仕事の物覚えが悪い人の特徴!記憶力が悪い原因とは?

仕事の物覚えが悪い人の特徴とは?記憶力が悪くすぐに忘れてしまう人にはどんな原因があるのか、物覚えが悪いのを改善する方法はどのようなものがあるのか、というところをご紹介していきます。また、物覚えが悪い人への教え方や対応方法もお伝えしますのでチェックしてください。

仕事の物覚えが悪い人の特徴!記憶力が悪い原因とは?のイメージ

目次

  1. 1「物覚えが悪い」「すぐ忘れる」とお悩みの方へ
  2. 2物覚えが悪い人の特徴
  3. 3物覚えが悪い原因は?
  4. 4物覚えが悪い人の改善方法
  5. 5仕事に役立つ!物覚えが悪い人が記憶力をアップさせる方法!
  6. 6物覚えが悪い人への教え方とは?
  7. 7物覚えが悪い人の対応方法
  8. 8物覚えが悪いのは発達障害という病気が原因かも!?
  9. 9人に教えるという記憶の定着法
  10. 10頭の良し悪しではない部分が大きい

「物覚えが悪い」「すぐ忘れる」とお悩みの方へ

「記憶力がない」、「物覚えが悪い」という悩みを持っている人は、実は少なくありません。仕事の場面などで忘れてはいけないことを忘れてしまい怒られたり、注意されることもあれば改善したいと考えることでしょう。

物覚えが悪いのを改善する方法や、記憶力をアップさせる方法という直接的なものもありますが、それ以前にまず、なぜ物覚えが悪いのか?という原因や、物覚えが悪い人の特徴を知ることが大切です。

そういった物覚えが悪い原因や特徴を知ることで、その部分を認識し、改善していくことができるからです。そのための情報をご紹介しますので、1度確認してみてください。

物覚えが悪い人の特徴

物覚えが悪い人というのはどのような特徴を持っているのでしょうか。「物覚えが悪い」、「記憶力がない」と悩む人の多くに見られる特徴です。

これらに当てはまっていると感じるのであれば、その部分を改善していくことでも十分に物覚えが悪いのを改善していくことができます。

また、物覚えが悪い人に共通する特徴をしっかりと認識することで、「何が悪いのか」という部分も把握できるので、意識して改善することに繋げることができます。

集中力がない

「物覚えが悪い」、「記憶力がない」と悩む人の特徴として、「集中力がない」というものが挙げられます。1つのことに集中できず、意識が散漫になりがちです。

そのため、『大事なこと』からも意識が離れてしまい、そのことをしっかりと覚えることができないのです。集中して聞いたり、集中して取り組むことができないために、物覚えが悪い状況になるということです。

つまり物覚えが悪い原因を「記憶力がない」と考えがちですが、記憶力の問題ではなく、集中力がないという特徴が原因で物覚えが悪い状態になっているということになります。

人の話を聞かない

物覚えが悪い人、記憶力がないと思っている人の特徴として、「人の話を聞かない」という特徴があります。集中力がないという部分にも繋がりますが、集中して人の話を聞いていられないという特徴にもなります。

「聞いているようで聞いていない」ということも多く、見たところでは話を聞いていそうに見えるのですが、実は話に集中しておらず、まったく頭に入ってきていないというケースも多いです。

また、そもそも話を聞いてない様子が見て取れるというパターンもあり、仕事の上司などに「おい!聞いてるのか!」と言われてしまうような場面もあります。

趣味など熱中するものがない

こちらの特徴は「パッと見」では分からない部分ですが、物覚えが悪い人というのは、「趣味などの熱中するものがない」という特徴を持っている人も多くなります。

特に趣味に限ったことではないのですが、何かしら『熱中』するものがある人というのは、そのことについて熱心に調べたり覚えたりするので、そういった「モノを覚える」ことに慣れているところがあります。

しかし、物覚えが悪い人というのは、そういった熱中するものがなく、その経験もないために、それら趣味などでの覚え方を仕事や勉強などに応用して活用することができないという特徴があります。

ぼーっとしていることが多い

物覚えが悪い人というのは、「ぼーっとしていることが多い」という特徴を持っている人も少なくありません。何かに思考を巡らせているというわけではなく、ぼーっとしている状態が多いということです。

仕事の場などで、手が動いていない状態というのは、何か考え事をしていたり、思考を巡らせている人が多いですが、物覚えが悪い人というのは、仕事の場で手が止まっていても、それはただただ「ぼーっとしている」状態が多々あります。

こちらもやはり集中力がないという特徴にも繋がりますが、1つの仕事に集中するということができない人、苦手な人が多いので、たびたび「ぼーっとして」何もしていないタイミングが生まれてしまうのです。

簡単なミスが多い

物覚えが悪い人というのは、「簡単なミスが多い」という特徴も持っています。これについては、これまでに挙げた特徴からも簡単に想像できる特徴となるでしょう。

集中力がなく、人の話を聞いていないので、正しいやり方や効率の良い方法が分かっていないため、それが単純にミスに繋がってしまうのです。

仕事の場でも「そんな簡単なこともできないのか!」と言われてしまうのですが、それはこれまでに挙げた物覚えが悪い人の特徴からきているものと考えられます。

物覚えが悪い原因は?

物覚えが悪い人が「なぜ物覚えが悪いのか」という原因はどこにあるのでしょうか。これは先にご紹介した『特徴』にも当然原因がありますが、それらを導いているものがあるので、そこを見ていきましょう。

集中力がなかったり、ぼーっとしていたりするのはなぜなのか、という部分が物覚えが悪い原因になります。人の話を聞かないのにも原因がありますので、それらについて確認してみてください。

睡眠不足が原因

物覚えが悪い原因の1つに、「睡眠不足」というものがあります。これについては想像に難しくないものになるでしょう。寝不足で頭が回っていない状態では、覚えられるものも覚えられません。

忘れるというよりは、そもそも頭に入ってこない状態というほうが正しく、もともと覚えられていない状況と言えます。記憶力の問題ではなく、睡眠不足が原因です。

仕事がハードすぎて寝る時間がないというのであれば、それは職場の問題ですが、この場合は「趣味」があって、そちらをやり過ぎて睡眠不足というケースもあり、特徴と合わないケースもあります。

そもそも内容を理解していないことが原因

物覚えが悪い原因の1つに、「そもそも内容を理解していない」というものもあります。覚えるべき内容について理解できていないのです。

このことについて考えていない人も多いのですが、理解していないものを覚えておくというのは非常に困難で、それは記憶力や物覚えが悪いという問題ではないケースも少なくないのです。

何を言っているのか分からない、どんな意味なのか分からない、ということを覚えるのは難しいので、これはつまり、「理解力」が足りていないことが原因となります。

興味を持っていないのが原因

物覚えが悪い人というのは、その事柄に対して「興味を持っていない」ということが原因で覚えられない、忘れるということに繋がっているケースも多いです。

簡単な例でいうと「好きな人」と「興味も好意もない人」が居たとして、どちらの名前を覚えられますか?ということを考えれば、これは分かりやすい原因になるでしょう。

好意も興味もない人の名前をすぐに忘れる人は多いですが、好きな人の名前を忘れる人は少ないでしょう。それと同じように、物覚えが悪い人というのは、その覚えられないことに対しての興味がないケースが多くなっているということです。

覚えようという意識がないことが原因

物覚えが悪い人というのは、そもそもとして「覚えようという意識がない」というケースも多く、それが「覚えられない」、「忘れる」ことの原因となっています。

これは単純に「意識の問題」で、そもそも覚えようとしてないのであれば、無理矢理にでも「耳にタコができる」くらいに繰り返し聞かせなければ覚えられるはずがありません。

しかし、仕事や勉強でも誰か第三者が無理矢理に何度も聞かせて覚えさせようとする場面は少ないですから、意識のないものは当然「覚えられない」ままに終わって、すぐに忘れることになります。

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観察力がないのが原因

物覚えが悪い人は、その事柄だけを覚えようとする傾向があり、周辺と結びつけて覚えることをしません。つまり「観察力がない」という原因です。

たとえば、道を覚えるときに、「右に行って、左に行って、しばらくまっすぐで、右」などの覚え方では難しいですが、「コンビニを右に行って、次のガソリンスタンド左…」などの覚え方であれば、覚えやすいです。

そういった周辺への観察力がなく、物事を他のものと結びつけて覚えることをしないので、事柄を思い出させる情報も少なくなり、すぐに忘れることになってしまいます。

物覚えが悪い人の改善方法

次は、物覚えが悪い人の改善方法について見ていきましょう。これまでに見た「物覚えが悪い人の特徴」や「原因」をチェックすればある程度の改善方法は見えてきます。

たとえば集中力がないことを自覚したのであれば、集中するための方法を調べたり考えたりできます。観察力がないのであれば、観察力を付けるように努力ができます。

そういった方法も非常に有効な改善方法なのですが、特徴や原因を潰すだけではなく、より具体的に行なうことができる改善方法もチェックしていきましょう。

メモを取って忘れるのを防ぐ

非常に簡単で、かつ効果が高い改善方法として、「メモを取って忘れるのを防ぐ」という方法があります。そもそも物覚えが悪い人の特徴として「メモを取らない」というものも実はあります。

人というのはどれだけ注意を払っていても忘れるものです。天性の才能と言えるほどの記憶力がない限りは「頭がいい」人でも忘れるものなのです。

ですから、物覚えが良い人でも、記憶力が良い人でも、基本的には覚えるべき内容というのはメモを残すなり、手帳にすぐに書き込むなりして、記憶力の部分をカバーするように心がけています。

録音をして忘れるのを防ぐ

上記のように、細かくメモを取っておくことで多くの部分はカバーできるのですが、メモをこまめに取れない人も多いので、その場合は、「録音して忘れるのを防ぐ」という改善方法もあります。

こちらについては、覚えておくべき内容をICレコーダーなどに自分で話して録音してもいいですし、会議の内容などを録音しておくのでも良いでしょう。

ただ、会議を全部録音するとなると長くて聞き返すのが大変という壁がありますので、やはりメモに残し、要点を自分で吹き込んで録音するという方法がベターになります。

画像や動画を残して忘れるのを防ぐ

メモという文字情報や、録音という音声情報だけでは分かりづらいもので、覚えづらいものもあります。そういった場合には、画像や動画として残して忘れるのを防ぐという改善方法も選択肢の1つです。

視覚的に覚えられるので分かりやすいですし、現在ではほとんどの人が持っているスマホという便利な機器にカメラの機能も付いているので、それで写真を取って残しておけば忘れることは少なくなります。

もちろん、何か動きがあるものを覚える必要がある場合には、画像ではなく動画として残します。これもスマホの機能で問題ありませんので、わざわざビデオカメラなどを用意する必要もありませんし、手軽に行える改善方法です。

人に伝えておくことでカバーしてもらう

忘れてしまって困るのが自分だけなら良いですが、仕事の内容などで忘れて困るものであれば、周りの人に伝えておくことでカバーしてもらうというのも、1つの改善方法と言えるでしょう。

特に物覚えが悪いと自分だけではなく、周りも把握しているのであれば、忘れてはいけないような内容は仕事場の同僚などにも伝えておきます。

もちろん仕事場の同僚にとっては「他人事」の可能性もあるので、1人ではなく複数人に伝えておくことで、「そういえば今日は○○って言ってなかった?」などと伝えてくれる人が増えるので、そこでカバーしてもらうことができます。

仕事に役立つ!物覚えが悪い人が記憶力をアップさせる方法!

物覚えが悪いというのは、私生活や勉強などでもそうですが、「仕事」となると他人にも迷惑に繋がることが多くなります。ですので、特に仕事の場では注意したいところです。

そこで、「仕事に役立つ!物覚えが悪い人が記憶力をアップさせる方法!」として、いくつかの記憶力アップ法をご紹介します。

覚えるべきことを声に出して記憶力アップ

「覚える」ということは簡単なことではない、と先にもお伝えしましたが、実はそのコツをいくつか知っておくことで覚えやすくなります。

その1つが、「声に出す」という方法です。実は頭の中で覚えようとするよりも、覚えるべきことを声に出して言ったほうが記憶に定着するのです。

ただただ記憶しようとするよりも、「声に出す」ことで、脳が音声情報としても認識しますし、思い出すための情報源が増える形になりますので、忘れにくくなります。

軽い運動をして記憶力アップ

あまりにも激しい運動をしてしまうのは逆効果になることもありますが、軽い運動というのは、記憶力をアップさせるのに役立ちます。

軽い運動をすることで血行がよくなり、快適に身体を使えるので「集中できない」ということが少なくなります。また、脳に酸素が送られるので、そのことでも記憶力に繋がります。

しっかり睡眠を取って記憶力をアップ

物覚えが悪い原因として「睡眠不足」を挙げているように、睡眠が取れていないのは記憶力の低下や、物覚えの悪さに繋がりますので、しっかりと睡眠を取ることは記憶力アップに欠かせません。

また、記憶というのは睡眠中に定着するとも言われているので、しっかりと睡眠を取らないと記憶の定着が進まず、簡単に忘れてしまう記憶としてしか残せないのです。

「しっかり」という睡眠時間は個人差がありますので一概には言えませんが、基本的には6時間前後は必要とされる人が多いので、そのあたりを目安に睡眠時間を確保しましょう。

物覚えが悪い人への教え方とは?

物覚えが悪い人に対して、何か物事を教える場合に「どのように教えたら覚えてもらえるのか」という部分を見ていきましょう。

特に何かを「教える」ということが多い2パターンとして、「物覚えが悪い子供」と「物覚えが悪い部下」への教え方をご紹介します。

物覚えが悪い子供への教え方

まずはじめに、物覚えが悪い子供への教え方についてですが、こちらについてはとにかく「根気よく」繰り返し教えてあげることが重要です。

仕事などのように物覚えが悪い人へも対価が発生しているという場合は、繰り返し何度も根気よく教えるというのは「割に合わない」という考えも出てしまいますが、子供はそういったことはありません。

覚えないことを怒ったり、呆れたりすることで、「自分はダメな子だ」と思い込んでしまうこともあり、そうなると余計に覚えられなくなってしまいますので、注意しましょう。

物覚えが悪い部下への教え方

次に、物覚えが悪い部下への教え方についてですが、こちらはさきほどの「子供」に対して行なう方法も当然有効なのですが、「状況的に難しい」ということもあります。

そういった場合には、とにかく丁寧に、そして「これは言わなくても分かるはず」などの先入観で、「何かを省いて伝える」などをしないようにします。

その省かれた部分も理解していない場合も多く、そこが理解できていないために、本題の部分も理解できず覚えられないというケースも多いからです。

物覚えが悪い人の対応方法

物覚えが悪い人が自分の身の回りにいる場合に、どのように対応したら良いでしょうか。物覚えが悪い本人だけがその被害を受けるわけではないので、周りの人も「良きように」対応しなくてはいけません。

距離を置いたり、一切関わらないようにする、ということが可能なのであれば、それも1つの選択肢ではありますが、ここでは、それができない場合においての対応方法をお伝えします。

口で言うだけではなく見せる

物覚えが悪い人というのは、覚えるべき内容を理解できていない場合や、意識できていない場合が多いので、口頭で伝えるだけでは覚えられないことが多いです。

ですので、その覚えるべき内容について、動作や絵、画像、動画などを使って「視覚的にも理解できるように」配慮して伝えることが有効です。

何かの作業を覚えて欲しいなら、1度手本としてやってみせたり、目的地を教えるなら地図は周辺の写真などを見せて覚えさせたり、という対応方法です。

何度も繰り返し伝える

教える側に負担がかかる方法ではありますが、物覚えが悪い人には、「何度も繰り返し伝える」という対応方法が必要になる場面が多いです。

もし、しっかり伝わっていなくても実害がないものであれば、教える側が負担を負ってまでやる必要はないかもしれませんが、仕事などになるとそうもいかないという場面も多いでしょう。

記憶というのは繰り返すことで定着しますし、物覚えが悪い人は集中していないことも多いので、1回目はしっかり聞いていなくても、2回目はしっかり聞いているということもあるので、そういった対応が有効になります。

適したものをやってもらう

物覚えが悪い人への対応としては、無理にやらせようとせず、物覚えが悪い人の特徴があっても無駄なくできるものをやってもらうという方法もあります。

たとえば、物覚えが悪い人というのは集中力がないので、1つの作業を繰り替えず長い時間やるのは不向きですが、色んな作業をマルチタスクでこなすのは得意だったりもします。

もちろん作業内容を覚えているという前提になるので、そこまでが大変なケースもありますが、そういった「適材適所」を考えるのも上司、指導者、経営者の仕事とも言えます。

物覚えが悪いのは発達障害という病気が原因かも!?

物覚えが悪い原因が、「観察力がない」とか「睡眠不足」などの原因ではなく、発達障害という病気という可能性もあり得ます。ADHD(注意欠陥・多動性障害)というものです。

この病気の場合、「不注意」であったり、「衝動的」であったり、「多動的」であったりします。特に物覚えが悪いのは「不注意」が原因となりやすいです。

また、衝動的な部分や、多動性があるのが見られることで、それらが強く出ているときは集中もできませんから、やはり物覚えが悪いことに繋がります。

人に教えるという記憶の定着法

物覚えが悪い・記憶力がないと考える人は、その覚えるべき内容を人に教えてみるということを試してみると良いでしょう。実は教えてみると「覚えたその瞬間」でも教えられないことが多いです。

物事を「自分の中に落とし込む」には、「人に教えられるくらいに」ということはよく言われることで、実際にやってみると覚えている「つもり」になっているだけで、人に話してみるとまったく伝えられないということはよくあることです。

つまり、それくらい物事を覚えておくというのは大変なことで、実はもともとそれほど記憶に定着していないからこそ、簡単に忘れてしまうということもあります。人に教えられるほど覚えているのか試してみてください。

頭の良し悪しではない部分が大きい

ここまでに物覚えが悪い人の特徴や原因を見てきましたが、いわゆる「頭が悪い」ということで物覚えが悪いとか記憶力がないというケースは実は稀なものになっています。

ほとんどが別のところに原因がありますし、物覚えが良さそうに見える人や記憶力が良さそうに見える人も、メモを取る、録音するなど別の方法でカバーして、そのように見えるケースが多いです。

「自分は頭が悪いから…」などと諦めるのではなく、なぜ覚えられないのか、というところの「本当の理由』にフォーカスを当てて、それを改善、カバーしていくことが大切です。

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