黒い蝶々のスピリチュアル的意味!大きな黒アゲハは不吉なの?

夢占いや言い伝えなど、黒い蝶は何かとスピリチュアルな意味やメッセージがあると考えられています。日本でも黒アゲハをはじめとした大きい黒い蝶は一般的に見られるほど身近な存在です。そんな黒い蝶にまつわるスピリチュアル的な噂などについてまとめてみました。

黒い蝶々のスピリチュアル的意味!大きな黒アゲハは不吉なの?のイメージ

目次

  1. 1黒い蝶々にはどんなメッセージがあるの?
  2. 2そもそも黒い蝶々ってどんな蝶?
  3. 3黒い蝶々は神の使い?不吉?
  4. 4黒い蝶々のスピリチュアル的な意味
  5. 5黒い蝶々を見た場所別の意味
  6. 6夢の中に出てきた黒い蝶々の意味
  7. 7実は磁場を感じて移動しているだけ?
  8. 8生き物であることを忘れない

黒い蝶々にはどんなメッセージがあるの?

推理小説やミステリードラマなどで、不吉なことの前触れとして用いられる黒い蝶には、スピリチュアルな意味やメッセージがたくさんあります。夢幻の世界を象徴しているとも言われ、数多くの迷信や言い伝えに与えた影響は他の蝶に比べても大きいです。

一方で詳しい種類を把握している人は少なく、大抵は黒い蝶イコール黒アゲハという連想をしてしまうのではないでしょうか。種類がわからないとメッセージの受け取り方も変わる可能性があるので、しっかりと把握する必要がありそうです。

そもそも黒い蝶々ってどんな蝶?

見た目の見分けがつきにくい黒い蝶々は、種類がいくつか存在していますが一括りにされがちです。大きいものだと人間の手のひらサイズくらいの蝶もいて、街中から山中まで、生息域は割と広いとされています。

普通のアゲハ蝶などと比べ、羽根の模様や色に違いがあまりないため、一見しただけでは正確な判断ができません。そのため、夢で見たときや実際に見かけた場合でも黒い蝶という印象だけが強く残ってしまいます。

スピリチュアル的には、意味やメッセージを捉えるには明確な情報がわかっていたほうがもちろん良いです。どのくらい大きいものだったのか、飛び方や見た目はどうだったかなど、細かなところを理解していればわかる情報も変わってくるでしょう。

日本で見れる黒い蝶々の種類

見た目のインパクトが大きい黒い蝶は、日本では数種類見ることができます。自然の中だけでなく、市街地にもよく現れるので、いくつかの種類は見かけたことがあるかもしれません。

単独で飛んでいるものから集団で群がるものまで様々ですが、黒い蝶というイメージによって不気味に思われることがほとんどです。黒い蝶の大半はほぼ黒一色なことが多く、自然界や日本の街並みには沿わないのも違和感を生むのかもしれません。

ここからは、日本で見られる黒い蝶の種類をいくつか紹介していきます。

黒アゲハ

もっとも代表的なのが黒アゲハです。サイズが大きいため、飛ぶときもゆっくりとしています。暗い場所や湿った場所を好み、全国の至る所で一般的に見られる黒い蝶です。

大きいものだと前翅長(ぜんしちょう)70mmにもなり、ジャコウアゲハやカラスアゲハなどともよく間違われます。黒アゲハのほうが尾の部分が短いので、そこで見分けをつけるといいかもしれません。

スピリチュアルなメッセージや夢占いでは、ほとんどが黒アゲハをイメージしていると言われています。日本産のものと海外産のものでは尾状突起に違いがあるのかなど、様々な研究に与える影響も大きいと考えられます。

ツマムラサキ

大きい黒アゲハと比較すると、黒い蝶の中では小さい部類に分けられるのがツマムラサキです。一年中見られますが、沖縄などの暖かい地方のほうが自然なツマムラサキを確認できるでしょう。

羽根を閉じているときはほぼ黒一色で地味に見えますが、羽根を開くと前翅の先端が光の角度によって綺麗な青色のグラデーションになります。また、オスとメスでは羽根の模様が異なるため、違いを見分ける楽しさがあるのではないでしょうか。

ツマムラサキの名前の由来も、羽根が着物の褄(裾の部分)のように見えることから例えられたと言われています。

クロヒカゲ

蛾とよく間違われるのがクロヒカゲです。こちらも大きい黒アゲハと比べると小さいですが、そのぶん素早く飛ぶことができます。学名には「月の神」を意味するdianaが用いられるほど、スピリチュアル性の高い蝶です。

明るい場所では茶色く見え、蛾に間違われるのも頷けますが、個体や光の向きによっては黒く見えるため黒い蝶として扱われています。ほとんどは山地や林内で生息しているクロヒカゲも、動物の死骸や糞に集団で群がる習性があるため、時には市街地や公園で見かけるかもしれません。

スミナガシ

スミナガシは、蝶の中では中型で主に雑木林に生息しています。縄張り意識を持つ、蛹は枯れ葉に擬態するというように、かなり知的な印象を持つ蝶です。

羽根は青みのある黒地に、青緑色を流し込んだような個性的な模様であることから、日本の伝統芸術「墨流し」を連想させます。和名もそこが由来とされ、黒い蝶の中では随一の美しさといってもいいかもしれません。

夕方の涼しい時間帯に活動するため、山地で見かけるときには少し不気味に思うのも納得できます。また、日本の雑木林が減少しているのに比例して、スミナガシも減少傾向にあると言われています。自治体によっては絶滅危惧種に指定し、保護活動に努めているところもあるようです。

黒い蝶々は神の使い?不吉?

日本では黒い蝶は古くから不吉の象徴として扱われていました。死者や妖怪の成り代わりという迷信や言い伝えも存在し、地域によっては黒アゲハを不吉なものとして忌み嫌っているところもあるようです。

西洋では、黒い蝶やカラスなどは魔女が変身した姿であるという迷信もあり、歴史的に嫌われていました。反対に、土地によっては神様の使いであるというふうに語り継がれ、信仰の対象として崇められるケースもあったとされます。

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黒い蝶々のスピリチュアル的な意味

黒い蝶には、スピリチュアル的な意味がいくつか存在します。ふらっと現れては気まぐれにどこかへ去って行く蝶に、人々は不気味さやある種の美しさを見出しました。

国内外問わず、時代を乗り越えて語り継がれる黒い蝶の迷信や言い伝えを、あまり深く知っている人は少ないのではないでしょうか。神秘的でかつ夢幻的な黒い蝶のメッセージは、人々に警告してくれるような内容のものが多いです。

亡くなった人からのメッセージ

黒い蝶に関して数多くの迷信が存在していますが、その中でもたくさんの人々に信じられているのが亡くなった人からのメッセージというものです。墓地や神社など、スピリチュアルな場所というのは山地を含めた暗く湿ったところにある場合が多いとは感じませんか?

黒アゲハをはじめとした黒い蝶のほとんどが、そういった場所好んで生息しています。そのため亡くなった人と関連づけられて考えられるようになったのではないでしょうか。

亡くなった親族からの別れのメッセージ

上記から派生して、すでに亡くなってしまった親族からのメッセージであるという概念もあります。先祖の霊は親族を見守りたいが為に、なかなか成仏しづらいと言われています。

黒い蝶はそんな先祖の霊が親族の行く末に安心し、成仏する際に最後の別れのメッセージを伝えにきたのかもしれません。

変化が訪れるサイン

不吉なイメージがある黒い蝶ですが、良い意味でのメッセージもあります。例えば、黒い蝶を見て美しいと感じたり、つい見とれてしまったりした場合は好調の兆しです。

新しい仕事が舞い込んだり、今までにないことに挑戦したくなったりと、自分の糧になるような良い変化が訪れるサインかもしれません。

新しい恋の知らせ

違和感が大きいかもしれませんが、実は黒い蝶には新しい恋が始まるというメッセージもあります。西洋では黒い蝶が部屋に入ってくるのは恋をされているという証だそうです。

ここで重要なのは、その蝶に対して良い感情を抱くことで、もし少しでもマイナスイメージを感じてしまうと意味が変わってくるので注意してください。

悩みが解決する暗示

前述したように、黒い蝶には不吉なメッセージと幸運の兆しという対照的な意味があります。この二つを見分けるには黒い蝶を見たときに感じた気持ちが重要というのはすでに触れました。

ポジティブな感情を抱いた場合、悩みが解決する暗示である可能性もあります。新しい恋が始まる前触れだったり、変化がおこるサインだったり、プラスイメージに感じたときは良い方向に捉えられるでしょう。

黒い蝶々を見た場所別の意味

夢ではなく、黒い蝶を最近現実で見かけたという人はいるでしょうか?黒い蝶も生き物ですから、山地以外の街中に現れることも珍しくはありません。

夢占いでは内容や行動が意味を持ちますが、それと同様に現実で見かけた場所にもスピリチュアル的なメッセージがあります。

家の中に入ってきた黒い蝶々の意味

蝶が家に入ってくるというのは、幸運の証と言われています。夢占いでも家族全体のめでたいこと、新しい恋が始まるというような吉報が訪れるメッセージがあるそうです。

しかしもし黒い蝶が部屋の中、特に仏間に入ってきた場合はその限りではありません。親族の中で誰かが亡くなったり、大怪我をしたりという暗示である可能性があります。不吉なことが訪れる前触れという迷信もあるので、気をつけたほうがいいでしょう。

黒い蝶は不幸の警告をする虫だとも言われていますが、部屋で見かけたときに良い印象を抱いたとしたらあまり深く考えなくても良さそうです。

神社で見た黒い蝶々の意味

黒い蝶が神社に現れるのは、吉兆の証と言われています。黒い蝶は昔からよく神域と呼ばれる場所に姿を見せるため、神の使いと考えられている地域が多いです。

神様が迎え入れてくれているというメッセージを、黒い蝶が化身となって伝えにきてくれるのかもしれません。スピリチュアル的な意味で考えると神社に現れることにも深いメッセージがあるのではないでしょうか。

墓地で見た黒い蝶々の意味

黒い蝶は不吉なことの前触れ、それと反対に幸運の兆しであるというのは触れました。墓地で見かけた黒い蝶も、この二つを汲み取ったような解釈があります。

墓地は亡くなった人が埋葬される場所で、先祖の方に会える貴重なところです。そんな場所で黒い蝶を見たということは、亡くなった人からのメッセージである可能性があります。

普段あまりお墓参りなどをしない方は、これを機に頻度を増やしてみてください。亡くなった人の代わりに黒い蝶が何かを伝えてくれるかもしれません。

夢の中に出てきた黒い蝶々の意味

黒い蝶を夢の中で見たという人もいるでしょう。夢占いでは黒い蝶を含めた蝶全体に、人生のターニングポイントというメッセージがあるとされています。

ここで重要なのは色と印象です。夢占いでは黒い色は絶望を意味し、夢を見た本人に対し警告していることが多いと考えられています。

夢の中で黒い蝶、特に黒いというのが印象的だった場合、注意が必要になるかもしれません。

運気の低下

黒い蝶が夢に出てきたとき、良い印象ではなかったとしたら今現在強いストレスや不安を抱えていて辛い時期であるという暗示です。運気が低下し、ふとした油断でミスに繋がりやすくなります。

不安定な飛び方をしていた場合、選択した先で大きいトラブルが待っているメッセージとも言われています。人生の行く末を決定するようなイベントが次々に現れるかもしれないので、その際の選択には慎重になったほうがいいでしょう。

対人関係の悪化

運気の低下に伴い、対人関係も悪化していくかもしれません。新たな出会いや今までの人間関係において、仕事のことでぶつかったり場合によっては二度と会えなくなったりする可能性もあります。

特に黒い蝶がたくさん出てきた場合、夢占いでは人間関係が広がり選択肢も増えますがその変化に対応しきれないことを意味します。交流が増えるので、夢を見た時点でしっかりと準備をしておけばポジティブな日々を過ごすこともできそうです。

実は磁場を感じて移動しているだけ?

様々な意味やメッセージを持つと言われる黒い蝶ですが、生物学的観点から見るときちんと理由があることがわかります。なんと蝶は、地球の磁場を感じて場所を選んでいるようなのです。

例えばオオカバマダラという種類の蝶は、長距離大移動の際に地球の磁場を利用しているらしいという論文が発表されています。越冬の際に迷うことなく飛べるのは、確かに地球の磁場を感じているとしたら納得できるのではないでしょうか。

上記の理由によって、黒アゲハをはじめとした黒い蝶も磁場を感じて墓地や神社に現れるのではと考えられています。スピリチュアルな場所には磁場が関係していることも多いので、そう考えると科学的な意味があって現れているのかもしれません。

多くの生き物が磁場を利用している

蝶だけではなく、数多くの生き物が磁場を感じて生きています。先ほど述べたオオカバマダラのように、渡りをする鳥などの生物は磁場を利用することで目的地を目指しているという研究結果があります。

そして人間にもそういった磁場を感じる能力があるということが解明されました。シックス・センスなどが一例ですが、人間はあまり磁場を感じているという自覚は持てません。

古くから黒い蝶にまつわる言い伝えやスピリチュアルな噂があるのは、人には自覚しづらい磁場を利用しているからではないでしょうか。そういう意味では、不吉というイメージがあるのも頷けるかもしれません。

生き物であることを忘れない

黒い蝶は不幸の前触れとして煙たがられ、昔の人々は必要以上に追い払うこともあったと言います。幽霊や魔女の成り代わりだという迷信によって、たくさんの生き物が犠牲になったという歴史もありました。

黒い蝶もそんな生き物の中に含まれます。黒いという色には不安を感じる人も多いので、黒い蝶に対して不吉なイメージを持ってしまうのも理解できないわけではありません。

余計に命を奪うようなことはせず、共に生きて行く道を選択していかなければならないでしょう。もしかしたらそれが亡くなった人からのメッセージかもしれません。

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