神戸連続児童殺傷事件の概要!犯人「酒鬼薔薇聖斗」の今現在とその後

神戸連続児童殺傷事件の概要や、犯人となった酒鬼薔薇聖斗について紹介します。神戸連続児童殺傷事件は、酒鬼薔薇聖斗というまだ中学生の男児による犯行でした。あの事件での被害者のことや、犯人である少年A(酒鬼薔薇聖斗)の現在について見ていきましょう。

神戸連続児童殺傷事件の概要!犯人「酒鬼薔薇聖斗」の今現在とその後のイメージ

目次

  1. 1神戸連続児童殺傷事件・第一と第二の事件
  2. 2第三の神戸連続児童殺傷事件の経緯
  3. 3神戸連続児童殺傷事件の「酒鬼薔薇聖斗」の犯行声明文
  4. 4神戸連続児童殺傷事件・警察の捜査
  5. 5神戸連続児童殺傷事件をきっかけに少年法が改正された
  6. 6中学生で殺人犯となった少年Aとは?
  7. 7神戸連続児童殺傷事件逮捕後の少年A
  8. 8社会復帰した元少年Aのその後
  9. 9神戸連続児童殺傷事件の元少年Aと家族の現在
  10. 10神戸連続児童殺傷事件の犯人少年Aには愛情が足りなかった
  11. 11神戸連続児童殺傷事件は歴史に残る大きな罪

神戸連続児童殺傷事件・第一と第二の事件

神戸連続児童殺傷事件には、第一の事件と第二の事件と第三の事件があります。この事件は、主に1つの事件に注目されました。そのため、連続事件だと思っていない人もいますが、本当は連続事件として、被害者が多数いる事件だったのです。

まずは、神戸連続児童殺傷事件の第一の事件と、第二の事件の概要について紹介します。

1997年2月第一の神戸連続児童殺傷事件

神戸連続児童殺傷事件の第一の事件は、1997年2月10日のことでした。神戸市内の路上で遊んでいた女の子2人に対して、犯人がゴムのショックレスハンマーで殴りつけ、そのうち1人が重傷を負ったという事件です。

このときの犯人が学生服を着ていたという証言から、被害者の父親は地元中学校に対し生徒の写真を要求したところ、拒否され、警察に被害届を出すも、中学校の生徒の写真が出されることがありませんでした。

中学生のプライバシーを守るための措置だったとはいえ、事件が起きているために、警察の対応も、中学校の対応も批判される形となりました。

1997年3月第二の神戸連続児童殺傷事件

神戸連続児童殺傷事件の第二の事件は、1997年3月16日に起きました。神戸市内の公園で近くにいた女の子に、犯人が手を洗う場所を尋ね、学校を案内させたところ、お礼をしたいとのことで、女の子を振り向かせました。

そして振り向いた女の子を八角げんのうで殴りつけ逃走しています。この事件がきっかけで、この女の子は脳挫傷により亡くなってしまったのです。

また、同じ日に小学生の女の子の腹部をナイフで刺し、胃を貫通する怪我を負わせています。

第三の神戸連続児童殺傷事件の経緯

神戸連続児童殺傷事件は、第三の事件が非常に大きな事件として扱われました。この第三の事件により、酒鬼薔薇聖斗(少年A)の存在が世の中に出たのです。

第三の事件は、とても残酷で、残虐的な殺人事件です。とても中学生の子供が思いつくような殺人には思えないと、当時世間を驚かせました。第三の事件がどんな事件だったかについて、紹介します。

祖父の家に行く途中の男児を少年Aが見つける

犯人である少年Aは、人を殺す目的で家を出て自転車に乗っていたところ、たまたま被害者となった男児を発見しています。その男児は、祖父の家にいく途中とのことでした。

被害者の男児は、犯人である少年Aの一番下の弟と同じ年齢でした。そして、同じ小学校の身体障害者の学級にいたことでも知られています。つまりは、被害者の男児と、少年Aは顔見知りだったのです。

カメを見に行こうと男児をタンク山に誘う

少年Aは、被害者の少年がカメが好きなことを知っていたため、カメを見に行こうとタンク山に被害者の少年を誘っています。この時点で、自分より小さい少年なら殺せると感じ、殺人を目的として誘い出しているのです。

少年Aが被害者の少年がカメが好きだということを知ったのは、被害者の少年が少年Aの家に訪れ、飼っていたカメに興味津々だった様子を見ていたからです。

山頂手前のテレビアンテナ施設の入り口付近で絞殺

タンク山の山頂手前にあるテレビアンテナ施設の入り口付近で、少年Aは被害者の少年を絞殺しています。絞殺した理由は、ずっと誰かを首を絞めて殺してみたいという願望があったからです。

しかし、被害者の少年の首を絞めても、なかなか死なず、苦しみもがく被害者の姿を見ながら、何度も何度も体勢を変えて首を絞めているのです。それでも死なない被害者に怒りを感じ、暴行も加えています。

そして自分の靴紐をほどき、被害者の首にかけ、思いっきり締めて殺しました。本当に死んだのか確認するために、さらに首を締め、呼吸と心音が止まったかも確かめています。

糸のこぎりで首を切断し隠す

犯人の少年Aは、死体を隠すために糸のこぎりを万引きで入手しました。これは、被害者の体を傷つけるためというよりも、死体を隠そうと思った場所に南京錠がかかっていたためです。南京錠を壊し死体を隠すための糸のこぎりでした。

しかし、糸のこぎりを施設内に残してきたことを思い出した犯人の少年Aは、人を切断したいという欲求に駆られています。人の頭を切断するときの手に伝わってくる振動なども感じたいと思ったのです。

そして殺害から翌日、被害者の遺体を隠した場所まで行き、糸のこぎりで頭部を切断しています。そして首を切って快感を覚えた少年Aは射精をし、その後、被害者の少年から出た血を飲むという行動も起こしているのです。

警察の捜査から逃れるために中学校正門に頭部を置く

行方不明になっていた被害者の児童の捜索のために警察が動き出します。確実に警察が遺体を捜し出すと思った少年Aは、自分が犯人であるという疑いをかけられることを避けるために、被害者の頭部を中学校の正門に置いたのです。

さらに少年Aは、被害者の口の中に手紙を入れました。この手紙が、「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る人物が書いた手紙だったのです。

神戸連続児童殺傷事件の「酒鬼薔薇聖斗」の犯行声明文

神戸児童連続殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗の犯行声明文について紹介します。酒鬼薔薇聖斗という名前で書かれた犯行声明文があったからこそ、「酒鬼薔薇聖斗」という存在が、この事件でのキーパーソンとされたのです。

果たして、どんな声明文だったのか、そしてなぜ声明文を書いたのかについて見ていきましょう。

捜査をかく乱させるために書いた声明文

酒鬼薔薇聖斗が犯行声明文を書いたのは、捜査をかく乱させるためでした。書いた内容は、「ゲームのはじまりです。」「殺しが愉快でたまらない。」「人の死が見たくてしょうがない」「汚い野菜共には死の制裁を」などのようなことです。

これらの文字を黒と赤のペンを使って書いたのです。まるで殺人を楽しむかのような声明文でした。少年Aは、様々な本を読んでおり、本からいくつか伐採した言葉もあります。

とても怖い声明文に感じますが、これも全て警察の目を自分から引き離すための少年Aの作戦だったのです。

「酒鬼薔薇聖斗」は自作の漫画のキャラクター名

酒鬼薔薇聖斗という名前が声明文には書かれていましたが、これは少年Aの本名ではありません。酒鬼薔薇聖斗というのは、少年Aが自分で書いた漫画のキャラクターから取った名前です。

酒鬼薔薇聖斗のほかには、「翡翠魔弧(ひすいまこと)」という名前も候補に挙がっていたとのことです。殺人をしながら、少年Aは、どこかに冷静な気持ちがあったのでしょう。名前を考える時間まであったのです。

神戸連続児童殺傷事件・警察の捜査

神戸連続児童殺傷事件が起きたことで、警察は捜査に当然乗り出しています。この警察の捜査には、犯人である少年Aにとっても驚くことがありました。まずは、テレビアンテナ施設の近くに隠した遺体発見が思ったより早かったことです。

犯人の少年Aは、新聞やニュースでも警察の捜査を追っています。それだけ、警察のことを意識していたのでしょう。警察がどんな捜査をしたのか、見ていきましょう。

寄せられた情報は3000件以上

神戸連続児童殺傷事件では、かなり多くの情報が寄せられています。その数は、なんと3000件以上です。情報には、「中学校の前に黒のブルーバードが停車していた」、「ポリ袋を持った20代から30代のがっしりした男性がウロついていた」などがありました。

他にも、不審なRV車があるとか、不信な白いワゴン車を見たなどの目撃情報も寄せられているのです。さらには、「猫が切断されていた」「鳩が切断されていた」などの情報も寄せられました。

これらの情報から、このときは、「身長170cm前後の20代~40代の男性」が犯人像とされたのです。

偶然聞き込みをした少年Aに不信感

警察は、付近の住民への聞き込みをかなり徹底させ、子供にも聞き込みを行っていました。その中で、たまたま、犯人の少年Aに遭遇し、聞き込みをしてます。

そのとき少年Aは、犯行声明文をスラスラと口にしたのです。当時はまだ、世間にこの声明文の内容が出ていなかったため、聞き込みを行った警察は、少年Aに不信感を覚えています。

しかし、少年Aと、警察が特定した犯人像があまりにも違ったために、少年Aと話した内容や住所などをノートに記したのみにとどまりました。

第二の犯行声明文から見えた犯人像

少年Aはその後、第二の犯行声明文を神戸新聞社に送っています。内容は、酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)の名前を鬼薔薇(おにばら)と間違えられた報道があったことへの怒りでした。

他にも、このゲームに命をかけていること、また間違えたら3つの野菜を壊すこと(野菜とは人間のこと)、自分が子供しか殺せない幼稚な者ではないことでした。

この声明文から、警察は、「犯人は捜査員と接触している可能性がある。死体を見ると、親しい人に殺された可能性がある。」とし、犯人像を変えたのです。

第一の事件の被害者女児が少年Aを確認

犯人像が変わったことから、少年Aに聞き込みをしていた捜査員が少年Aについて上司に報告しました。少年Aはこのときまだ中学生の子供です。当時は中学生が殺人事件の犯人候補に挙がることは珍しかったのです。

また、未成年者であるために、捜査は極秘で行われました。そして、第一の事件の被害者の女の子に、少年Aの写真を見せると、「こうゆう人に殴られた。」と発言したのです。

このことから、少年Aが犯人だということが警察の中で確信に変わっていったのです。

1997年6月28日少年A逮捕

そして、1997年の6月28日に少年Aが逮捕されました。少年Aの自宅から凶器となったナイフが発見されました。少年Aは任意同行で話を聞いているときに自供しています。

当初は自分の犯行ではないと認めていなかったのですが、酒鬼薔薇聖斗の声明文と、少年Aの筆跡が一致したことを告げると、泣きだし、犯行を認めたのです。第一の事件についても自分の犯行と認めています。

神戸連続児童殺傷事件をきっかけに少年法が改正された

神戸連続児童殺傷事件は、思いもよらない14歳の中学生が犯人でした。この事件を受けて、それまでは刑事処分の可能年齢が16歳以上だったのに対し、14歳以上に変わったのです。

あれだけの事件を起こしながら、少年が14歳であり、16歳以下だからといって法で守られるのはおかしいという意見が多かったことも、法改正のきっかけになったのです。

中学生で殺人犯となった少年Aとは?

中学生で殺人犯となった少年Aに対し、世間はある意味興味を持ちました。なぜ中学生が殺人を起こしたのか、なぜ自分より弱いものを殺さなければならなかったのかなどです。

確かに中学生はとても多感な時期です。思春期も迎えますし、人格形成に大事な時期でもあります。しかし、いくらなんでも中学生が連続殺人を犯したり、遺体をバラバラにするなんて考えられない人が多いのです。

ここでは、少年Aのことについて見ていきたいと思います。なぜ少年Aは若くして殺人犯になったのでしょうか。

大好きな祖母の他界で「死」に異常な興味を持つ

少年Aは、自分にたくさんの愛情を注いでくれる祖母のことが大好きでした。しかし、その祖母を小学校5年生のときに亡くしています。祖母がいなくなったことで、愛してくれる人がいなくなったのです。

その結果、少年Aは死に対して異常な興味を持つようになったと言われています。しかし、これには反論もあり、もっと前から少年Aには、死に対する興味があったという説もあります。

小学6年で猫や鳩を殺しはじめる

少年Aは、小学校6年生のときに、猫や鳩を殺し始めます。最初は、かえるやなめくじから始まったのですが、物足りなくなり、猫や鳩の殺害に手を染めたのです。

猫を殺したとき、あまりに興奮をして、少年Aは射精をしています。そこからどんどん殺すことへの興味が増したいったのです。少年Aの事件の被害にあったのは、人間だけでなく、動物もたくさんいるのです。

動物を殺す自分はもう一人の自分

少年Aは、動物を殺すときは、もう一人の自分がいると言っています。少年Aは、動物を殺すことで快感を覚え、満足する自分が自分の中にいると思うようになったのです。このもう一人の自分こそが、酒鬼薔薇聖斗です。

少年Aを育てた両親とは

少年Aが事件の犯人だと分かったとき、まだ中学生だったため、当然、少年Aの両親にも世間の目が向けられました。どんな教育をしてきたのか、どんな両親なのか、容赦なく少年Aの家族に冷たい視線が浴びせられたのです。

少年Aは、どんな両親に育てられたのでしょう。少年Aの両親について、紹介します。

少年Aの父親

少年Aの父親はとても真面目な人間だったと言われています。しかし、子供に関しては無関心でした。少年Aがナイフを持っていても注意をしなかったり、少年Aが逮捕されて連行されたときにも無関心だったと言われています。

父親はかなり忙しい人で、休みの日でもゴルフをするなど、あまり家族との時間を省みるタイプではなかったのです。また、兄弟喧嘩が勃発すると、年上である少年Aを厳しくとがめたりもしました。

父親は、事件後に、「被害者の名前を覚えているか?」という質問をされ、辛さから答えられなかったとしています。

少年Aの母親

少年Aの母親は、少年Aいわく、愛情を注いでくれなかった存在です。少年Aには、すぐ下に弟がおり、弟が生まれたばかりの頃、まだ甘えたい少年Aよりも、弟につきっきりだった母親に、少年Aは寂しさを感じています。

また、少年Aの母親は、兄弟喧嘩をした際に、少年Aのことを厳しくしかり、少年Aに対して体罰も与えています。少年Aは、母親の育児の疲れを自分に向けられているとさえ感じていました。

母親は、少年Aのおかしな行動や、おかしな文章が書かれているノートの存在などに一切気づいていませんでした。母親は、少年Aのことをそれほど見ていなかったのです。

神戸連続児童殺傷事件逮捕後の少年A

神戸連続児童殺傷事件の逮捕後、酒鬼薔薇聖斗を名乗っていた少年Aはどうなったのでしょうか。まさかの事件に、まさかの中学生の逮捕、そして、酒鬼薔薇聖斗という名前の印象の強さから、逮捕後も注目を集めていたのです。

神戸家庭裁判所の決定により関東医療少年院に入所

神戸家裁裁判所の決定により、関東医療少年院に少年Aは入所しました。少年Aは、逮捕後に、精神鑑定を受けています。その結果、責任能力には問題はないが、反社会性パーソナリティ障害に相当する行為障害があったとのことです。

関東医療少年院は、12歳以上26歳未満の心身に著しい故障があるものを対象に収容し、そこで更正を測っていくという施設です。少年Aは、ここに入所したのです。

2004年少年院を仮退院

その後、少年Aは2004年に少年院を仮退院しています。治療を続けてきた少年Aに対して、順調に治療できていると判断されていたのです。

事件からたったの6年ほどの少年院生活で、仮退院をしているのです。この仮退院は、遺族にも伝えられています。

2004年の仮退院のときは、少年Aは法務省関係者とともに生活を送り、社会勉強をし、溶接の仕事をしていました。保護施設や、支援者の夫婦の元などで少年Aは過ごしたのです。

2005年本退院し社会人として生活をはじめる

仮退院した少年Aは、2005年には本退院をしました。本退院をした後の少年Aは、社会人としての生活をはじめています。

本退院をした少年Aは、自由の身となりましたが、世間が「酒鬼薔薇聖斗」を忘れていなかったのです。少年Aが本当の意味で苦しんだのは、本退院後でもあるでしょう。

社会復帰した元少年Aのその後

社会復帰した少年Aのその後について紹介します。社会復帰した少年Aには、これからの人生というものがありました。どう生きていくのか、どう罪をつぐなっていくのか、世間は注目しました。

また、少年Aは、社会復帰したとしても日本に在住しています。どこかに「酒鬼薔薇聖斗がいる!」という恐怖を感じた人も少なくなかったのです。

社会復帰した少年Aは、その後どんな人生を送っていったのでしょうか。少年Aのその後をチェックします。

「酒鬼薔薇」の噂が立ち職場も住所も転々とする

少年Aは、退院して、社会復帰したその後、様々な場所で働いていました。この様々な場所で働いたというのは、どこに行っても「酒鬼薔薇聖斗ではないか?」という噂が立ってしまうからです。

酒鬼薔薇聖斗のことを忘れていない世間からすると、2005年に酒鬼薔薇聖斗が退院したと聞いただけで、どこで働いて、どこで暮らしているのかと神経を尖らせていたのです。そのため、酒鬼薔薇聖斗本人の姿を見ると、噂も大きくなったのです。

少年Aは、施設から退院したその後、何年も経っていたのに、世間が酒鬼薔薇聖斗を見る目はまったく変わっていないことを痛感したでしょう。住むところも職も転々としていたのです。

2015年手記を出版しベストセラーとなる

少年Aのその後には、驚くべき行動がありました。少年Aは、なんと2015年に「絶歌」という題名の手記を出しています。あの酒鬼薔薇聖斗の本だということで、世間から大注目され、ベストセラー作品になりました。

絶歌を発売した当初は、被害者家族のためにも購入してはいけないという人もいましたが、酒鬼薔薇聖斗のことを知りたい人や、少年Aのその後を知りたい人も多く、ベストセラーになり、売り切れも続出したのです。

絶歌には、事件のことや自分自身のこと、そして家族や祖母のことが書かれていて、酒鬼薔薇聖斗の生涯を知るような本になっています。

公式ホームページも立ち上げる

少年Aは、なんとその後、公式ホームページも立ち上げました。このホームページには、少年Aがデザインしたと思われる絵などが掲載されたのですが、それが異常性を持っていたため、やはり受け入れられなかったのです。

少年Aのホームページは、とても話題になり、閲覧者も多くいたのですが、その後、運営元から凍結されることになり、現在は閉鎖している状態になっています。

神戸連続児童殺傷事件の元少年Aと家族の現在

神戸連続児童殺傷事件の元少年Aと家族の今はどうなっているのでしょうか。少年Aが退院してから数年立った現在、少年Aと家族はどう過ごしているのでしょう。

やはり壮絶な事件だったことから、少年Aのことや、少年Aの家族のことが今でも気になる人が多いのです。また、被害者のことを思うと、少年Aが今どうしているのか、少年Aは現在家族と一緒にいるのかなども気になるものです。

ここでは、少年Aの今や、少年Aの家族の現在について見ていきます。少年Aにも、少年Aの家族にも、当然今という時間が流れています。

元少年Aの家族の今

元少年Aの家族には、父親、母親、そして2人の弟がいます。1999年に父親と母親は「少年Aこの子を生んで・・・」という本を出版しています。その本は、かなりの印税が入ったにも関わらず、家族で使い、被害者家族には支払いがなかったのです。

現在、父親は消息不明です。母親と離婚したとの噂もあります。そして、母親の現在ですが、今は近くのアパートで祖母を介護しているとの噂があります。父親と母親は離婚していないにしろ、今は別居している可能性が高いでしょう。

そして、弟ですが、事件後に転校し、母親の姓を名乗り生活しています。現在次男は工学部の大学に進学し、その後、アニメの学校に行っています。また三男の現在は、高校を中退して、その後働くようになっています。

元少年Aは結婚して父親に?

元少年Aの現在ですが、なんと現在結婚をしており、家庭を持っています。そして、今は子供も生まれているのです。元少年Aは、現在普通の暮らしをしていたのです。顔は整形したようですが、面影があると言われています。

元少年Aは、結婚の際、結婚式の招待状を遺族に送るという行動までしています。さらには、子供が生まれたことで、今現在になって、自分の犯した罪の重さを知ったとも言っています。

つまりは、結婚して子供が生まれるまでは、自分の犯した殺人の重さがいまいちつかめていなかったということなのです。

被害者遺族への償いは?

元少年Aは、被害者遺族に対し、謝罪の文章と、自分が書いた本を送っています。被害者家族からすると、なぜ本を遺族に断り無く出版したのか、少年Aが更正しているようにはまるで思えなかったのです。

また、元少年Aは、本の印税を遺族に分けるとまで発言したと言い、さらに被害者家族を苦しめています。この先どれだけ元少年Aが謝罪をしたとしても、被害者家族が許す日は訪れないでしょう。

たとえ今、少年Aが父親になって、神戸連続児童殺傷事件のことを悔やんでも、もう遅いのです。

映画のモデル?事件は何年経っても忘れられない

なんと、少年Aの起こした神戸連続児童殺傷事件が映画のモデルになっているという噂があります。その映画の題名は、「友罪」というものです。

この映画は、一緒に働いている男性2人のうちの1人が、もしかして昔起きた連続殺人事件の犯人ではないか?と疑うという内容があります。そして、友達が犯罪を犯したとしても、変わらず友達でいれるかというテーマもあります。

この映画の原作者は、フィクションだとしていますが、神戸連続児童殺傷事件に似た事件を入れているとは語っています。そのため、少年Aがモデルだと言われているのです。

神戸連続児童殺傷事件の犯人少年Aには愛情が足りなかった

神戸連続児童殺傷事件の犯人である少年Aは、家族のことや父親、母親のことを見るかぎり、愛情が足りていない子供でした。唯一少年Aに愛情を注いだのは、少年Aの祖母です。

しかし、祖母の愛情も祖母が亡くなることで失います。少年Aは、祖母が生きていたら殺人をしなかったのか?と思うことがあるのです。少年Aに注がれる愛情があれば、このような殺人事件は確かに起きなかった可能性もあるでしょう。

実際に、少年Aの更正プログラムには、偽造家族が設けられ、少年Aに対して家族の愛情を注ぐというものがあったのです。少年Aに本当の父親と母親からの愛情があったなら、今も生きている人、や被害に合わなくてすんだ動物がいるのでしょう。

神戸連続児童殺傷事件は歴史に残る大きな罪

神戸連続殺傷事件について紹介しました。犯人である少年Aは、酒鬼薔薇聖斗を名乗り声明文を出したり、死体をバラバラにしたりなどの異常行動を起こしました。

今現在、神戸連続殺傷事件の犯人である少年Aは、社会生活を普通に送っています。結婚もして子供もいます。大きな殺人事件を起こした犯人が家庭を持ち子供を持つようになってのです。

少年Aに対しては、今でも大きな反響があり、事件から20年以上が経っても、忘れられない事件として、今も歴史上に残る事件になっているのです。

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