牛乳パックの収納アイデア!収納棚や引き出しの作り方などを紹介
牛乳パックは頑丈なので、簡単な工作に使ったことがある人は多いでしょう。身近な牛乳パックは、便利な収納アイデアグッズにリメイクすることもできるのです。そこで、今回は手軽に作れる牛乳パックの収納アイデアグッズの作り方を、詳しく紹介していきましょう。
目次
アイデアいっぱい!牛乳パックを収納にリメイクしよう
DIYにチャレンジしてみたいけれど、手間や時間が予想以上にかかりそうで手が出せないという人もいるでしょう。しかし、DIYは手軽に手に入る牛乳パックでもできるのです。
牛乳パックならば簡単に加工できるので、特別な道具を揃えなくても、理想の収納グッズを作ることができます。さらに、牛乳パックを使ってDIYすれば、ゴミも減って一石二鳥でしょう。
そこで、今回は牛乳パックの引き出しや収納棚などの作り方を、詳しく紹介していきたいと思います。家に牛乳パックがたくさん溜まっているという人は、ぜひ実際に作ってみてください。
牛乳パックでのリメイクがおすすめな理由
牛乳パックをリメイクすることには、たくさんのメリットがあります。そこで、以下では牛乳パックのリメイクがおすすめは理由を、いくつか挙げていきましょう。
ミルクカートンという頑丈な紙で作られている
牛乳パックは他の紙容器と比べると、丈夫だと思ったことがある人は多いでしょう。実は牛乳パックは「ミルクカートン」という高品質で丈夫な紙で作られているのです。
アメリカやカナダのマツやツガなどの堅い木材から作られているミルクカートンは、その丈夫さが特徴で、10回ほど再生紙にすることができるとされています。
そんな丈夫な紙で作られている牛乳パックは、耐久力が重要になる収納グッズの材料にぴったりなのです。
加工しやすい
牛乳パックがリメイクに向いている理由には、加工しやすさも挙げられます。ハサミだけで誰でも簡単に切ることができるので、気軽にリメイクに挑戦できます。
また、牛乳パックは手に入りやすい材料なので、リメイクしたものが汚れてきたら、すぐに替えを作って交換することができるでしょう。綺麗な状態を維持しやすいという点も、牛乳パックのリメイクのメリットと言えるのです。
ラミネート加工されていて水や汚れに強い
牛乳の水分でふやけてしまわないように、牛乳パックの表面はラミネート加工されています。ラミネート加工とはビニール加工の1つで、水分だけでなく汚れからも紙を守るのです。
そのため、牛乳パックは酸化したり汚れが付いたりしにくくなっています。そんな牛乳パックは、収納ケースや棚の材料に適していると言えるでしょう。
牛乳パックの準備方法
牛乳パックを収納アイデアグッズ作りに使用するには、牛乳パックをしっかり洗って準備する必要があります。
汚れが付いたまま牛乳パックの牛乳パックを使うと、牛乳パックが腐敗してしまったり、牛乳の匂いが収納したものに移ってしまったりすることがあるのです。
そのため、牛乳パックをリメイクするときは、しっかり洗剤で洗浄して乾かした牛乳パックを使うようにしましょう。
リメイクするものが決まっている場合は、牛乳パックを切り開いて乾かすと早く乾きやすくなります。また、ペットボトルドライスタンドを使えば、乾かしている牛乳パックが倒れてイライラすることはなくなるでしょう。
牛乳パックの収納アイデア①本棚
牛乳パックはダンボールと組み合わせることで、頑丈な本棚にすることができます。特にかさ張りやすい大きな絵本や雑誌などを、綺麗に見せながら収納できる本棚になるのです。
そのため、特に本が散らかってしまって困ているという人は、ぜひ作ってみてください。以下では、牛乳パックの本棚の作り方を詳しく説明していきましょう。
揃える材料
牛乳パック本棚の主な材料は、大きめのダンボール2個と牛乳パック24個、牛乳パックに詰める紙です。牛乳パックに詰める紙はクッション材になるので、新聞紙でも構いません。
また、ガムテープや接着剤、養生テープやカッター、ハサミなどの道具も揃えておきましょう。
作り方
牛乳パックはまず牛乳の汚れや臭いが残らないように、洗剤でしっかり洗いましょう。そして、逆さにしてしかり乾かしてから使うようにしてください。乾かす際にアルコールスプレーをしておくと、牛乳独特の臭いが残りにくくなります。
以下では、牛乳パックの本棚の作り方を解説していきましょう。
1.牛乳パックの土台バーツに紙を詰める
まず、全ての牛乳パックの飲み口部分を切り落とし、辺に少し切れ込みを入れて内側に各面を折り曲げます。そして、12個の牛乳パックの中にクッション材となる紙を詰めていきましょう。詰め終わったら残った牛乳パックを蓋をするようにして、重ねていきます。
牛乳パックは本棚の土台となる部分に使うので、重い本を置く予定の人は、しっかり紙を詰めて強度を上げるようにしてください。
2.スタンドパーツをダンボールで作り仮組みする
次に、スタンド部分をダンボールで作っていきます。ダンボールの板を4枚切り出しますが、幅は牛乳パックの土台と同じ長さになるようにしましょう。また、板の高さはだんだん低くなるようにしてください。
4枚のダンボール板を切り出したら、全体のイメージを掴むために、間に牛乳パックを置いて本棚の仮組みをしてみましょう。
ちなみに、ダンボールの強度に不安がある場合は、接着剤やガムテープを使ってダンボール板を2重にして、強度を上げることをおすすめします。
3.本棚のサイドパーツを作り他のパーツを固定する
仮組みした本棚に問題がなければ、本棚のサイド部分のダンボールパーツを切り出します。大きさは本棚の大きさに合わせるようにしてください。そして、仮組みしていた他パーツを、ガムテープや接着剤でしっかり固定していきます。
この時に、サイドのパーツは組み合わせないようにしておきましょう。また、サイド部分のパーツも強度に不安があれば、2重にしてみてください。
4.本棚の表面に包装紙や布を貼る
本棚の大体の形が決まってきたら、本棚の表面に貼る包装紙か布を決めます。子供が使う場合は、子供に好きな柄の包装紙か布を選ばせてもよいでしょう。包装紙か布が選べたら、その包装紙か布を本棚の見える部分全体に貼っていきます。
5.サイドパーツを組み合わせて完成
最後に包装紙か布を全面に貼ったサイドのパーツを、他のパーツに組み合わせて完成です。サイドパーツにはしっかり接着剤を付けて組み合わせ、接着剤が固まるまでは、後から簡単に剥がせる養生テープで固定してください。
牛乳パックの収納アイデア②引き出し付き収納ボックス
引き出し付きの複雑な収納ボックスも、なんと牛乳パックで作ることができるのです。以下では、牛乳パックの引き出し付き収納ボックスの作り方を詳しく見ていきましょう。細かいものを整理できる収納棚が欲しい人は、ぜひ作ってみてください。
揃える材料
揃える主な材料は、牛乳パック5個と取っ手となる大き目のボタンやペットボトルのキャップなどの小物6個、好きな柄の包装紙や布とマスキングテープ適量です。牛乳パックは洗剤でよく洗って、しっかり乾かしたものを用意してください。
また、ハサミや接着剤、カッターなども道具として揃えておきましょう。
作り方
牛乳パックの引き出し付き収納棚の作り方を、以下では詳しく取り上げていきます。複雑そうな棚ですが、意外と簡単に作ることができるので、気軽にチャレンジしてみてください。
1.牛乳パック2個を横にして張り合わせ外枠を作る
まず牛乳パック2個を完全な長方形にして、一面だけをカッターとハサミで切り抜きます。そして、その2つの牛乳パックを横にして、貼り合わせていきましょう。
接着面には多めに接着剤を塗って、外側はガムテープを巻き、しっかり固定するようにしてください。
2.牛乳パックを切って引き出しパーツを作る
次に、残りの牛乳パックの上下部分を切り出して、引き出し部分を作ります。切り出した引き出し部分の切り口には、好みのマスキングテープを貼っておくと安全かつおしゃれになるでしょう。残りの引き出し部分全体には、包装紙か布を貼っておきます。
3.引き出しパーツに取っ手を付けて全面に布や包装紙を貼る
次に、引き出しのパーツに取っ手となる大きなボタンやペットボトルキャップなどを取り付けましょう。取り付け終わったら、棚の外枠となるパーツ全体に包装紙や布を貼っていきます。最後に全体を確認して問題が無ければ完成です。
ちなみに、牛乳パックの数を増やせば引き出しの数を増やすことができます。牛乳パックがたくさんある人は、ぜひ大容量の引き出し付き収納棚も作ってみてください。
牛乳パックの収納アイデア③おもちゃの収納棚
おもちゃの収納棚も、牛乳パックで作ることができます。
子供のおもちゃはかさ張りやすいので、なかなか合う収納棚が見つからないという人もいるでしょう。また、子供が自主的に片づけするような、楽しいおもちゃの収納棚が欲しいという人も多いと思います。
好きなようにデザインや大きさを変えられる牛乳パックのおもちゃの収納棚は、これらのような人にぴったりでしょう。そこで、以下では牛乳パックで作るおもちゃの収納棚を作り方も紹介していきます。
揃える材料
おもちゃの収納棚で使う材料は、大き目のダンボール2個と牛乳パック16個、包装紙や布適量です。道具では3種類ほどの色付きガムテープとハサミ、カッターや接着剤が必要になります。牛乳パックは洗って乾燥させたものを用意してください。
作り方
以下では、牛乳パックのおもちゃ収納棚の作り方を見ていきましょう。しっかりおもちゃを収納できるだけでなく、なるべくお店のカウンターのような見た目に近づけると、子供が自分から片付けしたくなる棚になります。
1.牛乳パックとダンボールで棚のパーツを作る
まず、牛乳パックを長方形にしたものを3つ横にして重ね、ガムテープでしっかり固定します。このパーツを4つ作りましょう。
さらに、収納棚の棚板部分になるパーツを、ダンボールから切り出します。棚の縦幅は牛乳パックの横幅になるようにしてください。また、強度を出すために、必ず2~3重の板にするようにしましょう。
2.棚部分を作って色付きガムテープで装飾する
次に、作ったパーツを組み合わせて、棚部分を作ります。仮組みして問題なければ、棚板部分に包装紙や布を貼った後、接着剤とガムテープでしっかり全体を固定してください。さらに、色付きガムテープで見た目をカラフルに装飾します。
3.ダンボールと牛乳パックでカウンター部分を作る
次に、棚の上にカウンター部分や屋根を付けていきましょう。まず、ダンボールでカウンターの枠を切り出し、布や包装紙で装飾します。そして、牛乳パックを縦に貼り付け合わせたパーツを、棚の端と端に固定しましょう。
さらに、カウンターの枠を牛乳パックの柱に被せるように組み合わせ、ガムテープや接着剤で固定してください。この時、柱と柱の上をダンボールの長いパーツで繋げます。
4.カウンターの屋根部分を作って取り付ける
次に、柱と柱の幅と同じ横幅のダンボールを直角三角形になるように折ったパーツに、布や包装紙を貼り付けましょう。そのパーツを柱と柱を繋ぐダンボールパーツに接着したら完成です。
お店のカウンターのような見た目のおもちゃ収納棚は、子供におもちゃを片付けたくさせるでしょう。
牛乳パックの収納アイデア④トミカの収納
牛乳パックは工夫して加工することで、小さなおもちゃを効率的に収納できるケースにもなります。そこで、以下では牛乳パックで作るトミカの収納ケースの作り方も、取り上げていきましょう。
揃える材料
揃える材料は、牛乳パック10個ほどと厚紙適量です。牛乳パックが多ければ多いほど収納容量が多くなるので、多くのトミカを収納したい場合は、より多くの牛乳パックを揃えましょう。
また、ハサミや接着剤なども道具として必要です。
作り方
トミカの収納ケースの作り方を早速見ていきましょう。子供の小さなトミカの収納に困っている人は、ぜひ子供と楽しんで作ってみてください。
1.三角形のパーツをたくさん作る
まず、牛乳パックの口と底を切り取り、一片を完全に切ります。そして、半分に切りって三角形になるように折りたたみましょう。このパーツを、収納したいトミカの数だけ作っておきます。
2.三角形のパーツを組み合わせる
三角形のパーツがたくさんできたら、そのパーツ同士を上手く組み合わせていきます。接着剤で1段ずつしっかり固定していきましょう。この時、段が増えるほど少し三角のパーツを減らしていくと、全体が綺麗なフォルムになります。
3.底になる厚紙を取り付ける
三角のパーツを全て組み合わせたら、後ろに底となるパーツを付けます。まず、厚紙から組み合わせたパーツの形に合わせた紙を切り出しましょう。その髪を三角のパーツの底部分に合わせて、接着剤とガムテープで固定したら完成です。
牛乳パックの収納アイデア⑤フタ付きマスキングテープ収納BOX
マスキングテープは小さく転がりやすいので、きちんと収納していないと失くしてしまいやすいものでしょう。実はフタ尽きマスキングテープ収納ボックスも、牛乳パックで作ることができるのです。
揃える材料
揃える材料は、牛乳パック2つとラップの芯と歯1つ、好きな包装紙や布適量です。また、ハサミと接着剤も道具として必要でしょう。ラップの芯と歯は重要な材料なので、必ず揃えるようにしてください。
作り方
牛乳パックとラップの芯と歯を組み合わせるだけで、機能的なマスキングテープ収納ボックスを作れます。以下では、その収納ボックスの作り方を詳しく見ていきましょう。
1.牛乳パックで箱とフタのパーツを作る
まず牛乳パックを半分に切り、2つの牛乳パックの箱パーツを重ねます。蓋部分となる箱パーツも作っておきましょう。
そして、1つの面が高くなるように高さを調整してカットし、横の面にラップの芯が丁度はまるくらいの大きさの窪みも、カットしておきます。
2.ラップの芯の端を装飾し箱の高い面にラップの歯を付ける
ラップの芯の端と箱発の表面を布や包装紙で装飾したら、箱の高い面の端にラップの歯を接着剤で付けます。歯を取り付ける時は、ケガをしないように十分注意してください。
3.フタを取り付けラップの芯をくぼみにはめ込む
フタとなる箱の縁を高い面の端にテープで取り付けたら、ラップの芯にマスキングテープを通し、芯を箱のくぼみにはめ込んで完成です。
マスキングテープの端は、箱に付けた歯で綺麗に切れるようになっているので、テープを綺麗に収納しつつ上手く使うこともできます。
牛乳パックの収納アイデア⑥ゴミ箱
牛乳パックの収納アイデアの1つは、ゴミ箱です。牛乳パックはその丈夫さと汚れにくさを生かして、ゴミ箱にリメイクすることもできます。そこで、以下では牛乳パックで作るゴミ箱も紹介していきましょう。
揃える材料
揃える材料は、牛乳パック6個と色付きガムテープ、大き目のダンボール板1枚です。ハサミとカッター、接着剤も道具として用意しておきましょう。色付きガムテープの色は、どのような色でも構いません。
作り方
以下では、牛乳パックで作るゴミ箱の作り方を見ていきましょう。8角形のおしゃれな見た目のゴミ箱になるので、おしゃれな形が好きな人はぜひ作ってみてください。
1.牛乳パックを開いて8角形になるように組み合わせる
まず、全ての牛乳パックの底と口を切り取り、1辺を切って開きます。そして、8角形になるように牛乳パックを組み合わせていきましょう。この時強度を高めるために、牛乳パックが3重になるようにします。
2.8角形のパーツを固定し表面を色付きガムテープで装飾する
8角形の牛乳パックパーツができたら、ガムテープと接着剤で固定していきます。この時、色付きガムテープでしっかり表面を覆うようにしてください。そして、底板をダンボールから切り出しておきます。
3.底板パーツを接着する
底板となるダンボールを8角形のパーツにしっかり接着したら、完成です。軽いですがかなり頑丈なゴミ箱なので、長く使うことができるでしょう。時間と材料があったら、ぜひゴミ箱のフタも作ってみてください。
頑丈で汚れにくい牛乳パックを収納グッズ作りに活用しよう
今回は牛乳パックの収納アイデアや、収納グッズの作り方を紹介しました。丈夫で汚れにくい牛乳パックは、様々な収納アイデアグッズ生かすことができる優秀な素材です。
そのため、特に牛乳パックがたくさん溜まって困っている家庭では、ぜひ今回紹介した収納アイデアグッズを作ってみてください。