ケニア人男性・女性の性格や特徴・恋愛傾向!
グローバル化した現在、ケニア人の男性や女性に出会う機会は日本でもあります。人間同士ですので国を超えて恋愛関係になることもあります。そんなケニア人の方の性格や恋愛などの特徴、ケニアの食事や文化、ランナー等の有名選手など、様々なケニアの情報を見ていきましょう。
ケニアってどんな国?
皆さんはアフリカというとどのようなイメージを抱くでしょうか?日本から遠く、よく貧困問題で出てくる国であることから、貧しい国だと思っている方も多いでしょう。アフリカと一口に言っても様々な国が存在します。その中でもケニアは多くの日本人が知っている国です。
マサイ族でよく知っている方も多いのではないでしょうか?以前はマサイ族についてよく取り上げられている番組がありましたので、この部族の話を聞くと思い出す方も多いでしょう。
では、ケニアとはどのような国なのかを見ていきましょう。
ケニアの地理
ケニアの正式名称は「ケニア共和国」です。アフリカ大陸の中でも東側に位置しています。首都はナイロビで、素朴なイメージが強いアフリカの国ですが、ケニヤッタ国際会議場はビルのような構造をしており意外に近代的な建物も存在します。
赤道近くの亜熱帯気候の国で、インド洋などの海岸近くにおいては一年を通して26度くらいです。所謂常夏の国とも言えるでしょう。
このように暑いイメージがあるケニアですが、意外にも標高が高い地域が多く、そこまで暑い地域は少ないのです。確かにケニアは亜熱帯気候ではあるものの、標高が高い所は高原サバンナ地帯と言われ、平均気温は19度で湿気が少なく、むしろ少し寒く感じられるところが多いことが特徴です。
ケニアの人口
2017年の最新データによると、ケニアの人口は約4,970万人です。
ケニアの国面積が58.3万平方キロメートルで、日本の約1.5倍です。そして、日本に比べると人口が少ないことが特徴です。このように他の国を見ると、我々日本人がいかにひしめき合って暮らしているかが良く分かりますね。
ケニアの民族
我々日本人は単一民族ですので、なかなかピンとこない方も多いですが、ケニアではいろいろな民族の方がともにケニア人として生活しています。
一番民族が多いのはキクユ族です。主にケニア中央部に住んでいる民族でキクユ語が用いられています。伝統的な宗教を信じているのかと思いきや、最近は西洋文化の影響でキリスト教を信仰している方も多いです。
キクユ族に続いて多いのが、ルヒヤ族です。あまり日本語でのデータが多くなく謎に包まれていますが、何とこのルヒヤ族はこの同じ部族内でも18の部族があり、同じ言語であっても方言があります。この民族の方のどなたかが亡くなられた時は、喪服の準備に約1週間、埋葬時に祝賀会などなど、葬儀に多くの時間をかけることも特徴です。
三番目に多いのはカレンジン族です。こちらの民族の方も日本語でのデータはあまり多くないのですが、マラソンで多くの結果を出している人も多いことが特徴です。何と男子マラソンの世界記録保持者もカレンジン族のランナーです。
我々が良く知るマサイ族はマイナーな民族の方である事もあり、多い民族順のランキングでは残念ながら登場していません。ですが、上記の民族以外にも様々な民族の方が同じケニアで暮らしています。
ケニア人男性の性格や特徴
ケニア人男性は、中にはマラソンランナーやサッカー選手等様々なプロスポーツのジャンルで華々しく活躍している人もいます。
そのようなケニア人男性ですが、彼らにはどのような性格をしていて、どのような特徴があるのでしょうか?
細かいことは気にしない大らかな性格が魅力の一つ
基本的に彼らケニア人男性は細かいことは気にしない性格の方が多いです。やはり赤道近くの暖かい国はそのような人が必然的に増えます。それには歴史的背景もあり、我々のように寒い冬もある国だと食べ物などを暖かい季節のうちに取っておかなくては冬を越すことはできません。ですので、必然的に寒い国の人は働き者になる特徴にあります。
対し暖かい国であれば、常夏ですので食べ物には事欠きません。ですのであくせく働かなくても食べ物には困らないのです。ここ数年、熱中症なども話題ですがケニア人などを含めた南国の方はわざとゆっくり動くことでそうなることを防いでいます。
このような背景から大らかな性格の人が増える傾向にあるのです。
このおおらかな性格がケニア人男性の魅力ですが、中にはこのおおらかな性格が悪い方面に動くことがあります。日本人はお金を借りたらきっちりと返す、待ち合わせの時間には時間通りに来るという事を良しとしています。逆にそれができないとルーズな人として冷たい目で見られるようになります。
ですが、彼らケニア人男性はそれさえも気にしない性格であることが特徴です。そのような性格が日本人女性をイライラさせる所なのでしょう。また、結婚を視野に入れるとしたら、家計は必ず奥さんが握ったほうが良いです。
ケニア人男性だけではなく暖かい国の方にありがちな特徴なのですが、あればあるだけ使い無くなったら働けばよいと楽天的に考えている人も多いです。そしてどうしようもなくなったら身内を頼るという考え方をする特徴があります。貯蓄などを考えるのであれば、断然日本人女性が家計を握ったほうが良いのは言うまでもありません。
日本に来るケニア男性は断然エリート多し!
ケニアはまだまだ貧富の差が激しい国です。ケニアの首都ナイロビにおいても2009年度は約300万人であるのに対し、ナイロビ最大のキベラスラムは人口が約100万人いるといわれています。そして、ナイロビは白人等ケニアの現地の方ではない方も多く住んでいます。ですのでこの人口約300万人の中にはケニア人ではない人も含まれています。
そのような背景を鑑みながら考えると、日本等の海外に留学したり働きに行けるケニア人男性はその中でエリートであることは確かです。それに加え男尊女卑の傾向もケニアにはまだまだあります。
ですので彼らケニア人男性は、プライドも高いです。が、そんな彼らもいくらエリートとはいえ日本などの先進国のような教育は受けていません。ですので、計算が苦手である事など、日本の教育を受けてきた日本人女性にとっては「?」と思う部分もあるでしょう。
ですが、決して彼らのプライドを傷つけないようにしましょう。
意外にも日本の食事が口に合う人も多い
後に食べ物の章でも触れますが、主食は米やジャガイモであったり、トウモロコシ等も良く食べることから日本の食事にそこまで違和感を持たないケニア人男性も多いです。
確かに納豆などはハードルが高いかもしれませんが、「彼のために民族料理を作らなければ」と気負うことなくケニア人男性に喜んでもらえる食事を作ることはそんなに難しくないでしょう。
傾向としては束縛を嫌うところも
大らかなところは魅力ではあるものの、束縛を嫌うところがあります。彼を失いたくないからこそ、あれこれと心配をして束縛をしてしまう女性もいるでしょう。ですが、それは逆にケニア人男性の彼氏の心を遠ざけます。
ですので、心配であっても自由にしてもらうようにするか、もしそれが難しければ日本人男性や同じような価値観を持つ方とお付き合いしたほうが精神衛生上良いでしょう。
ケニア人女性の性格や特徴
では、次にケニア人女性の特徴を見ていきましょう。
家庭的で男性に尽くすタイプの人が多い
ケニア人女性はまだまだ社会進出をしてバリバリと一生独身で働いていくという考え方は浸透しておらず、早くに結婚をして子どもを産み、農業等に従事しながら主婦として過ごしていく事が一般的です。ですので、ケニア人女性は家庭的で男性に尽くすタイプが多いです。結婚前の恋愛期でもその性格は発揮されます。
海外の方は日本人に比べて空気を読むのが苦手とも言われていますが、ケニア人女性は男性がどのように考えてどのようにふるまえば良いのかをよく会得している方も多いと言われています。
結婚が早い人が多く結婚適齢期は20歳前後
ケニア人女性の特徴としては日本に比べて結婚適齢期が非常に速いです。高校を18歳で卒業してから2年か3年後にはもう結婚するという流れがスタンダートなのです。ですので、適齢期は20歳前後です。そこから子供を産み、お母さんになっていきます。
だからという事もありますが、恋愛に関しても遊びとして考えることはまずありません。どんなに若くても結婚を意識した上で恋愛を考えています。ですので、恋愛に関して非常に一途なケニア人女性が多いです。
社交的な性格で地元では頻繁な女子会を開くことも
基本的にケニア人女性は社交的である人が多いです。それには理由があり、基本的に男尊女卑でケニア人男性はそこまで家庭の事に関して手伝う事は多くはありません。ですので、女性同士で助け合って生きているのです。日本の田舎でもありますが、不便なところほど人と人との助け合いは必須で、必然的に付き合いは濃くなります。
女子会と称しても良いのかは謎ですが、お菓子を持ち寄り女性同士で相談をし合って助け合うところがケニア人女性にはあります。何と、「子どもの入学資金が足りない」と相談を受けたらどうにかして入学資金を皆でかき集めて貸してあげるのです。
心身ともにタフで浮気にも動じないところも
赤道近くの国の特徴として大らかな性格がありますが、ケニア人女性についてもそれは同じです。ですので、精神も強いです。そして、身体的にも強く健康な人が多いのも特徴です。
そして、浮気に動じないのは、一夫多妻制の国で育っているので一人の男性の複数人との恋愛についてそこまでの嫌悪感は持っていないのです。
とは言えど、ケニア人女性との恋愛においても浮気し放題だと喜ぶのは早計です。一夫多妻制の国は複数人の妻を平等に愛するという決まりがあります。例えばダイヤの指輪を買うとしたら、他の妻にも買うのです。複数の女性とお付き合いするのも、男性の力量が求められます。
ケニアでも最近はキリスト教の影響で妻は一人であるケニア人男性が増えてきました。ですので、時代の流れによっては一夫多妻制が過去の産物になる可能性があります。ですので、若いケニア人女性が恋愛期においても浮気に嫌悪感を抱くようになるのは時間の問題でしょう。
ケニア人の文化
ケニアは日本から遠く離れていますので、我々の文化とは大きく違う文化があります。ケニア人の文化について見ていきましょう。
食事の文化
ケニアの食事は基本的にシンプルであるものが多いです。様々な国があるので一概には言えませんが、多くの国が日本人ほど多くの品目やバランスの良い食事などを意識して作っていないところがあります。
ケニアの食事はでんぷん質が多い食事で、栄養バランスを取るというよりはいかにおなかを一杯にするかに趣が置かれている食事です。主な主食はお米やジャガイモです。お米が主食であることから日本食が口に合うケニア人の方も多いです。
もちろん、おかずもあって鶏肉、牛肉、ヤギの肉等を使った食事もあります。主食や肉ばかりではなくほうれん草、豆、お魚などシンプルながらも様々な食事があります。そのような主食と一緒に野菜シチューなども出されるような食事です。
高原が多い国ですが海岸沖になると、ジャイアント伊勢エビ、カニ、カキなどの多種類の魚介類も食事に加わります。
長閑な国でシンプルな食事のみと思いがちですが、食事に関しても都心部は外食などの文化も徐々に取り入れられています。中華やフレンチ等はもちろんですが、我々にもなじみがある日本食のレストラン等、ケニアでも様々な食事を楽しむことができます。
音楽の文化
アフリカの方というとイコール音楽の文化が思い浮かぶほどに、ケニアの方と音楽は密接な関係があります。テレビを見ていても楽器を手に歌って踊っているアフリカの方を見たことがある人も多いでしょう。民族の伝統的な音楽があるのはもちろんのことですが、最近は海外の文化の影響も受けて豊かな音楽の文化があります。
伝統的な音楽の楽器としては太鼓などもありますが、ルオ族が主に演奏しているニャティティ・リラという伝統的な楽器もあります。日本のJポップがあるように、ケニアにも現代的な人気の歌があります。それはラップ、レゲエ、ヒップホップなど我々日本人も良く知るジャンルの音楽がケニア人の方にも愛されています。
ケニア人の恋愛傾向
我々日本人にも恋愛の傾向があるようにケニアの方にもそのような傾向はあります。では、ケニア人の方の恋愛傾向についていろいろと見ていきましょう。
お金のある男性がモテる
やはり、ここは日本人女性と同じような感じですね。愛はお金では買えないなどと言われますが、お金があれば多くの事は解決しますので、そのお金が多くある人に魅力を感じる女性は多いです。
日本でも共働きがメジャーになった今でも、女性は結婚する男性によって人生が左右されると言われています。ケニアにおいても西洋文化が多く取り入れられたりと近代化の流れがありますが、まだまだ男性によって暮らし向きが変わることはよくあるのですね。
1人の男性に彼女が数人
日本は一夫一妻制ですので、恋人や配偶者が複数人いるとは考えにくいところがあります。ですので、そのような方は例え既婚者でなくても「二股する奴」とか「浮気者」と言われ、ネガティブなイメージを持たれる傾向にあります。
ですが、ケニアでは男性が複数人の恋人を持つ事は不自然なことではありません。ケニアは一夫多妻制ですので、複数人の恋人がいることはさほど問題ではないのです。
一夫多妻制と聞くと女性は批判的に思いがちですし、男性からしたら「それ、いいかも。」と思いますよね。ですが、この一夫多妻制の制度を適用している所にはその国自体の事情があります。
それは、過去に戦争が相次いでいて男性があまりいない状態になった過去があるからです。その為未亡人が巷に溢れてしまったのです。その未亡人たちを救済するために一夫多妻制を採用しているところがあるのです。ですので、妻同士の関係性の維持が大変そうと女性は思いがちですが、正しく女性たちを救済するための制度だったのですね。
一夫多妻制に肯定的な男性も忘れてはならないのは戦争が減った今、余る男性もいることです。多くの男性は自分が多くの妻を娶ることができる立場を仮定して一夫多妻制へのあこがれを募らせますが、残念ながら余る男性になる側になる可能性もあります。
ただ、そんなケニアですがキリスト教の影響もあり、奥さんが一人だけという男性も増えています。
ケニア人の有名人
ケニア人は身体能力が高い人が多く、サッカー選手はもちろんの事、マラソンランナー選手など様々なスポーツ選手がいます。サッカーも走る要素が多いので、ケニア人は走ることが得意な方が多いことが特徴です。
それはなぜかというと、片道10キロの通学をしており、尚且つ早くいくために走る児童が多いから優秀なランナーが出る下地があると言われています。また、少し標高が高い所が多いケニアでは酸素が薄いところもあり、そのようなところで育つと心肺能力が鍛えられます。
気候や環境で優秀なランナーをはじめとしたスポーツ選手が誕生することが納得がいきますね。では、具体的な選手の特徴を見ていきましょう。
マイケル・オルンガ(サッカー選手)
マイケル・オルンガは本名をマイケル・オルンガ・オガダと言います。生年月日は1994年3月26日生まれの24歳です。アッパー・ヒル・スクール時代にナイロビ・カウンティ・リーグに参戦したことからも分かるように、ナイロビの出身です。
2013年にKPLトップ8カップ、2015年にケニアン・スーパーカップ、ケニアン・プレミアリーグ年間最優秀選手賞など様々なタイトルを取得しています。2018年8月に柏レイソルに移籍してからも、初の長崎戦においても初ゴールを決めるなど華々しく活躍しています。
サイラス・ジュイ(マラソンランナー)
サイラス・ジュイは1986年2月11日生まれで、現在32歳のマラソンランナーです。ケニア出身ではありますが、今は日本を拠点に活躍しているマラソンランナー選手なのです。ケニア出身であるのは確かですが、ケニアのどこの出身かについてのデータはありません。
2002年に全国高等学校総合体育大会において3000mSCの記録8分57秒41で優勝したことを皮切りに、2016年にちばアクアラインマラソン(ハーフマラソンの部) においても1時間6分24秒の記録で優勝をしているなど、着実且つ華々しく活躍しています。記録についても5000mを13分22秒76など様々な良い記録を出しています。
ケニアは通学の時に10キロ近く走るからこそ足の速いランナーが出るのかと思いきや、サイラス・ジュイは初めは親御さんにそんなに走らせてもらえなかったと言っています。
こちらは科学的に根拠があり、ランナーとして活躍したいと思うのであれば、小さなころから走りこむことはランナー選手としてやっていくにはそんなに良くないとインタビューで答えています。成長期で体の形成をしている時期に、走りすぎる事はランナーとしての活躍を難しくするのです。
そして彼は日本のマラソンランナーにも毎日走りこむのは良くないとそのインタビューで答えていました。日本人は練習してこそ!と思いがちな特徴がありますが、必ずしもそうとは限らないのですね。
日本人とは性格が異なるケニア人との恋愛を楽しもう!
日本人は几帳面でしっかり者が多いですが、逆に自分を追い込んでしまうところがあります。一見ルーズに見えてしまうケニア人ですが、その大らかさはある意味日本人も見習う事で楽に生きることができるのではないでしょうか。
そんな性格の違いをも楽しみ、素敵な恋愛をしましょう。