優しすぎる人の性格的特徴や心理!人が良すぎる・いい人すぎる人とは?
いつも頼みを断らない、いやな仕事をついつい受け入れてしまう。男性女性問わずそんな優しすぎる性格の人は、いったいどのような心理をしていたり、性格的な特徴を持っているのでしょうか。今回は優しすぎる人、いい人すぎる人の性格など、優しい人についてまとめてみました。
目次
あの人はいい人すぎる!
男性女性問わず、いい人すぎる、優しすぎる人…そんな人は周りにいませんか?気が弱く仕事や頼み事を押し付けられてしまっている…というわけではないのに、色んな人の頼みごとを一心に受けてしまっている人っていますよね。
自分から仕事や頼みごとを受け入れてしまうような優しすぎる人は、一体どのような特徴や性格をしていたり、どういう心理でそういった人になってしまっているのでしょうか。今回はいい人すぎる、優しすぎる人についてご紹介します。
優しすぎる人の特徴【性格】
まずはいい人すぎる、優しすぎる人の性格についてご紹介します。心当たりがあるような人も、周りにいるのではないでしょうか?
人を頼るということが苦手
いい人すぎる性格の人は、人を頼ることが苦手です。頼られることはうれしいのですが、人を頼るとなると頼り方がわかりません。
また、自分が頼ることによって、相手に迷惑がかかってしまうのでは…?とも考えてしまいます。
ほかの人に迷惑をかけるくらいなら自分でなんとかしようと思ってしまうのです。
我慢をしがち
いい人すぎる性格の人は、我慢をしがちです。
たとえ何か嫌なことがあったとしても、それを言うよりも自分が我慢すればいい、と思ってしまうのです。
自分が我慢をすることで他人との衝突を避ける傾向にあります。
いい人すぎると言われることが嬉しい
優しすぎる人だ、いい人すぎる性格だ、という言葉に喜びを感じます。他人にいい人と思われることで、嫌われていないのだと安堵するからです。
このように、優しすぎる人、いい人すぎる人は、他人からの評価を気にしてしまうという性格をしています。
他の人に言葉で伝えるのが苦手
ほかの人ならば簡単に伝えられてしまうことも、優しすぎる人はなかなか伝えることができません。
どういう風に伝えればいいのか悩んでしまいますし、その結論が出たとしても次は本当に伝えてしまってもいいのか?という悩みがわいてきます。
とにかく自分の意見で他人にいやな思いをさせるのが嫌なので、うまく言葉が伝えられず飲み込んでしまいがちです。
優しすぎる人の特徴【行動】
それでは次に優しすぎる人の特徴、行動についてご紹介します。いったいどのような行動をとってしまうのでしょうか?
優しいから仕事などを引き受けていく
優しすぎる人はついつい仕事を引き受けにいってしまうという特徴を持っています。誰かが仕事で困っていたりすると手伝いにいってしまいますし、放っておくことができません。
また、場合によっては仕事を押し付けられてしまうこともあり、そういった場合でも断るといった行動をとれない、という特徴もあります。押し付けられた仕事であってもついついしてしまいます。
いちいち気を遣って様子をうかがってくる
「大丈夫?困ったことはない?」「何かいやなことでもあった?」と、とにかく人のことを気にしている行動をとってしまいます。
人の機微に敏感で、ついつい少しのことで気にしてしまうのです。
もしかしたら自分のせいで不機嫌になってるのかも…と不安になって行動をしているケースもあります。
かなり連絡がまめで細かい
優しすぎる人はメールなどがかなりこまめで、また丁寧な傾向にあります。言葉づかいなどももちろんですが、丁寧すぎてちょっとしたことでもすべて返そうとしてしまうので、どんどん文章が長くなってしまうことも…。
連絡頻度もかなりまめで、高い頻度で返ってきます。ちょっとでも遅れると謝罪をする人もしばしばいます。
プレゼントなど些細なことで送ってくる
「これはあの人がほしがっていた」「これはあの人が喜ぶだろう」とショッピングの最中などに思うことが多く、ついつい人にプレゼントを贈りがちです。
恋人関係でなくただの友達関係でもやたらとプレゼントをする人は多く、いわゆる「貢ぎ癖」がある人がこれに該当します。
優しすぎる人の特徴【言動・態度】
その言動は優しい?それとも優しすぎる?優しすぎる人の言動や態度の特徴についてご紹介します。
不満があっても怒らない
優しすぎる人は不満があっても怒るということができません。嫌なことがあったとしても、ついつい全部飲み込んでしまうのです。
不満に思わないというわけではなく、「言わない」のが特徴です。確かに不満に思っていることや怒っているのですが、それを表に出すことがありません。
あなたのためを思ってと言ってくる
いい人すぎる性格の人の行動は、「相手が嫌な気持ちをしないため」「相手を怒らせないため」という意識があります。
なのでたとえその行動でこちらが嫌な気持ちになったとしても、「あなたのためを思って」と主張してくるという特徴を持っています。あくまで嫌がらせをしたいわけではないということを伝えたいのです。
少々ねちねちとしてしまう
親しくなればなるほど、ちょっとしたことが気にかかってしまい口を出してしまう特徴を持っています。
いわゆるお節介を焼いてしまいがち。人の機微にすぐ気づくので、ついつい細かいところまで首を突っ込んできます。
あまり関係のないところにも首を突っ込んでしまうので、それがねちねちと感じてしまうことも。
発言に主体性がない
自分の言いたいことを言わず、また、他人に合わせてしまいがちな優しすぎる人。すべて相手に意見をあわせてしまう傾向にあります。
なので、とにかく自分の意見というものを持たず、発言に主体性がありません。あなたはどうしたいの?という「本人の意思」が見えないのです。
対立する意見が出たときは、どちらにも賛同しようとしてしまうので、優柔不断になってしまいます。
優しすぎる人の心理
特徴編の最後となります。優しすぎる人はどういう考えでこのような行動を起こしてしまうのか?その心理についてご紹介します。心理がわかれば、今までの行動に納得がいくかもしれません。
万人に好かれたい・嫌われたくない
優しすぎる人はとにかく「他人から嫌われる、否定される、怒られる」ということを恐れている、という心理を持っています。できるなら万人に優しくして、好かれたいと思っています。
だからこそ他人に嫌われないように、自分の意見をなくしたとしても、他人を否定することがないのです。
自分が嫌な思いをすればいいと思っている
他人に何かを告げて嫌な思いをさせたりするくらいならば、自分が嫌な思いをして我慢をすればいいという心理を持っています。
そうすることで他人と摩擦がありませんし、他人を怒らせることがありません。
他人の意見が間違っていたとしても、どうしても他人とぶつかりたくないという心理が大きく働いてしまいます。なので、自分が嫌な思いをして、すべて終わらせようとしてしまいます。
コミュニケーションが苦手
いい人すぎる人は、一見みんなに親切なのでコミュニケーション上手に見えますが、実はコミュニケーションを苦手としている心理の持ち主が多いです。
確かに他人のことに気付くことはできます。ですが、自分の意見を伝える方法がわからないので、他人に合わせてしまい、心からコミュニケーションをとることができません。
なので、表向きには上手に見えても、心理的には苦手としている人が多いです。
自分の気持ちを言うことが怖い
何か思ったことがあったとして、それはあくまで自分の意見。他人に否定されてしまう可能性もあります。
なので、いい人すぎる性格の人は、とにかく自分の意見をいう事が苦手です。否定されることを恐れてしまい、自分の内側に意思を閉じ込めてしまいます。
優しすぎる男性は女性にどう見られている?
優しい男性というものは好かれるものですが、「優しすぎる」とどう思われているのでしょう。優しすぎる男性の女性の印象や、その心理をご紹介します。
優柔不断に見えてイライラする
いい人すぎる男性は、女性には「優柔不断」と見られてしまいがちです。たとえばはっきり意思がある人ですと、「これはこう!」と決めることができてしまいます。
ですが優しすぎる人は、他人の意見を第一にしてしまうので、「全部あなたに合わせます」となってしまいます。
自分の意見を言わずにどっちつかずにふらふらしてしまうので、はっきりしてほしい!と女性をイライラさせてしまいます。
誰にでも優しいから不安になる
恋人でなくてもすべての人に優しくしてしまうので、女性からすると「この男性はほかの女性にも優しくする人」と映ってしまい、不安でもやもやした気持ちにさせてしまいます。
恋人であればどうしても自分だけに優しい姿を見せてほしいもの。その優しさが自分だけのものではないということは、女性にとって大きな不安の一つです。
もしも男性がほかの女性に興味がないと言ったところで、周りの女性が男性を好きになる可能性もあるからです。
反動形成が怖い
優しすぎる人はイライラすることがまったくないというわけではありません。あくまで人に言わないだけで、不満やイライラは募っているのです。
だからこそ、いざという時の反動形成を怖がる女性は多いです。たまっていた不満はずっと我慢できるものではありません。いつかは爆発してしまいます。
嫌だと思ったその時に言わず、あとでたまった分を一気に発散するので、それを不安に思っている女性は多いです。いい人すぎる人でも、一緒にいて安心できるというわけではありません。
優しすぎる男性の恋愛傾向
それでは、こういった男性は実際はどのような恋愛をしているのでしょう。その恋愛の傾向についてご紹介します!
とにかく相手に尽くしてしまいがち
とにかく相手に尽くしてしまう恋愛をしてしまいます。何かがあったらすべて恋人第一、多少無理をしてでも甘やかしてしまう男性が多いです。
相手の女性もそれに甘えてしまいがちで、ただひたすら尽くして尽くされての関係になってしまいます。
不平不満を言わずにあとで爆発してしまう
先ほど紹介した反動形成と同じものです。相手の女性への不平不満をいう事ができないのですが、どんどんたまっていくので発散することができません。
なので、いい人すぎる性格の男性は、不平不満を「あとで」言いがちです。そのときではなく、忘れたころにいきなり爆発させるのです。
相手にとっては刺激がない
女性は結構恋愛に刺激を求めている人が多いです。なので、優しすぎる人は「刺激が少ないからつまらない」と女性が感じるような恋愛をしがちです。
言うなれば新婚なのにもかかわらず、老夫婦のような恋愛をしているというもの。穏やかな恋愛を望む人も多いですが、女性によっては簡単に飽きるような恋愛になってしまいます。
優しすぎる人に向いている仕事
それでは、優しすぎる人はどのような仕事に向いているのでしょう?おすすめの職業をご紹介します!
保育士
優しすぎる人は保育士に向いています。子供は喜怒哀楽が激しいですが、優しすぎる人は言葉を選ぶことができるので、些細なことで子供の気持ちを傷つけることがありません。同時に、仕事をする上で親御さんに対しても嫌な気持ちをさせることがないでしょう。
また、気を配ることが上手なので、ちゃんと見ていないと何をするかわからない子供の世話が得意だから、ということもあります。
飼育員
また、飼育員も向いています。動物は言葉で直接会話をすることがありません。なので、いい人すぎる性格の人自身も、「相手を怒らせるかも、嫌われるかも」と気にする必要がないのです。
動物も気を配ってくれる人は過ごしやすい環境を作ってくれますし、優しすぎる人自身も心穏やかに仕事をすることができます。
接客業
優しい人は接客業系の仕事も向いています。接客業系の仕事で一番大切なのは、お客さまへの思いやりです。優しい行動ができる人はお客様をいい気持にさせることができるので、こういった仕事は向いています。
看護や介護
優しい人は介護や看護といった仕事も向いています。病気を患っている人はそれだけで心が弱っている人が多いです。
そういった人は優しい言葉を求めているので、優しい人からの言葉で安心を手に入れることができます。
あなたは優しすぎる人?診断してみよう!
一口に優しすぎるといっても、どこからが優し「すぎる」のかわかりませんよね。一度診断でチェックしてみましょう!あなたは優しい人?それとも優しすぎる人?
優しすぎる診断
□人に意見をいうことができない。
□あとで爆発して怒ってしまうことがある。
□嫌われることや否定されることが苦手だ。
□本音を言える人が少ない。
□ついつい尽くしてしまったり貢ぎ癖がある。
□頼まれたらNOをいう事ができない。
□連絡はついついまめにしてしまう。
□他人の顔色が気になってしまう。
□優柔不断なほうだ。
□あなたは優しすぎると人に言われたことがある。
診断結果
【0から3チェック 程よい優しさです】
チェックが3までの人は、優しすぎることはなく、ほどよく優しくできる人です。
【4から6チェック 普通です】
チェックが6までの人は、普通の人です。ですが、ちょっとお人よしの片鱗が見えているかも…。
【7から9チェック 優しすぎる人です】
チェックが9までの人は、優しすぎる人です。お節介はほどほどにしておきましょう。
【10チェック 優しすぎてちょっと危ない人です】
すべてチェックがついている人は、優しすぎて逆に反感を持たれてしまう可能性がある人です。
優しすぎる人をやめたい?やめるためには?
一歩間違えればただの八方美人になってしまう優しい人。ある程度ならいいのですが、過度な優しすぎは他人に悪い印象を与えます。
そんな優しすぎるを脱却するには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
万人に好かれるのは無理だと言い聞かせる
人はそれぞれ考え方が違うのだから、すべての人に好かれるのは無理だと割り切りましょう。誰かの味方をしても、誰かの敵になってしまうのです。
自分に自信を持つ
自分を磨いたり、自分のプラスの部分を見つけることで、自分の意見を言えるようになります。そうすることによって、「自分らしさ」を持つことができるのです。
本音になることを誠実だと思う
確かに本音を言うと、相手を嫌な気持ちにさせることもあるかもしれません。しかし、相手にいい顔をせず、本音で話すことによって、真正面から向き合うことができます。その行為を、誠実なことだと思いましょう。
優しさはほどほどに
優しいことは素晴らしいことです。ですが自分を守るための優しさは、時として八方美人ととらえられてしまいます。
優しさの押し付けやお節介にならないように、優しさはほどほどにしていきましょう。そのほうが、自分も疲れなくてすむものです。