パーソナルカラーがわからない！診断でブルベかイエベかが分かる

お気に入りの服なのになぜかしっくりこない、流行りの色のリップなのに野暮ったく見える、ファッションセンスに自信がない、何を着ても似合わない、そんな悩みを持っている人はいませんか？

もしかしたらそれは、パーソナルカラーがわからないせいかもしれません。好きな色が必ずしも似合う色とは限りません。好き嫌いで選んでいると、もしかしたらあなたには絶対に似合わない色を選んでしまっているかもしれません。

パーソナルカラーがわからないと、本当の自分の魅力を発揮することができません。とてももったいないと思いませんか？自分のパーソナルカラーがわかったら、もう色選びで失敗することはありませんし、どの色にしようと迷うこともありません。

パーソナルカラーは、その人の魅力を引き出し、イメージをアップさせてくれます。パーソナルカラーがわかっている人と、わかっていない人とでは、おしゃれのセンスに格段の差が出ます。

一人一人に個性があるように、似合う色はみんな違います。パーソナルカラーがわかると、カラーコーディネイトの幅もぐんと広がります。自分らしく輝くために自分のパーソナルカラーを知っておきましょう。

パーソナルカラーは、アメリカ発祥の概念で、色の範囲を、スプリング・サマー・オータム・ウィンターの4つのグループに分け、その中から似合う色のグループを選定します。

パーソナルカラーとは、簡単に言ってしまうと、その人に似合う色のことです。赤い色が似合う人、青い色が似合う人、茶色が似合う人と、人にはそれぞれ似合う色がありますが、瞳の色や肌の色、髪の色などから総合的にその人に似合う色を診断したのがパーソナルカラーです。

ただし、パーソナルカラーは、ある特定の似合う色のことではありません。パーソナルカラーがわからない人は、単色で考えているからわからないのかもしれません。似合う色の傾向、似合う色味のグループと考えるのが妥当です。

パーソナルカラーにはいろいろな効果が期待されます。最も効果が大きいのは、見た目の印象がよくなることです。具体的には、顔色がよく見える、小顔に見える、実年齢より若く見える、健康的に見えるなどです。

実際にパーソナルカラーを顔の下に当てると、肌のくすみや目の下のクマが消え、顔がパッと輝くように明るくなります。そして、自分に似合う色を知ることで、ファッションやメイクのセンスがよくなり、イメージアップにつながります。

視覚効果が上がると、気分もよくなり心理的にも効果があらわれます。似合わない服を着ていると何だか落ち着かない嫌な気分になりませんか？反対に、似合う服を着ると、ウキウキと気分も弾み、自信が持てます。外面も内面も輝かせてくれる、それがパーソナルカラーの効果です。

反対に、パーソナルカラーがわからないと、流行りの服を着ても野暮ったく、いまいちパッとしません。肌もくすんで、実年齢より老けて見えたり、疲れて見えたりします。

もし、パーソナルカラーで似合う色がわかっていれば、似合わない服や化粧品を買って、無駄にしてしまうこともありませんし、どの服を選ぼうかと悩んで時間を浪費することもありません。

パーソナルカラーは、無駄な買い物を減らし、場所や時間の節約にも大いに貢献してくれます。流行りの断捨離にもうってつけといえます。

パーソナルカラーがわからない人は、まずパーソナルカラーの基本概念を理解しましょう。パーソナルカラーは、肌や瞳、髪の色味から、黄色味がかった色が似合うイエローベース（イエベ）と青味がかった色が似合うブルーベース（ブルベ）に分けられます。

さらに、イエベとブルベはそれぞれ、2つのタイプに分けられ、そこから自分のタイプを導き出します。もっと細かく分類する方法もあるのですが、あまり細かすぎてもわかりづらいので、4つのタイプで診断する方法が一般的です。

パーソナルカラーは、わかりやすくするために、色のタイプを四季を使ってあらわしています。つまり、パーソナルカラーには、春をあらわすスプリングタイプ、夏をあらわすサマータイプ、秋をあらわすオータムタイプ、冬をあらわすウィンタータイプがあります。

スプリングタイプ、サマータイプ、オータムタイプ、ウィンタータイプといっても、それぞれの季節からイメージするカラーは人それぞれです。

スプリングタイプだから春っぽいパステルカラーが似合うかといえば一概にそうとも言えません。ウィンタータープと聞いて、重苦しい色を思い浮かべるかもしれませんが、それも正しくはありません。

それぞれのタイプに似合う色をご紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

イエローとブルーは色彩学的に両端に位置するので、パーソナルカラーでは、色のグループをイエローベース（イエベ）とブルーベース（ブルベ）に分けていますが、難しく考える必要はなく、単純に黄色っぽい色が似合うか、青っぽい色が似合うかというだけのことです。

イエベに属するのは、4つの色グループのうちの、スプリングタイプとオータムタイプの2つです。

パーソナルカラー診断でスプリングタイプの人は、透明感のある肌、ツヤのある髪、キラキラと輝く瞳を持ち、顔立ちがはっきりした、明るく華やかな印象です。実際の年齢よりも若く見え、性格も朗らかで、可愛らしい雰囲気です。

スプリングタイプは、イエベの中でも、色合いのバリエーションが幅広く、明るい色、鮮やかな色が似合います。アイボリー、イエロー、イエローグリーン、ベージュ、コーラルピンク、明るいオレンジ色、藤色など、優しく華やかな色合いが魅力を引き立てます。

赤ならオレンジがかった朱色、青なら爽やかなティファニーブルー、デニムも明るめがおすすめです。

パーソナルカラー診断でオータムタイプの人は、張りのある肌、太くてナチュラルな髪、濃い色の瞳の持ち主です。顔立ちは大人っぽくシックな印象で、実際の年齢よりも少し上に見える人が多いです。

知的でありながら女らしさも失わず、凛とした強さの中にも、穏やかな雰囲気を漂わせています。

オータムタイプは、イエベの中でも、暗い色、濃い色が似合います。オレンジやグリーン系に似合う色が多く、バリエーションに富んでいます。ブラウン、モスグリーン、臙脂色、辛子色、オリーブグリーンなど、少しくすんだような、深みのある個性的な色がおすすめです。

ブルベに属するのは、あとの2つ、サマータイプとウィンタータイプです。日本人は、ほぼ半々で、イエベとブルベに別れます。

イエベかブルベかはの診断は、肌の下にある、静脈や動脈の色やメラニン色素やカロチンの量による影響を強く受けるので、一度診断がつくと、一生変わることはありません。

パーソナルカラー診断でサマータイプの人は、きめ細やかな肌、やわらかくこしのない髪、優し気な瞳が特徴的です。上品でエレガント、貴婦人のような雰囲気を持っています。控えめで気品ある様子が魅力ですが、おしゃれで都会的なファッションも似合います。

サマータイプというと、ビビットカラーを思い浮かべるかもしれませんが、実際は全く違います。サマータイプは、ブルベの中でも、優しいパステルカラーやソフトな中間色が似合います。

サマータイプの人は、ピンクや紫に似合う色が多く、水色、ラベンダー、明るいネイビー、オフホワイト、ベビーピンクなど、乳白色が混ざったような、爽やかで涼しげな色で魅力が引き立ちます。赤ならスイカのような明るい赤やラズベリーのような赤がおすすめです。

パーソナルカラー診断でウィンタータイプの人は、強い目力が何といっても一番特徴的です。顔立ちもはっきりしており、クールでシャープ、圧倒的な存在感が際立ち、インパクトのある第一印象を残すタイプです。

ウィンタータイプは、ブルベの中でも、鮮やかな原色、光に溶けるような淡い色が似合います。ブラックなら漆黒に近い色がおすすめです。ピンクならビビッドピンクやフーシャピンクなど、甘くなりすぎない色が似合います。

ダークネイビー、ホワイト、レッド、ロイヤルブルー、ターコイズなど、強くてはっきりした色なら何でも似合いますが、逆にシャーベットイエローのようなごく淡い色にも似合う色があります。

言葉だけではわからないという人も多いかもしれません。イメージしやすいように、それぞれのタイプに当てはまる芸能人やタレントを挙げてみます。

スプリングタイプは、上戸彩さん、永作博美さん、高島彩さん、松田聖子さん、木村佳乃さん、YOUさんなど、キュートな可愛らしさが魅力です。

オータムタイプは、同じイエベでもスプリングよりずっとシックです。竹内結子さん、加藤綾子さん、安室奈美恵さん、内田有紀さん、吉高由里子さん、山口智子さんなどがオータムタイプです。

ブルベのサマータイプは、黒木瞳さん、広末涼子さん、檀れいさん、戸田恵梨香さん、沢尻エリカさん、杏さん、石田ゆり子さんなど、清潔感がある知的なタイプです。

同じくブルベのウィンタータイプは、ガラッと様子が変わって、黒木メイサさん、柴咲コウさん、仲谷美紀さん、りょうさん、栗山千明さん、剛力彩芽さんなどです。

パーソナルカラーはいくつかの診断方法から得られた結果と、その人の持つ全体的な雰囲気から判断します。一つの診断方法だけで、自分のパーソナルカラーはこれだと決めるのではありません。

ここでは、自分でできるパーソナルカラー診断の方法をいくつかご紹介していきます。パーソナルカラーがわからない人は、ここから複数の診断方法を試して、総合的に判断してください。まずは、アクセサリーの色で診断する方法です。

明るいゴールド、マットなゴールド、優しいプラチナやシルバー、つやのあるプラチナやシルバーの中から、自分の肌に一番なじむアクセサリーを選んでください。自分でわかりにくければ、友だちや恋人に診断してもらってもかまいません。

明るいゴールドを選んだ人は、スプリングタイプ、マットなゴールドを選んだ人は、オータムタイプ、優しい光沢のプラチナを選んだ人は、サマータイプ、つやのあるプラチナを選んだ人は、ウィンタータイプの可能性が高いです。

オータムタイプの人は、黄味の強いゴールドやブロンズ、アンティークゴールドなども似合います。

パーソナルカラー診断が難しく、よくわからないのは、主観に左右される部分が大きいからですが、手首の血管の色でざっくりとイエベとブルベを診断するこの方法は、正しい診断が下しやすく、また、一生変わることがないので信頼できます。

肌の色で診断といっても、日焼けや体調で肌色が本来のものと変わっている場合もありますから、最も紫外線の影響を受けにくく、本来の肌色に近い色をしている手首の裏側で、パーソナルカラーは診断します。

パーソナルカラーがわからない人は、まずこの方法から試してみてください。手首を裏返し、手首付近に浮き出た血管の色を見てください。緑色っぽい血管が透けて見えますか？それとも、赤や青っぽい血管が見えますか？

一般に、イエベの人は、動脈の色の影響を強く受けるので、血管が緑色っぽく見えます。一方、ブルベの人は、動脈より静脈の影響を強く受けるので、血管が赤や青っぽく見える傾向にあります。

この診断では、4つの季節のタイプのうち、どのタイプに当たるのかまではわからないのですが、イエベかブルベかの診断は簡単につきます。

頬の色でパーソナルカラーを診断する方法です。お化粧を落として鏡をのぞいてみてください。健康状態がよく、程よく体が温まっているとき、頬の色は、黄味がかったピンク、ほんのりとした明るいピンク、くすんで目立たない、紫がかった赤のどれに当てはまりますか？

黄味がかったピンクになる人は、スプリングタイプ、ほんのりとした明るいピンクの人は、サマータイプ、色味があまり目立たない人は、オータムタイプ、紫がかった赤い頬の人は、ウィンタータイプです。

よくわからない場合は、無理に選ぶ必要はありません。別の診断方法を試してみてください。

本格的なパーソナルカラー診断は、カラーシートやカラーチャートを使用しますが、「そんなものは持っていない」という人がほとんどでしょう。そんなときは折り紙を使うのが手軽で簡単です。

まずは、ゴールドとシルバーのつるつるキラキラした折り紙で、イエベかブルベかをチェックします。折り紙の表（色がついているほう）を上にして机に置き、その上に手を、手のひらを下にして開いてのせます。手が折り紙からはみ出さないように注意してください。

ゴールドの折り紙とシルバーの折り紙、どちらのほうが手がきれいに見えましたか？ゴールドの折り紙のほうが、手がきれいに見えた人は、イエベ、シルバーの折り紙にのせたときのほうがきれいに見えた人は、ブルベです。

よくわからないという人は、どちらの色紙に手を置いたときに、手や皮膚の透明感が高くなったかで判断してみてください。

イエベかブルベかの診断がついたら、似合う色の傾向に合わせ折り紙に次々と手をのせて、きれいに見えるか、ぼやけて見えるかで、スプリング、オータム、サマー、ウィンターの判断を下します。

目の色もパーソナルカラー診断の重要な要素です。メガネやカラコンは外してください。光の加減や角度で、目の色は微妙に変わりますから、自然光が入る明るい部屋で、姿勢を正して自分の瞳を観察してみてください。次のどれも最も近いですか？

瞳の色は明るいブラウンか優しいブラックで、生き生きと輝いている。瞳の色はダークブラウンかブラックで、しっとりと落ち着いている。

瞳は赤味あるのブラウンかグレーっぽいブラックで穏やかで優しい印象。瞳はブラックか赤味がかったダークブラウンで、白目と黒目のコントラストがくっきりしている。

明るい瞳がガラス玉のようにきらきらと輝いている人は、スプリングタイプです。ダークで落ち着いた瞳がシックな人は、オータムタイプ、赤味のある知的な瞳の人はサマータイプ、射るような黒い瞳が印象的な人は、ウィンタータイプです。

ですが、パーソナルカラーの自己判断で、瞳の色の判定は最も難しいものの一つです。自分の瞳の色が赤味がかっているのか、ダークブラウンなのか、正確に判断できる人は多くないかもしれません。

瞳の色味がよくわからないときは、わからないならわからないなりに、優し気な瞳なのか、力強い瞳なのかなど、パッと見たときの印象で判断しましょう。

パーソナルカラー診断では、その人の本来の色素をチェックします。ですから、髪色も、カラーリング前の、生まれ持った髪色が基準になります。もし、カラーリングをしている場合は、根元の染まっていない色を見て診断します。

自分のもともとの髪の色は、どれに近いですか？黄味のある茶色い髪。焦げ茶色かグレーっぽいブラックの髪。オレンジがかった茶色い髪か緑が入った茶色い髪。漆黒の髪。

地毛の色がわからない場合は、この項目はパスしましょう。わからないものを無理矢理何かに当てはめようとしても、正しい診断結果は得られません。

黄味のある茶色い髪の人は、スプリングタイプ、焦げ茶やソフトな黒色の髪の人は、サマータイプ、オレンジがかった茶色い髪の人は、オータムタイプ、真っ黒な髪の人は、ウィンタータイプです。

自分の髪色がよくわからないという人は、髪の量や髪質も参考にするといいです。イエベの人は、髪の量が少なめ、ブルベの人は、髪の量が普通から多めという傾向があります。しかし、オータムタイプの人は、スプリングタイプの人より髪は豊かです。

そして、髪質は、スプリングタイプの人は、細くて繊細、サマータイプの人は柔らかくさらっとしており、オータムタイプの人は、健康的でナチュラル、ウィンタータイプの人は、艶やかという特徴があります。

唇の色からも、パーソナルカラーを診断することができます。口紅は落として、なるべく自然な状態で鏡に向かってください。午前10時ごろのお天気のいい日に、自然光で見るのが理想的ですが、室内なら蛍光灯は避け、白熱灯の光で見るようにしてください。

自然にしているとき、唇の色は、コーラルピンク、青や紫がかっている、茶色っぽい、濃いピンクのどれに当てはまりますか？

唇の色がコーラルピンクの人は、スプリングタイプです。青や紫がかってやや血色が悪い人は、サマータイプ、茶色っぽい唇の色の人は、オータムタイプ。くっきりとした健康的なピンクの唇の人は、ウィンタータイプです。

どれにも当てはまらない、よくわからないという人は、つけていて評判のいい口紅の色で判断する方法もあります。

明るいオレンジ系の口紅が似合う人はスプリングタイプ、落ち着いた着いたオレンジ系の口紅が似合う人はオータムタイプ、明るいローズ系の口紅が似合う人はサマータイプ、鮮やかなローズ系の口紅が似合う人はウィンタータイプです。

パーソナルカラー診断をした結果、今までの自分なら絶対に選ばなかった色だけど、着てみたら別人のようにあか抜けたという人は多いです。好みで色を選んでいると、似合わない服ばかり切る羽目になりかねません。

似合わない服を似合うと思い込んで着続けるより、似合う色を知っておしゃれに変身したほうがいいに決まっています。パーソナルカラーがわかっているのと、わからないのとでは人生そのものに差ができるといっても過言ではありません。

色の判断がわからない、間違った診断をしてしまう、主観が入る、自分の好きな方向に無意識のうちに流れがちなど、パーソナルカラーの自己診断には落とし穴もあります。やってはみたものの、結局よくわからないというのもよくあることです。

そんなときは、プロによるパーソナル診断を受けるのも一つの手段です。プロによるパーソナル診断は、診断に2時間ほどの時間がかかる、安くはない、本当に信頼できるかわからないなど、不安もつきまといますが、人生を変えるつもりで試してみてもいいかもしれません。

最近では美容サロンや、デパートでもパーソナルカラーアドバイザーがいて相談に乗ってくれたりします。もし、パーソナルカラーに興味を持って、勉強してみたいと思ったら、パーソナルカラー検定もありますから、勉強して資格を取るのもいいかもしれません。