読書家の意味や特徴は?年間何冊読むと読書家?出世できないは本当?

あなたは「読書家」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?本好きの方で、すでに知っている、聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。世の中には読書家と呼ばれる人々がいます。本を読むのが好きだと自覚していても、それだけで読書家と呼ばれるのでしょうか?この記事では、読書家の定義や読書家に見られる特徴・傾向、読書家のメリット・デメリットから読書家と呼ばれている芸能人・有名人まで、読書家についてさまざまな観点からまとめました。

読書家の意味や特徴は?年間何冊読むと読書家?出世できないは本当?のイメージ

目次

  1. 1読書家の定義は?
  2. 2読書家に多い特徴や性格
  3. 3読書家になるメリット・デメリットは?
  4. 4「読書家は出世できない」というのは本当?
  5. 5読書家の芸能⼈・有名⼈は?
  6. 6年齢別の読書量は?
  7. 7今日からあなたも読書家になれる!

読書家の定義は?

読書家という言葉は、実ははっきりとした意味を持ちません。人によってその意味合いはさまざまですが、基本的に読書家は、本を読むのが好きという特徴を持っています。

ただし、漫画や雑誌ばかり読んでいても読書家とは呼ばれません。読書家の意味には漫画や雑誌を読むことは含まれておらず、漫画や雑誌以外の、いわゆる「本、書籍」と呼ばれるものを読むのが好きな人が、読書家と意味づけされるようです。

年間何冊読むと読書家?

読書家は年間何冊ぐらい本を読んでいるのでしょうか?はっきりと「年間何冊以上読まないといけない」という冊数が決まっているわけではありませんが、だいたい年間100冊以上読んでいるのが意味合いで言うと読書家のようです。年間100冊だと、1カ月に8、9冊読めば突破できますから、年間に読んでいる本が意外と少ないと思われる方も多いのではないでしょうか。

多いところでは、月に20冊以上、つまり年間だと240冊という年間冊数が定義されていたりもしますが、ここまで猛烈な読書量をこなさなくても読書家と言えるようです。

活字が好きな⼈は読書家︖

活字には2つの意味があります。「活版印刷に使う字型」という意味と、「本や雑誌といった、印刷されたもの」という意味です。それでは、活字が好きな人は読書家かというと、そうとも限りません。読書家の定義には雑誌を読むことは含まれないためです。

また、最近では電子書籍もたくさん販売されています。これらは印刷されていませんが、電子書籍を読むことも立派な読書行為です。ですので、一概に活字が好きだからといって読書家という意味を持つことはできません。

読書家に多い特徴や性格

読書家は本を読むのが好きな人と意味づけできました。では、読書家全般に見られる傾向や性格といったものは存在するのでしょうか?読書家とは一体どのような特徴を持つ人たちなのでしょうか。ここでは、読書家に多い傾向や性格、特徴をまとめてみました。

特徴①好奇心が強い

読書家は好奇心旺盛な人が多いという特徴があります。というのも、本を読むと深い知識を得たり、今まで知らなかった世界を知ったりすることができます。読書家はこの新鮮な体験が好きで、この快感を味わうために本を読むとも言えるからです。

また、好奇心にもさまざまな種類がありますが、読書家は特に知的好奇心が強いと言えます。本を読むことで今まで知らなかったことを知り、さらに知識と理解を深めたいという心が働くのです。

特徴②想像力が豊か

本を読むということは基本的に、文章を追って頭の中でイメージを膨らませていく行為です。小説などでは特に、情景を想像しながら読んでいくことが必要になってきます。

読書家ともなると日常的にたくさんの本を読んでいるので、頭でイメージを作り上げていくことに慣れています。そのため、読書家は総じて想像力が豊かであるという特徴があります。

特徴③能動的な行動が好き

例えばテレビを見たり映画館で映画を観たりという行為と読書とでは、一体何が違うのでしょうか?実は、テレビなどの視聴は受動的な行為、読書は能動的な行為なのです。

能動的な行為というのは、自ら「これをしよう」と思い立って実行することです。本を読むのが好きな読書家には、能動的な行動が好きな人が多いという特徴があります。

読書家になるメリット・デメリットは?

「本をたくさん読むと賢くなる」と子どもに教えたりしますが、では読書家になることで得られるメリットや、逆に何かを失うデメリットとは一体どんなものがあるのでしょうか?調べてみたところ、読書家には特徴的なメリット・デメリットの両方が存在するようです。

メリット①知識の量が増える

本をたくさん読むことで、知らなかったことを知ったり、すでに知っていることも理解を深めたりできます。そのため、読書家になることで、脳内にストックされる知識がどんどん増えていきます。

また、知識量そのものが増えるだけでなく、蓄えられた知識を組み合わせることで新たなアイデアが生まれるというメリットもあります。読書家には優れたアイデアを生み出す芸能人や有名人、仕事のできる出世人が多いのが特徴ですが、このメリットを生かしていると言えます。

メリット②全体的に国語の力が身につく

読書家は日頃から本をたくさん読んでいます。本をどんどん読んでいくと、さまざまな表現や言葉に出会います。最初はよく分からなくても、辞書で調べつつ最後まで読み進めていくと理解できることもあります。諦めず読み続けるのが読書家の特徴です。

読書家は日々の読書でいろいろな文章に触れており、それらは知識としてストックされていきます。そのため読書家は、日本語を読解する力や文章で表現する力が自然と発達していきます。読書家は全体的に国語能力が高いと言えるのです。読書家として知られる芸能人や有名人を思い起こすと、国語能力の高い人が多いことが分かります。
 

メリット③集中力が養われる

読書は同時に何かをしながら行うことが難しい行為です。本を読んでいると、その本に集中しないと内容をきちんと理解しづらいのです。読書家は普段から本を読んでいるので、本に集中することが当たり前になっています。そのため、読書家になると集中力が養われます。さまざまなことに集中して対応することが求められる芸能人や有名人で読書家が多いのは、必然的な話なのです。

メリット④共感力や感受性が高まる

読書をすることで、感動して泣いたり、登場人物の境遇に心を痛めたりしたことはありませんか?また、美しい文章や情景描写で心が洗われるような気持ちになったこともあるでしょう。本をたくさん読むことで、周りに対する共感力や、何かに心震わせる感受性が自然と高まります。読書家は総じて豊かな心を持つという特徴があります。

デメリット①時間がかかる

人によって異なりますが、読書には時間がかかります。内容が難解だったり本自体の厚みがあったりすると、読み進めるのも大変です。読書家は本をパラパラと流し読むのではなく、最初から最後まできちんと読もうとする特徴があるため、1冊の本を読み終えるのに時間がかかってしまいます。

1日24時間は決まっており、他のこととも時間の調整を付けなければならないので、忙しいと本を読む時間がなくなると嘆く人が多いのはこのためです。ただ、多忙な芸能人や有名人、出世街道をひた走る社会人は、隙間時間を使って本を読んでいるという特徴があります。

デメリット②頭でっかちになる

読書家は本を読んで知識を蓄えたり考えたりすることが大好きです。ただしあまりに読書に偏ると、行動を伴わない思考のみで頭の中がいっぱいになってしまうこともあります。人にもよりますが、読書家の中には頭でっかちになって行動に移せない人もたくさんいるのです。このデメリットは出世にも響いてきます。

デメリット③視力が低下する

スマホやパソコンの画面を見すぎると視力が低下すると言われていますが、読書も同様です。読書家は目を酷使してでも好きな本を読みますし、夜を徹して読書する人もいるため、暗い中で文字を追って視力が低下してしまうことがあります。

「読書家は出世できない」というのは本当?

読書家は出世できないといううわさを聞いたことはありませんか?本が好きであっても、出世できないのなら読書家になる意味はないのではないかと悩む方もいらっしゃるでしょう。このうわさについて調べてみました。

本で情報収集する事は出世に有効!

昨今では、分からないことがあればすぐにインターネットで検索して調べられます。ただ、インターネットより本の方が、まとまった情報を得やすい傾向があります。また書店で本を探すと、同じ話題を取り扱った本が棚にずらりと並んでいて、その中から何冊か選んで読むことで関連情報を一気に手に入れることができます。

そして、重要なのは情報の信憑性です。本は著者や出版社が責任を持って執筆・編集し、販売されているものですので、そこに書かれている情報はある程度以上信頼できるものです。しかしインターネット上の情報は匿名性が高く、信頼できるかどうか判断できないものも多いのです。働く上で必要なのは、もちろん信頼の置ける情報です。

読書家のある特徴が出世を阻んでいた!

では、読書家は出世できないといううわさはなぜ出てくるのでしょうか?実は、読書そのものがいけないというわけではなくて、読書家に見られるある特徴が出世を阻んでいると言えそうです。

読書家はおおむね、考えることが好きです。読書で得た知識で考え、さらに本を読んで考え続けます。しかしあまりに思考に偏ると、教養や「○○すべき」という考え方に終始してしまいがちです。この傾向により行動や実践をおろそかにしてしまうことが、読書家が出世できない理由になるのです。

ですので、読書家でありつつ出世するには、思考だけに頼らず実行することが必要です。逆に言うと、実践さえ伴えば、本を読むことで深い知識を日々得ている読書家はむしろ出世しやすいと言えるでしょう。このことは、最近ブレイクしている読書家の芸能人や有名人を思い出すと納得しやすいのではないでしょうか。

読書家の芸能⼈・有名⼈は?

最近では、読書家と呼ばれる芸能人や有名人も増えてきて、読書家という言葉が一般的になってきました。では、どんな芸能人・有名人が読書家と呼ばれているのでしょうか?ここではたくさんいる芸能人や有名人の中から一例をあげます。

又吉直樹(お笑いコンビピース)

又吉直樹さんは、2015年に小説『火花』で芥川賞を受賞したことで一気に有名になった芸能人です。そんな彼の職業は元々はお笑いコンビですが、読書家としても知られています。今までに2,000冊以上の本を読破し、太宰治や芥川龍之介といった作家が好きだと語っています。

カズレーザー(お笑いコンビメイプル超合金)

お笑い芸人のカズレーザーさんは、年間200冊の本を読破する読書家として知られています。読書好きな芸能人としてテレビでも活躍しており、さまざまなジャンルから面白そうな本を選んだり、書店であまり興味のない棚をあえて訪れたりと、独自の読書家ぶりを発揮しています。

中居正広(SMAPメンバー)

人気アイドルグループSMAPのメンバーとして知られる中居正広さんは、超のつく有名人ですが、読書家としても有名です。「中居正広の身になる図書館」という番組の司会を担当しているほど本が好きで、芸能人かつ有名人でありながら、書店で長時間かけて本を見て回ることもあるそうです。

年齢別の読書量は?

読書家にはさまざまな年齢の人がいますが、日本人は年間何冊ぐらいの本を読んでいるのでしょうか?また、年齢別に年間の読書量は異なるのでしょうか。どの年齢層が本を何冊ぐらい読んでいるのか、調べてみました。

小中学生は学校で本を読むけれど高校生になると?

小中学生のときに学校で何冊も本を読んだという経験のある人は多いでしょう。読書感想文もおなじみの課題です。それでは、高校生になってからも本を読むのかというと、実はそうでもありません。高校に進学すると年間に1冊も本を読まなくなる高校生が多く、10代の年間の読書量は全年齢の中でもかなり少ないという結果になっています。

日本全体では読書家は少なめ!

読書の習慣の有無を年代別に調べてみると、1カ月に1冊も本を読まないという人の多い年代は10代と60代以上でした。仕事などで忙しい20代から50代の人は、読書量そのものは少ない傾向がありますが、全く本を読まないという人も少ないのです。

それでは、日本人は年間何冊の本を読んでいるのでしょうか?全体的に見ると、日本人の読書量は1カ月に1~2冊以下の人が半数以上です。年間100冊以上で読書家と呼ばれることを考えると、現代日本における読書家人口は少ないと言えるでしょう。

読書家の本棚は?本を保存しないのもあり?

読書家は何冊も本を並べた立派な本棚を持っていると思い込んでいませんか?実はそうでもありません。読書家によって本の所有の仕方は異なり、好きな本を何冊も買い込み、蔵書として手元に置いている人もいれば、図書館で本をたくさん借りてきて何冊でも読むという人もいます。

また、好きな本であっても読んだらどんどん手放し、読みたくなったときに買い直すという人もいます。この一例が有名人のカズレーザーさんです。本はスペースを取りますし、新たに買い直すことで出版界を応援できることから、その考え方も合理的と言えるでしょう。読書家であれば本をたくさん持っているというわけではないのです。

今日からあなたも読書家になれる!

いかがでしたか?活字の本を読むのが好きで、日常的に何冊も本を読んでいる読書家の特徴をご紹介してきました。しかし、年間100冊以上読んでいるのであれば、あなたも立派な読書家です。そして大切なのは読書量ではなく、「本を読むことが好き」という、読書を愛する心なのです。

また、読書家になるメリット・デメリットも述べましたが、「メリットの方が大きいんじゃない?」と思われたのなら、好きな本から少しずつでも読んでみてください。好きな本は読み進めやすいですし、楽しく読んでいるうちに知識も考えも深まっていきます。

読書家には意外と簡単になれますし、読書家になると出世の可能性も高まります。あなたも今日から読書家デビューしてみませんか。

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