唇をよく噛む心理や原因!下唇や口の中を癖はストレスなの?

小さな子供が唇を噛む仕草はとても愛らしくて、成長過程の1つとして捉えられます。大人が唇を噛むときは、無意識のうちにやってしまう人の方が多いのではないでしょうか。癖になっている唇を噛む仕草には、どんな意味があるのか徹底解説します。

唇をよく噛む心理や原因!下唇や口の中を癖はストレスなの?のイメージ

目次

  1. 1あなたは唇を噛む癖がある人?
  2. 2下唇をよく噛む心理
  3. 3下唇をよく噛んでしまう原因
  4. 4唇をよく噛む人に対する周りの印象
  5. 5下唇をよく噛む癖を治す方法
  6. 6他の口元の癖でわかる心理
  7. 7恋人向けの「唇を噛む」行為
  8. 8ストレスと上手に付き合って

あなたは唇を噛む癖がある人?

「癖」とは、自分でわかっていてやるものと、知らず知らずのうちにやっているものの2種類があります。その中でも、唇を噛む癖は無意識のうちにしてしまう人の方が多い癖の1つです。無意識にしてしまう癖には、その人の表情や心理的動作から、何を感じているのかが分かります。

あなたは唇を噛む癖がある人でしょうか?もし唇を知らず知らずのうちに噛んでしまうのだとしたら、その心理の奥では何が起こっているのか、ご紹介してきます。

癖って自分じゃよくわからない

そもそも癖は、自分ではよく分からないものです。「髪の毛を触る」「爪を触る」「鼻を掻く」などは無意識のうちにやってしまいます。眼鏡をかけている人が、ズレた眼鏡を治すしぐさなども癖の1つでしょう。

同じく、唇をよく噛む人も癖だと言えます。このお話を読んでいる間、少しだけ自分の様子を気にしてみると、もしかしたら知らず知らずのうちに唇を噛んでしまうかもしれません。そのとき働く心理や、よく噛むのは何が原因なのか自分を振り返ってみましょう。

下唇をよく噛む心理

唇を噛んでしまうことと、人の心理とはとても密接に関係しています。唇を噛む癖の中に隠されているのは、心理が大きく影響しているということ。もしかしたら、自分でも気づいていない原因があり、「そうだったのか!」と目から鱗なことがあるかもしれません。

言いたいことを我慢する

「歯を食いしばる」という表現があるように、唇を噛んでいる状態は、何かを我慢している状態でもあります。何か言いたいことがあるのに、伝えたいことがあるのにどうしても伝えられない状況で、人は無意識のうちに唇、特に下唇を噛みます。

噛むことで心理的にもストップがかかり、言いたいことを口の中に収めてしまうのです。

強いストレスを感じている

現代社会で生きる中で、切っても切れないものが「ストレス」です。ストレスは、人間の体の至る所に影響を及ぼします。唇を噛む癖も、もしかしたらストレスが原因かもしれません。

日常や仕事の中で不満や苛立ちによって感情が高ぶって来るとき、その気持ちを抑えるために無意識的に唇を噛んでしまうことがあります。物理的な痛みを口内や下唇に与えることで、心理的にも落ち着かせる役割を果たしています。

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欲求不満の状態

男女とも、愛する人とのキスやハグ、愛情を表現した言葉などが希薄になると段々と欲求不満になってきます。そんなとき、知らず知らずのうちに唇を噛んでしまうことも。また、長い間その状態であると最初はふとしたときに唇を噛んでしまう状態だったのが、噛む癖がついてしまう人もいます。

男性の場合は、欲求不満を抱えると肉欲的で原因が明快です。女性の場合は精神的なストレスやすれ違いからくる欲求不満の割合が多く占める場合もありますので、体の関係がなくても、キスやハグなどのスキンシップで、愛情を表現することで欲求不満を改善できるでしょう。

嘘をついている

人は「嘘」をつくとき、自分で思っているよりも動揺し、そのサインは仕草や表情に現れます。嘘をつくとき、普段はしていないような仕草をしてしまったり、目が泳いでしまったりしているのを見たことがあるはずです。

嘘をつくことは、本当のこと・真実を隠していることになるので、体が勝手にストップを掛けます。その際に、唇を噛んでしまう癖が出たり、唇を噛む癖がなくても知らず知らず噛んでしまうのです。

唇を噛む癖がある人は、もしかしたら嘘をつくのが癖になっている人なのかもしれません。嘘をつくことで、下唇を噛んでしまう癖がついているのなら原因が明確ですので、普段から気を付けることで改善できそうです。

心に傷を負っていることで自傷行為に陥っている

上記で紹介したような、「ストレス」や「嘘」や「我慢」などなくても、下唇を噛んでしまう人がいます。自傷行為の癖がある人です。唇を噛む行為も、自傷行為の1つです。

人が自傷行為に陥る原因はいくつかありますし、もちろん「ストレス」や「嘘」、「我慢」も原因の1つになり得ます。その他にも、唇を噛むと口内炎になったり口の中で炎症を起こしたり皮膚がめくれたりしますが、そうした痛みを伴う行為によって自分を見出したり、自己破壊衝動を抑えることができたりする人もいます。

その人は、心のどこかに傷を負っていて寂しさや孤独感を持っていることもあります。周りで下唇をよく噛む人や、唇を噛む癖のある人がいたら、少し気にかけてあげてください。

下唇をよく噛んでしまう原因

無自覚に下唇を噛んでしまう人や、意図的によく噛む人の心理をご紹介しました。「ストレス」を抱えていたり、何かに抑圧されていたりと、原因は様々です。

もちろん「ストレス」は唇を噛む癖の原因の1つです。しかし、そうした内面的な原因だけで下唇を噛んでしまうとは限りません。心理的な要素の他にも下唇を噛んでしまう原因があり、それがストレスなどと相まっている場合がありますので、いくつかご紹介します。

体調不良や疲労困憊時

元々唇を噛む癖がない人や、別に下唇を噛んでしまうことが苦になっていない人が唇を噛んでしまう場合、体調不良が原因かもしれません。

食事中、口の中を噛んでしまい、その部分が口内炎になってしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。気を付けているはずなのに噛んでしまうことや、一度噛んで、その部分が晴れてしまい、何度も歯が当たって不快な思いをするなどは、体調不良時に良く見られます。

普段、唇を噛む癖がない人が下唇などをよく噛む場合、体調不良や疲労を疑った方が良さそうです。

ストレスなどによる胃腸不良

上記でもご紹介した通り、体調不良になると肉体的にも精神的にも疲れ、普段やらないような行動がうっかり出てきてしまうこともあります。

その行為が口元、下唇や口内で起こった場合、口の不調は胃腸の不調と言われていますので、もしかしたら胃腸が弱っているのかもしれません。また、唇を噛むだけでなく口内炎ができたり口の中が荒れてしまったりなども、胃腸不良が原因と考えられます。

胃腸は睡眠不足・食生活の乱れ・ストレスなどが原因で弱まっていきます。そんなときは、生活リズムや食生活を見直して、体に負担を掛けないよう心掛けてみてください。体はとても正直なので、適度な睡眠・バランスの取れた食事など規則正しい生活に改善すると、すぐに効果が表れるはずです。

歯並びが悪い

女性は特に気にしやすい歯並びですが、実は唇を噛む癖の原因は、歯並びかもしれません。少し意外かもしれませんが、歯が唇に当たりやすい位置にあったり、矯正中に器具が唇に当たることで癖になってしまう人もいます。

もし仮に、歯の治療中や矯正中に唇をよく噛むようになってしまっても、それは一過性のものなので治療が済めば徐々に収まっていくでしょう。また、歯並びが悪くて唇を噛む癖がついている人は、矯正をして歯並びを治すことで改善されることもあります。

どちらも、気になるようでしたら歯医者さんに相談してみると良いでしょう。

唇そのものの荒れ

唇を噛む癖を持っている人の中には、唇が荒れてしまっている人もいます。これも、唇を噛む癖になる原因の1つです。エアコンの利いている部屋に長時間いたり、濃い化粧をしていたりすると、唇は荒れやすくなります。そんなとき、唇をなめたり噛んだりする癖がつきやすくなるのです。

唇が乾燥していると、まず唇をなめる癖が付き、次第によく噛むようにもなってしまいます。癖が乾燥している人は、加湿器で部屋を潤したり、リップクリームなどを使用したりすることで、癖を改善することができます。

唇をよく噛む人に対する周りの印象

唇を噛む癖は、口の中を噛んでいるわけではないので傍から見てもすぐに分かる癖の1つです。自分では無意識なのかもしれませんが、人から見てすぐに分かる行為は、周りからどのような印象を持たれているのでしょうか。

もし、唇を噛む癖を治したいと考えている人は、周りからの印象を覚えておくことで抑止力になるかもしれません。

ネガティブな印象を持つ

人が唇を噛むとき、「言いたいことを我慢している」や「ストレスを抱えている」や「体調不良」などの原因が挙げられます。どれも、あまりポジティブな内容ではありません。

また、「歯を食いしばる」という言葉もある通り、唇を噛む状態は怒りなどの感情を抑えている場合もあります。そうしたとき、周りからは良い印象を持たれず、ネガティブなイメージが付きまといます。

もし対人関係で悩んでいるのなら、こうした人が見て分かりやすい「ネガティブ」な癖があるのかもしれません。

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男性からは「かわいい」と思われることも

大好きな彼女が唇を噛む仕草は、男性からしたら「かわいい」という印象を持ちます。もともと唇を噛む仕草は、小さな子供や赤ちゃんに見られる光景なので、女性がするとそれもかわいさの1つとして捉えられるようです。

嬉しいときや拗ねているとき、愛し合っているときなどに唇を噛むと、男性の心をより強く掴むことができるかもしれません。

とはいえ、これはあくまでも癖ではなく女性が意図して行うポージングのようなものなので、癖にならないよう気を付けた方が良さそうです。

下唇をよく噛む癖を治す方法

唇をよく噛むと、唇が荒れてしまうだけでなく腫れたり炎症が起きたりしてしまいます。また、一般的には良い印象を持たれませんので、癖になっている人はなるべく改善した方が良いでしょう。

ただ、唇をよく噛む癖は、ほとんどの人が無意識にしてしまうことなので、自分で気を付けなければ噛んでいることにすら気付きません。自分では分からない人は、周りの人に協力してもらいながら、改善方法を探してみてください。

十分な休息をとる

もしも、唇を噛む癖が体調不良や疲労からくるものであれば、唇が荒れていたり口の中に口内炎が出たりと他の症状も出ているでしょう。そんなときは、十分な休息を取ってください。睡眠が足りていない、栄養が足りていないなどを改善することで、唇を噛んでいた癖が収まっていくでしょう。

もし、十分に休息を取れない状況の場合は、せめてバランスの良い食事を取る、布団で寝る、お風呂に入るなどどれか1つでも良いので実践してみてください。全てを改善できれば理想的ですが、忙しい現代人にとって休みを取ることもままならない状況は往々にしてあることです。

また、考え事をしないというのも脳を休ませることになりますので、例えば笑える番組を見たり、映画を見たりして、心の休息を取るのも良いでしょう。

鏡で自分の姿をチェックする

女性は化粧をする際、鏡で自分の姿を確認しますし、男性も髪型のセットや髭を剃るときなどに鏡で自分の姿を目にします。そんなとき、自分が唇を噛んでいる姿を確認してみましょう。客観的に自分を見ることは、自分の癖を改善するのにとても効果的です。

自分が唇を噛んでいる姿は、どう見えたでしょうか。ネガティブに映った、顔が歪んで見えたなどの印象を持ったら改善のチャンスです。人から同じような印象を持たれている可能性がありますので、気を付けやすくなります。

また、女性が唇を噛んでいる姿をかわいいと思う男性もいることから、そういった意味でも意中の男性がいる女性は、姿を確認しておいても損はないでしょう。

ガムを噛む

唇を噛む癖が、寂しさや精神的なストレスを抱えてのことだとしたら、友好的なのは「ガムを噛む」ことです。咀嚼には安心感を得ることができます。また、強いミントなどノア味は、口の中に刺激を与えますので頭がすっきりしてストレス緩和にも役立ちます。

食事でも同じことが言えますが、ガムを噛むことは手軽にできて即効性があるのでお勧めです。今すぐにでも唇を噛む癖を改善したい人は、ガムを噛んでリラックスすると良いでしょう。

深呼吸をする

癖を改善するために、リラックスする方法としてもう1つ効果的なのが深呼吸をすることです。これも、手軽に今すぐできるリラックス方法です。もしもイライラや怒り、ストレスなどで唇を噛んでしまうのだとしたら、ひと呼吸を苦ために深呼吸してみましょう。

深く息を吸って吐くと気持ちが落ち着き、我慢していたことやイライラなどが整理できるはずです。

友人や家族など親しい人と楽しい時間を共有する

例えば友人と買い物に出かける、家族で旅行に行く、映画を見たりカフェでお茶をしたり散歩したり、親しい人と時間を共有することは寂しさを改善したり、飢えている愛情などを充填する効果があります。

付き合っている人や夫婦などの親しい間柄であれば、体を密着させるとより効果的です。心の余裕がなくなっているときに親しい人と過ごす時間は、リラックス効果を生み、普段は話せない胸の内を打ち明けられるかもしれません。

他の口元の癖でわかる心理

唇だけでなく、口内や口元で他にもいろいろな癖が見られます。その癖には、その人の心の奥底を映すメッセージが込められており、その癖からその人の心理が読み取れます。

自分を注意深く観察していると、唇を噛む癖以外にも意外な癖の発見するかもしれませんし、それによって自分を見つめなおすきっかけにもなり得ます。

口の中の皮を噛む癖の心理

唇をよく噛む人は、唇の皮をめくってしまう人も中にはいます。そうした行為は自傷行為と取れ、過度なストレスを抱えている人や精神的に不安定な人に良く見られる行為です。

同じように、口の中の皮をよく噛む人にも、同じことが言えます。口の中は唇と同じようにデリケートな部分でもあり、食事中に噛むととても強い痛みを感じます。そんな口内を噛む癖の原因は、単なる噛み合わせの悪さだけではありません。

ストレスを感じていたり体が疲労を感じていたりすると、会話中や食事中に舌がうまく動かず、噛んでしまうことがあるのです。ちなみに、体重増加による頬の筋肉の緩みでも口の中の皮を噛んでしまうことがあります。

潜在的ストレスからくる精神障害の可能性も

実は、唇や口の中の皮をめくってしまう癖に悩んでいる人は意外と多く、そうした人たちの中には川をめくることに快感を覚える人や、強迫観念からそうしてしまう場合があります。この症状には名前があり、「皮膚めくり症」と呼ばれています。れっきとした精神障害の1つです。

特に女性に多いと言われていますが、唇や口の中の皮膚だけでなくニキビや爪の皮やかさぶたなどを剥がさずにはいられない人のことも指します。

この症状の原因は、潜在ストレスと言われていますので、現段階で感じているストレスではなく幼少期の出来事がトラウマになっているばあいもあります。もし、口の中の皮を噛んでしまって皮膚がぼこぼこになってしまうと悩んでいる人は、自分が当てはまっているのか確認してみても良いかもしれません。

上下の唇を口内に巻き込むような癖の心理

口内の皮をめくるのとは少し違いますが、上下の唇を強く口内に巻き込むような癖も、口元でよくみられる癖の1つです。

この癖の心理状態は、「何かを強く押し殺している」状態を表しています。なので、もし身近で唇を口内に巻き込んでいる人がいたら「何かを言いたくても言えない、気持ちを押し殺している」状態にあるのだと理解してください。

怒りや悲しみや不満を押し殺している状態であると考えられますので、そうしたときはリラックスさせて感情を和らげてあげると良いでしょう。

恋人向けの「唇を噛む」行為

唇を噛んでいる人は、一般的に我慢しているように見えたり、怒っているように見えたり、ネガティブな場合ばかりです。しかし、それが恋人同士の場合少し状況が違ってきます。

恋人に、自分の気持ちを上手に伝えられるように、唇を噛んでアピールしてみましょう。

アヒル口とは違うハムハムポーズ

愛らしい女性の口元で代表的な「アヒル口」は、唇を前に突き出す少し拗ねているときにする仕草。拗ねているときの「アヒル口」は、男性受けが良く好印象を持たれます。

そしてそのアヒル口が進化したものが、ハムハムポーズです。数年前から流行ったハムハムポーズは、単純にした唇を噛むだけの仕草のことを言います。手軽にできて、少し切ないような表情ができてセクシーさも演出できることで人気となりました。男性からは寂しさを我慢しているように見え、好評だったようです。

男性に思いをうまく伝えられない女性は、女性のシンボルとも言える唇を上手に使って思いを伝えてみるのも良さそうです。

キスの最中に唇を噛む

恋人同士などで気持ちが高ぶったときに、相手とのコミュニケーションとしてキスをしますが、段々と濃密なキスをするようになると、唇を噛む場合があります。噛むと言っても痛みを伴うものではなく、優しく撫でるような甘噛みのキスです。

多くの場合は、男性が女性のふっくらとした唇を噛むのですが、唇を噛むキスは女性にとても好評です。他のキスとも組み合わせて使えば、夢中になってしまいます。キスが上手な評価も得られますので、愛する人とキスをする際にぜひ試してみてください。

ストレスと上手に付き合って

現代社会を生きる人たちにとって、ストレスは切っても切れないものです。そんな中で、体は正直に不調を訴えてきます。唇を噛んでしまう癖もその1つですが、自傷行為だからと言ってあまり悲観的にならず、ストレスの有効的な発散の方法を模索してみましょう。

また、唇を噛む行為は悪いことばかりではなく、上述の恋人同士のように自分の気持ちをアピールするポイントにもなりますので、自分だけの活用方法を探してみるのも良いかもしれません。

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