2018年12月30日公開
2018年12月30日更新
信条の意味とは?自己の信条の例や信条とする言葉一覧
信条の意味を考えたことがあるでしょうか。信条とは、一体どういう意味を持つものなのでしょう。信条の意味をしって、信条を使った例文などもチェックしていきましょう!そして、あなた自身、信条がある人間になる努力をしていくことも大切です!
目次
なかなか伝えにくい「信条」
信条とは、自分の中で思っているだけのことが多く、人にはなかなか伝えにくいものがあります。信条を語る機会も少ないでしょう。
また、咄嗟に信条を聞かれたとき、自分の中で思うことはあるのにそれをまとめることが出来ていなく、結果的に伝えにくいと思ってしまうこともあるはずです。
今回は、信条について見ていきましょう!なかなか伝えにくい信条というものは、持つべきものでもあるのです。
「信条」の意味とは?
信条の意味とは、「自分が強く信じていることを守ること」です。信条とは、ある意味自分のこだわりと捉えられることもあるでしょう。
信条を持っている人というのは、自分の中で曲げられないことがあったり、1つ信じているものがあるということです。
「信条」と「信念」の違い
信条に良く似た言葉に信念があります。信条も信念も心に強く決めているものという見方をすることができるため、同じような意味を持つのでは?と思われることが多いでしょう。
しかし、信条のほうが人に影響力を与えるものになります。なぜなら、信条には強制力があるからです。信念は自分だけが思うもののため、ここに違いがあります。
信念のほうが自己満足系で、信条のほうが他者を巻き込む系のものになるのです。
「信条」と「モットー」の違いは?
信条には、モットーという、これまたとても似ているようなニュアンスの言葉があります。モットーとは、自分が行動する上で注意していることになります。
つまりモットーは、「これを掲げて頑張る!」という意味を持つものです。それに対して信条とは、○○の方針などのように、モットーよりももっと大きな枠組みで捉えるものになるのです。
モットーが個人的なものとしたら、信条には組織的なものを感じるところが違いになるでしょう!
「信条」の類語
・ポリシー ・心得 ・流儀 |
信条の類語には、ポリシーや心得、流儀というものがあります。どれも自分の信念がありそれを大事にしながら行動するという意味を持っています。
この章では、信条の類語について、それぞれに詳しく紹介していきたいと思います!
ポリシーがある
信条の類語には、「ポリシー」というものがあります。よく「会社のポリシーは、○○です。」というのを聞きませんか?就職活動などで会社を選ぶときはその会社のポリシーを重視することもあるでしょう。
このポリシーという言葉には、「方針」とか「政略」という意味が含まれています。信条というのは、決めたことになるため、ポリシーととても近い意味を持つでしょう。
心得ている
信条の類語には、「心得る」もあります。「○○を心得ている」などのように使うことがあるでしょう。心得るという意味には、理解し引き受けるというものがあります。
つまりは、掲げられたものを自分でしっかりと理解し、それを自分の心に残したまま作業をするなどを意味しています。
心得るというのも、最初に把握してから行動するという意味では、信条の類語として適した言葉になっているでしょう!
流儀とは
信条の類語には、「流儀」があります。例えば、「仕事の流儀とは○○だ!」などのような使い方をします。流儀とは、しきたりとか、やり方を意味してます。
つまりは、ルールのようなものです。仕事の流儀は人それぞれですが、何か強い思いを持って仕事をしている人にとっては、その思いが自分の流儀になるでしょう。
そう考えると、信条の類語として成り立つものになります。流儀という言葉はかっこいい雰囲気も持っているため、流儀がある人はかっこいい人とも思われやすいでしょう!
「信条」の使い方《例文紹介》
信条というのは、使いにくいものでもあるため、言葉にして「信条」というのを持ってくるのは難しいところもあるでしょう。
しかし、ポリシーを説明すると思えば、信条という言葉そのものを使って文章を組み立てていくこともできます。信条を聞かれたときのためとか、自己PRをするときのためにいくつか例文を覚えておきましょう!
例文①人に迷惑をかけないことが信条です
信条の使い方の例文には、「人に迷惑をかけないことが信条です。」があります。これは、自分が生きていく上での信条として使える例文になるでしょう。
人に迷惑をかけないことは、当たり前のことであり、できないことでもあるものです。そのため、これを信条に持っているというのは、実は素晴らしいことでもあるのです。
仕事においても、「仕事で人に迷惑をかけないようにするのが信条」という使い方をすることもできるでしょう。
例文②私の信条はどんな時も自分を信じることです
信条の使い方の例文には、「私の信条はどんな時も自分を信じることです。」などのように、信条という言葉を先に言う方法もあります。
信条という言葉そのものを聞かれることは少ないにしても、信条を知りたいと思っている人は沢山いるでしょう。
いつ誰に聞かれてもいいように、自分の中で信条という言葉の例文を作っておきましょう!
面接で信条を聞かれた時の伝えやすい答え方例
就職の面接になると信条を聞かれることもあるでしょう。別の言い方をして、「あなたのポリシーは何ですか?」とか、「あなたが仕事をする上で大事にしたいことは?」という聞かれ方をすることもあります。
これらは、信条を聞いていると捉えていいでしょう。どう答えていくと、自分の信条が伝えやすいのかチェックしていきましょう!
答え方例①笑顔を絶対に忘れないこと
就職の面接で信条を聞かれたときの答え方の例には、「笑顔を絶対に忘れない事です。」があります。例えば、あなたが面接を受けている会社がサービス業ならこれは大事な信条になります。
このように、その会社に適した信条を答えるのが大事になります。他にも、その会社がコミュニケーションを大事にしているのならば、「私の信条は、報・連・相を欠かさないことです!」などになるでしょう!
答え方例②人を喜ばせること
面接で信条を聞かれたときの答え方の例には、「人を喜ばせることです。」というものがあります。これは、その会社に合う信条というよりも、その職種に合う信条を答えた例文になります。
例えば、あなたが接客業がしたいとします。その場合は、「この会社に入りたいんです!」というアピールよりも、「私は絶対に接客業がしたいです!」というアピールのほうが響くでしょう。
そのため、接客業に重きを置いた信条になる「人を喜ばせる」というものを使うといいのです。
答え方例③成功すること
面接で信条を聞かれた時の答え方の例には、「成功すること」というものがあります。これは、今ではなく未来を見据えた信条を持ってるということになります。
このタイプの人は、自分設計ができていると思われるため、面接でよい反応を受けることができるでしょう。「私の信条は人生で成功すること!」としていれば、先を見た仕事をする人というのが分かります。
また、人生の成功を信条にしている人は、心の強さも相手に伝わりやすくなるでしょう!
面接で信条を伝える際のポイント
面接で信条を伝える際のポイントについて紹介します。信条を伝えるときというのは、ついつい熱くなってしまいがちでしょう。
しかし、方向性を見失ってしまっては、きちんと信条について伝えきることができません。人にしっかりと伝えるためにも、面悦でのポイントを抑えていきましょう!
仕事に関係のあることを伝える
面接での信条の伝え方のポイントは、仕事に関係のあることを伝えるというものがあります。全く関係ない信条を言われても、面接官は「…?」という気分になるでしょう。
面接では、面接官に興味を持ってもらう必要があります。そのためにも、その仕事に関係する信条を話すべきなのです。
これは、仕事の面接だということを忘れないでください。自分の人生の在り方を聞かれているわけではないのです。
共感しやすいことを伝える
面接で信条を伝える際のポイントには、共感しやすいことを伝えるというものがあります。なぜなら、信条というのは、信念とは違い、自分だけで思うものというよりも、人と共有するものになります。
そのため、信条を聞かれたときは、相手が共感できるような内容のもののほうが伝わりやすいのです。また、言葉の意味をしっかり理解しているとも思われるため、評価が高くなるでしょう。
共感できる人に対しては、非常に好感を持ってしまうのが人間です。その職種で万人ウケする信条というものは、面接には必要になるときがあるのです。
こだわりを全面に出しすぎないようにする
面接で信条を伝える際のポイントには、こだわりを全面に出しすぎないようにするというものがあります。あまりにも強いこだわりを持っていると、「扱いにくい人」と思われやすいのです。
どちらかというと、日本の企業では飛びぬけた個性よりも、協調性があるかのほうが重視されやすい傾向にあるのです。
そのため、こだわりを強く出して「頑固そうだな。」という印象を与えるのはマイナス評価になりやすいということを覚えておきましょう!
信条とする言葉一覧
信条とすることができる言葉について見ていきましょう!例えば、ことわざや四字熟語を信条とすることができる場合があります。
信条というのは、伝えにくさがあるため、意外とことわざや四字熟語で伝えたほうがいいときもあるでしょう!いくつか覚えておくと、いざというときに便利です!
ことわざを用いた信条
ことわざを用いた信条について紹介します。ことわざには、色んなものがあり、数々の共感や感動を得られることわざもあるでしょう。
どんなことわざが、信条として使われやすいのか見ていきましょう。
1.失敗は成功の基
失敗は成功の基ということわざは、「失敗したから成功が見えてくる」という意味を持っています。失敗を失敗で終わらせないのがこのことわざの意味です。
そのため、失敗は成功の基を信条にしていれば、なにがあってもくじけずに頑張れる自分でいることができるのではないでしょうか。
2.思い立ったが吉日
思い立ったが吉日というのは、何かを始めるときは、始めようと思った時にするのが良いという意味があります。思い立ったときにするという行動力の凄さを意味している言葉です。
思い立ったが吉日を信条にしていれば、あれこれ余計なことは考えずに行動を起こすことができるようになるでしょう!
故事成語を用いた信条
故事成語というのは、昔の人が作った教訓みたいなものです。故事成語を用いた信条にはどんな言葉があるのかを見ていきましょう!
1.義を見て為ざるは勇無きなり
故事成語を用いた信条には、「義を見て為ざるは勇無きなり」があります。「義を見て為ざるは勇無きなり」とは、人としてしなければならないことが分かっているのにしないのは勇者ではないという意味があります。
そのため、この故事成語を信条として、「私は人としてしなければならないことに対しては、勇気を持って挑む!」と言うといいでしょう。
2.虎穴に入らずんば虎子を得ず
故事成語を用いた信条には、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」があります。虎穴に入らずんば虎子を得ずとは、恐れずに思い切った行動を取らなければ大きな成果は得られないという意味があります。
この故事成語を信条として、「私は何かをするときには恐れずに突き進み、必ず大きな成果を得たいと思います!」と言うといいでしょう!
四文字熟語を用いた信条
四文字熟語での信条を見ていきましょう。四文字熟語は難しい言葉が多いですが、意味を知ると素敵なものばかりです。
自分の中で好きな四文字熟語を決めて、それを信条にするのもおすすめです!四文字熟語での信条とは、どんな言葉なのでしょうか?
1.初志貫徹
四字熟語を用いた信条には、「初志貫徹」があります。初志貫徹とは、最初に決めたことを最後まで貫くという意味があります。
初志貫徹を信条にしている人は、面接でのPRとしても使うことができるでしょう。印象もとても良くなるのでおすすめです。
初志貫徹というのは、信条にしやすい四字熟語でもあるでしょう。
2.不撓不屈
四字熟語を用いた信条には、「不撓不屈」もあります。不撓不屈とは、意思を強くもち、どんな困難からも決して逃げずに立ち向かうという意味があります。
不撓不屈を信条にすることで、人生どんなことがあっても自分らしさを忘れないで生きていくことができるでしょう。不撓不屈の精神というのは大事なことになります。
不撓不屈という信条も、面接の自己PRとして使うことができます。
信条がある人は成功者に多い?
信条がある人というのは、実は成功者に多いとされています。多くの成功者は、自分の信条というものを早いうちから持っていました。
周りからバカにされたとしても、その信条が決してブレることがないのです。信条を持ち続けることができたからこそ、成功しているという可能性も大きいでしょう。
そして、成功者は、最初に持った信条を成功したあともずっと変わらずに持ち続けてもいるのです。
信条を持った人間になろう!
信条についてみると、信条がある人は素敵な人だということが分かるでしょう。信条は一度決めたらずっと持ち続けるものです。
何があっても変わることがない信条を持って、人間的に大きく成長できる人になりましょう!