クレマチス(鉄線,テッセン)の花言葉は?意味や由来・種類を紹介

クレマチスの花の特徴や、言葉の由来や意味は?クレマチスの花言葉や、その花言葉に込められた意味や由来も調べてみました。豊富な色彩を持つクレマチスの魅力満載な内容になっています。プレゼントする際にも参考になりますので、是非ご覧ください。

クレマチス(鉄線,テッセン)の花言葉は?意味や由来・種類を紹介のイメージ

目次

  1. 1クレマチスとはどんな花?
  2. 2クレマチスの花言葉
  3. 3クレマチスの花言葉の由来
  4. 4クレマチスの主な種類
  5. 5クレマチスは母の日のプレゼントにも最適
  6. 6クレマチスを楽しもう!おすすめスポット2選
  7. 7クレマチスの花言葉で気持ちを伝えよう

クレマチスとはどんな花?

クレマチスという花を知っていますか?初夏を代表する凛とした花で、花が大きく「ツル植物の女王」とも呼ばれる、鑑賞にぴったりの花です。

クレマチスの名前の由来

クレマチスの名前の由来を見ていきましょう。クレマチスの名前は「krema」と言うギリシャ語に由来します。意味は「つる」「巻きひげ」です。「krema」にラテン語が入り、慢性植物の意味で「Clematis(クレマチス)」になったと言われています。

クレマチスの歴史

クレマチスの種類には南ヨーロッパのヴェチセラ、中国のラヌギノーサやテッセン、日本のカザグルマなどがあります。はじめは一種類しかありませんでしたが、16世紀頃から世界にあったクレマチスがイギリスに渡り、交配が行われ、さまざまな品種群が誕生したと言われています。

日本に中国からテッセンがやってきたのは16世紀前と言われています。江戸時代にはテッセンとカザグルマの品種がたくさん作られたそうです。栽培は桃山時代からされていたようです。

19世紀頃から本格的に育種が始まり、日本でも世界の原種と交配し、品質改良されたクレマチスが逆輸入され、日本人好みのクレマチスも作りだされました。

クレマチスの特徴

キンポウゲ科クレマチスは原種だけでも300種類あると言われています。春から初夏にかけて色とりどりな花を咲かせます。花の色も豊富で、白、ピンク、紫などがあり、濃い色から淡い色まで、バリエーションもさまざまです。

また花の形も色々な種類があり、大きく花開く物もあれば、ベル型の物もあります。色も形も種類も豊富で、ツル性が多いですが、中には木立性の物もあり、奥深い品種でもあります。

クレマチスの和名

クレマチスの和名は「テッセン」「カザグルマ」「センニンソウ」「クサボタン」「ハンショウズル」などがあります。特に日本で知られてるのは、「テッセン」と「カザグルマ」になります。

クレマチスの花言葉

ではクレマチスの花言葉を見ていきたいと思います。日本で知られる花言葉と、海外で知られてる花言葉を見ていきたいと思います。

クレマチスの日本での花言葉と意味

日本で知られてるクレマチスの花言葉にはどんなものがあるのでしょうか?またその意味についても説明していきます。クレマチスの花言葉にはその花の形を表すような花言葉が多いようです。

旅人の喜び

長い旅の途中、旅人がクレマチスに出会うと、心や目の癒しを得られる事でしょう。旅人にプレゼントすれば、鮮やかな色彩が旅の疲れを癒してくれるはずです。「旅人の喜び」や癒しになれるはずだと言う意味合いで、花言葉は浸透しています。当然旅人だけでなく、人の心を癒す効果がクレマチスにはあります。

精神の美

精神の美はクレマチスの花言葉で、人の内側を表しています。心の美しさや、精神的な部分の美しさを意味しています。凛とした佇まいで、美しい心を持つ人を指しますので、クレマチスは女性の姿を象徴したような花言葉です。

甘い束縛

クレマチスの花言葉の一つに「甘い束縛」があります。意味は、嫌味のない優しく絡みつくような束縛です。元々クレマチスは、フェンスなどに身体を絡みつけて成長していく特性があります。そこから花言葉「甘い束縛」は来ているようです。

異性にクレマチスをプレゼントするなら、絶妙な意味合いを放ち、愛情表現にもばっちりです。

Thumbマーガレットの花言葉は?色別(白,ピンク,赤,オレンジ,黄,紫)の意味
みなさんは、マーガレットの花言葉を知っていますか?マーガレットの花言葉には、色の理違いや、国...

クレマチスの海外での花言葉と意味

日本でのクレマチスの花言葉を見てきました。続いては海外、特に西洋で知られているクレマチスの花言葉を見てみたいと思います。日本で知られる花言葉と重なる部分もあると思いますが、ご覧ください。

ingenuity(創造性)

ツル性のクレマチスといえば、自在にフェンスやアーチに絡め、巻き付けて自分のアレンジを楽しめる花です。「創造性」の花言葉は、クレマチスの特性そのものから来ているようです。

創造性豊かに楽しめるクレマチスですので、プレゼントされた側も、自分なりの楽しみ方を見つけられるはずです。

artifice(策略)

「策略」と言うとマイナスなイメージがどうしてもあるかもしれませんが、「策略」の意味は事をうまく成し遂げるために策を練ることを指します。女性に「策略」の花言葉の意味を込めてプレゼントすれば、それはどこか悪女のような香りがしつつ、賢い女性と言う意味に取れます。

好きになってもらいたい相手にプレゼントすれば、クレマチスの花言葉がきっと力になってくれるはずです。

mental beauty(精神の美)

海外、主に西洋で知られているクレマチスの花言葉も、日本で知られている花言葉と同じように「精神の美」があります。外見の美しさももちろん大事ですが、本当の美しさとは内側に秘めた物だと思います。

「精神の美」の花言葉の意味を込めてクレマチスをプレゼントすれば、外見だけでなく、内側まで好きだと言う気持ちを表現できるはずです。

クレマチスの花言葉はその特性から来てる物が多い

クレマチスの花言葉を見てきました。数はそんなに多くなく、日本で知られてる物も、海外で知られているものも共通してる部分も多いようです。

それらの花言葉に共通していえるのが、クレマチスの花の特徴から来てる物が多いと言う事です。ツル科のクレマチスらしい、「甘い束縛」や、「創造性」などまさに花の特徴を感じられる花言葉だと思います。

プレゼントする際には、花言葉を考えながら、色や形が与える印象も考慮するとよさそうです。

クレマチスの花言葉の由来

続いては代表的なクレマチスの花言葉の由来を見ていきたいと思います。由来を知れば、花言葉の意味もより明確に見えてくると思います。

花言葉「旅人の喜び」由来

クレマチスの花言葉「旅人の喜び」の由来は、イギリスの植物学者が原種のクレマチスに「旅人の喜び」と言う名前を付けたことから来ています。イギリスのクレマチスの俗称は「Traveller's joy」です。その名前から花言葉は浸透していったようです。

では「旅人の喜び」と名付けたのは何故でしょうか?クレマチスが絡みついてる場所で、旅人が雨風をしのいだことから来てると言う説と、ヨーロッパの宿屋には昔はクレマチスが植えてあることが多かったそうで、それが旅人を迎えてるようだったからと言う説があります。

「旅人の喜び」はその意味通り、人々を癒し心と目で楽しませてくれる花である事から来てるようです。

花言葉「精神の美」の由来

「精神の美」と言うクレマチスの花言葉はまさにクレマチスの花の特性に由来されているようです。細いツルに対して大輪の花を咲かすのがクレマチスの特徴です。か細いツルからは想像つかないようなたくましい力で、大きな花を支えているのです。

そのクレマチスの特性から花言葉は来ているようで、クレマチスの花を見ていると、精神的な強さ、見えない部分の強さが連想されることから来ているようです。

花言葉「策略」の由来

クレマチスの花言葉「策略」は、乞食いがクレマチスの花の特性を利用し、体中にクレマチスの葉を塗り、肌荒れした状態で人々の同情を買ったことから来ているそうです。本当は健康だったのに、クレマチスの特性を利用し、病人のふりをしたことから「策略」という花言葉がついたと言われています。

なおフランスでは、クレマチスの事を「乞食草」と呼ぶそうです。

クレマチスと肌荒れ

さきほど花言葉「策略」の由来の所でお話ししたように、クレマチスには肌荒れを起こさせる作用があります。切り口から出る汁にそういった作用があるそうです。もちろん肌質にもよりますので、全員肌荒れを起こす訳ではありません。

皮膚がかぶれたり、炎症を起こしたり、水泡が出来る事もありますので、気になる方はすぐに手を洗った方がよさそうです。

Thumb彼岸花(ヒガンバナ・曼珠沙華)の花言葉は?色別(白,赤,黄)の意味
美しく鮮やかな花を咲かせる彼岸花は秋の風物詩の一つです。赤だけでなく黄や白の彼岸花もご覧にな...

クレマチスの主な種類

クレマチスの主な種類を見ていきたいと思います。クレマチスの原産国は日本、ヨーロッパをはじめ、中国、北アフリカなどで、300種類の原種が存在します。それらをすべてあげるのは到底不可能ですので、日本で知られる代表的な物を見ていきましょう。

カザグルマ(風車)

カザグルマは花びらのように見える萼(がく)は8枚の大輪で、キンポウゲ科センニンソウ属です。花の色は、主に白色や、淡い紫色があります。原産国は日本や東アジアです。

テッセン(鉄線)

テッセンの花の色は元々、白色や、紫がかった色が多かったのですが、最近は赤色、ピンク色、紅紫色などの多彩な色を楽しむ事ができます。真ん中に雄しべがたくさんあるのが特徴的です。原産国は中国です。別名、鉄線蓮(テッセンレン)とも呼ばれています。花のような萼(がく)は6枚です。

クレマチス・モンタナ

海外でも日本でも幅広く人気があるのが、クレマチス・モンタナ系です。色は淡いピンク色や、白色などが多く、可憐で可愛い花を咲かせます。

花のサイズは小さめで、多花性で、一面に咲き誇ったモンタナ系はヨーロッパの庭の風景でもよくみられる光景です。小さめのサイズなので、圧迫感はなく、蕾の時も下を向くような形をしていて、上品で可愛らしさがあります。

クレマチス・アーマンディ

色は白色もしくはほんのりピンクがかった色をしていて、花びらは4枚~6枚。花には甘い芳香があり、葉はレザーのような質感を持っていて、細長い形をしています。

クレマチスには多様な形や色がある

原種だけでも300種類あると言われるクレマチスは多種多様な形や色をしていて、見る者を楽しませてくれます。クレマチスには様々な形があります。主に3種類に分かれていて八重咲き、ひと重咲、ちいさなベル形があります。

切り花においては7種類の形があり、見た目もそれぞれ異なります。様々な形をしていて、木立性の物、ひっそり咲くもの、また意外な物がクレマチスの種類だったりもします。

色においては白色、紫色、ピンク色、赤色、黄色と様々な色があり、ほとんどの色をモーラしていると言っても過言ではありません。

クレマチスは母の日のプレゼントにも最適

クレマチスが出回るのは、春から初夏にかけてですので、丁度母の日とも重なります。母の日のプレゼントとしても非常に人気の高いクレマチスですが、花言葉を知って、どんな意味でプレゼントすればよいのか考えてみたいと思います。

母の愛情や気持ちに感謝《花言葉・精神の美》

母の日に適した花言葉は「精神の美」です。母親と言うのは縁の下の力持ち。常に家族を支え、常に家族のために行動し、一番の味方でいてくれます。大切な人が出来て、例え結婚したとしても、母と子供の関係は変わりません。

いつでも心の支えでいてくれるその真っ直ぐな心に、感謝の気持ちを込めて、「精神の美」の花言葉を秘めたクレマチスをプレゼントすれば、きっと気持ちも伝わるはずです。

クレマチスは鉢植えがお勧め

では実際にクレマチスを母の日にプレゼントするにはどのような物が良いのでしょうか?クレマチスは毎年新しい品種が出たり、新しい花形が出来るのも楽しみの一つです。さらに色彩豊かですし、ツルが細いのが特徴的でもあります。

母の日にクレマチスをプレゼントするなら、切り花も良いですが、鉢植えもお勧めです。クレマチスの花言葉にもあるように「創造性」豊かな植物です。そのまま育てる事も出来ますし、庭に植え替える事も出来ますので、様々な楽しみ方ができます。

特に花が好きな方だと、鉢植えの方が喜ばれるようです。実際クレマチスの鉢植えは母の日のプレゼントとして非常に多数の方が利用されているようです。

クレマチスを楽しもう!おすすめスポット2選

クレマチスを楽しめる場所を紹介していきたいと思います。種類豊富なクレマチスを、庭で楽しむのも良いと思いますが、その魅力を一気に楽しめる場所があるなら、足を運んでみたくなると思います。

天気の良い日に是非出かけてみたい、クレマチスが楽しめる場所を厳選して2か所紹介します。

やっぱりここ!伊豆の「クレマチスの丘」

クレマチスの丘は静岡県長泉町にある、花と美術館と、食を楽しめるスポットになっています。クレマチスだけに焦点を当てた庭を展開されており、5月から6月に見頃を迎え、沢山の人が訪れるそうです。

扱ってるクレマチスの種類も豊富で、ポールの植栽や、バラとクレマチスの共演、フェンスや石垣部もあり、見どころ満載となっています。

園内ではクレマチスを楽しめるだけでなく、3つの美術館と文学館があり、ガーデンを一望できるレストランもあります。ゆっくり時間をかけて楽しめるスポットとなっています。

あしかがフラワーパークでも楽しめます!

あしかがフラワーパークは栃木県足利市にあるフラワーパークです。一年を通して、8つのテーマを作り、様々な花が楽しめるスポットです。花や木々を通して、壮大な公園内で、季節を感じ、その圧巻の景色に年中来園者が絶えない人気スポットです。

クレマチスが見れるのは5月中旬~6月上旬にかけてです。レインボーガーデンで楽しめます。同じ季節にはバラ、しゃくなげなどがあり、他の花とのコラボレーションも楽しめます。レストランや花売り場、お土産屋さんも充実していて、一日楽しめるスポットになっています。

クレマチスは育てやすい!

クレマチスはバラのようにトゲもないですし、つるもやわらかく、形を自分でコントロールすることが出来るので、初心者にも適しています。

クレマチスの根は縦に深く伸びていくので、植木鉢も細長い形を選ぶと良いです。日当たり、風通しの良い場所で育てるのに適しています。真夏は直射日光の当たらない風通しの良い日陰に移してあげると、元気に育ちます。

つるの誘引は大変な作業ですが、自分で形をコントロールもできるので、栽培が非常に楽しいと思います。季節柄、バラとのコラボレーションも楽しめますので、プレゼントにも栽培、鑑賞用にもぴったりです。

クレマチスの花言葉で気持ちを伝えよう

クレマチスは、母の日のプレゼントとして、名前をよく知られている花です。様々な種類があり、色彩も豊で、つるのか細さと大輪の花のギャップは見る者を魅了します。

花言葉にもいろいろな種類があり、自分が伝えたい花言葉が明確にあるのであれば、その花言葉もメッセージカードに添えた方がよさそうです。母親への感謝の気持ちだけでなく、色や形も様々なので、プレゼントする相手を思い浮かべて選ぶと、選ぶ方の楽しみも増えると思います。

是非花言葉を参考に、大事な人に、そして自分用に手に取ってみてください。きっと心が穏やかになるはずです。

関連するまとめ

関連するキーワード

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ