悟りの境地の意味とは?悟りの境地に達すると分かること

悟りの境地の意味とはどのようなものでしょうか。また、悟りの境地に達することで分かることとは?というところから、「悟りの境地を開く方法」まで悟りの境地についての情報をお届けします。さらに「悟りを開いた人の特徴」もご紹介しますので、確認してみてください。

悟りの境地の意味とは?悟りの境地に達すると分かることのイメージ

目次

  1. 1「悟りの境地」とはどういうこと?
  2. 2「悟りの境地」の意味とは?
  3. 3悟りの境地に達するとはどういうこと?
  4. 4悟りの境地に達するとわかること
  5. 5悟りの境地を開く方法
  6. 6悟りを開いた人の特徴
  7. 7超能力などスピリチュアルな力を持つ
  8. 8人としての価値や人生の充実

「悟りの境地」とはどういうこと?

「悟りの境地」とは、どのような意味なのでしょうか。「悟りを開く」という言葉や、「悟りの境地に達する」などと言われるものですが、詳しい意味を確認していきましょう。

また、悟りの境地に達することで分かることや、「悟りの境地を開く方法」についても確認していきます。さらに悟りの境地に至った人の特徴についても見ていきますので、チェックしてみてください。

「悟りの境地」の意味とは?

「悟りの境地」とはどんな意味なのでしょうか。これは「悟る」という言葉と「境地」という言葉に分けることができ、「悟る」というのは、物事の本質を理解することや、見抜くことを指します。

そして、「境地」というのは、その場所に自分が置かれているという状況のことを言います。つまり、「悟りの境地」というのは、物事の本質を理解し、見抜くということができるレベルに達しているということになります。

悟りの境地に達するとはどういうこと?

「悟りの境地」の意味はお伝えしましたが、実際にそうなったときにはどのような状態になるのか?という部分をご紹介していきます。

「悟りの境地」の「物事の本質を理解し、見抜くができる状態、そのレベルにまで達している」とは、いったいどのようなことなのか、確認していきましょう。

自我がなくなる

悟りの境地に達すると「自我がなくなる」と言われています。「自我」というのは、自分の意識や自分自身そのもののことを言いますが、それがなくなるということです。

悟りの境地に達すると、「真我」という本当の自分に気がつくことができ、自我というものがなくなるのです。また、悟りの境地においては、すべては一つという考えになり、自我というものは全体の中に溶け込んで一体となります。

ただ、自我がなくなるということは「個人」という考えもなくなるということなので、そういった意味では「一個人」が悟りの境地に達するのは不可能だという考え方もあります。

「今」しかなくなる

悟りの境地に達することで、「今」しかなくなるということが言われています。つまり、過去や未来というものの存在がなくなり、『今』のみに生きるということです。

過去についても、「昔のことを思い出す」ということであり、未来についても、「先のことに思いを馳せる」ということになります。それは「思考」の段階という話なので、「悟りの境地」という感覚世界では存在しないものとなります。

無の境地に達すること

「悟りの境地」という言葉は、他の表現方法として、「無の境地」という言われ方をするケースもあります。それは悟りの境地の状態を考えれば分かることです。

まず「自我をなくす」ことになり、「過去も未来もなく」、さらには「欲望もなくす」ことが悟りの境地ということですから、そこは「無」ということになります。

無意識に本能のままに生きること

悟りの境地に達することとは、「無意識に本能のままに生きること」という言われ方をするケースもあります。自我を持たず、いま自分の周りで起きていることをすべて受け入れ、自然に生きるということです。

何かが起きても何も考えず、なにも思わないという状態で、お腹が空けば何かを食べて腹を満たします。眠くなれば寝ます。そのように本能のままに生きるのです。

このように、本能から沸き起こる行動や感情以外には興味がなく、無意識の本能の部分に従って過ごすことが悟りの境地に達することだという考え方もあります。

真理を悟っているということ

悟りの境地に達するということは、「真理を悟っている」ということとも言われます。「真理」というのは、すべての物事の本質ともいうべきものになります。

その「すべての物事の本質を理解している状態」が悟りの境地ですから、「分からない」ということや、「誤解」というものがない状況になります。

悟りの境地に達するとわかること

悟りの境地に達することで分かることというのは、ここまでにお伝えしてきたことの他にさらに重要な要素があります。それは「自分」を分かるということです。

自我がなくなるということからも分かるように、「自分」という存在がなんのか、という部分を深く理解することとなります。

すべての存在、宇宙全体が1つという考え方が悟りの境地にはあり、つまりそれを本質の部分から理解するということが、「自分」を本当の意味で知るということになります。

悟りの境地を開く方法

悟りの境地を開く方法とはどのようなものがあるでしょうか。それぞれここまでに伝えしてきた内容を深く理解し、そのための行動を取ることが「悟りの境地を開く方法」となりますが、より具体的に見ていきましょう。

1つ1つを確実に行なうことができれば、それが少しずつ悟りの境地に達することに近づくので、それぞれ確認してみてください。

1.欲を消す

悟りの境地とは、さきにもお伝えしたとおり、「無の境地」とも言えるものになります。「欲」があるという時点で悟りの境地を開くことはできません。

ただし、本能に従い、無意識レベルで行なうような「呼吸」や「食事」、「睡眠」などに関しては「深く欲する」わけではないので、その点は少し別のものと考えます。

しかしながら、「悟りの境地に達したい」という思いは「欲」です。つまり悟りの境地に達したいと願う時点で悟りの境地に達することはできないという矛盾を抱えていることも指摘されています。

2.なにごとにも執着しない

悟りの境地を開くためには、「なにごとにも執着しない」ということが挙げられます。こちらについても「無の境地」のことから考えられるものとなります。

「なにごとにも」というのは、その対象は「人」でも「モノ」でもすべてのものに対して執着しないという意味になり、「自分の所有物」という概念がない状態を言います。

「すべては1つ」、「全宇宙は一体」という考えなので、そもそも「自分のモノ」という考え自体が矛盾することとなり、なにごとにも執着しないことが悟りの境地に達するために必要なことなのです。

3.常に謙虚でいること

悟りの境地を開くための方法としては、「常に謙虚でいること」が挙げられます。「傲慢」であったり、「強欲」である姿は他への執着から始まることなので、悟りの境地からは遠い存在となります。

また、傲慢になることは、「自分の功績」という『何か』を得ていることに繋がりますが、その『何か』は自分のものでもあり、全宇宙のものでもあるので、傲慢になる理由がないことにもなります。

つまり、謙虚でいるというよりも、「他人に傲慢になる理由が存在しない」という意味になります。その考え方を固めるためにも、最初は意識した状態でもいいので、「謙虚でいる」ということを続けることが重要です。

4.感謝の気持ちを忘れないこと

悟りの境地を開くためには、「感謝の気持ちを忘れないこと」というものがあります。これは嬉しいことがあったり、楽しいことがあったり、誰かに何かをしてもらった、という場面では『当然』のことです。

しかし、そんな『当然』のことではなく、嫌なことがあったり、本来であれば「憎む」ようなことがあったとしても、それらに対しても「感謝」する気持ちが必要になります。

なぜなら、どんな出来事であっても、何かしらの「感謝できるところ」はあります。そして、それに「気づくことができる」のが悟りの境地に達することと繋がるからです。

5.自らを卑下せず大切にする

悟りの境地を開くためには、「自らを卑下せずに大切にする」ということが必要になります。自らを卑下するということは、つまり「他人と比べている」ということです。

他人と自分を比べて劣っていると感じ、それについて卑下することは、深層心理では、「欲しい」と思っている行為・思考です。「自分もああだったら」、「あの人よりも上だったら」という欲している気持ちが卑下として表れています。

また、自分を大切にできないということは、「全体」を大切にできないことになります。「すべては1つ」です。自分を大切にしないのは、そのことに気づくことができないことになりますので、悟りの境地に達することは難しいです。

6.広大な心を持つ

悟りの境地に達するためには、「広大な心を持つ」ことが必要です。「広い心」という程度のことではなく、「広大」といえるほどの心を持つことが重要になります。

「心の動き」によって、視野が狭まります。偏見も生まれます。そうなると「すべてを知る」「すべてを見る」ことができませんので、悟りの境地に達することは到底叶わないこととなります。

7.自分の価値観で決めつけない

悟りの境地を開くためには、「自分の価値観で決めつけない」ということも言われます。これは「広大な心を持つ」ことに近いものがあります。

自分の価値観で決めつけて、物事を「その狭い視野」だけで見てしまうこと自体が、「すべてを悟る」こととなる、「悟りの境地」とは真逆のものの見方になります。

8.目に見えているものだけに囚われない

悟りの境地に達するためには、「目に見えているものだけに囚われない」ということが必要です。これはさきにお伝えした「広大な心を持つ」ことや「自分の価値観で決めつけない」からも分かることでしょう。

目に見えるものにすべてが集約されていると思ってしまったら、物事の本質を知ることはできません。たとえば「見た目は美しいけれど、実は毒がある」というようなものも、見た目だけに囚われていたら、「美しい」という側面しか理解できません。

9.自分のわがままを通さない

悟りの境地に達するためには、「自分のわがままを通さない」ということが重要です。わがままというのは、「自我」がより強くなって表面に現れたものです。

悟りの境地に達することの中でもお伝えしたとおり、悟りの境地とは「自我がなくなる」ことも言われます。そのなくなるはずの自我をより強めて現したような「わがまま」は悟りの境地とは無縁のものとなります。

また、わがままというのは、つまり「欲望」のことです。「無の境地」である「悟りの境地」を開きたいと思うのであれば、わがままは通さないことが必要となります。

10.瞑想をする

悟りの境地を開くためには、「瞑想をする」というのも必要な要素となります。物事の本質を理解し、すべてを知り、あらゆるものに気づくことができるようになるためには、「心を軽く」常に保つことが必要です。

そのために役立つのが「瞑想」という行為です。これを1日1回するだけでも、ストレスが抜け、心が軽くなり、いろいろなものが別の角度から見えるようになります。

悟りを開いた人の特徴

悟りの境地を開いた人の特徴というと、どのようなものが挙げられるでしょうか。ここまでに見てきた内容からもある程度は分かりますが、特徴という部分に注目して確認していきましょう。

常に冷静でいられる

悟りの境地に達した人というのは、常に冷静でいられるという特徴があります。物事に対して強い感情を抱くというのは、自我が強く、欲望もあり、謙虚な気持ちや感謝の気持ちを忘れています。

悟りの境地に達している人は、そういった部分を「意識せず」自然体にできる人のことを言うので、常に冷静でいられるのは当然とも言えるでしょう。

こだわりや執着がなくなる

悟りの境地に達した人というのは、物事に執着しないというのは、先にもお伝えしているとおりです。そして、その執着心のなさは、「こだわり」というものも無くしますので、執着やこだわりというものが一切ありません。

人目にとらわれない

悟りの境地に達した人は、「人目にとらわれない」という特徴もあります。人の目を気にするのは、自己への評価を気にしている行為ですが、つまりそれは他人からの良い評価を得たいという「欲」となります。

そのような「欲」は持ち合わせていませんし、他人の評価に「執着」するようなこともありませんので、人目にとらわれず本能に従って謙虚な生き方をできるのが特徴です。

許せる心を持っている

なにごとにも動じず、なにごとにも影響をうけず、そして謙虚で広大な心を持っているのが悟りの境地に達した人です。

そのような人が他人からの行為を受けて「怒る」ようなことはありませんし、たとえ「殺される」ようなことがあっても、それが自然の摂理だと、全体と一体になるだけだという発想で許せる心を持っています。

超能力などスピリチュアルな力を持つ

悟りの境地には、「スピリチュアルな力を持つ」という意味や側面もあります。悟りの境地というのは、「何かに目覚める」という意味もあり、それがスピリチュアルな力という意味にもなるのです。

実際に見聞きしたもの以外のことを分かったり、感じることができたり、あるいは、人の心を動かせたり、ても触れず物理的にモノを動かすことができるといったことも起こり得ます。

悟りの境地に達すると普通の人の目には見えないエネルギーや波動を感じる、見ることができるので、スピリチュアルな力とはそれを利用して「知る」「動かす」などの行為ができるという意味になります。

人としての価値や人生の充実

悟りの境地に達することは簡単なことではありませんし、一生かかっても「悟りの境地」まで達することはできない可能性も十分にあります。

ですが、「そこを目指して」いくことは誰にでも可能で、そのための心の在り方や態度、行動などは自分自身の人としての価値を高めることにもなりますし、それは人生の充実にも繋がる素晴らしいことです。

すべてを知り、真理を理解している「悟りの境地」を目指すことで、素晴らしい人生を、充実した生活を得ることに繋がるので、「結果として」悟りの境地に達することができずとも、得るものはたくさんあることでしょう。

「悟り」に関する記事はこちらも!

Thumb信じる者は救われるの聖書での意味は?恋愛でも同じことが当てはまるのか
たとえキリスト教を深く知らなくても信じる者は救われるという言葉は聞いたことがあるでしょう。し...
Thumb即身仏とは?失敗した事例・日本の奇習であるミイラ信仰|修行/死
現代では自殺ほう助に問われるので即身仏の風習は廃れましたが、この奇習は現代でも人々の好奇心を...
Thumbソウルナンバー別に相性を診断!異性との恋愛や友達としての相性は?
ソウルナンバー別に相性を紹介します。ここでは友達としての相性や恋愛としての相性、そしてソウル...

関連するまとめ

関連するキーワード

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ