週末婚の意味とは?週末の夫婦って?

最近は週末婚に関心があるカップルが増えています。仕事を続けたい女性が増えた事が要因となっているようです。週末婚はお互いのキャリアを保ちつつ家庭を持てるメリットがあります。しかしデメリットもあります。週末婚の意味とは?週末だけの夫婦の良い面悪い面を解説します。

週末婚の意味とは?週末の夫婦って?のイメージ

目次

  1. 1週末婚の実態が知りたい!
  2. 2そもそも「週末婚」の意味とは?
  3. 3週末婚のメリット
  4. 4週末婚のデメリット
  5. 5週末婚が適している夫婦の特徴
  6. 6子供ありの週末婚の子供への影響とは?
  7. 7週末婚をする際の注意点
  8. 8子供が欲しい人は早めの同居を
  9. 9週末婚は最初の話し合いが大事

週末婚の実態が知りたい!

週末婚という言葉を聞いた事はありますか?夫婦は同居して生活するのが当たり前と思っている方や、少し上の世代の方々にとっては聞きなれない言葉だと思います。

でも、週末婚に関心のあるカップルは増えています。特に仕事を持つ女性は、結婚でキャリアを捨てたくないという方も多いので真剣に検討している人もいるようです。

週末婚の意味とは何なのか?週末婚のメリットデメリットとは?週末婚を考えているカップルに向けて新しい夫婦の在り方をご紹介します。

そもそも「週末婚」の意味とは?

そもそも週末婚の意味とは何なのでしょう?週末婚という言葉は1999年のテレビドラマから生まれ話題になりました。週末だけ同居する結婚の形を「週末婚」と言います。お互いの生活を大事にしつつ家庭も持つ事が出来るスタイルは真新しく見えたのでしょう。

実は以前から夫の出張などで止む終えず別居をする夫婦はいました。別居と週末婚は同居しないという意味では全く一緒です。ただ、「別居」は同居していた夫婦がお互いを尊重するために選ぶ事が多かったので離婚が近い夫婦というイメージがつきまといます。

それに対して「週末婚」はどちらかと言えば「最初からお互いの合意の上であえて同居しない選択をする」ものです。子供を持たない前提の夫婦もいるようです。そのことから斬新な結婚の形として注目されているのでしょう。

週末婚のメリット

話題になっている週末婚ですが、週末婚のメリットにはどんなものがあるのでしょうか。あえて別居を選ぶのですから、それなりの利点がきっとあるはずです。

新鮮な気持ちを保てる

週末婚のメリットで一番大きいのは「新鮮な気持ちを保てる」ことでしょう。恋愛をしていた頃は一緒にいる時間がかけがえのない物に思えます。しかし、その気持ちは同居すれば徐々に薄れていきます。いつまでも恋人どおしのような気分になれるのが魅力です。

夫婦の会話が増える

週末婚は、夫婦の会話が増えるという利点もあります。長年連れ添っているとお互いを知り尽くしてしまうので新鮮味もなくなりますが、それと同時に会話も減ってしまうことがあります。

しかし、週末だけ合う夫婦では会話が減る事は少なくなるでしょう。せっかく週末だけ会えるのだから沢山会話をしたいと思うからです。平日に合ったいろいろな事を報告したり、旅行の計画を立てるなど話す内容は多いはずです。

家事の負担が減る

週末婚とは、別居のスタイルを取ることです。従って、家事は当然自分の分だけ行えばよい事になります。昔に比べれば夫も家事を分担するようになっています。しかし、今も妻の方が家事分担が多いのが実情です。

別居すれば、一人暮らしをしているのと同じなわけですから、洗濯や料理、皿洗い、掃除などは自分の分だけ好きなように行う事が出来ます。

ライフスタイルを崩さずに済む

週末婚では「お互いのライフスタイルを崩さずに済む」というのも大きなメリットです。週末婚ではほとんどの場合、妻も仕事を持っています。

お互いの勤務形態が違う場合、例えば夜勤があったり夜遅い帰りの場合は、一緒に住んでいるとお互いに気を使う必要が出てきます。週末婚であればいつもは一人暮らしなので気遣いは不要、自分の生活スタイルを崩さずに済むのです。

週末婚のデメリット

では反対に週末婚のデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。週末婚を考えている人は、きっとデメリットの方が気になっているはずです。週末婚のデメリットとは何なのか?解説します。

生活費がかさむ

まずデメリットに挙がるのは生活費がかさむことです。別居するのですから家賃、光熱費は全て二倍になります。また、遠距離で住む場合はお互いに行き来するための交通費がかかります。地方で車を別々に持つような場合は車の諸費用もかかります。

お互いが仕事を持ち稼いでいるので、生活費を問題視しないという夫婦もいると思いますが、子供を持ちたい、いずれは家を購入して一緒に住みたいと思う場合は貯蓄は出来にくくなってしまいます。

妊活が大変

週末婚は、ずっと続けるのではなく期間を限定しているカップルもいます。例えば、遠距離恋愛から結婚する事になったけれど、しばらく会社は辞められないと言った場合です。

期間限定で週末婚をしている人は、子供も欲しいと思う夫婦が多いです。その場合は妊活が必要になってきます。しかし、妊娠は年齢を重ねれば重ねるほど出来にくくなってきます。離れて住んでいるとタイミングが合わず妊娠に至らない事も多いのです。

浮気の心配が増える

週末婚では、お互いの生活の様子が分からないので浮気の心配が増えます。一緒に暮らしていれば、不倫相手の女性の家に泊まるようなことは中々できないでしょう。でも離れて暮らしていれば、不倫は簡単にできてしまいます。

どんなに不倫がばれないよう気を付けていても、妻は敏感です。夫の衣服の匂いや女性の髪の毛などを見て気づく事も多いです。早く気づけば早く対策を立てられます。しかし、一緒に住んでいなければ夫の変化を見抜けない可能性は高くなります。

また、浮気から離婚、訴訟に発展した場合夫(妻)の不倫の証拠がなければ慰謝料の請求も難しくなってしまいます。

離婚率が上がる

週末婚では離婚するカップルは多いと言われています。その理由は離れて暮らしながら結婚をする意義が不明確になってくるからです。

最初の内は週末婚を成立させようとお互いに努力をします。週に一度は会えるように平日は仕事を頑張り、二人で会っている時は恋人どおしのように楽しもうとします。

しかし、どちらかが仕事が忙しく疲れている場合は、最初にしていた約束は守られなくなります。会わない期間が長くなれば結婚している意味が失われてしまい離婚を考えるケースが増えるのです。

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週末婚が適している夫婦の特徴

週末婚とは何なのか?メリットとデメリットについて紹介しました。では週末婚に向いている夫婦の特徴とは何なのか見て参ります。

子供を持たない夫婦

週末婚が適している夫婦とは、ズバリ「子供を持たない夫婦」です。子供を持つ計画をしている場合は、ずっと週末婚を続行するのは難しいからです。

子供が出来ると、おのずと夫か妻のどちらかが引き取って育てる事になります。そうすると週末婚のメリットである「家事の負担が減る」「ライフスタイルを保てる」が無くなってしまいます。

ずっと週末婚を続けたい、お互いのキャリアを保ちたい、ライフスタイルを崩したくないと思っている人は子供を持たないと割り切った方がいいでしょう。

妻もキャリアがある

週末婚が適している夫婦その2は、妻もキャリアがある夫婦です。今の時代は、女性も会社の主力となって働くケースが増えました。特にプロジェクトなどのリーダーを任せられるような立場であれば、キャリアも大切にしたいと思うはずです。

そんな時に、結婚で残業が出来にくくなるなどセーブしなければいけないのは、妻にとっては不利益でしかありません。夫だけでなく女性もバリバリ働き続ける夫婦は週末婚は適しているでしょう。

職場がそれぞれ遠い

職場がそれぞれ遠い場合も、週末婚が適しています。遠距離恋愛でお互いが遠いところで就職した場合、同居にすると、妻や夫が仕事をやめざる終えなくなります。

週末婚にすれば、会社をやめずに結婚という形を取ることができます。また、それほど遠距離ではなくても通勤の負担を減らしたい場合は週末婚は適しています。通勤時間はバカになりません。郊外に住んで首都圏に通うのは結構な負担になるのです。

お互いが、職場に近いところに住めば、通勤時間の節約になり趣味や資格取得の勉強に励めます。

仕事場が自宅兼用になっている

どちらか一方が仕事場を自宅兼用にしている場合も週末婚は適しています。例えば、旦那様がお店を経営している場合、家族が一緒に住んでいるとプライバシーが守れない事があります。その場合は離れて住んだ方がいいケースもあるでしょう。

事務所兼自宅という方式を取っている事業主の夫や、業者とのやり取りや夜遅くの営業などの関係で、やむ終えず職場で寝泊まりしているケースは多いです。そのような時は、事業所以外に家を持ち週末だけ夫や妻が帰宅する形が適しているかもしれません。

子供ありの週末婚の子供への影響とは?

次は「子供ありの週末婚の子供への影響について」です。恐らく週末婚を考えている人は、子供の問題が一番気になるところだと思います。

子供への影響は「ない」と言う方と「ある」と言う方、それぞれにいらっしゃいます。「ない」と言い切る人は子供への悪影響を考えて普通のご家庭よりも努力をされているようです。

週末婚でお子さんがいる場合は、どちらかが子供の面倒を見る形になります。子供が小さい内は夫婦交代で子供の面倒を見る事も出来ますが、幼稚園や学校に上がる年齢になったら子供が住む場所は限定されます。

子供が寂しいと思うかも

週末婚でお子さんがいる場合は、子供が寂しいと感じてしまうかもしれません。子供が出来たら母が家で育てる事が多いと思います。その場合、子供がお父さんに何か相談したい時や、お父さんでなければ出来ない遊びもしてもらえません。

もちろん、普段はお父さんは働いていて家に居ない事が多いでしょう。その場合は週末だけ子供と会うのと大差ないという意見もあります。でも、それは親の考えであり子供自身は本当はどう思っているのかは分かりません。

毎日お父さんが帰ってくる、一緒にご飯を食べる、お風呂に入る、のを楽しみにしている子供もいるかもしれません。子供目線になって考えてみることと、それでも週末婚を選ぶなら子供といつでも連絡を取れる環境を作っておくことが大切です。

周囲からの偏見にさらされる

周囲からの偏見にさらされるというのも、子供へのデメリットの一つです。やはり今の日本では結婚は同居前提になっています。

そのため幼稚園や学校に行くようになって友達に「お前の家はお父さんいないの?」「ちゃんと結婚してないの?」と誤解される事はきっとあるでしょう。

長期出張で離れて暮らしているなどの理由があればいいのですが、あえて週末婚を選んでいる場合は「週末婚」という形を周りに分かってもらう説明をするのは難しいと思います。

週末婚をする際の注意点

最後に、週末婚をする際の注意点を挙げておきます。週末婚は欠点もありますが、予めリスクを知っておけば未然に離婚の危機を防ぐことが出来るでしょう。

妊娠などの将来設計を決める

まず大切なのは、将来設計と事前ルールをしっかり決めておくおくことです。一番大切なのは子供を持つか持たないかです。女性は妊娠の期限があります。後になって「やっぱり子供がほしい」と思ってもすぐに授かるかどうか分かりません。

子供は欲しい、でもキャリアを積んでおきたいと言う場合は期間限定にする、子供が授かっても週末婚を続けるのであれば、どちらが主に育てるのかなど予め決めておく方がいいでしょう。

また、お互いの両親の介護などの問題も後々出てくるでしょう。そういった場合の介護者なども折を見て話し合っておくのをお勧めします。

連絡はマメにとる

次に大事なのは「連絡をマメに取る」ことです。緊急連絡先、合鍵を作るのはもちろんですが、何かあったら報告ついでにメールやラインではなく電話をしましょう。テレビ電話を活用するのもおすすめです。

特にお子さんのいる家庭では、テレビ電話を使って毎日お父さん(お母さん)と話しをするようにします。そうすれば子供に「時々家にやってくるオジサン(オバサン)」と思われないで済むでしょう。

家庭がある事を忘れない

最後に、家庭がある事を忘れずにいることです。週末婚は、普通のカップルと変わらない形の結婚です。平日は独身のような生活をしていれば結婚していることを忘れてしまう事もあるでしょう。

でも、実際には結婚しているのですから、異性に誘われたりして安易に乗ってしまえば不倫となります。お子さんがいる場合は、尚更家庭を忘れずにいることは大切です。

子供が欲しい人は早めの同居を

週末婚を考えている人の中には、将来に渡って別居するつもりはなく期間限定で考えている人が多いようです。そのような方たちは、いずれ子供が欲しいと思っている人も多数おられます。

しかし、別居している状況では、なかなか子供を授かれないのも事実で、ほとんどの方が同居を開始してから妊娠しているようです。タイミング法という妊娠のための方法はご存知と思いますが、女性の排卵日は月に一度だけです。

しかも、妊娠に結びつくような良い排卵が毎月起こるわけではなく、ちょうどよいタイミングの時に授かるわけです。もちろん週末だけで授かる事もありますが、子供を望んでいる方はなるべく早く同居を考えた方が良さそうです。

週末婚は最初の話し合いが大事

週末婚の意味とは何なのか?週末婚のメリットデメリットとは?週末婚を考えているカップルに向けて新しい夫婦の在り方をご紹介しました。キャリアを積みたい女性には福音となる週末婚ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

特に、夫婦で将来設計をしっかりしておくことが何より大事です。お互いにリスクもいい点も理解していれば幸せな週末婚ライフを送れるでしょう。

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