血液型別のダイエット！血液型によって食べ物との相性がある？

女性なら1度は考えたことがあるダイエット。メタボリックという言葉が日本で認知されるようになってからは男性もダイエットを考えた事があるはずです。

しかし、ダイエットを自分が決めた目標までやり遂げた人は少ないのではないでしょうか。すぐに効果が実感できずに飽きてしまったり、過酷なダイエットで心が折れたりと途中で諦めてしまう人が多いのもダイエットの特徴です。

しかし、血液型の特性をしっかりと勉強すれば、過酷な運動することなくダイエットが出来るかもしれません。

血液型ダイエットという言葉をご存知でしょうか。血液型ダイエットは元々、食事療法の1つとして1996年にアメリカの自然療法医師であるピーター・Ｊ・ダダモさんが提唱したことが始まりと言われています。

この自然療法医師であるダダモさんによると、かかりやすい病気や、食べた方がいい食事(厳密には食材)、果ては効果の出やすい運動などが血液型によって変わるというのです。

これはアメリカで提唱された時点では血液型ダイエットというものではなく、健康になれるための食事療法という分野で提唱していたのが、どういった理由かは分かりませんが、日本には血液型ダイエットとして伝わったとされています。

現在では、あまり耳にしなくなった血液型ダイエットですが、当時は日本でもアメリカでも話題沸騰となり、テレビなどのワイドショーでも大きく取り上げられ、女性の間で大反響となりました。

女性は年齢を重ねても美しくありたいと願うものです。そして美しくなるためにはダイエットは欠かせないと考える人も多いでしょう。

現在でも次から次へと新しいダイエットの方法はテレビやネットで紹介されています。しかし、どんなに新しいダイエット方法が生み出されても、実際に効果が期待できるかというのは個人の差でしかありません。

それはどんなダイエットであっても同じことが言えます。効果を実感した人が多ければ信ぴょう性は高まりますが自分も効果が出るかどうかは実際に行ってみないと分からないのです。

ここで紹介する血液型ダイエットも同じです。しかし日本やアメリカで話題になり、世間を騒がせる大ブームを巻き起こしたのも事実です。

実際に血液型ダイエットを行って、痩せやすくなったと感じる人もいれば、全く効果が表れなかったとガッカリする人もいるでしょう。

どんなダイエットも、やる前から効果が見える行為ではなく、実際にやってみないと分からない部分が多いということをしっかりと理解しておきましょう。

結論から述べてしまうと、血液型ダイエットに科学的な根拠は一切ありません。これは多くの科学者の見解でもありますし、最近の論文でも否定されています。

そして血液型ダイエットは、あくまで提唱しただけであり論文になっているわけでもありません。これをどういう意味で捉えるかは人それぞれです。

ちなみに「科学的根拠がない」ということの意味をしっかりと理解できていない人もいるかもしれません。簡単に説明すると科学的根拠がないというのは「科学的に研究されていない」ということです。

もしかしたら科学的根拠がないのだから全くのデタラメだと思っている方もいるのではないでしょうか。これは大きな間違いと言えます。

現時点で学術的に研究されていないだけで、この先もしかしたら研究が進んで証明される可能性もあるということを知っておいてください。

しかし、科学的根拠がないということは、全くのデタラメではないが、現時点で信ぴょう性は薄いという事実には変わりありません。

そもそも血液型ダイエットが多くの研究者に否定的に見られてしまうのには理由があります。その理由の多くは専門的な知識や言葉が行き交ってしまうので、ここでは割愛しますが、一般人にも分かりやすく説明できる部分があります。

それは血液型ダイエットの根本として「4種類に分けられる人間の血液型(ABO型)の原型はO型である」というものがあります。しかし遺伝子の塩基配列から「ABO型の原型はA型である」という事実があります。

この理由も否定的に見られてしまう理由の1つでしかありませんが、こういった理由などがあり否定的に考える研究者が多いです。

ここまで血液型ダイエットについて少し否定的な話が多かったかもしれませんが、決して血液型ダイエットの全てが嘘やデタラメというわけではありません。

実際に効果があったという声も確かに実在します。血液型ダイエットは上記でも説明した通り今から約20年近く前に提唱されたものですが、数年前にも、ある国では健康に良いと再評価されたこともあります。

ここではダイエットと相性の良い食べ物を血液型別に一部ですが、紹介します。

相性が良い食材があるということは、相性が悪い食材があるということでもあります。ただ1つ、絶対に間違えてはいけない事があります。

ここで紹介しているのは相性の良い食材に関してもですが、絶対に食べた方が良いというわけではないということです。相性の悪い食材も同じで、絶対に食べてはいけない訳ではありません。

人が生活する上で必ず口にした方が良い食材も相性の悪い食材の中に入っている場合もあるでしょう。あくまでも血液型ダイエットの中で相性が良くないというだけで禁止している訳ではないということを忘れないようにしましょう。

上の表で血液型と相性の良い食材を、それぞれの血液型の特徴を少し交えて説明しましたが、ここではもう少し詳しく血液型別での食事法を説明します。

必ずこの通りに実践しなければいけないということはありませんが、参考にするとダイエットに期待ができるかもしれません。

ただし食材にアレルギーがある人などは気をつけてください。

A型には特に野菜中心の食事を心がけると良いとされています。その理由の1つとしてA型は農耕民族の性質が今もなお強く残っているとされていることから、動物性のタンパク質との相性が抜群に悪いという特徴を持っています。

そのためA型は野菜中心の食事法が最も相性が良く、タンパク質も動物性ではなく植物性を多く取り入れるとダイエットに効果が期待できるとされています。

またA型はダイエットでは1番の天敵とされている炭水化物を消化するために必須である酵素が多くあるとされているので、脂肪として体に残さずにしっかりと分解できます。

特に大豆製品と相性が良く、大豆を使った代表的な食材である豆腐や味噌を多く取り入れることを推奨されています。

ただし動物性たんぱく質と相性が悪いからといって、まったく摂取しないという訳にはいきません。A型が動物性たんぱく質を補うなら魚介類から主に摂取するように意識すると良いとされています。

おすすめの動物性タンパク質が補える食材は魚介類の中でも鮭やタラといった魚が良いそうです。

B型は他の血液型に比べて、相性の良い食事が多い事が特徴の1つです。その理由は遊牧民のDNAを強く引き継いでいるため、食材に対しての免疫力と消化力が他の血液型よりとても強いからです。

遊牧民の性質を強く持っているB型は特に乳製品と相性が良く、ヨーグルトや卵などの食材との相性が抜群とされています。

これらの乳製品を摂取することで、B型は新陳代謝も上がり、痩せやすい体になることもB型の特徴です。

肉類に強いとされているB型ですが、鶏肉と豚肉との相性は悪いとされています。肉類が食べたくなった時は、なるべくB型と相性が良いとされる牛肉かラム肉が特におすすめです。

また貝類も相性が悪いとされているので注意が必要です。ただ魚類との相性は良いので、そこまで食材選びに困るということはありません。

世界的に見ても数が限りなく少ないとされるAB型ですが、上手にA型の特徴とB型の特徴を取り入れていると血液型ダイエットでは言われています。

農耕民族の性質を持つA型と遊牧民族の性質を持つB型の食事法の良いとこを引き継いでいるとも言われています。

A型と相性の良い野菜や殻物の消化能力が良いこともAB型の特徴ですので、基本はA型とB型の食事法に似せるようにすれば問題ないはずです。

ただし相性の悪い部分はB型に強く影響されているそうで、B型と同じように豚肉や鶏肉は相性が悪いとされています。

A型とB型の相性を良くも悪くも受け継いでいるので、臨機応変に対応しなければいけないという注意点はありますが、基本はB型と同じように相性の良い食材の幅が広いので特に気にしなければいけないということはありません。

O型には動物性たんぱく質が多く含まれている食材を中心に取る食事法が特におすすめされています。そもそも血液型ダイエットではO型が最も古い血液型とされており、狩猟民族の性質を強く持っているといわれています。

そのため動物性タンパク質との相性が良く、新鮮な肉や魚介類を多く取り入れるようにしましょう。特に肉に関しては肉を消化する酵素が他の血液型より3倍多いため脂身じゃなく赤身の肉とも相性が良いです。

魚に関してもダイエット中には遠慮したい脂の乗った魚も問題なく摂取できるのがO型の特徴でしょう。

狩猟民族の性質を持っているだけあって殻物や炭水化物のような食材との相性は悪く、特に小麦との相性はとても悪いです。

豆類とも相性が悪く、あまり摂取し過ぎると体調を崩しやすいとも考えられています。コーヒーなどの元が豆な食材もNGなので気を付けておきましょう。

ここでは血液型別にオススメのダイエット運動をお伝えします。日本では血液型によって性格に特徴があると考えられています。

そのためAB型に向いているダイエットがO型にも向いているかというと決してそうではなかったりするものです。

もし、これまでにダイエットを始めても三日坊主で終わってしまう事が多い人は、そもそも自分に合ってないダイエットをしていた可能性もあります。

自分の性格に合ったダイエット法を見極めることが出来れば、これまでの苦労が嘘のようにダイエットに前向きに取り組めるようになるかもしれません。

どんなダイエット法が向いているか、ここを参考にしてみてはいかがでしょうか。

A型の人の特徴は真面目過ぎるが故にストレスを貯めやすいということが挙げられます。そのため激しい運動よりかはダイエットしながら気持ちもリラックスできたりリフレッシュできるような運動がおすすめです。

具体的にはヨガなどのような運動がA型には向いているとされています。ゆっくりした動きで気持ちもリラックスできるのがヨガの魅力でもあります。

他にはウォーキングのような自分のペースで運動できるダイエット方法も向いています。真面目過ぎて体に力が入りやすいA型の人にはゆっくり体を伸ばすことで入り過ぎた力を抜く必要もあります。

B型の人は飽き性の人が多いことでも有名です。そのため1人でコツコツとする運動には不向きとされています。これは1人だとつまらないと感じてしまうからでしょう。

これを解決するには刺激を与えてもらうことが1番手っ取り早いかもしれません。誰かと一緒にすることで刺激をもらい、飽きると脳が感じることなく続けていけるからです。

誰かと一緒ならどんな運動でも大丈夫ですが、野球やフットサルのようなチームスポーツだと同じことの繰り返しにならずに楽しく続けられるでしょう。

AB型は血液型ダイエットと同じで、ダイエット方法もA型とB型の特徴を併せ持っているのがAB型です。そのため交互に違う運動を取り入れるのがAB型には向いているかもしれません。

毎日、運動するのは途中で辛くなってしまうかもしれないので、1週間ごとにゆっくり体を動かす運動と少し激しくても仲間と一緒に出来る運動を交互に繰り返すのがAB型にはおすすめです。

O型はもともと狩猟民族の性質を持っているというのが血液型ダイエットでも言われてきましたが、運動に関しても同じ特徴が表れています。

狩猟民族だけあってO型は激しい運動に向いています。ウォーキングではなくジョギングなどの激しく汗をかく運動がおすすめです。

激しく汗をかけばかく程にO型の人はヤル気になりやすいのも特徴です。

血液型で性格の特徴があるように、血液型で、かかりやすい病気などもあると言われています。血液型と病気についての関連性は色々な国でも研究されている事です。

ここでは少しだけですが血液型によって病気のリスクがどう違うか紹介します。もし少しでも気になるようならしっかりと病院で診てもらうことをおすすめします。

胃がんのリスクが最も高いとされるのがこのA型です。一番低いとされるO型と比べて約1.2倍も高いという研究結果が出ています。

詳しい原因は分かっていませんが、A型は真面目過ぎるために悩み事が多いからだという理由は、日本人なら1度は聞いた事があるのではないでしょうか。

すい臓がんのリスクが一番低いとされるO型と比較して約1.7倍も高いのがB型といわれています。詳しい理由などはまだ分かっていないのが残念ですが、これからの研究結果と医学の進歩を信じるしか今はないようです。

いつか原因がハッキリと分かるようになれば、対策なども可能になるかもしれません。

AB型は脳卒中のリスクが高いとアメリカのバーモント大学によって2014年に発表されています。最も脳卒中のリスクが低い血液型はO型で、比較すると訳1.８倍も高いといわれています。

ここまで全てにおいてリスクが一番低かったO型が気をつけるべき病気は胃潰瘍です。それでも胃潰瘍になるリスクが1番低いA型と比較しても訳1.15倍とそんなに大して変わらない結果になっています。

 

まとめに入る前に少し海外に目を向けてみましょう。日本では血液型占いや、血液型による相性診断など、血液型の話題はポピュラーな部類に入ります。おそらく、ほとんどの人が自分の血液型を把握していることでしょう。

しかし海外に目を向けると、自分の血液型を知らない人がほとんどなのだそうです。そもそも話題として血液型の話が出ることが信じられないという人も多くいます。自分の血液型だけでなく、自分の子供の血液型さえ知らない人もいるようです。

そのため病気やケガで輸血が必要にならない限り一生を通して自分の血液型を知らずに天寿を全うする人もいます。外国人に血液型を聞くだけで、不快感を示す人もいるようなので日本人を相手にする時のように気軽に血液型を聞くのも注意が必要なのかもしれません。

世界中で血液や血液型に関しての研究は進められていますが、まだまだ謎が多いのが事実です。日本では当然のように言われている血液型占いも世界から見れば不思議で仕方ないと言われています。

ここで紹介した血液型ダイエットに関してもいえますが、あまり血液型に拘る必要はありません。日本人が言うような血液型占いが全て真実であれば人の性格は世界で4つしかいなくなります。

血液型に拘って行動するよりも、もっと大事な事が他にきっとあります。あくまでも参考程度と考えて血液型の事を考えると、物事がもっと色々な角度で見えるようになり、今まで知らなかった事実が見えてくるのではないでしょうか。