の診断が必要になります。医師により性同一性障害と診断されなければ手術は受けられないのです。また、戸籍上の性別を変えるためには、性転換手術が必要になります。

しかし、以前は保険適用外だった手術が保険適用に変わり、乳房切除や、ホルモン投与も保険適用に変わったのです。また、海外では手術なしで戸籍を変えられる国も存在しています。

性転換手術を受けるには、ある一定期間のホルモン投与も必要になりますし、手術後にも必要になるので、保険適用は性同一性障害の人にとっては非常に意味のあることでしょう。

性同一性障害の人にとっては、性転換手術を絶対にしたいと待ち望んでいる人もいるでしょう。しかし、性転換手術にはデメリットもあります。とても大きな負担が体にかかってしまうのです。

性転換手術を受けることでのデメリットは、ホルモンバランスが乱れやすくなることです。元の体とは違う性別の体になりますし、ホルモン治療も行っていくため、体調不良に陥ることも多くなるのです。

そのため、激しい運動を続けることができないとか、日常生活で体力がついていかないと感じることもあるでしょう。

性転換手術を受けることのデメリットには、メンテナンスに痛みを伴う事もあるということです。まず、手術が終わった後は、とても強い痛みが出ます。その後、徐々に痛みが緩和してくるのですが、メンテナンスでまた痛みを味わうこともあるのです。

痛みに弱い人にとっては、辛い手術になってしまいます。しかし、それでも本当の自分を手に入れることができると感じることはできるでしょう。

性転換手術を受けることのデメリットには、自分の子供ができなくなるというものがあります。子供を作る機能を取ってしまうため、自分の子供がほしいと思っても、今の医療技術ではどうにもならないのです。

性同一性障害と聞くと、「ニューハーフね！」と言う人がいますが、ニューハーフと性同一性障害は似ているようで違います。ここでは、ニューハーフと性同一性障害の違いについて紹介します。

ニューハーフは、自分の性の認識が男性でありながらも女性の格好をする人のことを言います。そのため、自分の性別に違和感を感じているわけではないのです。ニューハーフと呼ばれることに対しても嫌悪感がありません。

しかし、性同一性障害は、自分の性が男性ではなく女性と認識しています。（女性ではなく男性の場合もあり）そんおため、ニューハーフと呼ばれることに嫌悪感を感じます。自分は女性なんだ！という強い認識を持っています。

そもそも、ニューハーフというのは、男性が女性の格好をしてお酒を提供する職業のことを意味しています。ニューハーフの人の中にも、ニューハーフとして働きながらも、性同一性障害である人もいます。

しかし、性同一性障害なのにニューハーフとして働いていると、そこにも違和感を感じてくるものです。ニューハーフの人の中には、とても美人な人と、そんなに美人ではない人、男らしい人など様々です。

ニューハーフは、医師の診断で「あなたはニューハーフです。」というものは必要ありません。それに対して、性同一性障害は、医師からの診断が必要になります。

実は性同一性障害は、自分で性同一性障害と思ったり、人から性同一性障害と言われても、実際は違う可能性もあるのです。性同一性障害は、しっかりとした診断をしなければなりません。

しかし、ニューハーフは、例えば女装がしたいからニューハーフを名乗っているなどのように、自由がきくところがあるのです。

性同一性障害の芸能人・有名人について紹介しました。まだまだ性同一性障害への理解が低い世の中ですが、それでも確実に昔よりは理解してくれる人が増えてきているでしょう。

その原因は、やはり性同一性障害であることをカミングアウトして、元気に活躍している芸能人がいるからです。芸能人でカミングアウトしている人の存在は非常に大切でしょう。

それにしても、性同一性障害の芸能人や有名人は美人が多くいます。女性から男性になりたいという人も、イケメンが多いのが特徴です。日本はもっと理解を深めて性同一性障害の人が違和感なく生きられる社会にならなければいけないでしょう！