2019年01月12日公開
2019年01月12日更新
他人と関わりたくない心理!深く関わりたく無い時って?
他人と関わりたくない、深く関わりたく無い時の心理について説明します。「もう他人と関わりたくない」と思った事はありませんか?人間関係に疲れた時など原因は様々あるでしょう。他人と深く関わりたくないと思っている時の心理、特徴、対処法についてご紹介します。
目次
人と接するのがめんどくさい!
仕事上の人間関係に疲れた、彼氏とうまくいかない、ご近所付き合いが鬱陶しい、姑がうるさい、ママ友付き合いが負担、友人に裏切られた。人間関係でほとほと疲れてしまった経験は誰にでもあるでしょう。
孤独は辛くて寂しい気持ちになりますが、人と関わる面倒臭さに比べれば気が楽だ、と言う人は結構な数でいるようです。
人と深く関わりたくないと思っている時の心理状態や、常に他人と関わりたくないと思っている人の特徴、対処法についてご紹介します。
SNS疲れが人と関わりたくない要因になっている?
ひと昔前は、友達とは外で会話するだけでした。職場も同じでオフィスに行けば同僚や上司と話をしますが、ひとたび職場を離れれば自分の時間を持つことが出来ました。しかし現在は、外と家との境がなくなっています。SNSが発達したからです。
ラインやメールでのやり取りで、友達や彼氏とはいつでも会話が出来ます。職場の上司や同僚ともラインでつながって、連絡事項をやり取りするところもあります。確かに便利ではありますが、これでは気が休まる暇がありません。
SNSは、直接人と合わなくても、やり取りができるのが魅力ですが、これによってプライベートにも外の人間関係が持ち込まれることとなります。人と関わりたくない要因となっているのはSNSも大きなウエイトを占めているのかもしれません。
他人と関わりたくない心理とは?
まず初めに、他人と関わりたくない心理について説明します。どんなに寂しがりやさんでも「他の人と関わりたくないな~」と思うことはあるでしょう。
人は一人では生きていけません。仙人のような暮らしならば別ですが、実際は誰かしらと関わっていかないと生きていくことは難しいでしょう。でも、その中でも極力他人と関わりたくないと言う時はあると思います。それは一体どんな時なのでしょか。
自分の事に集中したい
他人と関わりたくない心理、一つ目は「自分の事に集中したい時」です。例えば、心配事があって他人に関わっている場合ではない時、ここ一番の仕事が控えていている時などは自分の事だけに集中しないと気が散ってしまいます。
この様な時は誰でも他人と関わりたくないという心理になるでしょう。これはある意味仕方のない事かもしれません。
土足で踏み込まれたくない
他人と関わりたくない心理、二つ目は「土足で踏み込まれたくない時」です。貴方の周りに人のプライベートや心の中に土足で踏み込んでくる人はいませんか?
通常なら空気を読んで触れないような私的な事を、遠慮なく根掘り葉掘り聞いて来る人がいるとガードは固くなります。心の距離を保てないような人と一緒にいると「関わりたくない」と思ってしまうのです。
他人に縛られたくない
他人と関わりたくない心理、三つ目は「他人に縛られたくない時」です。関わりたくない傾向がある人は自由を好む人が多いです。少しでも「~べき」「~しなければ」という縛りがあると窮屈で仕方なくなってしまいます。
縛っているつもりはなくても、前述のようにプライベートな内容を聞いてきたりされれば、見張られているような気持になります。とにかくこのような心理になる人は何者にも支配されずに生きていたいと思うのです。
気遣いするのが負担
他人と関わりたくない心理、四つ目は「気遣いするのが負担な時」です。関わりたくないのに何故気遣い?と不思議に思うかもしれません。なるべく人と関わりたくない人は意外に繊細で気にしすぎの人が多いのです。
そのため他の人と一緒にいると「楽しんでくれているかな」「こんなこと言ったら嫌がるかな」など人並以上に気になるのです。なぜ、これだけ気遣ってしまうのか、それは「その人の性質」としか言いようがありません。
そして、人といると気を遣いすぎてしまうので、疲れてしまうため積極的に他の人と関わりたくないと思ってしまうのです。
傷つきたくない
他人と関わりたくない心理、五つ目は「傷つきたくない時」です。人間関係においてはうまく行く事ばかりではなく嫌な気持ちになることもあります。時には無遠慮な人や癪に障るような事を平気で言う人もいるでしょう。
他人と関わりたくないと思ってしまう時は「これ以上人と関わって傷つくのが嫌」「傷つくぐらいなら一人でいた方がマシ」と思う時なのです。
他人と関わりたくないと思う原因
他人と関わりたくない心理について説明しました。次は他人と関わりたくないと思う原因について見ていきます。元々人と関わるのが好きではない人もいますが、何かのきっかけで人嫌いになる人もいます。どんなことが原因になったのでしょうか。
職場の人間関係に疲れた
「職場の人間関係に疲れた」事が原因になり人嫌いになる人は多いです。上司にパワハラを受けた、同僚にハブられた、派閥争いに巻き込まれ仕事どころではなくなった、など仕事以外の悩みになるのが人間関係です。
友達どうしの付き合いとは違うので、割り切って付き合えればいいのですが、気にしてしまう人、嫌な事を引きずってしまう傾向のある人は関わりたくない、と思ってしまう人が多いようです。
彼氏や友達に裏切りられた
彼氏や友達に裏切られたことがきっかけで、人と関わるのが嫌になる人もいます。特に信頼していた親友が自分の彼氏と浮気をしていたなど、人間不信になりそうな裏切りに合うと「誰を信じていいのか分からない」という気持ちになります。
一人でいれば、裏切りに合う事はありません。だから人となるべく関わらないで生きていこうと思うのです。
いい子ぶりっこが嫌になった
親の育てられ方などが原因で「いい子」を演じてしまう人も、様々なきっかけにより人と関わりたくないと思います。いい子をやめて好きなようにふるまえればいい事なのですが、いい子ぶりっこが染みついている人は中々自分を出せません。
自分をさらけ出してしまうと、人から反発される可能性が大きくなります。そうすると自分が深く傷ついてしまいます。誰とも関わらなければ傷つかなくて済むと思います。
他人と関わりたくない人の特徴
他人と関わりたくないと思う心理と、原因について見てきました。ほとんどの人は、人間関係のトラブルが原因になって「もう関わるのはやめよう」と思うようです。
しかし、これといったきっかけがないのに、あまり人と関わりたくないと思う人がいます。それはどういった特徴を持つ人なのでしょうか。
ありのままの自分を出せない
他人と関わりたくない人の特徴の初めに挙がるのはこれは、「ありのままの自分を出せない」ことです。先ほどの「いい子ぶりっこが嫌になった」に通じる部分がありますが、このような人は自分を出すと人に嫌われてしまうのでは?という恐れがあります。
幼い頃に条件付きの愛情で育てられた人、親の気まぐれで怒られてきた人は、このような傾向になりやすいと言われています。条件付き愛情とは「いい子」の時だけ愛されること、つまりあ「ありのままを愛してもらえないこと」です。
親の気まぐれで怒られ続けると、子供は親が何時怒るのか分からないので親の顔色を常に伺うようになります。そのような状況下では、ありのままの自分を出せるどころでなくなるのは当然かもしれません。
自分のことしか興味がない
自分のことしか興味がない人も「他人と関わりたくない人」の特徴です。世の中には好むと好まざるによらず周りの事が見えてしまう人と、自分の興味のある事(或いは自分自身)を深く掘り下げる人がいます。
自分のことしか興味がない人は、他の人が何を考えているのか、どんなことを欲しているのかを知ろうとしません。このタイプの人は人と関わりたくないというよりも「関わる気持ちがない」と言った方が正解かもしれません。
自分のペースを崩したくない
「自分のペースを崩したくない」と言う気持ちが強い人も他人と関わりたくない人の大きな特徴です。研究者や職人タイプにこの様な人が多くいるようです。
他人と多く関わるようになると、どうしても人と合わせる事が出てきます。でも、人に合わせていると自分本来のペースが保てなくなり自分の良さが崩れてしまいます。
器用な人、人の事を気にし過ぎない人、主張の出来る人は他人との関係の中でも自分のペースを崩さすに済みますが、そうではな人は関わらないで生きていた方が無難と思うようです。
他人と関わりたくない時の対処法
人と関わるのが嫌という人でも、心のどこかで「このままではまずいので」と考えているようです。やはり、ずっと一人ぼっちでは寂しいと思うからでしょう。それでも、今現在の貴方は人と関わりたくないと思っています。その時はどうすればいいのでしょうか。
まずは、疲れた心を癒し、自然に他人と関われるようになるまで「待つ」のがいいと思います。無理に人と関わろうとせずに自分を見つめているうちに「人と関わろうかな」と思うようになるでしょう。他人と関わりたくない時の対処法をご紹介します。
スマホから離れる
人と関わりたくない!と思った時は、まずはスマホから離れましょう。スマホは人と気軽に会話ができるツールですが、それゆえに心の負担となってしまうことがあります。
外での人間関係を家の中でもずっと引きずる形になるラインやメールに悩まされている人は意外に多いです。人づきあいで疲れている時には、ラインを見ないようにするだけでもだいぶ心が軽くなるでしょう。
読書や映画の鑑賞
人と関わりたくない時には、読書や映画の鑑賞も良い対処法になります。人疲れしている時は森林浴や近くの緑の多い公園へ散歩に行くだけでも癒されます。特に森林浴効果は侮れません。いつもパソコンに向き合っている人にはおすすめです。
読書や映画がいいのは、誰にも邪魔されず没頭できるからです。何もせずにぼーっとしているだけでは、嫌な出来事を思い出してしまいますが、読書や映画ではその世界に入り込むことができるので、いろいろな事を一時だけでも忘れられます。
マインドフルネス瞑想
マインドフルネス瞑想も最強の方法です。マインドフルネスとは「今この瞬間の自分の状態を感じきること」です。過去や未来ではなく今現在の自分を見つめる瞑想とも言えます。
ここ数年で日本でも流行ってきている瞑想ですが、ストレスが軽減され記憶力ややる気の向上が認められるため企業でも取り入れられてきています。人と関わりたくない時は心が疲れている時です。なぜ疲れるかと言えば様々な事に目が向きすぎてしまうからです。
過去の事を悩み続けたり、未来を案じるよりも、今のこの瞬間を感じきる。この方が心の負担が減るはずです。
家事や片付けに集中
家事や片付けに集中するのも、心のケアにはとてもいい方法です。お料理は嫌々やるのではなく、本当に自分が食べたいものを楽しみながら作るようにしましょう。
片付けも、気持ちの整理をする方法ではトップに上がるぐらいの最強の方法です。何だか心がモヤモヤする、落ちつかない、という時は家の中を見てください。洗濯物が床に散乱していたりデスクが散らかっているのではないですか?
心の状態と家の片づけ具合は比例すると言われます。散らかった部屋をいつも目にしていると、心も乱れるのです。人と関わりたくないようなことが起こった時は試しにやってみてください。
他人と関わりたくない人に向いている仕事
他人と関わりたくない人に向いている仕事を紹介します。特に嫌なことがあったわけではない、でも他人の中でいるより一人の方がいい、という人もいます。元々一人を好むタイプの人が無理に他人と密に関わる仕事に就くと負担に感じるでしょう。
仕事は適正がないと続きません。人と関わるのが好きな人、あまり得意でない人など、自分の性質を見極めて仕事を選ぶと本来の力が発揮できるはずです。
プログラマー
他人と関わりたくない人に向いている仕事の一つ目は「プログラマー」です。プログラマーとは、パソコンのプログラミンをする人です。会社員として社内で働く人が多いですが、自宅で仕事を請け負っている方もいます。
必要なのは、パソコンとご自分のスキルだけです。営業などでお客さんと接する事もない裏方なので人と関わりたくない人には向いているでしょう。
アフィリエイター
アフィリエイターも他人と関わりたくない人に向いている仕事です。アフィリエイターとは、広告収入を得る仕事です。この仕事も自宅やノートパソコンがあればできてしまうので、人との関りは最小限に抑えられます。
アフィリエイターパソコンで記事を書き読んだ人に、広告をクリックしてもらうのが目的なのですが、ある程度の知識がないと最初の内は稼げないかもしれません。他の内職も同時並行でやった方がいいと思います。
トラック運転手
トラック運転手も、一匹狼的な仕事のスタイルです。今は通販サイトで買い物をする人が増えています。そのため流通の要であるトラック運転手の需要は高くなっています。
同じ運転手でもタクシードライバーは接客がありますが、トラック運転手ならそれがありません。ただ、荷下ろし等の時には相手先の人とやり取りをしたり、無線で職場の人とやり取りはするので完全に一人職場ではありません。
人と関わりたくないと思うのは病気の可能性もある
最後に、病気の可能性についてです。他人と関わりたくないと思うのは病気が隠れている場合があります。このような時は一人で頑張ろうとせず医師に相談に行ってみましょう。
うつ病の可能性
まず初めに、うつ病の可能性です。他人との接触を嫌がるのはうつ病になっている場合があります。人と関わる以外にも「やる気が起きない」「眠れない」「食欲がない」「いいことが何もない」など悲観的な気持ちになるのが特徴です。
人と関わらない、でも「家では元気で食欲もあり眠れる」と言う人はうつ病の可能性は低いです。でも上記のような症状も同時にある場合は要注意です。うつ病になると自分では何も行動を起こせなくなるので周りの人も気にしてあげてください。
対人恐怖症の可能性
他人との関りを避けるのは「対人恐怖症」の可能性もあります。対人恐怖症とは過度に人が怖くなってしまう状態です。神経症の一種で、人前で緊張して顔を赤くする、汗をかく、声が上ずる、などの状態になります。
人前で恥をかいたり、怒られるのではないかと過度に気にしてしまうのが特徴です。しかし、これは克服できる病気です。ありのままの姿をさらけ出すこと、開き直ることが徐々に出来て来れば人との関りも負担にならなくなるはずです。
人との関りが嫌になったら無理せずに休もう
他人と関わりたくない、深く関わりたく無い時の心理について説明しましたが、思い当たる事はあったでしょうか。
今は昔よりネットでの人とのやり取りが増え、人間関係も希薄になったかのように思えます。でも意外にもSNSに振り回され疲れている人が増えています。
「もう他人と関わりたくない」と思ったら、それは自分の心のSOSかもしれません。無理をせずに少し休んで自分の時間を持ちましょう。そうすれば自然に人と関われるようになるはずです。