イギリス人男性・女性の名前の意味や由来!ランキング形式で発表

今回はイギリス人男性・女性の名前の意味や由来をランキング形式で紹介します。イギリス人名前というと、イギリス名前の誰を思い出すでしょうか。イギリス名前というと俳優の名前を思い浮かべるかもしれません。イギリス人名前には、どんな意味や由来があるのでしょうか。

イギリス人男性・女性の名前の意味や由来!ランキング形式で発表のイメージ

目次

  1. 1イギリスではどんな名前が多いの?
  2. 2イギリス人の名前の特徴
  3. 3イギリスでの名前の付け方
  4. 4イギリス人男性に多い名前ランキングTOP5
  5. 5イギリス人女性に多い名前ランキングTOP5
  6. 6その他イギリス人男性に多い名前一覧
  7. 7その他イギリス人女性に多い名前一覧
  8. 8イギリスで多い名字と名字にまつわる意味
  9. 9イギリス貴族の名前と意味
  10. 10イギリス人男性・女性の名前は興味深い!

イギリスではどんな名前が多いの?

あなたは海外旅行や海外の映画はよく観るほうでしょうか。海外の人の名前は、英語で表記されていることが多くて、どんな名前が多いのかよくわからないということはないでしょうか。

日本では名前を考えるときに、音と一緒に漢字の意味を考えて子供に名付けたりするものです。イギリスでもそんな風に意味や由来を考えながら名前はつけるものなのでしょうか。

今回はイギリス人男性・女性の名前の意味や由来を、ランキング形式で紹介させていただきます。あなたの知っているあの人の名前もはいっているかもしれません。

イギリス人の名前の特徴

イギリス人の名前の特徴をみていきましょう。イギリス人の男性やイギリス人の女性の名前には、どんな特徴があるのでしょうか。

日本の男性や女性の名前とは少し違う、イギリス人の名前の特徴についてまとめていきましょう。

階級社会の影響がある

日本に昔、士農工商という階級制度があったように、イギリスにも以前は階級制度がありました。現在ではその階級制度は廃止されていますが、イギリスでは日本よりもその階級制度が残っている状態であるのが現状のようです。

イギリスにあった階級は、上層階級と中流階級、労働者階級と下層階級の4つになります。この階級によって、名付けられる名前が変わっていたという由来もあるようです。

そのため苗字や名前を見ただけで、「この人は中流階級の人か」というのがわかってしまうということがあるのだそうです。

キリスト教の影響もある

イギリス人のおよそ70%の人はキリスト教徒なのだそうです。キリスト教はイギリスの中で、英国国教会、カトリック、長老派、メソジストといわゆる宗派に分かれている状態です。それほどイギリスの人の生活に密着している宗教であるということができるでしょう。

そんなキリスト教の影響を受けた名前も、いくつかあるようです。聖書に出てくる名前が由来になっているものや、聖書にでてくる言葉が由来とされている名前もあるようです。

イギリスでの名前の付け方

それではイギリスではどんな風に名前を付けることが多いのかをみていきましょう。

イギリスでの名前をみていく前に、イギリス人の名前がどういう風になっているのかを紹介します。

日本人であれば「苗字 名前」というスタイルになります。「山田 太郎」というようなイメージです。

イギリス人の名前を考えるときには、「ファーストネーム ミドルネーム ラストネーム」の3つがあるというのが特徴になります。英語圏の人の名前は、大抵がこの作りになっています。

ファーストネームというのが名前です。先ほどの例でいうと「太郎」にあたるところです。そしてラストネームが苗字になります。先ほどの例だと「山田」にあたる部分です。

真ん中にあるミドルネームは、愛称となることが多い名前になります。1つだけとはかぎらず、ミドルネームが3つも4つもあるという人もいます。

例えば映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で主人公を演じているエディ・レッドマイネさんの本名は「エドワード・ジョン・デイヴィッド・レッドマイネ 」です。

名前は「エドワード」で苗字が「レッドマイネ 」になります。その間の「ジョン」と「デイヴィッド」はミドルネームということになります。

ファーストネームの意味と付け方

イギリス人のファーストネームは、先ほども紹介した通り、日本でいうところの男性や女性の名前になります。

後程、イギリス人のファーストネームで人気のある名前をランキング形式で紹介させていただきますが、聖書などに由来している名前が多いという特徴があります。

例えばアレクサンダーというのは、人民の守護者というような意味があるようです。

ミドルネームの意味と付け方

ミドルネームは、名前でも苗字でもない部分になります。愛称として使われることが多い名前になります。

付け方としては、家族のルールで決まっている場合が多いようです。例えば、祖父母がミドルネームは考えるとか、キリスト教の洗礼名にするという場合もあるようです。

イギリスの貴族階級になると、長いミドルネームをつけることもありますが、通常は2つ程度ミドルネームをつけるのだそうです。

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イギリス人男性に多い名前ランキングTOP5

それではイギリス人に多い名前をランキング形式でみていきましょう。イギリス人の男性に多くみられる名前には、どんな名前があるのでしょうか。ランキングで見える、人気の名前も確認をしてみましょう。

第5位.George(ジョージ)

イギリス人男性に多い名前ランキング第5位になったのが、ジョージです。ジョージという名前も、キリスト教に由来がある名前になります。

キリスト教で聖人と言われている聖ゲオルギオス(Georgios)に由来しています。ゲオルギオスはドラゴンを退治したという伝説も持っています。

キリスト教の聖人であるだけではなく、強い男性というイメージも、イギリス人の男性に多い名前のランキングに上がっている理由なのかもしれません。

第4位.Jack(ジャック)

イギリス人男性に多い名前ランキング第4位はジャックです。日本人にもなじみが深い名前の1つではないでしょうか。ジャックもキリスト教に由来がある名前です。

ジャックは、新約聖書に登場するヤコブ(Jacob)が由来とされています。ヤコブというのは、ヨハネの兄弟になるそうです。

またヤコブというのは、旧約聖書にも登場するユダヤ人の祖とも言われることがあるようです。

第3位.Noah(ノア)

イギリス人男性に多い名前ランキング第3位はノアです。ノアも、なんとなく聞いたことがある名前だと感じる人が多いでしょう。ノアももちろん、キリスト教に由来している名前になります。

有名なのが、聖書に出てくる「ノアの箱船」ではないでしょうか。神様が地上をリセットしようとしたとき、選ばれた人間がノアだったというお話です。聖書の中では、人類の祖とも考えられている人です。

第2位.Oliver(オリヴァー)

イギリス人男性に多い名前ランキング第2位になったのが、オリヴァーです。日本人にはあまりなじみがないような気がしますが、この名前もキリスト教に由来している名前なのです。

オリヴァーというとピンときませんが、Olive(オリーブ)は知っている人が多いでしょう。オリーブというのはラテン語になりますが、ヨーロッパではOliverと表記をされることもあるそうです。

オリーブは神聖な植物と言われています。平和を象徴している植物としても有名です。

第1位.Harry(ハリー)

イギリス人男性に多い名前ランキング第1位になったのが、ハリーです。ハリーと言えば、日本では映画「ハリーポッター」が有名ですが、日本と同じようにイギリスでも人気の作品なのです。

またイギリス王室のヘンリー王子が非公式の場では「ハリー王子」と呼ばれていることも、ランキングの上位にくる原因になっているのではないかと言われています。

ハリーという名前は、ハルロイド(Harold)の短縮形や愛称が由来ではないかと言われているようです。

イギリス人女性に多い名前ランキングTOP5

イギリス人の男性に多い名前をみてきたので、次はイギリス人の女性に多い名前のランキングをみていきましょう。

イギリス人の女性の名前にも、キリスト教に由来しているものがありますが、ランキングをみると、少しイギリス人の男性とは違う傾向がみられるようです。

第5位.Ava(アヴァ)

イギリス人女性に多い名前ランキング第5位は、アヴァという名前です。日本人には、少し呼びにくい名前に感じるかもしれません。

アヴァというのは、新約聖書でも書かれている「アダムとイヴ」が由来になっています。アダムとイヴという名前で有名ですが、イヴは「エヴァ」や「エバ」と言われることもあるようです。

エヴァがアヴァの由来ではないかと言われています。昔からイギリス人の女性にはつけられることが多い名前の1つです。

第4位.Emily(エミリー)

イギリス人女性に多い名前ランキング第4位は、エミリーです。エミリーは、ラテン語の「Amelia」が由来で、勤勉という意味や努力という意味があります。

イギリス人の名前には、ラテン語が由来となっている名前もたくさんありますが、これもキリスト教と関係しています。ラテン語が広まったのは、キリスト教の中のカトリック教会が広めた言葉だからです。

エミリーという名前は、キリスト教徒の多いイギリス人の間では、馴染みが深い名前の1つになるのです。

第3位Isla(イスラ)

イギリス人女性に多い名前ランキング第3位はイスラです。イズラやアイラと呼ばれることもあるようです。

イスラはイギリス人の名前の中でも新しく最近人気となってきた名前になるようです。どちらかというと古風な名前を好むイギリス人には、珍しい傾向がある名前となるかもしれません。

由来はよくわからないようですが、イギリス人の名前のトレンドが、名前の最後に「A」がつくことなのだそうです。「A」が付く名前であるというのも、イギリス人の女性の名前で人気が出た理由ではないかと言われています。

第2位.Lily(リリー)

イギリス人女性に多い名前ランキング第2位はリリーです。なんとなく日本でも聞いたことがある名前です。リリーは、お花の「ユリ(lily)」が由来になっています。

イギリス人の女性の名前には、花の名前が使われることが多いと言われています。ユリには、純潔を象徴する意味があるのでイギリス人の女性の名前には好んで名付けられることが多いのだそうです。

第1位.Olivia(オリヴィア)

イギリス人女性に多い名前ランキング第1位はオリヴィアです。日本でも「オリビアを聴きながら」という歌があるように、馴染みがある名前になっています。この曲の中にでてくるオリビアは、オリビア・ニュートン・ジョンという歌手です。

オリヴィアはイギリス人男性に多い名前ランキング第2位、オリヴァーの女性版の名前になります。オリーブが由来の名前なのです。

オリヴィアという名前が最初に登場したのは、シェイクスピアの「十二夜」なのだそうです。

その他イギリス人男性に多い名前一覧

イギリス人の名前  読み方 名前の意味・由来
ア行
Oscar オスカー アイルランドの言葉が語源で「神の槍」という意味の言葉です。
William ウィリアム 意志という意味があるウィルというドイツ語が語源です。
Alfie アルフィー 古くから使われている一般的な名前でう。
サ行
Joshua ジョシュア 旧約聖書に登場する名前が由来になっています。
Joseph ジョゼフ 代表的な短縮形はジョー、ジョーイと言われる、一般的な名前です。
Samuel サミュエル ユダヤの指導者サムエルに由来した、西洋の男性の一般的な名前です。
タ行
Charlie チャーリー 自由という意味の言葉で、「チャールズ」の愛称で男性女性ともに人気です。
Thomas トーマス 双子という意味がある言葉で、ギリシャ神話に由来しています。
Daniel ダニエル キリスト教が由来になっていて「神は私の裁判官である」という意味もある言葉です。
ハ行
Henry ヘンリー 英語圏の男性の名前としては一般的な名前です。
Freddie フレディー アルフレッドやフレデリックを短縮した愛称でも知られる、一般的な名前です。
Harrison ハリソン ケルト系に多い名前で、黄金の力という意味がある名前です。
マ行
Max マックス 最大値を意味する言葉で、ヨーロッパ圏でよく使われる名前の1つです。
Mason メイソン 苗字に使われることが多い、石工を意味する言葉です。メーソンと呼ばれることもあります。
ラ行
Leo レオ ライオンという意味がある言葉で、キリスト教にも由来がある名前です。
Logan ローガン 由来はわかりませんが、カナダの最高峰の山にローガン山があります。
Lucas ルーカス 聖人ルカにより広まった名前だと言われています。

イギリス人男性に多い名前ランキング以外には、どんな名前がイギリス人の男性に使われているのか使われている名前と、名前の意味を簡単に紹介させていただきました。やはりキリスト教に関連するものが多いようです。

その他イギリス人女性に多い名前一覧

イギリス人の名前  読み方 名前の意味・由来
ア行
Ella エラ 光や美しい妖精という意味を持つ名前です。
Alice アリス 英語圏の女性の一般的な名前の1つです。
Isabelle イザベル フランス語圏やポルトガル語圏では一般的な名前です。
カ行
Grace グレース 女神グラティアという、ローマ神話に出てくる女神に由来しています。
Chloe
ロエ
ヨーロッパ系の女性の一般的な名前です。
サ行
Sophia ソフィア 知恵という意味がある名前です。
Charlotte シャーロット チャールズを女性版にしたのが、シャーロットです。
Jessica ジェシカ ジェシーというニックネームでも人気の名前で、意味は「神がご覧になっている」です。
タ行
Daisy デイジー 由来はわかりませんが、マーガレットなどの花の名前です。
ハ行
Poppy ポピー ポピーの花の名前で、起源はラテン語になります。
Florence フローレンス ラテン語の女性名フロレンティアが英語名になったものです。
マ行
Mia ミア 「マリア」を短くしたもので、「私のもの」という意味があります。
Matilda マチルダ ヨーロッパ系の女性の一般的な名前です。
Millie ミリー 粘り強いという意味がある言葉で、神父の使いという意味もあるようです。
ラ行
Ruby ルビー 宝石のルビーが由来のようです。ダヤモンドに次ぐ宝石として扱われていました。
Rosie ロージー バラ色のという意味がある言葉です。
Lucy ルーシー 英語圏の女性の一般的な名前です。ルシルやルシンダという愛称で人気です。

男性と同じように、イギリス人の女性に多い名前もみていきました。聞いたことがある名前もあったかもしれません。女性の名前では、キリスト教関連のほかに、花や宝石の名前も使われることが多いようです。

イギリスで多い名字と名字にまつわる意味

ここまでイギリス人のファーストネームをみてきましたが、苗字にあたるラストネームにはどんなものが多くあるのでしょうか。イギリス人の苗字についても少しみていきましょう。

1.Smith(スミス)

イギリス人で多い苗字になるのが、スミスです。スミスというのは、~師というような意味があります。

例えば鍛冶師であれば「blacksmith(ブラァクスミス)」になります。職人さんを示すことが多いので、階級としては労働者階級に多くみられた苗字になるようです。

2.Jones(ジョーンズ)

ジョーンズもイギリス人には多い苗字になります。このジョーンズという苗字は、昔からある苗字です。いつの時代かはわかりませんが、もともとは「ジョーンさんの一族」というような意味でジョーンズと呼ばれていたものが、苗字になったと言われています。

ことわざに「Keeping up with the Jhones」というものがあります。これは近所の人に負けないように見栄を張っているという意味になりますが、ジョーンズが近所と訳されてしまうほど、ジョーンズというのは一般的な苗字といえるでしょう。

 

3.Taylor(テイラー)

テイラーというのもイギリス人には多い苗字です。テイラーというのは、日本でも馴染みがある言葉です。紳士服の仕立て屋さんのことを、テイラーと読んだりはしないでしょうか。

まさに洋服の仕立て屋である、Taylorが苗字の由来となっています。イギリス紳士は、スーツを仕立てることが多く、洋服の仕立て屋さんは多かったのです。

4.Williams(ウィリアムズ)

ウィリアムズもジョーンズと同じように、「ウィリアムさんの一族」が苗字になったと言われているものです。~ズという苗字は、もしかしたら~さんの一族が由来なのかもしれません。

ウイリアムはもともとドイツ圏の言葉になるそうです。ウィリアムズの家系をたどれば、ドイツからイギリスに来た人だったのかもしれません。

5.Brown(ブラウン)

イギリス人に多い苗字には、ブラウンという苗字もあります。この苗字はとてもシンプルなことが由来です。

ブラウンの髪の毛をしていた、ブラウンの目をしていたということが由来になっているそうです。イギリス人の人の髪の毛は、ブラウンに近いカラーだったのかもしれません。見た目が苗字になるということもあるようです。

イギリス貴族の名前と意味

イギリスといえば、イギリスの貴族を思い浮かべる人もいるでしょう。イギリスでは階級はなくなったものの、今でも爵位は存在します。

ざっくり説明すると、女王(王)の次に公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵という爵位が続いていきます。今のイギリスは、エリザベス女王がトップになります。エリザベス女王の長男になるチャールズ皇太子は公爵の位となっています。

それでは、もう少し掘り下げてイギリス貴族をみていきましょう。

エリザベス女王

イギリスの君主となるのが、エリザベス女王です。エリザベス女王と言われていますが、本名はエリザベス・アレクサンドラ・メアリーになります。女王にはラストネームが存在しません。

チャールズ皇太子

エリザベス女王の長男がチャールズ皇太子になります。本名はチャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージです。チャールズ皇太子にも、ラストネームが存在しません。

ウィリアム王子

2018年に第2王子が誕生したことでも話題になった、ウィリアム王子もチャールズ皇太子とどうように、公爵の位になります。ウィリアム・アーサー・フィリップ・ルイです。

苗字はマウントバッテン=ウィンザーだと言われていますが、皇族であるため通常は表記されないのだそうです。

イギリス人男性・女性の名前は興味深い!

今回はイギリス人男性・女性の名前の意味や由来をランキング形式で紹介させていただきました。キリスト教と縁が深いイギリス人の名前は、とても興味深い由来があるものが多くありました。皇族は苗字を公表しないというのも、興味深いところがあります。

旅行に行ったり海外の映画やドラマを観たときには、色々な国の名前をみて、歴史を感じてみるのも楽しいかもしれません。

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