アイリスの花言葉は？種類や品種別の意味や由来を紹介

アイリスとはどんな花かご存知でしょうか。日本では「アヤメ」として昔から親しまれている花がアイリスです。アイリスは日本を含む東アジアやヨーロッパ南部を原産とする花で知られています。

アイリスの花言葉やその由来、花の名前の由来などをご説明します。

アイリスという名前はギリシャ神話の女神、イリス（Iris)にちなんだ名前です。アイリスの別名は、オランダアヤメ、球根アイリス、ダッチアイリスです。

日本ではアヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、などのアヤメ科の植物を総称して、アイリスと呼びます。

アイリスは大昔からある花で、ギリシャ神話の女神、イリスからちなんだ名前です。ギリシャ神話に出てくるヘラは、アイリスに七色に輝く首飾りを与え、使者の役を命じました。

そして神の酒、三滴をイリスの頭に振りかけて、大空を渡る虹の女神に変えて、その時の酒の滴が地上に落ちて、鮮やかなアイリスの花が咲いたのが初めという伝説があります。

アイリスは日本を含む東アジアやヨーロッパ南部などが原産のアヤメ科の総称です。特徴として、一本の茎を伸ばし先端に四片ほどの花を咲かすのが特徴です。

世界の温帯に約200種類のアイリスがあり、花色は、紫、ピンク、青、黄色、白、オレンジなど様々です。花びらの付け根にある目のような模様が大きな特徴です。

アイリスの花言葉は種類や色でそれぞれ意味が違ってきます。アイリスの花言葉について見ていきましょう。

日本でのアイリスの花言葉にはどのような意味があるのでしょうか。カキツバタやアヤメ、ハナショウブなどが日本でのアイリスの種類になるのですが、その意味はそれぞれ違います。

日本におけるアイリスの花言葉について見ていきましょう。

日本のアイリス、アヤメの花言葉には、前向きな言葉が多いのが特徴的で、この花言葉は海外でも通じる花言葉です。

日本のアヤメの花言葉は、よい便り、メッセージですが、この花言葉もギリシャ神話に出てくる女神、イリスが関係してきます。

イリスはヘラに仕えるとても優秀で忠実な部下で、神々の伝令役をしていたとされています。その事から日本のアイリス、アヤメの花言葉は、よい便り、メッセージとされています。

情熱という花言葉はジャーマンアイリスという種類のアヤメに付けられている花言葉です。ジャーマンアイリスとはヨーロッパ圏内で広く栽培されているアヤメの花です。

花の付き方が日本のアヤメと違い、花びらが蘭のような豪華な燃えるような咲き方をするのが特徴です。色も、黄色、白、オレンジ、ピンク、紫、青、ブラック、暗褐色など様々なカラーバリエーションがあり、欧米ではジャーマンアイリスの事を、レインボーフラワーと呼ばれるぐらいカラフルな花です。

ジャーマンアイリスの花言葉は情熱ですが、他にも、エキゾチックな人、豊満、優雅など、情熱的な花言葉が多くあります。

アヤメの花言葉は日本でつけられたものと西洋でつけられたものの二つがありますが。共通している花言葉は、希望、という花言葉です。

希望という花言葉はアイリス全部に関係している花言葉で、日本のアイリス、アヤメの一番有名な花言葉は希望という花言葉です。

アイリスの花言葉には日本でつけられたものと西洋でつけられたものの二種類の花言葉があります。日本のアイリスの花言葉は、「よい便り・メッセージ」「希望」「情熱」などですが、海外ではどのような花言葉がつけられているのでしょう。

海外でのアイリスの花言葉を見ていきましょう。

海外でのアイリスの花言葉にfaith(信頼）があります。花言葉の意味や由来はギリシャ神話の女神、イリスからきており、イリスは神々から絶対的な信頼感があった事からfaith(信頼)という花言葉が使われています。

アイリスの海外での花言葉と日本での花言葉もほぼ同じ意味があり、どちらでも通用するのですが、意味や由来はギリシャ神話からくるものが多く、よい花言葉が使われる花の代表がアイリスでもあります。

海外でのアイリスの花言葉二つ目はfriendship(友情)です。花言葉の意味や由来はギリシャ神話の女神、イリスの信頼感からきており、友達との信頼を表します。

日本のアイリスの花言葉とは少し違い、海外のアイリスの花言葉はギリシャ神話に出てくる女神、イリスが由来になる物が多いです。

海外のアイリスの花言葉に、wisdom(知恵、賢さ)があります。この花言葉の意味や由来もギリシャ神話の神々から由来や意味が込められており、ギリシャ神話の神々を表す言葉から意味や由来が来てwindom(知恵、賢さ）という花言葉がアイリスに込められています。

アイリスにはいろいろな種類がありますが、色も豊富です。アイリスの咲かせる花の色によっても花言葉の意味や由来は変わってきます。

アイリスの花の色にはどのような花言葉があるか見ていきましょう。

日本でもよく見られる、青い色のアイリスですが、花言葉には、「大きな志」「信念」「強い希望」などがあります。ギリシャ神話に出てくる女神、イリスが天と地の間を渡り、伝令を伝えた事からも想像がうかがえる花言葉が、青い色のアイリスの花言葉には込められています。

アヤメ科の花のほとんどは紫色の花を咲かせます。花言葉には、「雄弁」「知恵」などの花言葉があります。「雄弁」は相手を感銘させる言葉、説得力を表し、「知恵」は色々な物事に対して豊富な知識を持っている事を表します。

やはりギリシャ神話に出てくる女神、イリスから由来が来ている花言葉です。

白い色のアイリス、純白のアイリスの花言葉には、「純粋」や「思いやり」という意味の花言葉があります。

また、あなたを大切にします。という意味も含まれており、プロポーズなどにも贈られる事もあるのが白い色のアイリスです。

身近な誰かや、女性に贈ると喜ばれるのが純白のアイリスです。

アイリスはアヤメ科の植物ですが色だけでなく、種類も豊富です。色別だけでなく種類別にも色々な花言葉があります。アイリスの種類別の花言葉について見ていきましょう。

ドイツが原産地のジャーマンアイリスの花言葉には「燃えるような愛」「情熱」などの花言葉があります。その他にも「素晴らしき結婚」「恋の伝言」など、結婚にまつわる花言葉がたくさん盛り込まれており、プロポーズに贈る花として有名です。

ジャーマンアイリスには情熱的な花言葉が付いています。

ダッチアイリスの花言葉は、「天の使者」「朗報」「和解」「あなたに全てを賭けます」「優しさ」などがあります。

ダッチアイリスはもともと地中海地方で原産の野生種のアイリスですが、オランダで最初に品種改良が進んだため、ダッチアイリスと呼ばれています。

花の色は、黄色、白、紫などで、花びらの外側の中央部分には、ジャーマンアイリスのような突起が無いのが特徴のアイリスです。

日本のアイリス、ハナショウブの花言葉は、「嬉しい知らせ」「優雅」「優しい心」です。ハナショウブには網目模様はありませんが、花びらの中央部分に黄色い披針形の斑紋が入っています。

ハナショウブは東北地方では、ノハナショウブの色の違う種類が選別され、戦国時代から江戸時代初期までに、品種改良され、栽培されたものではないかと言われています。

そのため、ハナショウブには、紫、青、桃、白、など、花びらの色や模様の異なる種類が豊富にあります。

日本のアイリス、カキツバタの花言葉は、「幸せは必ず来る」です。カキツバタは草地や山野に生えているアヤメとは違い、水中や湿地帯に群生しています。

カキツバタは青紫色や青、白色の花で、花びらの中央部分に白色もしくは淡黄色の披針形（ひしんけい）斑紋が入っています。

カキツバタの姿が燕が飛ぶ姿に似ているために、燕子花という漢字があてられたと言われています。

日本のアイリス、アヤメの花言葉は、「よい便り」「気まぐれ」「優雅」「神秘な人」などです。アヤメは深い青紫色(稀に白）で、外側の花びらの中央部分に黄色い網目模様の入った花を咲かせます。

アヤメの由来は細長い剣のような葉が、縦に並んで茂っている様子が、文目模様（アヤメもよう）に似ているという説や、外側の花びらの中央部に網目模様が入っている事からアヤメと呼ばれている説があります。

日本のアイリス、イチハツの花言葉は、「知恵」「火の用心」「火炎」「付き合い上手」「使者」などです。日本のアヤメ類の中で最も最初に花を咲かせていた事からイチハツの名前が付いたと言われています。

花の色は基本的に、紫色か青紫ですが、品種によっては白い花が咲くものもあります。外側の花びらの中央部に、鶏のトサカような形状の、紫の斑点がはいった白い突起物があるのが特徴です。

アイリスの花の名前の由来は、古代ギリシャの女神、イリスから由来されたもので、花言葉も同じように古代ギリシャの女神、イリスから由来されたものが多くあります。

神の酒を頭に振りかける際に地上に落ちた滴がアイリスの花になったと言われ、虹の神となったイリスは、神たちの住む天上界と地上を行き来する使者の役目を担っていました。

アイリスの花言葉には、虹を渡りメッセージを届ける女神イリスに由来するものが数多く存在します。

アイリスの花言葉、「よい便り」「メッセージ」の由来は、古代ギリシャの女神イリスが天上界に住む神々と地上を行き来する事で伝令を伝えた虹の神だった事からきています。

アイリスの花言葉、「よい便り」「メッセージ」は、虹の神であった女神イリスが神々にメッセージを伝える事を担っていたという所から付けられています。

ギリシャ神話によると、太陽の神ゼウスの妻、ヘラに可愛がられていた美しくつつましい侍女、イリスはゼウスに何度も求愛されたが、その都度断ってきた。ついにはヘラに、どこか遠くに行かせてほしいと頼んだ。聞き入れたヘラは、イリスに七色に輝く首飾を渡し、使者の役目を命じた。

そして神の酒三滴をイリスの頭に振りかけ、虹の女神に変えた。その時の酒の滴が地上に落ちて、鮮やかなアイリスの花が咲いたという。

イリスは神々の使者で、虹はイリスが天上界と地上を行き来するための大きな架け橋だったという神話があります。

アイリスは大切な人や友人に贈ると喜ばれる花です。ジャーマンアイリスの花言葉は情熱です。アヤメの花言葉は、よい便り、メッセージというように誰かに気持ちを伝える時に贈るのに使われる花として有名です。

プロポーズは情熱の真っ赤な薔薇が有名ですが、アイリスも花言葉は情熱や信頼、友情などがあるので贈っても大丈夫です。

大切な人にメッセージを送るのに適している花がアイリスなのです。

アイリスの花を楽しむのにはどこヘ行けばいいのでしょうか。日本で有名なアイリスの名所三選をご紹介します。

アイリス園は長野県にあります。中央アルプスを望む高台に、200種5000株のアイリスが色鮮やかに咲き誇ります。

毎年5月上旬から色とりどりのアイリスの花が咲き誇ります。中央アルプスを望むロケーションも最適で、園内ではアイリスの株の販売も行っています。株を購入すればご家庭でもアイリスを楽しむ事が出来ます。

三重県にあるアイリスみぞのパークも家族でアイリスを楽しむ事が出来るスポットです。同じ場所に三重県桑名市のふれあいの場づくりの推進として、「ふれあい公園」「ふれあい広場」「ふれあい農園」が整備されており、一日楽しむ事が出来ます。

アイリスの丘とは群馬県にある花々の楽園です。5月から7月中旬まで約3ヘクタールの小高い丘に、ジャーマンアイリスの1000種、10万株を中心に、その他、四季折々の花々、500種が美しさを競い合うように咲き乱れます。

アイリスの丘はアスファルトによる舗装を施していません。どの花を取ってみても花びらや葉、枝まで自然のままの状態で、初々しいままの状態で楽しむ事が出来ます。

アイリスの花言葉は「よい便り」「メッセージ」「信頼」「情熱」「友情」など、大切な人に贈るのに、良い花言葉が沢山あります。

種類や色で意味は少し違ってきますが、アイリスは種類も色も多いので選びやすいです。大切な人に大切な想いを込めて花言葉と共にアイリスを贈ってみましょう。きっと思いは伝わるはずです。

アイリスには古代ギリシャより神話と共に語り継がれているような素敵な意味の花言葉があるのです。