「亮」の漢字の意味とは？亮を使った名前も紹介

「亮」という漢字を「見慣れている」とか「珍しい漢字ではない」と思う人は多いですが、実は「亮」という漢字のことを改めて考えてみると、「日常的に使う漢字ではない」ということに気がつくことができます。

つまり、「普段は使わない漢字」なのです。ですが、この漢字を見慣れていたり、珍しい漢字ではないと感じるのは「男の子にも女の子にも」名前として使われる漢字だから見かけることが多いものとなっているのが理由です。

ただ、男の子と女の子の名前どちらにも「亮」という漢字は使われますが、比較的多いのは男の子の名前となります。

それは「読み」や「響き」、「漢字の意味」など様々な理由が挙げられるでしょう。そういった部分も含めて「亮」という漢字についてお伝えしていきますのでチェックしてみてください。

多くの場合、漢字にはそれぞれ意味があり、「亮」という漢字についても意味があります。この意味には「明るい」や「明らか」という明るさや元気のよさ、純粋さ、裏表のなさなどを表したものが当てられています。

また、「信」という漢字の持つ意味と同じように「まこと」という意味もあり、まっすぐさを表した意味も持っています。「明るくはっきりしている」という意味を持った漢字と言えるでしょう。

また、「まこと」や「明らか」、「明るい」などから「頭の中がくもることなくスッキリしている」ことを繋げて「聡明である」様子を表している漢字とも言えます。

基本的に「亮」という漢字の持つ意味は「良い意味」、「ポジティブなイメージ」が多いものとなっているので、名前などに使うのは良いものと言えますし、実際にこの「亮」の漢字を名前に持つ人は多くなっています。

「亮」という漢字の読み方はどのようなものがあるでしょうか。まず、音読みとしては、よく名前に使われる読みでもある「リョウ」があります。

そして、訓読みでも「あき（らか）、すけ、まこと」という読みができ、これらもよく名前に使われることが多い読みとなっています。

さらに漢字の読み方には「名乗り」や「人名訓」と言われるものがあり、この読みも加えると、「あきら・かつ・きよし・たすく・とおる・とうる・ふさ・よし・より・ろ」というものも挙げられます。

この中では「あきら」や「たすく」、「とおる」などは1文字で名前になるため、「亮」という漢字を使って1字でそれらの名前として使っている例は多くなっています。

ただし、多くの場合は「亮」という漢字を1字で読むと「リョウ」と読むことが多く、周りの人々もそのような認識が多いので、「リョウ」と読み間違えられることは多くなるでしょう。

「亮」という漢字の由来は、その漢字の形にあると言われています。この漢字の上の部分は「京」という漢字を省略したもので、高台や高い丘などに建てられた見晴らしの良い建物を表現しているものになります。

その状態は、「周りに遮るものがない」ということで光もしっかりと届き「明るい」「高い」という意味を持っているものになります。

そして、そこに人を表している「儿」を組み合わせることにより、「明るい振る舞いの人」、「曇り無く言動がはっきりとしている人」というような意味を表す「亮」という漢字になりました。

「亮」という漢字の字画数は9画になります。子どもが生まれたときの名付けの参考として字画数を気にする、目安にするという人も多いことから、漢字の字画数は重要になります。

特に名前にする場合は「亮」という漢字が9画だとしても苗字があったり、名前にも「亮」以外の漢字を組み合わせたりもするので、「亮は9画」というのを覚えておいて他の漢字と組み合わせて考えるようにすると良いでしょう。

「亮」という漢字を名前に使っていると「漢字はどう書きますか？」と聞かれることがあるでしょう。この場合の説明の仕方の参考をお伝えします。

多くの場合は、のちほどご紹介する「有名人の名前」を伝えて「その漢字と同じです」と言うと伝わりやすいです。特に相手の年代に合わせて分かりやすい名前を言うと良いでしょう。

また、他には部首などが伝えやすい漢字なので、「なべぶたに口を書いて、ワ冠を書いてカタカナのルです」と伝えると、その言われたものをメモしながら聞いてくれた人であれば簡単に「この字ですね」と伝わるケースが多いです。

「亮」という漢字を名前に使った場合に、その印象はどのようなものになるでしょうか。「亮」という漢字は男の子にも女の子にも使えることから男女それぞれの印象をご紹介します。

「亮」がつく男の子の名前の印象としては、「亮」という漢字が持つ「明るい」という意味や、「明らか」という印象が感じられるので、「明るく元気な子」という印象になりやすいです。

また、純粋まっすぐで、正義感の強い子というような印象を持たせることもできるので、男の子の名前に使うには良い漢字と言えるでしょう。

女の子の名前で「亮」を使った場合の印象はどうでしょうか。こちらに関しても男の子と同様に「明るく元気な子」という印象を持ちやすいものとなります。

ただ、「聡明」な印象や「まこと」という部分から高貴な印象、きらびやかな印象を持つこともできるので、そういった良い印象を与えることもできる漢字になります。

「亮」を使った男の子の名前は非常に組み合わせが豊かで多くの名前を考えることができます。「亮」を前に持ってくることが多くはなりますが、「○亮」という組み合わせもできる漢字なので、本当にバリエーションが豊かです。

読み方についても「リョウ」や「アキ」、「スケ」など色々とあるので、他の漢字と組み合わせやすいですし、漢字が持つ印象や意味もポジティブなものなので、他の漢字と組み合わせやすいということも言えます。
 

「亮」という漢字を使った男の子の名前で、漢字三文字で付けられる名前にはどのようなものがあるでしょうか。こちらについても、二文字のときのようにたくさんのバリエーションを考えることができます。

ただ、三文字の場合は二文字のときと違って「リョウ」や「アキ」という読みから付けるパターンは少なめになり、「スケ」という読みにして「○○亮」という組み合わせが圧倒的に多くなります。
 

「亮」という漢字を使って女の子の名前をつける場合にはどのような名前が挙げられるでしょうか。「亮」という漢字自体に「明るい」という意味や「まこと」という意味があるので、明るく純粋な子になるようにと名付けられます。

また、その組み合わせる漢字によっても、「亮」の意味を強めたり、たとえば「華」という字を組み合わせて華のように明るく、純粋な子になるように、などの名付け方ができます。
 

「亮」という漢字を使って赤ちゃんの名前を決めようと考えた際に、どのようなところにポイントがあるでしょうか。「亮」を使った名付けのポイントをご紹介します。

「亮」を使った赤ちゃんの名付けのポイントとしては、「亮という漢字が持つ意味から考える」というものがあります。「明るい」、「まこと」、「明らか」というような意味から考えます。

また、それらの意味から考えると、もし「亮」に別の漢字を組み合わせようと思った際にも意味の繋がりから決めやすくなるので、名付けのポイントとなります。

「亮」を使った赤ちゃんの名付けのポイントには、「亮という漢字の響きから名付ける」というものも挙げられます。

名付けの際には漢字が持つ意味も当然大事な部分にはなりますが、その漢字の読みなどから得られる「響き」というものも大切な要素です。

名前に「亮」という漢字が入っている男性芸能人をご紹介します。「亮」という漢字が入っている芸能人は男性だけではなく女性にもいますが、今回は男性芸能人に絞ってのご紹介です。

名前に「亮」という漢字を使っている男性芸能人にはお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号の田村亮」がいます。現在も活躍中の芸人なので、ある程度若い世代から年配の人まで通じやすい「亮」の入った芸能人でしょう。

名前に「亮」の入った男性芸能人には「錦戸亮」がいます。錦戸亮はジャニーズのアイドルグループ「関ジャニ∞」のメンバーの1人です。

ジャニーズはアイドルグループなので、芸人に比べると年配の人への認知度は低めになる傾向にありますが、若い世代であれば認知度は高いので、「亮」という字を説明するときにも「錦戸亮の亮です」と言えば通じるでしょう。

名前に「亮」という漢字を使っている男性芸能人には、「鈴木亮平」がいます。NHK大河ドラマの「西郷ドン」の主演、西郷隆盛役を演じたことでも有名で、非常に実力、知名度ともに高い男性芸能人です。

「亮」という漢字について様々な情報をご紹介しましたが、意味などから考えても、非常にポジティブなもので名付けの際に使うのに良い漢字と言えるでしょう。

また、字画数も多くなく、覚えるのも難しくないため、小さい子どもが自分の名前を覚えたり、書いたりする際や、人に漢字も含めて名前を覚えてもらう際にも良いと言えます。

そういったことも踏まえると「亮」という漢字を名前に使うのは良いものと言えるので、赤ちゃんの名付けで使おうと思っている場合は、ここでの内容を参考に検討してみてください。