2018年12月09日公開
2018年12月09日更新
距離が近い男性心理!パーソナルスペースが近い人って?
距離が近い男性に戸惑いや怖さを感じたことがある女性は、意外と多いのではないでしょうか?しかし、不意に距離を詰めてきた男性に、ときめいたことがある女性もいるでしょう。そこで、今回は距離が近い男性の心理や対処法について、詳しく紹介していきたいと思います。
目次
距離が近い人に対してドキドキする?それとも嫌?
パーソナルスペースが狭く、いつも話す時の距離が近い男性にストレスを感じている女性もいるでしょう。しかし、距離が近い男性に恋愛感情を抱いていると、ドキドキするという女性もいると思います。
そこで、今回はパーソナルスペースが狭く、人との距離が近い男性の心理や対処法を詳しく紹介していきたいと思います。距離が近い男性の心理に興味がある人や、距離が近い男性に困っている女性は、ぜひしっかり確認してみてください。
「パーソナルスペース」とは?
パーソナルスペースとは、他人に踏み込まれると不快に感じる自分を中心にした空間のことを指します。人間が狩猟生活をしていたころの名残とされており、所謂自分の縄張りと感じる空間ともされています。
そのパーソナルスペースは一般的に男性の方が女性より広いと考えられているのです。男性のパーソナルスペースには、横よりも前後に広いという特徴があります。
しかし、パーソナルスペースの広さには個人差があるので、男性の中にもパーソナルスペースが狭い人はいるのです。ちなみに、女性のパーソナルスペースは円形であることが多いとされています。
密接距離とは?
パーソナルスペースの広さは相手との関係性によっても変動します。例えば恋人との接触では、パーソナルスペースはとても狭くなる傾向が強いのです。
自分から45cmまでの距離は、ハグが可能な「密接距離」と呼ばれています。この密接距離まで接近されても不快に感じないのは、恋人のような特に親しい関係の人のみとされているのです。
そのため、恋人でない人にこの密接距離近くまで接近されると、人間は不快感を感じやすくなります。距離が近いことをよく指摘される人は、この密接距離に接近しないように注意しながら他人と接してみてください。
個体距離とは?
自分から45cm~120cmの距離は、「個体距離」と呼ばれています。互いに腕を伸ばせば手をつなげる距離で、友達関係の相手であれば踏み込まれても不快に感じない距離とされているのです。
友達との絆を深めたいときは、ぜひ個体距離を意識して友達との距離を縮めてみてください。
社会距離とは?
自分から120cm~350cmまでの距離は、「社会距離」と呼ばれます。仕事上付き合いのある人やあまり親しくない知人ならば、踏み込まれても問題無い距離とされているのです。
目上の人に対して何か相談したり報告したりするときは、相手の社会距離を意識すると相手に好印象を残しやすくなるでしょう。
公共距離とは?
自分から350cm以上の距離は、「公共距離」と呼びます。公共距離は個人対個人の会話のときではなく、大勢の人に対してスピーチを行うときに相応しい距離とされているのです。そのため、「公共距離」という呼び名になりました。
距離が近い男性の心理とは?
パーソナルスペースが狭く、周囲の人に距離が近いと困惑されがちな男性の心理は、どのようなものなのでしょうか?以下では、他人との距離が近い男性の心理について、詳しく取り上げていきたいと思います。
気になる女性に異性として意識して欲しい
気になる女性に自分を異性として意識して欲しいという心理から、あえて気になる女性のパーソナルスペースに踏み込む男性も多いのです。パーソナルスペースに踏み込んできた相手には、親近感を覚えやすくなります。
そのため、このような男性は自分に親近感をもってもらうために、相手の女性との距離を詰めようとするのです。しかし、相手の女性に脈が無い場合は、ただ不快だと思われてしまう可能性もあるでしょう。
好きな女性に無意識に近づきたいと思う
男性は好きな女性がそばにいると、本能的にもっと近づきたいと感じます。そのため、無意識に好きな女性との距離が近くなる男性もいるのです。
誰とでも距離が近いわけではなく自分との距離だけが近い場合、相手の男性はこのような心理状態である可能性が高いでしょう。
社交的で無意識に距離を詰めてしまう
誰に対しても接するときの距離が近い男性の中には、自分の社交性に自信がある男性も多いのです。そのため、相手と親密な関係になろうとして、無意識に距離を詰める心理状態であることも多いでしょう。
優秀な営業マンやもともと話し好きな男性などに、このような心理から距離が近い男性は特に多いとされています。このような男性は何となく他人との距離を詰めることが多いのです。
そのため、このような男性との距離が近い場合は、あまり気にしなくてもよいでしょう。
さりげない行為で気になる女性に注目されたい
さりげない行為で好きな女性に注目されたいという心理から、距離が近い男性も多いのです。このような男性の多くは、好きな女性にストレートに自分の希望を伝えることが苦手なので、距離を詰めるというさりげない方法で相手に注目してもらおうとします。
自分の恋心を悟られることも避けようとするので、あえて好きな女性の前で他の女性との距離も詰めることもあるでしょう。
相手の女性とスキンシップを取りたい
相手ともっとスキンシップをとりたいという心理から、距離が近い男性もいます。本気で告白を考えるほど好きな女性に対して、触れたいという気持ちが強くなった男性は、このような心理で相手との距離を詰めることが多いでしょう。
しかし、単に性欲の高まりから女性とスキンシップを取ろうと、女性との距離が近い男性もいます。このような男性は、女性から嫌がられることが多いでしょう。
相手の女性に脈があるか確認している
距離が近い男性の心理には、わざと距離を詰めて相手の反応から本心を探ろうとする心理も挙げられます。相手との距離をいきなり詰めると、不意をつかれた相手は思わず正直な反応をしてしまうでしょう。
そのため、気になる女性の本心を探るために、あえて相手の女性との距離を詰める男性は意外と多いのです。
距離が近いのは好意の証拠なの?
相手との距離が近いということは、自分も相手が近くにいても不快にならないということですから、相手に好意がある場合が多いでしょう。
しかし、子供のころからずっと他人との距離が近い人は、単にパーソナルスペースの狭さから特別な意図無く、距離が近いこともあります。
そのため、自分との距離が近い人は全員必ず自分に好意があるとは言えないでしょう。しかし、いつも自分に対してだけ距離が近い人は、自分に特別な感情を向けている可能性が高いと思われます。
離れて!距離が近い男性への上手な対処法
他人との距離が近い人の中には、他人のパーソナルスペースを侵害している自覚がない人もたくさんいます。そのため、こちらか不快なサインを出していても一向に気付かず、ずっと距離が近いままの男性もいるでしょう。
そのような男性には、どのように対処したらよいのでしょうか?以下では、その対処法についていくつか紹介していきたいと思います。
何も反応を返さない
距離が近い男性の中には、相手が嫌がる反応を好意的な反応だと勘違いしてしまっている人もいます。そのため、距離が近いことで不快でも、あえて無反応でいることが有効な対処法になるのです。
何も反応を返さないことで、興味が無いことを相手に伝えることができます。相手の女性に脈が無いことを悟った男性は、無理に距離を詰めてこなくなるでしょう。
自分から距離をとる
パーソナルスペースを侵害してくる男性に、かなりストレスを感じている場合は、自分が男性から離れてパーソナルスペースを確保してみましょう。
相手の男性が距離を詰めてきたと思ったら、素早く一歩だけでも相手から離れることで、パーソナルスペースをある程度守れます。また、相手にも近づかないで欲しいという気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
どうしても距離を取ることが難しい場合は、持ち物を相手と自分の間に置いて、境界線をはっきりさせることをおすすめします。境界線がはっきりしていることで、相手は自分に近づきにくくなりますし、自分も安心しやすくなるでしょう。
はっきり距離が近すぎることを警告する
どんな対処をしても距離が近いままの男性には、はっきり距離が近すぎることを伝えることをおすすめします。
昔から他人との距離が近い人は、無意識に人との距離を詰めすぎていることがよくあるのです。さらに、相手への恋心で舞い上がっていて、相手との距離を詰めすぎている自分を客観視できていないこともあります。
そのため、はっきり相手に距離が近すぎると警告することが、有効な対処法になるのです。ちなみに、いつもより高めの声で冗談のように言うことで、相手を傷つけずに伝えることができるでしょう。
周囲の人に相談する
距離が近い男性が目上の人である場合は、あからさまに不快だという態度を取ったり、警告したりしにくいことが多いでしょう。そのような場合は、同僚や友達に自分がその人との距離で悩んでいることを伝えてみることをおすすめします。
第三者から相手に距離が近いことが伝われば、相手は自分の距離感を冷静に客観視しやすくなるでしょう。
距離が遠すぎる人の特徴
距離が近い人の心理や対処法を確認した後は、逆に距離が遠すぎる人の特徴を確認しておきましょう。距離が遠すぎる人と心の距離を縮めることは、難しいと思われがちです。
しかし、特徴をしっかり把握して誠実に接することで、心の距離を縮めやすくなるでしょう。距離が遠すぎる人と関係性を深めたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
強引に距離を縮めようとしない
距離が遠すぎる人は傷つきやすいので、穏やかな人を好む傾向が強いとされています。そのため、距離を縮めようと焦って、相手に強引な態度を見せるのは避けましょう。
距離が遠すぎる人は一度自分と合わないと思った相手には、より心を固く閉ざしてしまいます。そうなってしまうとより心の距離は縮まりにくくなってしまうでしょう。
そのため、距離が都すぎる人には、ゆっくり関係性を深めるような態度で接するように注意してください。
自分のことを積極的に伝える
距離が遠すぎる人は警戒心が強いという特徴もあります。そのため、距離が遠すぎる人と仲を深めるには、最初に自分のことを積極的に伝えて相手に信用してもらうことが重要になるのです。
人間は自分のことを積極的に教えてくれる相手には、信頼できると感じやすくなる傾向にあります。さらに、距離が遠すぎる人は警戒心が強い一方で、一度信用できると判断した相手には大きな信頼を寄せやすいのです。
そのため、距離が遠い人のことを深く知りたいときは、まず最初に自分から自分に関する情報を相手に伝えるようにしてみましょう。
自分から遊びや外食に誘う
距離が遠すぎる人は、人間関係においてかなり受動的であることも多いのです。そのため、ある程度仲が深まったら、積極的に外食や遊びに誘うとより相手との関係性を深めることができるでしょう。
しかし、基本的に距離が遠すぎる人は繊細なので、頻繁に誘いすぎると精神的に疲れさせてしまうこともあります。そのため、遊びや外食に誘うときは相手の様子を伺って、元気かどうか確認するようにしましょう。
距離の近さの感じ方には個人差がある
自分では距離が近い人と思っていても、他人はその人のことを普通の距離感の人と思っていることもあります。パーソナルスペースの広さには個人差があるため、距離が近いという感覚にも個人差があるのです。
そこで、以下では他人との距離が近くなる原因や距離が近いと感じる原因を見ていきたいと思います。
パーソナルスペースに影響する子供の頃の対人関係
パーソナルスペースの広さは、子供の頃の母親との関係や思春期の友達や異性との関係に強く影響を受けるとされています。
小さい頃母親と関わりが薄ければ薄いほど、パーソナルスペースは広くなる傾向にあるようです。さらに、思春期に友達や異性との関係で悩むことが多かった人も、パーソナルスペースが広くなりやすいとされています。
つまり、もともと他人との距離が近い人の中には、幼少期の母親との関係が濃く、思春期に人間関係で悩むことが少なかった人が多いのかもしれません。
他人との距離の悩みの原因になる自分の内面と印象のギャップ
距離が近い人に出会うことが多く、ストレスを感じやすい人もいるでしょう。その原因は、自分の印象と内面に大きなギャップがあることかもしれません。
人間は親しみやすそうな雰囲気の人や穏やかそうな雰囲気の人には、距離を詰めて接したくなる傾向にあります。生まれつき他人との距離が近い人は、特にこの傾向が強いようです。
そのため、大らかそうな印象を持たれやすいけれど細かいことが気になる繊細な性格の人は、そのギャップから距離が近い人に悩むことが多いでしょう。
パーソナルスペースや相手との関係性を意識して距離を縮めよう
今回はパーソナルスペースが狭く、他人との距離が近い人の心理や対処法について確認しました。距離が近いということは、それだけ相手のことを信頼しているということでしょう。
しかし、相手との関係によって不快に感じる距離は変化するので、相手との関係を考慮して距離を詰めることが大切になります。相手との距離を詰めたいときは、ぜひ今回紹介したパーソナルスペースや距離の種類を意識しましょう。
また、距離が近い男性に悩んでいる女性は、ぜひ今回取り上げた対処法を試してみてください。