絶起の意味や使い方とは？絶望の起床という言葉の略語？

「絶起」という言葉を聞いたことはありますか？最近新しく使われるようになった、若者言葉なのですが、どんな意味か分かりますか？

今回は、「絶起」とほどんな意味なのか、どんなふうに使うと良いのか、「絶起」というワードについて調べてみました。「絶起」の意味や使い方をマスターして、若者の仲間入りを果たしましょう。

若者言葉は、ネットでよく使われています。LINEやSNSなどで、使っていくといいでしょう。間違っても、目上の人と話すときに使うのは避けましょう。普通に受け入れてくれる人もいるでしょうが、失礼にあたるとされることもあるからです。

「絶起」とは、どんな意味なのでしょうか？「絶起」とは「絶望的な起床」や「絶望の起床」の略語です。例えば、寝坊して待ち合わせの時間を過ぎてから、起きてしまうことなどです。

ここぞという大事な日に寝坊してしまうと、絶望的な気持ちになり、なんとか時間を巻き戻したいと願うでしょう。そういう、絶望的な状況を指した言葉なのです。

主にネット上で使われる若者言葉ですが、大学生にアンケートを取った結果では、「絶起」という言葉を知らないと回答した人も多かったため、そこまで浸透しているわけではなさそうです。

「絶起」は「ぜっき」と読みますが、明確な由来はありません。若者の間では、「了解」を「りょ」と言ったり、言葉を略すのがあたりまえになっています。

言葉を略すのは、昔から若者がやりがちですが、LINEなどSNSを使ったやりとりが盛んになったことで、拍車がかかったとも言われています。

寝坊したときに「絶望的な気持ち」になったことから、「絶望的な起床」「絶望の起床」という言葉が生まれて、それが略されて「絶起」という言葉になったのでしょう。

「絶起」とはどんな意味なのかが分かったところで、ここからは「絶起」の使い方を見ていきましょう。使い方は簡単なので、「絶望の起床」を経験したら、皆さんも是非LINEやSNSで使ってみてください。

まずは、LINEでの「絶起」の使い方です。例文を参考に見てみましょう。LINEは今や誰もが、仕事でもプライベートでも使っているのではないでしょうか？短いやり取りが多いので、若者言葉を使いやすいツールでしょう。

「遅刻します」という連絡として「絶起」を使うパターンです。LINEで使う頻度が一番多いのが、この使い方ではないでしょうか？「ごめん絶起した」というワードで、相手も何があったのかすぐに理解してくれるでしょう。

自分とした約束の日に寝坊したことで、絶望的なまでの気持ちになってくれたということで、相手も許してくれるかもしれません。

また、ネットの普及で、待ち合わせに遅れるときも簡単に連絡がつく世の中になりました。そのため、遅刻にそこまで怒る人も、今では少ないのかもしれません。相手が遅刻しても、時間を潰せる場所も多いです。

「寝坊しないようにモーニングコールちょうだい」という使い方です。LINEは親しい人と1対1でやりとりできるので、こんな使い方もアリでしょう。事前に「絶起」を回避しようとする姿勢は、良い事でしょう。

どうしても起きられないときは、誰かに起こしてもらうしかないので、「絶起回避」にも有効でしょう。しかし、信頼できる友人に頼まないと、そもそもモーニングコールも忘れられてしまう可能性もあります。相手を選んで、お願いしましょう。

TwitterやインスタグラムなどのSNSを使って、日常的に自分の近況を伝えるのも、現代の若者の特徴です。次は、SNSでの「絶起」の使い方を、例文を参考にご紹介します。

SNSでは、ネタ的な投稿も多いので、「絶起」という自虐的でマイナスなワードも使いやすいでしょう。

「絶起」を、取り返しのつかないひどい寝坊という意味で使った例文です。講義初日に遅刻とは、絶望的な気持ちにもなるでしょう。「絶起に遅刻」というワードも、何があったのか分かりやすく、使いやすいです。

SNS上では、失敗も笑い話になりやすいです。「絶望の起床」を迎えてしまった、やりきれない気持ちも、SNSで「いいね」されたり「ドンマイ」等の返信が来れば、なんとなくすくわれた気持ちになるのではないでしょうか。

「遅刻魔」という意味で「絶起」を使った、使い方です。あなたのまわりにも、一人は「絶起常習犯」がいるのではないでしょうか。自分に対しても、相手に対しても使える使い方でしょう。

しかし「絶起常習犯」と自ら言ってしまっていることで、寝坊してもあまり反省していないんだな、と思われてしまうことはあります。

友人を長時間待たせているにもかかわらず「また遅刻～ｗ私、絶起常習犯だから笑」などと投稿してしまうと、友人から反感を買い、怒らせてしまうので、使い方や使うタイミングはよく考えた方が良さそうです。

では、なぜ「絶望の起床」のようなことになってしまうのでしょうか。ここからは「絶起」の原因を探ります。

「絶起」は特に大学生に多い失敗ではないでしょうか。大学生は、生活も不規則になりがちで、深夜まで遊んだり、論文や課題に追われて徹夜をすることも多いでしょう。

次の日に予定があるときは、夜ふかしもほどほどにしたいものです。

その日に大事な予定がある、ということを忘れてしまうと「絶望の起床」を向かえる可能性が高くなります。スケジュール管理はしっかりとしましょう。

二度寝はとても危険です。早起きしなきゃという意識が強いと、起きなければいけない時間より早く目が覚めることも多いでしょう。そこで二度寝してしまうと、「絶望の起床」になってしまうほど寝過ごすことも、少なくありません。

では「絶望の起床」をしないようにするためには、どうすればいいのでしょうか？遅刻や寝過ごしを回避する方法をご紹介します。ついつい寝坊してしまいがちな人は、これから挙げる方法を試みてはいかがでしょうか？

目覚まし時計はどこに置いていますか？枕元、すぐ手の届く場所に置いている人が多いのではないでしょうか？それだと、目覚まし時計を止めた後二度寝してしまったり、まだ起きていない状態で無意識に目覚まし時計だけ止めていた、なんてことが起こります。

身体を起こさないと止められない場所に置いたり、2,3歩歩かないと届かない場所に置くといいでしょう。布団の中から、まずは出ることが大事です。そうすると、眠くても身体の方から目が覚めるでしょう。

朝陽を浴びるとすっきり目が覚めます。これは、言葉で聞いてもピンとこないですが、実際にやってみると実感するでしょう。

窓のカーテンをレースのものにしたり、カーテンを開けて置いたりして、朝になると朝陽が自然と入ってくるようにしましょう。ベッドの頭の方に窓が無い場合は、模様替えをしてみてもいいでしょう。

毎日朝陽を浴びていると、朝方の身体になり、朝起きるのが苦痛でなくなります。生活リズムを整えると、仕事や勉強の効率も上がり、いいことづくめです。寝坊しがちな人は、朝方の生活リズムを心がけてみましょう。

自分ではいくら頑張っても、朝起きられないという人は、他人の力を借りるのも、一つの手です。家族がいれば、朝起こしてほしい時間を伝えておいたり、一人暮らしであればモーニングコールを友人に頼むのも良いでしょう。

毎日毎日、誰かに起こしてもらうのは気が引けますが、「今日は絶対にきちんと起きないといけない」という日には、誰かを頼るのも有効な手段です。

ここぞというタイミングで寝坊してしまうのが「絶起」なので、大事な日はぬかりのないように準備しておきましょう。

「絶起」を避けるには、夜更かしは禁物、きちんと朝方の生活リズムが大事です。では、一体何時間寝たら、睡眠は足りるのでしょうか？慢性的な睡眠不足に陥ると、どれだけ対策を講じても寝坊は避けられないでしょう。

きちんと自分に合った睡眠を取って、良い生活リズムを身につけましょう。

現代社会の大人の平均睡眠時間は、約5時間から6時間といわれています。しかし、睡眠時間が6時間を切ると、人は睡眠不足を感じ始めるようです。では、何時間が理想の睡眠時間なのでしょうか？

成人した大人では、理想的な睡眠時間は7時間といわれています。思春期の若者では、約8時間が理想的なようです。今、それより短い睡眠時間しか取れていない人は、しっかりと睡眠時間を確保することを心がけましょう。

適切な睡眠時間は人それぞれなので、もっと短くても平気な人もいれば、7時間では足りないと感じる人もいるでしょう。夜、遅くとも23時には寝るようにして、すっきり起きられる時間が、あなたに合った睡眠時間です。

「絶起」とは「絶望の起床」の略語でした。誰もが一度は体験したことがあるであろう、大事な日に寝坊してしまうという、絶望的な状況を表す若者言葉です。

LINEやSNSでも使えるワードなので、皆さんも機会があれば使ってみてはいかがでしょうか？もちろん、「絶起」しないのが一番良いでしょうから、大事な日に寝坊しないように、きちんと対策を練ることもおすすめします。