ほうじ茶の効能や効果とは?成分も含めて解説!

ほうじ茶を飲むことで、どんな効果や効能があるのでしょうか?ほうじ茶は緑茶と違って苦みが少なく、どの年代にも人気のお茶です。健康に気を付けたりダイエットをするには、どんな飲み物を選ぶかということも大切です。ほうじ茶の成分や効果、効能のご紹介を致します。

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目次

  1. 1ほうじ茶にはどんな効能・効果があるの?
  2. 2「ほうじ茶」とは?
  3. 3ほうじ茶の種類
  4. 4ほうじ茶の成分と効能・効果
  5. 5ほうじ茶を飲むのに良いタイミングとは?
  6. 6ほうじ茶はダイエットにもおすすめ!
  7. 7美味しいほうじ茶の入れ方
  8. 8ほうじ茶を飲んで綺麗になろう!

ほうじ茶にはどんな効能・効果があるの?

ほうじ茶は、緑茶に比べて苦みが少なく飲みやすい為、どの年代にも人気があります。美味しいだけでなく、美容や健康に嬉しい効果や効能があることも魅力的です。ほうじ茶の魅力の1つである香ばしい香りには、リラックス効果があります。

血流を良くしたり、細胞の健康維持を助ける効果のあるビタミンEや、過酸化脂質を抑制する効能があるビタミンCが含まれています。また、葉緑素が含まれている為、消臭効果に優れています。口臭や体臭が気になる方にもおすすめです。

葉緑素とは、別名クロロフィルと呼ばれています。クロロフィルには、発がん性物質が身体に吸収されないようサポートしてくれる効果があります。発がん性物質とは、がんを発症させるきっかけになるような物資のことを指します。

私たちの身の回りには、煙草の煙や、車の排気ガス、農薬などさまざまな発がん性物質がたくさんあります。クロロフィルには、そんな発がん性物質から身体を守ってくれる効果があるのです。

また、ポリフェノールの一種であるカテキンは、ほうじ茶にも豊富に含まれています。カテキンには、ビタミンEやビタミンCを上回る高い抗酸化力があります。高い抗酸化力とは、身体が酸化することを防いでくれる働きをいいます。

カテキンには、活性酸素を抑え、身体が酸化することで起きるトラブルを軽減させてくれる効果があります。

「ほうじ茶」とは?

緑茶と色も味も異なるほうじ茶ですが、実は緑茶の一種です。煎茶や番茶を焙煎したのもが、ほうじ茶なのです。その為、緑茶が緑色なのに対し、ほうじ茶は茶色をしています。焙煎することで、殺菌作用が高まるそうです。

ほうじ茶は、緑茶や紅茶など他の飲み物に比べて、カフェインが少ないことも魅力です。寝る前にカフェインを摂り過ぎると、安眠の妨げとなってしまいますが、ほうじ茶なら安心して飲むことができます。

ほうじ茶の種類

ほうじ茶は、産地や飲用する部位によりさまざまな種類があります。同じほうじ茶でも、産地や使う茶葉の部位、製造方法などが変わるだけで味や風味がまったく違ってきます。

それぞれに魅力がありますので、機会があればぜひ飲み比べてみてください。ほうじ番茶、京番茶、加賀棒茶の3種類のほうじ茶をご紹介いたします。

ほうじ番茶

番茶は、地域によって認識が違います。下級のお茶の事を番茶ということもあれば、ほうじ茶を番茶ということもあるのです。

秋に収穫し焙煎したお茶のことを、ほうじ番茶といいます。香ばしさとほのかな甘みが感じられ、とても美味しいです。

京番茶

地域により番茶の認識はさまざまですが、京番茶とは京都では番茶のことを指します。さらに、京番茶とは日常的に飲まれる番茶を指すこともあるようです。京番茶は、煙も一緒に煎る為、少々癖がある香りがします。

独特なスモーキーな香りと味がする為、好き嫌いが別れやすいお茶です。焦げたような風味に最初は驚く人も多いようです。

加賀棒茶

加賀棒茶とは、石川県のお茶です。金沢から発祥されたそうです。石川県では加賀棒茶という呼び名だけではなく、棒茶や番茶ともいわれるそうです。

贅沢にも新茶の茎から作る加賀棒茶は、爽やかな飲み心地でとても人気があります。浅く焙煎して作られる為、すっきりとした香ばしさを味わうことができます。

ほうじ茶の成分と効能・効果

1.カテキン

ほうじ茶には、抗菌作用や抗酸化作用など、美容や健康に嬉しい効能があるカテキンが含まれています。活性酸素からの攻撃を防いでくれる効果がある為、病気の予防やエイジングケアにもおすすめです。

また、カテキンは中性脂肪を減らしてくれる効果が期待できます。お腹周りの脂肪が気になる方のダイエットにも嬉しい成分です。アレルギー抑制作用も期待できる為、花粉症やアレルギーでお悩みの方にもおすすめです。

虫歯予防の効果もある為、歯磨きがうまくできない小さなお子様やご年配の方にもおすすめです。

2.ビタミンC

ビタミンCとは、健康と美容に欠かせない栄養素です。免疫力強化、コラーゲンの生成と保持作用がある為、風邪をひきやすい人、モチ肌を目指す人におすすめの栄養素です。加齢や紫外線、ストレスなどの影響で肌の中にメラニンが溜まることでシミになります。

ビタミンCには、メラニンの生成を抑制をする働きがあるので、シミやくすみのケアをすることができます。また、人はストレスを受けると心身を守る為に体内で多くのビタミンCを消費します。

その為、ストレス過多になると体調を崩しやすくなったり、シミやくすみ、シワができやすくなってしまいます。ストレスが多い人も積極的にビタミンCを摂取するよう心掛けましょう。

シミやくすみを起こす原因は、ストレスだけではありません。年中降りそそぐ紫外線や、携帯やパソコンのブルーライトも肌のストレスとなりシミやくすみの原因となります。

メラニンが肌に蓄積されないよう、肌のターンオーバーを円滑にする為に、ビタミンCを意識して摂取するよう心掛けてください。ほうじ茶にはビタミンCが多く含まれており、手軽に飲むことができるのでおすすめです。

血液の中にあるヘモグロビンは、酸素を全身に運ぶ働きがあります。その為、ヘモグロビンが不足すると、体調不良を引き起こしてしまいます。ビタミンCには、鉄や銅の吸収を助けてヘモグロビンの合成をサポートしてくれる働きがあります。

3.テアニン

テアニンとは、リラックス効果のある成分です。ほうじ茶に含まれるテアニンは、緑茶の100分の1ほどと言われています。しかし、ほうじ茶は緑茶と同じくらいのリラックス効果を得ることができるのです。その理由には、焙煎があります。

焙煎されることで得られるほうじ茶独特の香ばしい香りは、ほうじ茶を香るだけでもリラックス効果があるというから驚きです。

テアニンのリラックスできる効能は、緊張やストレスにより心身が疲れている時にもおすすめです。

4.ピラジン

肌の血色が悪くメイクのノリが良くないとお悩みの人や、冷え性の人におすすめなのがほうじ茶に含まれるピラジンという成分です。ほうじ茶を作る時の、焙煎する熱でピラジンが増えるそうです。

ピラジンには、血液の流れを良くしてくれる効能があります。また、血液の流れが良くなることで血栓を防いでくれる効果もあるのです。

血流が良くなると体温が上がりやすくなります。ピラジンには血管を広げてくれる効果があるので、体温を上げることを助けてくれます。体温が上がることで免疫力を高めることができる為、寒い季節には特に風邪予防としてもおすすめです。

5.カフェイン

ほうじ茶は、緑茶に比べカフェインの量が少ないです。茶葉の時点で、緑茶よりもカフェインの量が少ないのですが、焙煎することでさらにカフェインの量が減るそうです。カフェインが少ない為、寝る前や、妊娠中や授乳中の方も安心して飲むことができます。

カフェインの効能として、交感神経が活発になることで、基礎代謝が高まるよう促してくれる働きがあります。また、胃酸の分泌を促してくれる効能もある為、消化を助けてくれます。利尿作用も高い為、むくみが気になる方にもおすすめです。

ほうじ茶を飲むのに良いタイミングとは?

ほうじ茶には、緑茶ほど多くカフェインが含まれていない為、夜でも安心して飲むことができます。タンニンという成分も含まれており、悪玉菌を抑えてくれたり、抗菌作用があるなど嬉しい働きがあります。

ほうじ茶には、緑茶に比べタンニンが少量しか含まれていませんが、そのことでのメリットもあります。タンニンを大量に摂取すると、貧血を引き起こす可能性があるのです。鉄分とタンニンが結合することが原因とされています。

ほうじ茶はタンニンが少ない為、食後に安心して飲むことができます。カフェインが胃酸の分泌を助けてくれ、カテキンが虫歯の原因にもなるミュータンス菌の増殖を抑えてくれます。

また、ほうじ茶に含まれるビタミンCは水溶性です。その為、体内で栄養素が吸収されたあとは、尿や汗となり排出されてしまいます。一時的に飲むのではなく、継続してほうじ茶を飲むことをおすすめします。

ほうじ茶はダイエットにもおすすめ!

香ばしくて美味しいほうじ茶は、ダイエット中にもおすすめの飲み物です。ほうじ茶に含まれるさまざまな成分が、スリムで健康的な身体に導いてくれます。ほうじ茶のダイエット効果や、ダイエットに最適な飲み方をご紹介いたします。

ほうじ茶のダイエット効果

ほうじ茶に含まれるカテキンには、脂肪低下作用があります。無駄に付いてしまった脂肪をなんとかしたいと思っている方におすすめです。また、血糖値が上がるのを抑えてくれる効果もあるので、インスリンダイエットのサポートにもなります。

血圧が上昇するのを抑えてくれたり、血液中のコレステロールの低下をサポートしてくれたりと嬉しい働きをしてくれます。体重の増加で、血圧やコレステロールにお悩みの方にもおすすめです。

ストレスにより、食欲に走ってしまうことがあると思います。ほうじ茶にはテアニンというリラックス成分が含まれています。興奮を抑えて、穏やかな気持ちにしてくれるので、ダイエット中のイライラした気持ちを乗り切ることができます。

ダイエットに効果的な飲み方

冷えはダイエットの天敵です。身体が冷えると、血流が悪くなります。血流が悪くなると身体の代謝がスムーズに行われにくくなり、むくみや脂肪の蓄積を引き起こします。ダイエットに効果的なほうじ茶の飲み方は、温めて飲むことです。

温めることにより、テアニンなどのリラックス成分も香りやすくなる為、ホットで飲むことをおすすめします。心がほっと落ち着き、ダイエットを継続する英気を養うことができるはずです。

ほうじ茶に含まれるカテキンには、脂肪を燃焼してくれたり、脂肪を分解してくれる働きがあります。運動前に飲むと、カテキンの効果で脂肪燃焼をサポートしてくれます。

ほうじ茶には、血流を良くしてくれるピラジンという成分が含まれています。食前や食事中に飲むことで、血流が良くなり消化吸収が円滑にできるようサポートしてくれます。

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美味しいほうじ茶の入れ方

ほうじ茶は、コーヒーや紅茶のように入れ方で味や風味が変わってきます。継続して飲む為には、美味しさが必要です。

美味しいほうじ茶が作れるようになると飲むことがより楽しみになり、ほうじ茶を飲む習慣ができるきっかけになるのではないでしょうか。美味しいほうじ茶の入れ方をご紹介いたします。

温かいほうじ茶は100度の熱湯で入れる

急須でほうじ茶を入れる場合、小さめのスプーンに4杯分ほどほうじ茶を入れてください。緑茶を入れる時より、少し多めに入れるのがコツです。ほうじ茶の特性でもある香りを最大限に引き出す為に、100度の熱湯で入れましょう。

熱湯で入れてもカフェインが少ない為、緑茶と違い苦みが増すことはありません。安心して100度の熱湯で入れてください。熱湯を入れたら、急須を軽く回しましょう。ほうじ茶が、濃いめの色になってきたらできあがりです。

冷たいほうじ茶は濃い目にする

冷たいほうじ茶の美味しい入れ方をご紹介いたします。水1ℓに対して、茶葉は小さめのスプーンに6杯ほど入れましょう。熱湯を使わず、水のみを使用する場合は、茶葉は小さめのスプーンに8杯ほど入れましょう。

そして、100度の熱湯を100㎖ほど入れ容器を軽く振ります。1分ほど蒸らしてください。1ℓほど水を注いで、1時間ほど冷蔵庫に入れたら完成です。免疫力をアップさせてくれるエピガロカテキンは、水出しすることで多く含まれるそうです。

ほうじ茶を飲んで綺麗になろう!

世の中には、たくさんの飲み物があります。中には、美味しさ重視で美容や健康に良いのかどうか疑問に思えるような飲み物もあります。人間の身体の60%は水分でできています。身体の水分はおよそ2週間ほどで入れ替わるそうです。

日頃、自分が飲んでいる飲み物を意識して、美容や健康に良いものに変えてみるといろいろなことが変わってくるはずです。周囲の環境や、相手を変えることは非常に難しく困難だと思います。それ故に、人間関係に悩む人は非常に多いのではないでしょうか。

過去と他人は変えられない。変えられるのは自分だけという言葉があるように、自分次第で今の状況や未来を変えることはできます。飲み物を意識して、健康的な物に変えることで、身体が元気になり健康的になります。

また、ほうじ茶にはリラックス効果もある為、心を落ち着けてくれます。もし、あなたが今少しジャンキーな飲み物ばかり飲んでいるようでしたら、2週間だけでもほうじ茶にチェンジしてみることをおすすめします。

ほうじ茶を飲むことで身体の中から綺麗になり、あなたらしい笑顔が増えるきっかけになるかもしれません。恋愛や職場、学校の人間関係に疲れた時は、ほうじ茶を飲んでリラックスしてみませんか?

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