もう頑張りたくない!頑張りたくないときの対処法とは?
皆さんはこれまでに頑張りたくないと思ったことはあるでしょうか?頑張りたくないという気持ちは「甘え」と言われてしまうことが多いですが、頑張りたくないという気持ちの対処に困っている人は多いでしょう。そこで、今回は頑張りたくないときの対処法を紹介していきましょう。
目次
もう頑張りたくない!疲れた…と思うときはどうしたらいい?
仕事や学業、育児などに頑張り続けていると、ふともう頑張りたくないという気持ちが沸き上がってくることもあるでしょう。
多くの人が経験していることですが、周囲の人にその気持ちを理解してくれる人がいないと、「甘え」や「怠けてる」と言われてしまいがちです。また、もう頑張りたくないと思ってしまう自分を、自分で責めてしまうこともあるでしょう。
しかし、頑張りたくないという気持ちを押し殺して頑張り続けていると、うつ病になってしまうこともあります。
そのため、もう頑張りたくないと思ったときの対処法を知りたいと思っている人は多いでしょう。そこで、今回はもう頑張りたくないと思うときの対処法を、詳しく取り上げていきたいと思います。
頑張りたくないと思うのはどんなとき?
頑張りたくないと思うときとは、どんなときなのでしょうか?以下では、もう頑張りたくないという気持ちが起こりがちな場面を、4つ紹介していきたいと思います。自分が頑張りたくないと思うときと、ぜひ照らし合わせてみてください。
仕事や勉強で忙しいとき
やらなければならない勉強や仕事があって、長期間休みを取らずに忙しくしていると、疲労と栄養不足で心身の限界が訪れることもあります。そのようなときは、もう頑張りたくないという気持ちが特に起こりやすいでしょう。
このような場面では、暴走している列車を止める緊急ブレーキのように、もう頑張りたくないという気持ちが急に沸き上がります。このようなときは頑張りたくないという気持ちを受け入れて、限界を迎えている体と心を休めるようにしましょう。
ショックなことが起きたとき
人生では大きなショックを受けることもあります。例えば、大切な人が急になくなってしまったり、ずっと人生の目標だったものがなくなってしまったりということです。そのようなことに直面すると、無気力になってもう頑張りたくないと思うことがよくあります。
このような場合は、頑張りたくないという気持ちと共に自殺願望も生まれてしまうこともあるので、慎重に対処する必要があります。
合わないと思う仕事を続けているとき
自分に合わないと感じる仕事をし続けているときも、もう頑張りたくないという気持ちが起こりやすいでしょう。
合わない仕事を我慢してやり続けていると、無自覚に精神的ストレスが溜まっていってしまうのです。その結果、もう頑張りたくないという気持ちが急に沸き上がってしまいます。
このような場合は、自分の得手不得手をしっかり考えて、転職を検討してみるとよいでしょう。
就職活動が上手くいかないとき
就職活動中になかなか内定が取れないときに、頑張りたくないと思ってしまう人も多いでしょう。就職活動中に面接や試験を失敗し続けてしまうと、だんだん自信が無くなっていってしまいます。
その結果、就職活動自体に大きなストレスを感じるようになり、頑張りたくないと思ってしまうのです。
もう頑張りたくないと思う人の心理
頑張りたくないという気持ちになったことがない人は、頑張りたくないと思う人の心理が気になるでしょう。そこで、以下では頑張りたくないと思う人の心理について見ていきたいと思います。
今まさにもう頑張りたくないと思っている人は、自分の心理状態が以下の心理に当てはまるか確認してみてください。
初めての大きな挫折がショック
自分の努力が初めて報われなかったという大きなショックから、今までの努力全てが無駄だったのではと感じる心理状態になることがあります。その結果、頑張りたくないと思ってしまうのです。
ずっと努力で人生の苦難を切り抜けてきた人は、1回の挫折で特にこのような辛い心理状態に陥りやすい傾向にあります。
燃え尽きたように急にやる気がなくなってしまう
ずっと目標に向かって努力してきた人が、目標達成と同時にもう頑張りたくないという気持ちになることは意外とよくあるのです。ずっと頑張り続けてきた人が、目標達成と同時に急に無気力になることを「燃え尽き症候群」と呼びます。
目標に向かって努力することが、もはや生きがいにまでなっていた場合、目標達成と同時に生きがいも無くなったような空虚な心理状態になりがちなのです。このような心理に陥ると無気力になり、頑張りたくないという気持ちが起きがちとされています。
面倒なことを避けたい
ずっと面倒なことを避け続けて、「面倒くさい」という言葉が口癖にようになってしまうと、本当に何もかもが面倒だと感じるようになってしまいがちです。
その結果、無気力な状態が長く続くようになってしまいます。そして、頑張らなくてはならないことに直面したときに、この状況から逃げたいという心理が働き、頑張りたくないという気持ちが出てしまうのです。
失敗を過度に恐れる
失敗を恐れる心理状態から、もう頑張りたくないという気持ちが生まれることもあります。特に今まで失敗してこなかった人は、就職活動や仕事などで失敗を繰り返すと、失敗を過度に恐れる心理に陥りやすいでしょう。
失敗を恐れるあまり仕事や就職活動などで大きなストレスを溜めて、頑張らずに何もかも投げ出したい気持ちになってしまうのです。
もう頑張りたくないと思ってしまう人の特徴
もう頑張りたくないと思う人には、どのような特徴があるのでしょうか?以下では、頑張りたくないと思う人の特徴を、3つ紹介していきたいと思います。よく頑張りたくないと思う人は、自分の特徴と照らし合わせてみてください。
子供の頃からずっと努力家
もう頑張りたくないと思う人の特徴には、子供の頃からずっと努力し続けてきたということが挙げられます。
特に厳しい両親の元で育ってきた人の中には、子供の頃からしっかり者で、勉強や部活も頑張っていたという人が多いでしょう。
そのような人は、自分に厳しいので適度に休んだり遊んだりすることが苦手な傾向にあります。そのため、溜め込み続けたストレスが、大きなストレスがかかる場面で爆発し、もう頑張りたくないと強く思ってしまうことがよくあるのです。
他人との衝突を避けるために人の期待に応え続ける
他人の気持ちを察する力が強く、つい他人が期待するような行動をとってしまうことも、もう頑張りたくないと思う人の特徴の1つです。
他人との衝突を避けるために多少の妥協をすることは、社会生活を送っていく上で重要なことでしょう。しかし、衝突を避けるために周囲の人の期待通りの行動をし続けていると、自分らしさを見失っていってしまいます。
そのような状態で大きな挫折に直面し周囲の人が離れていくと、空虚な気持ちやもう頑張りたくないという気持になりやすいのです。
競争心と向上心が強い
もう頑張りたくないと思う人の特徴には、競争心と向上心が強いということも挙げられます。向上心と共に競争心も強い人は、他人に自分を実際よりも大きく見せようとしてしまう傾向にあるのです。
そのため、常に限界を超える努力をし続けて、難しい資格を取得したり仕事の業績を伸ばしたりします。ライバルのような存在が身近にいると、より無理な努力を続けてしまうでしょう。
その結果、心身の疲労とストレスが限界を迎えたときに、もう頑張りたくないという気持になりがちなのです。
頑張りたくないと思うことは甘えとは違う!
頑張りたくないと思うことを、甘えや怠けと捉える人もいるでしょう。しかし、頑張りたくないと思う人のほとんどは、今までひたむきに努力し続けてきたのです。休みなく頑張り続けていれば、誰でも心身にストレスや疲労が溜まります。
その疲労やストレスが限界に達しつつあることを、頑張りたくないという気持ちが教えてくれているとも考えられるのです。そのため、頑張りたくないと思うことを甘えとは捉えず、体や心からの警告と捉えるようにしましょう。
もう頑張りたくないと思ったときの対処法
もう頑張りたくないという気持ちには、どのように向き合ったらよいのでしょうか?以下では、頑張りたくないと思うときの対処法について、詳しく確認していきたいと思います。
今まで頑張りたくないと思う気持ちになったことが無い人も、いざというときのために、ぜひ以下の対処法を覚えておきましょう。
休息をとってリラックスする
ストレスと疲労が溜まっていると、精神的に追い詰められやすくなります。その結果、もう頑張りたくないという気持ちになることもあるのです。そのため、もう頑張りたくないと思ったときは、一時的に仕事や学業を休むことをおすすめします。
休んでいる間にしっかりリラックスして、ストレスや疲労が解消できれば、自然と前向きな気持ちになるでしょう。しばらく休んでも前向きな気持ちになれない場合は、心に深刻な問題が起きている可能性が高いので、心療内科を受診してみてください。
自分らしさを考え直す
頑張りたくないという気持ちになったときは、自分が本当にやりたいことや自分の理想について、一度じっくり考えてみるということも有効な対処法です。
子供の頃から周囲の人の目を気にして、ずっと自分の意思に反する選択をしてきたという人は、特にこの対処法が適しています。
過度に周囲の人の期待に応えようとしてしまう人は、自分を見失いがちです。周囲の人の期待に応えようと頑張ることは確かによいことですが、頑張りたくないという気持になったときは、一度立ち止まって自分の本心を探ってみてください。
自分らしさを取り戻すには時間がかかるかもしれませんが、自分らしさを取り戻せたら今までよりも充実した人生を歩めるようになるでしょう。
自分の失敗を考えすぎない
仕事や就職活動などで失敗が多く、もう頑張りたくないと思うときは、一度ストレスを感じることから遠ざかるという対処法を試してみましょう。
自分の失敗のことをずっと考えていると、誰でも気分が暗くなるものです。失敗について考えずにリラックスすることで、気分が明るくなり今以上の力を発揮しやすくなるでしょう。
引っ越しや転職をする
頑張りたくないと思うときは、今の仕事や人間関係に大きな不満やストレスを感じていることもあります。そのため、思い切って転職したり引っ越ししたりして、自分の環境を大きく変えてみることもよい対処法と言えるでしょう。
自分に合った環境にいることで、より自分を成長させやすくなります。
他人に助けを求める
やらなければならないことがあっても頑張りたくないと思ってしまうときは、誰かに助けを求めるということもよい対処法です。
やらなければならないことが自分以外の人でもできることであれば、頑張りたくないという気持ちを尊重して、周囲の人に助けを求めてみましょう。助けてくれた人に後日きちんとお礼をすれば、その人との関係も深まります。
つい無理に頑張ってしまう人におすすめの名言
頑張りすぎる人は頑張りたくない気持ちになっても、つい無理をして頑張って心身を壊してしまいがちです。そこで、以下では頑張りたくない気持ちを押し殺して、頑張りすぎてしまう人におすすめの名言を紹介していきましょう。
ガンジーの「速度を上げるばかりが人生ではない」
イギリスに植民地にされていたインドを、平和的に独立させたことで有名なマハトマ・ガンジーは、「非暴力非服従」というスローガンでも有名でしょう。
そんなガンジーの「速度を上げるばかりが人生ではない」という言葉は、生き急いでしまいがちな現代人に響く言葉です。頑張りたくないときは少し生きる速度を緩めて、自分や身近な人と向き合ってみてください。
デモステネスの「逃げた者はもう一度戦える」
古代ギリシャの伝説的軍人デモステネスは、優秀な参謀役としても活躍しています。そのデモステネスは「逃げた者はもう一度戦える」という名言を残しました。
頑張りすぎてしまう人の中には、頑張らないことを逃げることのように感じてしまうという人が多いでしょう。しかし、頑張らないことは逃げではないですし、この名言の通り、逃げだとしても逃げることで頑張る気力が戻るならば逃げるべきなのです。
頑張らないことが逃げのように感じて、つい頑張りすぎてしまう人はぜひこの名言を覚えておきましょう。
頑張り過ぎる人が注意したい病気
頑張りたくないという気持ちになりやすいのは、頑張りすぎる人とされています。頑張りすぎる人は特に自分に厳しいので、頑張りたくないという自分の気持ちを抑圧してしまったり、認めなかったりしてしまうのでしょう。
しかし、頑張りたくないという気持ちは、休息をとるべきという心身からの警告です。そのため、頑張りたくないという気持ちを無視し続けた結果、うつ病やパニック障害、統合失調症などの深刻な精神病にかかってしまうこともあります。
頑張りすぎるという自覚がある人は、深刻な精神病にならないために、頑張りたくないという気持ちとしっかり向き合うようにしましょう。
頑張りたくない気持ちにはきちんと向き合おう
今回は頑張りたくないと思うときの対処法や頑張りたくないと思う人の特徴などについて、詳しく取り上げました。頑張りたくないという気持ちは甘えではなく、心身からの重要な警告であることを忘れないようにしましょう。
努力して自分を成長させていくことは大切なことですが、努力にこだわり頑張りたくないという気持ちを無視し続けると、深刻な精神病にかかりやすくなってしまいます。
自分に厳しい人は休むことも努力の1つとして受け止め、頑張りたくないと思ったときはしっかり休んでください。