2018年12月24日公開
2018年12月24日更新
親の愛情不足で育った子供や大人の特徴や症状!愛情が足りない人って?
親の愛情不足で育った人は、様々な悪い症状があらわれる場合があります。それほど親の愛情は大切で、子供からすると生きる意味になることもあるでしょう。では、親の愛情不足で育った子供や、大人の特徴、性格についてご紹介していきます。
目次
子供への愛情不足は大人になっても影響する
子供への愛情不足は、大人になっても影響します。そして、子供の時に愛情が注がれていない人ほど、歪んだ大人になりやすいのも事実でしょう。では、そもそも愛情とはどういうことを言うのでしょうか。
そもそも「愛情」とは?
愛情とは、相手に注ぐ愛の気持ちです。そして親から子供への愛情は普通と捉えている人が多いでしょう。しかし、親から愛情をあまり注がれないで育てられて人もいます。では、愛情不足で育った子供には、どのような特徴や症状がみられるのでしょうか。
愛情不足で育った子供の特徴や症状
愛所不足で育った子供には、どのような特徴や症状がみられるのでしょうか。現在、子育てしているパパさんとママさんは、自分が愛情を注いでいるつもりでも、その愛情が子供には行き届いてないかもしれません。では、愛情不足で育った子供の特徴や症状をご紹介していきます。
コミュニケーションが苦手
愛情不足で育った子供の特徴として、コミュニケーションが苦手になることが挙げられます。大人になってから様々な人間関係にストレスを感じ、コミュ障になる人はいます。しかし、子供に対して愛情不足だと、小さいときからコミュ障になる恐れがあります。
子供は正直な生き物です。ですので、友達の顔色をうかがって接している子は少ないでしょう。ですが、愛情不足が原因で、相手の顔色をうかがってしまい、結果コミュニケーションが苦手になってしまいます。
夜泣きやおねしょをする
愛情不足で育った子供は、夜泣きやおねしょをすることが特徴としてあります。子供ならば夜泣きやおねしょは、当たり前にしてしまうものかもしれません。しかし、愛情不足で育った子は、その度合いが他の子に比べ抜き出ています。
例えば、夜泣き以外でも、寝ぼけて夜中徘徊するなどしている場合は、非常に危険な状態でもあります。普段の子供の症状から、愛情不足かどうか読み取るようにしましょう。
不登校になりやすい
愛情不足で育った子供は、不登校になりやすいです。親の愛情を受けていないで育ったため、人が怖いといった症状があります。子供が学校に行き始めるまで接しているのは親のみです。ですので、愛情不足になればなるほど、人を怖がってしまい、不登校になりやすいでしょう。
わがままを言う
愛情不足で育った子供は、わがままを言うという特徴があります。ですが、子供というのは、わがままを言うものです。わがままを言うという点から愛情不足を判別する方法は、わがままの言葉に注目しましょう。
「あれ欲しい」などや、「これ買って」というのは、自分の欲求なので、愛情不足に該当しません。しかし、「〇〇を一緒に見よう」などや、「お休みどっかでかけよう」などのわがままを言う場合は、愛情不足が原因の可能性があります。
自尊心がない
愛情不足で育った子供は、自尊心がないことが特徴として挙げられます。自尊心とは、自分に価値があるのかどうか判断する力です。親に愛情を注がれてきた子供は、「パパとママは僕が必要なんだ」と思うようになります。
しかし、愛情不足だと自分は誰に必要とされているのか分からなくなります。そのため、愛情不足で育った子供は、自尊心を失いやすいでしょう。
愛情不足で育った大人の特徴や症状
愛所不足で育った大人には、どのような特徴や症状が見られるのでしょうか。子供の時に愛情不足で、そのまま大人になることで、様々の症状が出てきます。
多くは、対人関係でトラブルになりやすいということもあるでしょう。では愛情不足で育った大人の特徴や症状についてご紹介していきます。
依存しやすくなる
愛情不足で育った大人は、相手に依存しやすくなるという特徴があります。子供の時に親から充分に愛情を注いでもらっていないと、恋人や友人にがいなければ生きられない人になってしまいます。恋人や友人と接しているときこそ、自分の存在価値があると思い込んでしまうからでしょう。
自分の価値を見出せない
愛情不足で育った大人は、自分の価値を見出せないという特徴があります。特に仕事などで上司から叱られたりすると、「生きてる価値あるのかな」と思ってしまいやすくなります。
普通の人は、そんなこといちいち気にしないです。しかし、愛情不足で育った大人ほど、自分の価値を見出しにくくなるでしょう。
恋愛で奥手になる
愛情不足で育った大人は、恋愛で奥手になりやすいです。そもそも自分に自信がないため、相手を好きになっても嫌われるのではないかという恐怖が勝ってしまいます。自分に魅力なんてあるのだろうか、と考えてしまうため、愛情不足で育った大人は、恋愛で奥手になりやすいでしょう。
喜怒哀楽が激しい
愛情不足で育った大人は、喜怒哀楽が激しくなりやすいです。これは子供の時に喜怒哀楽を我慢して育ってきたため、大人になって周囲にわがままを言いやすくなるためです。
子供の時は周囲の顔色をうかがって育ち、大人になるとそれが無くなる人もいるでしょう。また、アダルトチルドレンという言葉でも表します。
犯罪に手を染めやすくなる
愛情不足で育った大人の特徴として、犯罪に手を染めやすくなるというのが挙げられます。この症状がある人は、子供の時に愛情をまったく受けてこなかった人に多いです。
特殊な例ですが、親から虐待を受けていたり、精神的苦痛を受けていたりすると、大人になってから犯罪に手を染めやすくなるでしょう。
愛情不足の人の性格
愛情不足の人の性格にはどのような特徴がみられるのでしょうか。愛情不足で育った人が周囲にいると違和感を感じるでしょう。コミュニケーションが苦手だったり、ちょっと変わった人だったり。
ですので、愛情不足の人の性格を知れば、少し理解してあげられるかもしれません。では、愛情不足の人の性格をご紹介していきます。
すぐに不安になりやすい
愛情不足の人の性格として、すぐに不安になりやすいというのが挙げられます。愛情不足で育ったことで、何か不測の事態が起こることで、すぐ不安になってしまいます。小さいときに、これで大丈夫かな、という心理が常にあったため、こういった性格になりやすいと考えられます。
承認欲求が強い
愛情不足の人の性格には、周囲に対しての承認欲求が強いことが挙げられます。幼少期の時に親から愛情をもらっていないと、自分の存在価値を見出せなくなります。そのため、大人になった時に周囲の人から認められたいという心理があるでしょう。
もし、愛情不足の人が周りにいた場合、まずは褒めることを大事にしましょう。「あなたはあなたのままでいい」という言葉が、愛情不足で育った人が、一番言われたい言葉になります。
嫉妬心や独占欲が強い
愛情不足の人の性格として、嫉妬心や独占欲が強くなってしまう傾向があります。これは、子供の時に親から愛情を注がれないことで、良し悪しが判断できないためです。常識的な考えだと、束縛すると、相手は嫌がるというのを知っています。
しかし、愛情不足で育った人は頭でわかっていても、行動が止められません。愛情を注がれなかった分、相手に対して変な方向に愛情がいってしまいます。そのため、愛情不足の人の性格として、嫉妬心や独占欲が強いことが挙げられるでしょう。
攻撃的
愛情不足の人の性格として、周囲に攻撃的というのが挙げられます。幼少期に親から愛情を注がれてこなかった人は、心が常に守りの態勢になっています。
そのため、相手を攻撃しなければ、自分が何かされるんじゃないかという不安があるでしょう。特に心を許していない初対面の相手には、攻撃的という特徴があります。
子供が出す愛情不足のサインとは?
子供が出す愛情不足のサインには、どのようなものがあるのでしょうか。自分は愛情を注いでいると思っていても、実際、その愛情を子供は感じ取っていないかもしれません。ですので、愛情不足のサインを知り、意識して子供の行動を見てみましょう。
爪をかむ
子供が出す愛情不足のサインとして、爪をかむという行為が挙げられます。爪をかむ癖がある人は、見たことがあるのではないでしょうか。その心理は、ストレスを抱えているため、それが爪をかむことに繋がります。
つまり、子供が爪を噛んでいたら、愛情不足が原因でストレスを感じていることになります。ですので、普段から子供の仕草に注意して見てみましょう。
嘘をつく
子供が出す愛情不足のサインとして、嘘をつくというのが挙げられます。しかし、子供は自分が怒られると思ったら、嘘をついてしまうものです。では見分けるサインとして、普通の子は嘘をついた後にその罪悪感に駆られ、泣いたりなど感情に変化が出ます。
しかし、愛情不足が原因で嘘をつく子供は、罪悪感など感じません。そもそも嘘をついている感覚がない場合もあります。ですので、子供が嘘をついた後に行動を注意してみてみましょう。
人のものを盗む
子供が出す愛情不足のサインとして、人のものを盗むというのがあります。それ行為自体を悪いこととは思っていなく、心理としては寂しいからしてしまうのでしょう。
万引きがやめられない人と似ている心理です。ですので、子供が人のものを盗ったときは、子供としっかり向き合うようにしましょう。
黒い絵が多い
子供が出す愛情不足のサインとして、黒い絵が多いというのが挙げられます。少し怖い話ですが、実際に愛情不足の子は、黒色のクレヨンや鉛筆が減っている特徴があります。ですので、子供のクレヨンや、色鉛筆を一度見てみましょう。
愛情不足な子供への親としての正しい接し方
愛情不足で育った子供は、他の子に比べ劣る部分が出来てしまいやすいです。そのため、幼少期からしっかりと愛情を注ぐようにしましょう。では、愛情不足な子供への親として正しい接し方をご紹介していきます。
家族としての時間を作る
愛情不足な子供との接し方として、家族の時間を作るようにしましょう。その時間の多さは、それぞれの家庭で変わります。少なからず、今よりも家族の時間を増やすことで、愛情不足が解消されやすくなるでしょう。
ハグなどの愛情表現をする
愛情不足な子供との接し方として、ハグなどで愛情表現をしましょう。子供はパパやママに抱きしめられるととても安心します。それと同時に自然と自分の存在価値も見出せるようになります。ですので、自分の子供に愛情不足と感じたら、ハグなどの愛情表現を増やすようにしましょう。
子供の話をしっかり聞く
愛情不足な子供との接し方として、子供の話をしっかりと聞きましょう。これを出来ていない親は結構多いです。子供の言うことだからといって、適当に流していませんか?
子供はそういった親の接し方をよく見ています。ですので、子供の愛情不足を解消したいならば、子供の話をしっかりと聞くようにしましょう。
愛情不足で育った人が恋愛下手な理由
愛情不足で育った人はなぜ恋愛下手になるのでしょうか。親からの愛情を充分に注がれないと、性格に多少歪みが生じます。それが原因で恋愛下手になることが多いです。では、愛情不足で育った人が恋愛下手な理由をご紹介していきます。
一緒にいない時間が不安
愛情不足で育った人は、恋人と一緒にいない時間がどうしても不安になりやすいです。充分に愛情を注がれていない幼少期を過ごすことで、心配性になりやすい点もあります。そのため、愛情不足で育った人は、恋人と一緒にいない時間が不安になりやすく、恋愛下手にと言えるでしょう。
相手に依存してしまう
愛情不足で育った人は、相手に依存してしまうため、恋愛下手になりやすいです。毎回恋人に依存してしまうため、相手が離れやすくなり、相手を信用できなくなってしまいます。そのため、愛情不足な人は、恋愛下手になりやすいでしょう。
悪い相手に引っ掛かりやすい
愛情不足で育った人は、悪い相手に引っかかりやすいでしょう。特に自分のそばから離れない相手を、好きになってしまいます。そのため、相手の性格や本音は気にせずに付き合うので、結果騙されたりしてしまうでしょう。
あなたが愛情不足で育ったか診断してみよう
では自分が愛情不足で育ったか診断してみましょう。チェックの多さ次第では、あなたも愛情不足と診断されるかもしれません。
愛情不足診断
□親の笑顔が思い出の中にない
□子供の時から人の顔色をうかがっていた
□家族でどこか行った記憶がない
□親があまり好きではない
□子供は欲しいと思わない
□誰かに依存しやすい
□自分に自信がない
□何も考えていないのに急に不安になる
□人と話すのが好きではない
□誰かに認められたい
診断結果
【0から3チェック 愛情はたっぷりです。】
チェックが3までの人は、親から愛情を充分注がれてきたでしょう。
【4から6チェック 普通です】
チェックが6までの人は、普通の人ですが、少し愛情不足かもしれません。
【7から9チェック 愛情不足です】
チェックが9までの人は、幼少期の時に愛情が不足していたでしょう。普段の私生活に支障が出ないように気を付けましょう。
【10チェック とても愛情不足です】
チェックが10までの人は、とても愛情不足な幼少期を過ごしたでしょう。少しトラウマがあるかもしれません。しかし、自分をしっかり持って生きていきましょう。
愛情不足は辛いこと
いかがだったでしょうか。愛情不足で育った人は、他の人とは少し違う幼少期時代を過ごしています。しかし、愛情不足で育った全ての人が、変わった性格になるわけではありません。本人の気の持ちような部分もあります。ですので、愛情不足で育ってきたとしても、自分をしっかりと持つようにしましょう。