一人称「自分」の人の心理や特徴【男性・女性別】

今回は一人称を「自分」にしている人の、心理や特徴を男性と女性別に紹介していきます。あなたの周りには、一人称自分の人はいるでしょうか。一人称自分を使っている人には、それなりの理由があるようです。どんなシーンで一人称自分を使うのかも解説します。

一人称「自分」の人の心理や特徴【男性・女性別】のイメージ

目次

  1. 1あなたは一人称が「自分」の人?
  2. 2そもそも「一人称」の意味とは?
  3. 3一人称が「自分」の人の割合は?
  4. 4一人称が「自分」の人の心理《男性編》
  5. 5一人称が「自分」の人の心理《女性編》
  6. 6一人称が「自分」の人の特徴《男性編》
  7. 7一人称が「自分」の人の特徴《女性編》
  8. 8一人称が「自分」の女性に対する男性の評価は?
  9. 9一人称「自分」の人は自信があるの?
  10. 10一人称「自分」が相手に与える印象
  11. 11ビジネスシーンでの一人称の使い方
  12. 12一人称「自分」は使い方に注意

あなたは一人称が「自分」の人?

あなたは自分のことを何と言いますか?女性の場合であれば「私」、男性は「俺」という人が多いと言われています。

「自分は不器用なもので・・・」というようなことを言う人がいます。あなたは「自分」を一人称に使っている人のことを、どんな風に思うでしょうか。かっこいいと感じますか?それとも、否定的な意見を持っているでしょうか。

今回は一人称が「自分」の人は、一般的にどう思われているのか、一人称が「自分」の人の心理や特徴などから、どういうシーンで使うといいのかまでを紹介していきます。

そもそも「一人称」の意味とは?

今回は一人称が「自分」について紹介していきますが、その前に「一人称」って何?という人もいるかもしれません。

一人称というのは、自分のことを相手に伝えるときの言葉です。先ほども紹介した「私」や「俺」、「僕」や自分の名前も一人称になります。

「あなた」や「君」は、話している人から見ると相手になるため、二人称と言われるものになります。

一人称が「自分」の人の割合は?

一人称で「自分」を使っている人は、あなたの周りにいるでしょうか。自分が一人称で「自分」を使っているという人もいるかもしれません。友達が「自分」を使う人だという場合もあるでしょう。

一人称が「自分」の男性の割合

一人称が「自分」の人というのは、女性よりも男性のほうが多いイメージです。しかし一人称に何を使っているのかを確認してみると、男性で一人称に「自分」を使っている人は、およそ14%でした。

少ないような、多いような。結果としては中途半端ですが、だいたい10人に1人くらいの割合で、一人称が「自分」であるようです。

一人称が「自分」の女性の割合

男性では14%でしたが、一人称が「自分」の女性の割合は、1%にも満たないのだそうです。確かに女性で「自分は」と言っている人は少ないイメージです。

それでも女性の中にも一人称で「自分」を使っている人がいないという訳ではありません。一人称に「自分」という言葉を選ぶのには、何か理由があるのでしょうか。

一人称が「自分」の人の心理《男性編》

一人称が「自分」という言葉を使うのには、何か理由があるのでしょうか。まずは、一人称に「自分」を使う男性の心理からチェックしてみましょう。あなたの友達も、もしかしたらこの心理から「自分」を使っているのかもしれません。

弱さを隠したい

一人称が「自分」の男性の心理には、自分の弱さを隠したいという心理が反映されていることがあります。本当は「俺」という一人称にしたいのですが、その強さはないのです。

僕にしてしまうと、なんとなく弱さが出てしまいそうで、一人称自分を使っているのです。言葉で弱さを隠したい、そんな心理が一人称自分にしている男性の心理なのです。

「自分!」というと、なんとなく強い人のイメージがあります。言葉の響きも、弱さを隠したいという男性にはぴったりなのです。

男っぽいところをみせたい

男っぽいところをみせたいという心理の男性も、一人称自分であることがあります。一人称に「自分」を使っている男性というのは、アスリートや俳優など、かっこいい人が多いというイメージがあります。

男っぽい人に自分もなりたいという心理から、男っぽいと思う人の真似をしたら、一人称が自分だったというパターンです。

自分も一人称自分にすることで、男っぽいかっこいいイメージになるのではないかという心理から、一人称自分を使っている場合もあるようです。

平等でいたい

俺にするとなんだか上から目線になるし、僕にするとなんとなく下にみられてしまいそうな気がするという心理から、一人称自分になるという心理である場合もあります。

上に見るつもりもないけれど、下にみられたくもない、平等の関係でいたいという心理が、一人称自分にしているのです。男性の場合は、言葉の使い方で、相手との格差を生んでしまうことがあります。

それを避けたいという心理から、一人称自分を選んで使っていることもあるようです。

かっこつけたい

先ほども書いたように、一人称自分を使う人というのは、有名な人でいうとアスリートや俳優など、かっこいい人が使っているイメージがある言葉です。

有名なアスリートや俳優のように、自分もかっこいいと思われたいという心理から、一人称自分を使っているのです。

かっこつけたい理由から、一人称自分を使っている男性は、普段からかっこいいと思うアスリートや俳優の真似をしているところもあるようです。

自信がある

一人称が「自分」の男性の心理には、自分に自信があるという特徴もあります。自信があることから「自分の意見を聞いて欲しい」「自分の考えを認めて欲しい」という心理が大きく、一人称自分になっているのです。

「自分」という言葉は、歯切れがあって、自信があることを主張しやすい響きがあります。自信がある人は、そんな言葉の響きも気に入っているのかもしれません。

心の中で思っていることが、そのまま言葉になって出てしまうことが大きな理由となっているようです。

一人称が「自分」の人の心理《女性編》

1%に満たないとはいえ、女性にも一人称自分の人がいます。一人称自分の女性は、どんな心理から一人称自分を使っているのでしょうか。女性の心理についてもチェックしてみましょう。

女っぽく思われたくない

一人称が「自分」の女性の心理には、女っぽく思われたくないという心理が反映していることがあります。「私」というのが女性っぽくて恥ずかしいという心理から、一人称自分になっているのです。

女っぽく思われたくない心理から、一人称自分になる女性は、自分ではなく、「僕」や「俺」、「わし」などを一人称にしている女性もいるようです。

甘えを隠したい

もともと甘えん坊な性格で、自分のことを名前で呼んでしまう女性の場合、名前から「私」に変える、前の段階で「自分」を使うという女性もいるようです。

「花子はね」と、自分のことを名前で呼んでしまう女性がいます。子供の頃にはかわいいと言われる一人称ですが、大人になってからも一人称が自分の名前だというのは、恥ずかしいと言われます。男性からもウケが悪い一人称です。

直したいという気持ちはあるものの、名前での一人称から「私」に変えるのがなんとなく恥ずかしくて、一人称自分にしてしまうのです。

なめられたくない

女っぽく思われたくないという心理に似ていますが、男性からなめられたくないという心理から、一人称自分を使うという場合もあります。女性だからできないとか、女性らしさを出せば仕事が上手くいくと思われたくないのです。

仕事のシーンで女性が一人称自分を使うのは、このなめられたくないという心理が強く影響しているようです。男性と対等でいたいという心理から、一人称自分になるということもあるようです。

男性に憧れている

男性への憧れがある女性も、一人称自分を使うことがあるようです。本当は、「俺」や「僕」という一人称を使いたいのだけれど、誰かに注意をされたりして、男性らしい一人称が使えないというとき、一人称自分を選ぶという女性もいるようです。

本当は男性らしい言葉遣いをしたいという心理の女性です。男性らしくなりたいというのは、女性のようにみられたくない場合と、女性だとなめられたくないという場合もあるようです。

ちょっとふざけている

毎回一人称自分を使うわけではないという女性は、ちょっとふざけている心理が影響していることがあります。面白いことを言って、周りを楽しませようという心理から、一人称自分を使うのです。

「自分にお任せください」「自分がやりましょう!」と言うことで、周りの人から笑いを誘いたいという心理です。

一人称が「自分」の人の特徴《男性編》

それでは一人称自分の人には、どんな特徴があるのでしょうか。心理も影響されていると思います。まずは、一人称が「自分」の男性の特徴からみていきましょう。あなたの周りの一人称自分の男性の特徴と当てはまるかチェックしてください。

寡黙である

一人称が「自分」の男性の特徴には、寡黙であるという特徴があります。普段からあまり話すことが無い人が、一人称自分を使うという傾向があるようです。

普段話すことがないことから、自分の中でだけで色々と考えるようになります。自分の中で考えたりすることが多いために、言葉にするときに「自分」という言葉が出てしまうのかもしれません。

「自分ならどうするだろう」とか「自分だったらこうするのではないか」と、普段から思っている言葉が、会話の中に出てしまうのです。

忠実な人

忠実な人というのも、一人称自分を使いやすい男性の特徴です。忠実な人は、「自分」という一人称を使うことで、「自分の立場はわかっている」というような意味を込めていることがあります。

相手に歯向かうつもりはない、相手を裏切るつもりではないという気持ちが、一人称自分になることが多いようです。

仕事ができる

仕事をバリバリ頑張っている人も、一人称自分を使う男性の特徴です。仕事ができる人は、自分にとても自信を持っています。自分にまかせて欲しいという気持ちが強いのです。

ビジネスのシーンで一人称自分を使うことが正しいかどうか別として、仕事ができる自信を持っている男性は、一人称自分を使う傾向があるようです。

体育会系の人

一人称自分は、アスリートの人が使っているイメージを持っている人も多いと思います。一人称が「自分」の男性の特徴には、体育会系の男性であるという特徴もあるようです。

おそらくは、先輩が一人称自分だったので、そのまま影響されて一人称自分になっているのだと思われます。先輩のようになりたいという憧れも、男性が一人称自分を使うきっかけなのかもしれません。

一人称が「自分」の人の特徴《女性編》

一人称自分を使う男性は、一人称自分をかっこいいという意味で使っている特徴があるようです。それでは、女性で一人称が「自分」の人というのは、どういう特徴がある女性なのでしょうか。

責任感がある

一人称が「自分」の女性の特徴には、責任感があるという特徴があります。仕事では役職があるような女性が、一人称自分を使うことが多いようです。責任感があるので、「自分に任せて欲しい」というようなことを言う場面が多いのかもしれません。

自分が責任をとる、自分が先にやるという言葉を多く使うことから、一人称が「自分」に変わってしまったのかもしれません。

ボーイッシュ

ファッションがボーイッシュな女性も、一人称自分を使う女性の特徴です。男性に憧れているタイプの女性が、ファッションもボーイッシュにして、言葉遣いも男性っぽくしたいと思っていることがあるようです。

ファッションや言葉遣いだけではなく、行動や仕草なども、男性っぽくしているという女性も、一人称が「自分」である女性の特徴です。

負けず嫌い

男性に負けたくない、仕事では負けたくないなど、負けず嫌いな女性も、一人称自分を使う女性の特徴です。女性だからダメなのだと言われることを、極端に嫌がっている女性は、一人称に「私」を使うことを嫌がるという場合もあるようです。

負けず嫌いな特徴が強すぎる人も、一人称自分を使う女性の特徴になります。負けず嫌いな女性は、仕事ができるという特徴もあるようです。

真面目である

真面目な女性も、一人称自分を使う女性の特徴です。真面目な女性は、自分の言動についてじっくりと考えるということがあります。

「私」を使ってしまうと、周りの人に女性だからと気を使わせてしまうのではないかと考えるのです。そうは言っても「俺」や「僕」では男性らしくなりすぎてしまう。丁度いいのが「自分」なのではないか、という心理から、一人称自分を選んだのです。

一人称が「自分」の女性に対する男性の評価は?

一人称が「自分」の女性の心理や特徴を紹介しましたが、一人称自分を使う女性のことを、男性はどう感じているのでしょうか。

一人称自分を使う女性に関して、女性が友達や知り合い、仕事の同僚である場合には、それほど不快感は感じていないようです。名前が一人称の女性や、強がって「俺」や「僕」を一人称にする女性よりは、良い印象になるようです。

しかし一人称が「自分」の女性が、自分の彼女だったら、ありかなしかと言えば、「なし」になるようです。友達くらいの距離感なら、一人称が何でも構わないけれど、彼女なら「私」を使ってほしいという意見が多いようです。

彼女には一人称「自分」を使ってほしくないという男性には、一人称自分だと、一緒にいても堅苦しく感じるからというイメージがあるようです。

彼女には女性らしくいてほしいから、女性らしさを感じることができない「自分」という一人称は使ってほしくないという意見もあるようです。

一人称「自分」は、使う相手や場面でも、良いイメージを与えることと、悪いイメージを与えてしまうことがあるようです。

一人称「自分」の人は自信があるの?

一人称「自分」を使っている人というのは、自信があるという特徴を紹介しました。一人称に「自分」を使う人は、自信家なのでしょうか。

一人称に「自分」を使っている人の全てが自信家であるとは限りません。一人称自分を使う人の中には、自分の弱さを隠すために、一人称を「自分」にしていることがあるからです。

自信家ではないものの、自分に自信を持ちたいという気持ちは持っています。自分に自信を持ちたいからこそ、一人称を「自分」にして、気持ちを奮い立たせようとしているのです。

一人称「自分」が相手に与える印象

自信を持ちたいという心理があらわれている、一人称自分ですが、一人称「自分」は話している相手にはどんな印象を与えているのでしょうか。あなたが一人称自分を使う人なら、ぜひ確認しておいてください。

硬派である

一人称「自分」が相手に与える印象には、硬派であるというイメージを与えているようです。映画などのイメージが強いというのが理由になりそうです。硬派な俳優が「自分」という一人称を使うイメージがあるのではないでしょうか。

応援団など硬派なイメージの部活の人や、アスリートなどの人が使うイメージがあることも、一人称「自分」が硬派なイメージを持つ理由になりそうです。

硬いイメージ

真面目なイメージや仕事ができるイメージがあるという点でも、どこか硬いイメージをつけてしまうのも、一人称自分を使う人です。真面目であるというのは、いいイメージです。

硬いイメージというのは、どちらかというと、頑固とか、意見を曲げないという悪いイメージも含まれます。だからこそ、彼女には一人称自分は使ってほしくないという男性が多いのです。

相手にとっつきにくい人そうだという印象を与えてしまうのが、一人称自分になります。

上下関係に厳しそう

体育会系のイメージがあるからか、上下関係に厳しそうな人だというイメージを与えてしまうのも、一人称自分を使う人です。

なんとなく、先輩や後輩を重視しそうだという印象があるようです。後輩にあたる人にとっては、面倒くさい人だと思われてしまうかもしれません。逆に先輩にあたる年上の人からは可愛がられるかもしれません。

一途な人

恋愛においては、一途な人であるという印象もあるようです。真面目な人の特徴や、硬派なイメージがあることからも、好きになった人には一途なイメージがあるようです。

一人称「自分」を使う俳優などが出ている映画やドラマでも、恋愛には一途であるという役柄が多いのも、一途な人であるというイメージにつながるようです。

ちなみに、男性は女性に一人称「自分」は使ってほしくないという意見が多くありましたが、女性は男性に一人称「自分」を使ってほしいと感じている人が多いようです。

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ビジネスシーンでの一人称の使い方

一人称「自分」について紹介させていただいていますが、ビジネスシーンでは一人称「自分」の使い方は正しいのでしょうか。ビジネスシーンでの、一人称の使い方について、少し紹介させていただきます。

ビジネスシーンでは「私(わたし・わたくし)」

ビジネスシーンでは、男性でも女性でも、一人称は「私」を使うことが望ましいと言われています。社内で同僚と話しているときには、自由な一人称を使っても構いません。しかし、上司と話す時や、お客様と話をするときには、「私」を使うといいでしょう。

他の一人称が、ビジネスソシーンでは不適切なのは、どういう理由からなのでしょうか。男性の場合は、「私」というのが、なんとなく恥ずかしいという場合もあるでしょう。

「自分」「僕」がNGな理由

ビジネスシーンで、「私」以外の一人称がよくないと言われている理由は諸説あります。「自分」を使うと、なんとなく真面目な雰囲気が出せてよいイメージがあります。それでもビジネスのシーンで使わないほうがいいと言われているのは、社会の風潮が大きいと言われています。

以前は自衛隊などでの一人称は「自分」というイメージがあったと思いますが、今は「私」に変わっています。「自分」という言葉は、軍隊的なイメージが強く、社会風潮として好まれないのです。

さらに関西では、「自分」が二人称になることがあるというのも、「自分」がビジネスシーンで好まれない理由です。例えば「自分、それかっこいいな」というのは「あなたのその(服)かっこいいね」という意味になります。

男性が使う「僕」がビジネスシーンではよくないと言われているのは、「僕」という一人称が、同等の相手や目下の相手に使われる一人称だからです。

「僕」というと、素朴なイメージがあるので、目上の人に使っていたという人もいるかもしれません。それは間違いなのです。

ただし使っている人が多いということもあって、絶対にダメという一人称ではありません。ぽろっと出てしまったときには、気が付かなかったことにしてもOKです。言葉遣いに厳しい人や、一般常識に詳しい人と話すときには、「私」を使った方が安全です。

一人称「自分」は使い方に注意

今回は一人称「自分」の人の心理や特徴について紹介させていただきました。一人称で「自分」を使う人は、10人に1人程度のようです。

使ってはいけないという一人称ではありませんが、使う相手やタイミングによっては、あまりよい印象を与えないこともあります。一人称で「自分」を使うときには、相手を不快にしないように気を使うことも必要になりそうです。

こんな言葉もビジネスシーンで使う?

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