横浜家系のラーメンのカロリーは？塩分や糖質はどれくらい？

ラーメンは美味しいけれど太りそうと思う人は多いでしょう。ラーメンの中でも家系ラーメンはカロリーが高くダイエット向きではないのでは？と言われています。ラーメン自体ダイエットには向かないですし家系ラーメンは尚更ダイエットには向いていません。

「それでも家系ラーメンが大好き！」「ダイエット中でも食べたい！」という方のために家系ラーメンのカロリー、脂質、塩分、糖質量を調べました。ホームページにカロリー表示があるわけではないので、推測になりますが参考になれば幸いです。

最後の方で、太りにくい家系ラーメンの食べ方も解説します。家系ラーメンファンには邪道と言われる食べ方になりますが、ダイエット中の女性は美味しい物とダイエットを両立させたいのです。ダイエットをしながら、美味しい家系ラーメンも味わいましょう。

そもそも「家系ラーメン」とは何なのでしょう？よく聞く名前だけど違いが分からないという方多いのではないですか？家系ラーメンとは、神奈川県横浜市にある「吉村家」が源流となっているラーメンの事です。

実は「家系ラーメン」という名前は、吉村家総本山が名乗り始めたわけではなく商標登録もされていません。吉村家ラーメンファンの間で自然発生的に吉村家や系列のお店を「家系ラーメン」と呼ぶようになったのだそうです。

しかし現在では吉村家総本山とは関係のない数多くのラーメン店が「家系ラーメン」を名乗っています。家系と言っても吉村家とは何の関係もないお店の方が増えており、本家本元の吉村家系列のお店は少なくなっている、というのが実情なのだそうです。

ここで家系ラーメンの特徴をご紹介します。ラーメン店にも色々な特色がありますが、家系ラーメンにはどんな特徴があるのでしょうか。主な物を3つ挙げてみました。

家系ラーメンのスープは、鶏ガラや豚骨で取った豚骨スープに醤油ダレを合わせた「豚骨醤油スープ」となっています。豚骨の濃厚な旨味とサッパリしたお醤油が絡み合い一度食べると癖になるスープです。

この豚骨醤油スープで、ご飯を食べるというのが家系ラーメンファンの間での常識になっているようで、麺少なめでご飯を多めに食べると言う方もいるぐらいです。

家系ラーメンは、スープの味の濃さや油の量を調整してくれます。「スープは美味しいんだけどカロリーや塩分が気になる」という方や、「コッテリすぎても食べられない」という方は少なめにしてもらうといいでしょう。

短めの太いストレート麺も家系ラーメンの特徴です。麺はラーメン店で作っているわけではなく、製麺業者から仕入れています。太い中華麺は細い麺よりもコシが強く噛み応えがあります。家系ラーメンでは麺の固さを「固め」「普通」「柔らかめ」から選べます。

しかし麺の柔らかめを選ぶ人はほとんどおらず、固めを選ぶ人が多いのだそうです。細い麺が好きか、太い麺が好きか、あくまでも好みの問題ですが、家系ラーメンファンは太麺に惹かれる人が多いはずなので、固めが好みというのも頷けます。

ちなみに糖質制限をしている人が気になるラーメンの糖質ですが、麺の糖質量だけで、一玉（210ｇ茹でた後）で61gの糖質量になります。糖質制限は緩い糖質制限であっても一食40gに抑えるのが必須ですので、この時点でアウトになってしまいます。

家系ラーメンの一番シンプルなラーメンのトッピングは「チャーシュー」「海苔」「ほうれん草」で、キャベツや味付け卵などの追加も頼めます。

前述したとおり、家系ラーメンでは味の濃さ、麺の固さ、脂の多さを客が選べるシステムになっており、調味料も豊富に置いてあるので、客の好みによって味を自由にアレンジできる事も特徴です。

ちなみに調味料は行者ニンニク、無臭にんにく、酢、おろし生姜、ガーリックパウダー、塩コショウなどで、これらの物をお客さんが自由に選んで味をカスタマイズできるのも特徴です。次の章では、家系ラーメンのカロリーや糖質量について説明します。

「ラーメンを食べるなら、せめてスープは残すべき」。これは健康を気遣う人にとっては常識でしょう。でも、実はラーメンのスープにはミネラル分やアミノ酸が豊富に含まれています。本当は「ラーメン食べるなら、せめてライスは止めるべき」なのです。

数年前よりアメリカでボーンブロススープというスープが流行しています。ボーンブロススープとは豚骨や鶏ガラで出汁を取ったスープの事です。ボーンブロススープには骨から溶け出たミネラルやアミノ酸が豊富に含まれていて、体内に吸収しやすい事も特徴です。

今はスープも卸から仕入れるラーメン店が多いですが、ボーンブロス=ラーメンスープでもあり、きちんと出汁を取っているスープは実はとても栄養価が高いのです。難点は塩分が多い事。これさえクリアできれば本当はスープを飲み干しても問題はないのです。

ダイエット中の人は、家系ラーメンを食べると太るのでは？と心配になると思います。確かに一般的なラーメンは500カロリー前後で脂質も10g～20g程度なのに対して家系ラーメンはカロリーも脂質も高めとなっています。

でも、家系ラーメンを食べたい！と言う方のために、太りにくい家系ラーメンの食べ方を紹介します。何度も言いますがラーメンファンの方にとっては「邪道」と言われる食べ方かもしれません。でも健康も大事なのでバランスを考えながら食べるようにしましょう。

家系ラーメン店では、麺の固さ、油の量、味の濃さをオーダーできるようになっています。その際は麺は固め、油は少な目、味は薄めを頼みましょう。

家系ラーメンのファンは、味は普通か濃い目を頼むそうです。味付けはお店のオリジナルであり、通常のお店スープを味わった方が良いからというのが理由です。またスープとライスの組み合わせがたまらなく好きというファンもいます。

でもダイエット中の人は炭水化物の重ね食いは厳禁です。ライスを頼まなくて済むように味は薄めにしておきましょう。油少な目はカロリーを抑えるため、麺固めは噛み応えがある方が満腹感を味わえるからです。

家系ラーメン店では、トッピングを追加できます。デフォルトのラーメンでも、ほうれん草、海苔、チャーシューは付きますが、更にキャベツや、ほうれん草、海苔を追加していきましょう。

野菜を追加すれば、ライスがなくても味の濃いスープに対抗できます。野菜には食物繊維が豊富に含まれています。また食物繊維を多く取ることで血糖値の上昇を防ぐことができますし、満腹感を得られます。出来れば最初に上乗せの野菜から食べましょう。

味付け卵は蛋白質が取れるので頼んだ方がいいでしょう。卵は必須アミノ酸が全て含まれるバランス食材です。ダイエットにはタンパク質をしっかり取ることが重要です。酢を加えれば血糖上昇抑制、ニンニク、おろし生姜も加えると脂肪燃焼効果を期待できます。

ラーメンを食べる30分ぐらい前にプロテインを飲んでおくのもお勧めです。プロテインはアミノ酸がつながったものです。必須アミノ酸の一つイソロイシンには血糖値上昇抑制作用があるとされています。血糖値の上昇を抑えれば脂肪が付きにくい体になるでしょう。

普段から筋トレをしていて、BCAA（バリン・ロイシン・イソロイシン）を持っている人は、それを食べる前に摂取してもいいでしょう。

家系ラーメンはライスが無料になっているお店が多いです。濃い目のコッテリスープとライスの組み合わせが家系ラーメンのもう一つの魅力でもあるので、ライスを頼まないなんて邪道でしょう？言う人もいるでしょう。

しかし、脂質と糖質の組み合わせはダイエットには大敵です。脂質量も糖質量も多いラーメンは太りやすい食べ物なのです。それに加えてライスも頼んでしまうと、たとえ半ライスでも糖質量は100ｇを超えます。

太りたくない人は、ライスを食べたい気持ちは抑えて、代わりに野菜を頼みましょう。野菜でお腹が膨らめばご飯の欲求は少し減るはずです。

「家系ラーメンに来てライスを頼まないなんて考えられない」「スープに浸った海苔で巻いたライスが美味しいのに」と思う方は、何の制限もせず、思い切り家系ラーメンを楽しみましょう。

その代わり、食べ終わったら30分間歩くようにしましょう。歩くのはゆったり散歩・・ではなく少し汗ばむぐらいの強度ある歩行がおすすめです。食べ終わったらなるべく早く歩くようにしましょう。

歩いてもカロリーは帳消しにはなりません。しかし食後すぐに歩く事で血糖上昇を抑えられるので、それだけ脂肪が付きにくくなるでしょう。

先ほども言いましたが、家系ラーメンというのは商標登録されているわけではないので、誰でも名乗る事が出来てしまいます。どうせなら、本家本元の家系ラーメンを食べたいと思うでしょう。最後におすすめの横浜家系ラーメン店を３つ紹介します。

ますはじめは「家系総本山　吉村家」です。家系ラーメンの源流と言われるこのラーメン店には、一度足を運んでみたいものです。

人気のお店なので、並ぶのは覚悟しましょう。ただ、長居する人は少ないので意外に客ははけて30分ほどで食べる事が出来る事が多いようです。

ちなみに吉村家の人気トッピングは、味付けたまご、のり増し、キャベツブレンドなのだそうです。
 

杉田家は、吉村家直系の家系ラーメン店です。吉村家は、創業時は新杉田に店を構え、その後横浜駅近くに移転しました。新杉田のお店を任せられるほど信頼が厚く、杉田家に行っても本格家系ラーメンは楽しめるでしょう。
 

寿々喜家は、吉村家の直系ではありませんが、キングオブ家系と言われるほど、評判のお店です。相鉄線の上星川駅から徒歩10分ほどのところにあるお店で、連日行列のできるお店です。

寿々喜家の人気の秘密は、味の美味しさに加えて接客が良い事なのだそうです。他のラーメン店が接客が悪いわけではないのですが、お客さんにとってはホッと出来る対応なのでしょう。
 

家系ラーメンのカロリーや糖質量について説明しました。ラーメンファンの方でダイエット中の人は我慢する事が多くて辛いかもしれません。

でも、ダイエット中であっても息抜きは必要です。家系ラーメンは毎日のように食べていれば健康には悪い影響を及ぼしますが、思う存分に楽しんで、また普通の生活に戻れば何の問題もありません。家系ラーメンはたまの楽しみにとっておきましょう。