かんざしの使い方や簡単な付け方!一本かんざしの髪への挿し方も紹介

かんざしと聞くと着物や浴衣に似合うものだと思っている人は多いのではないでしょうか。最近は多様な使い方をするようになり、かんざしは洋服にも合わせた使い方をするようになっています。簡単にかんざしを使えるヘアスタイルもご紹介していきます。

かんざしの使い方や簡単な付け方!一本かんざしの髪への挿し方も紹介のイメージ

目次

  1. 1和服でも洋服でも似合うかんざしの挿し方を覚えよう
  2. 2かんざしとは?
  3. 3かんざしの種類
  4. 4時代とともに使わなくなったかんざし
  5. 5かんざし一本で髪をまとめて留める方法
  6. 6かんざしを使ったヘアアレンジ《ロングヘア》
  7. 7かんざしを使ったヘアアレンジ《ボブヘア》
  8. 8かんざしを使ったヘアアレンジ《ショートヘア》
  9. 9さらさら髪でもかんざしが簡単に挿せる方法
  10. 10かんざしを挿しておしゃれに決めよう!

和服でも洋服でも似合うかんざしの挿し方を覚えよう

かんざしと聞くと着物に合わせる髪飾りというイメージを皆さんお持ちでしょう。着物なんて普段着ないからかんざしなんて挿さないよと思っている方はもったいないです。今や洋服に合うかんざしもあって、手軽にかんざしを挿すことを楽しめるようになっているんです。

でも、かんざしってどうやって挿すの?という疑問をお持ちの方もおられるでしょう。ここでは、かんざしに対する敷居の高い人が素敵なかんざしスタイルを覚えていただけるように、かんざしの種類からヘアスタイルまでご紹介していきます。

かんざしは決して難しいものではなく、誰でも楽しめるものなんです。ロングヘアの方からショートヘアの方までかんざしを挿すことはできます。今や髪を結いあげることだけが、かんざしの意義ではありません。かんざしの使い方を覚えて、周りよりもオシャレに差を着けちゃいましょう!

かんざしとは?

日本古来から女性の髪を結ってきたかんざしですが、かんざしってたくさん種類があるのをご存知でしょうか。種類によって挿し方も違うし、髪の長さによって留め方も多様です。

簡単に留められるものから、重ね挿ししてオシャレな留め方をしたヘアスタイルに変身できるものまでありますが、そもそもかんざしはどういった使い方の歴史を辿ってきたのでしょうか。

日本のかんざしの歴史は古代までさかのぼります。意外と長い歴史を持っていると思いませんか。様々な歴史の中でどうやった使い方をし、日本人の生活に溶け込んできたのか簡単にご紹介していきます。

かんざしの歴史

かんざしは古代からありました。古代でのかんざしは、細長い棒を挿すことによって魔を払うと信じられていました。古代では、オシャレと言うよりも魔除けの意味合いの方が強く、「髪挿し」と言われてかんざしの起源となったと言われています。

今のようにオシャレなかんざしが出てきたのは、江戸時代からと言われています。当時のかんざしを使ったオシャレのファッションリーダーは遊女たちでした。左右に何本も指したような使い方をし、豪華な髪型が流行しました。かんざしファッションの最高潮だったのは、この時代です。

明治時代に入ると洋装が流行し、かんざしを使ったファッションは衰退を辿っていきました。しかし、現代になり和装のみに囚われない新しい使い方をするようになり、かんざしを取り入れたファッションが再加熱しています。ヘアスタイルが多様化したことにより、かんざしを留めることができるようになってきたわけです。

かんざしの種類

かんざしと聞くとみなさん1本かんざしを想像される人が多いのではないでしょうか。先ほどの歴史でも紹介したとおり、かんざしが出てきた当初はオシャレの意味合いの使い方をしてきませんでした。長い歴史の中で、どういったかんざしが登場してきたのか気になる人も多いでしょう。

みなさんがご存知かんざしの種類は何種類あるでしょうか。流行のかんざしから、時代とともに見なくなったかんざしがあります。またどういったヘアスタイルに使っていくか、使い方も合わせてご紹介していきます。

一本かんざし

ヘアピンやゴムなどを使わずとも簡単にまとめ上げることができ、様々なヘアスタイルにできるのが一本かんざしです。木製が滑らずしっかり髪を結いあげることができるようです。髪がある程度長くないと何も使わず結留めるのは難しいかもしれません。

一番メジャーな形で、人気があるのが一本かんざしです。挿すだけで髪をまとめあげるのも簡単です。ただ、挿し込むところがないと1本かんざしを使うことができないのが、難点ですが種類が多く色んなシチュエーションで使えるのが1本かんざしです。

二本かんざし

足が二股に分かれているのが二本かんざしです。一本かんざしとは違い髪をしっかり固定することができるので、ヘアスタイルが崩れていきやすい人にはおすすめです。固定しやすいので、初めての人にも簡単に留めることができます。

玉かんざし

かんざしの先に玉がついていれば、玉かんざしなので定義が広いですが、インスタグラムの写真のようなヘアスタイルにするとインパクトがあって個性的なヘアスタイルにすることができます。和風の印象が強くなるので、着物を着ている時には玉かんざしはピッタリでしょう。

個性を出したい人にはいいでしょう。重ね付けすることにより自分だけのヘアスタイルになりますし、ヘアスタイルにボリュームがでます。簡単に重ね留めもできるので、ヘアスタイルに悩んだときは玉かんざしがおすすめです。ちょっとした工夫で個性が出せるので、手先が器用でない人でも簡単にオシャレ女子になることができます。

平打ちかんざし

形が薄く平たい円状の飾りに、1本または2本足がついているのが平内かんざしです。円状の部分には、愛しい人の家紋や自分の家の家紋をいれていたそうです。

また写真をみてわかるどおり、先っぽが耳かきになっています。これは江戸時代に贅沢禁止令が出されたときのなごりがそのまま残っています。おしゃれではなく耳かきですと言い訳するために、先が耳かきになっていたわけです。

つまみ細工かんざし

つまみ細工とは、鳥や花をあしらった伝統工芸のことです。舞妓さんがつけているかんざしと言えば、少し想像しやすいのではないでしょうか。大きな飾りではないので、和装の普段使いでもオシャレでいいでしょう。

金属軸のかんざし

軸の挿す部分が金属になっているものが、金属軸のかんざしです。ロングヘアの方には向かないです。髪が短い方の方におすすめです。何故なら金属が滑ってうまく髪が留められないという難点があります。

使い方としては、ヘアスタイルを強調させたい時は金属軸のものがおすすめです。

木軸のかんざし

木製かんざしは挿しても滑りにくいので、髪の長い人にもおすすめのかんざしです。木製なので、髪が傷みにくいのも利点です。髪をまとめるのも感嘆なので、初心者にもおすすめです。金属製とは違って木製はまた木の味のあるファッションになるでしょう。

ガラス軸のかんざし

ガラスのかんざしは印象が軽やかななので、夏場の浴衣にピッタリです。ガラスのかんざしは小ぶりなデザインなものが多いので、重ね使いもできます。一味違う雰囲気にしたい人にはぴったりのかんざしです。

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時代とともに使わなくなったかんざし

日本人の女性が髪を結っていたのは、江戸時代から昭和初期までです。庶民が髪を結い始めた起源が動きやすさを求めたからだと言われています。そのあと、武家屋敷の女性が装飾品として髪にかんざしを挿し始めたのがオシャレかんざしの由来です。

江戸時代の庶民の間で親しまれていたのが、「くしかんざし」です。写真を見れば、ご存知の方も多いのではないでしょうか。くしかんざしが普及した理由は、江戸時代の女性は、公共の場に出る際は結っていた髪を下ろさないといけませんでした。くしかんざしは簡単おろすことができたので当時重宝されたのです。

江戸時代のくしかんざしの柄は四季折々のデザインをしたものもあり、当時の人々を楽しませていました。くしかんざしの歴史は昭和初期まで続きます。明治以降かんざしが衰退していったとはいっても、昭和初期まではくしかんざしを挿す女性がいました。

かんざし一本で髪をまとめて留める方法

最近再加熱しているとは言っても、初心者がかんざし一本で髪をまとめ上げるのはなかなか難しいでしょう。簡単なかんざしの挿し方をご紹介していきます。

まずは、髪を時計回りにねじりながら毛束を持ち上げます。毛先を毛束の内側に入れ込みます。毛束を左手で固定しながら、かんざしを時計の三時側からいれ、六時の方へ回します。かんざしを持ち上げ地肌を這うようにして上から下へ挿し込み留めます。

後ろが見えないので慣れていない人は、難しいかもしれませんが、慣れれば誰でも簡単にできるようになります。かんざしを挿せるようになればバリエーションが増えますので、是非練習して色んな使い方で挿せるようにしましょう。

かんざしを使ったヘアアレンジ《ロングヘア》

髪のボリュームがそれなりにあると、ヘアスタイルも自由自在にまとめられます。ロングヘアは金属製が滑りやすいのであまりおすすめしませんが、簡単でオシャレなヘアスタイルをご紹介していきます。和装だけでなく、洋装にも似合う使い方を見ていきましょう。

ピンを使わない簡単なヘアスタイル

普段ポニーテールをしている女性は多いのではないでしょうか。そこに自分の気にいったかんざしを挿すだけの簡単なヘアスタイルです。後ろが見えずまとめるのが、難しい人でもこれであれば簡単にかんざしを使うことができます。洋装にも合うので、普段の服装にも使えること間違いないでしょう。

くるっとまとめた髪に

くるっとまとめた髪の根元に挿したかんざしがオシャレです。こちらのスタイルも普段の洋服にも似合うし、浴衣にも合う使い方のヘアスタイルでしょう。髪もねじってまとめるだけでもできるヘアスタイルなので、誰でも簡単にできちゃうこと間違いなしです。

かんざしを使ったヘアアレンジ《ボブヘア》

ボブヘアでも髪をまとめれば、かんざしを挿すことはできます。またまとめるだけでなく、編み込んだ髪にワンポイントとして挿す使い方でもオシャレです。ボブヘアの方向けのかんざしの挿し方をご紹介していきます。

ハーフアップでオシャレに

髪が短くてまとめられない!という方におすすめです。ハーフアップでまとめて簡単にできます。髪全体をまとめなくてもいいし、難しい編み込みなどもないので、初めてする人にも簡単にチャレンジできます。もちろん着物でなくても普段の洋装にもばっちり似合います。

かんざし1本でまとめたヘアスタイル

髪全体をまとめなくても、一部に編み込みなどを作って挿し込むだけでもオシャレです。ボブヘアの人ならではの髪型になるのではないでしょうか。無理にアップスタイルにしなくても、自分の髪ならではの長所を活かしワンポイントとしてかんざしを挿すのも、現代ならではのかんざしの使い方でしょう。

かんざしを使ったヘアアレンジ《ショートヘア》

ショートヘアはかんざしを挿すヘアスタイルができないので、かんざしと縁なんてありませんと思っているあなたに朗報です。実はかんざしはショートヘア女子もオシャレにしてしまうのです。髪が短くてかんざしなんて縁がないと諦めず、工夫すれば、あなたもかんざしを挿すことはできます。

ショートボブとかんざし

かんざしを挿すとなると髪をまとめて、かんざしを挿すところを作らないといけないけど、ショートヘアがそもそもまとめる髪がないとお悩みの方にこんな髪型はいかがでしょうか。ロングヘアの方と比べてしまうと単調な髪型になりがちですが、こんな風にかんざしを挿すとオシャレ女子に大変身です。

かんざしは髪以外にも?!

実は髪以外にもかんざしは挿せます。帽子を被ってかんざしを挿すのはありです。こちらの写真はオシャレだと思いませんか。ショートヘアの人で編み込みなど作るのは面倒だという人におすすめです。ニット帽だったらどこにでも挿せるので、髪をまとめる必要もなく、すぐにおしゃれになります。

かんざしをもらったら是非一度は試してみてください。意外と洋風の帽子にもかんざしが似合ったりします。他の人がしないことをすることによって周りと差をつけることができます。

さらさら髪でもかんざしが簡単に挿せる方法

サラサラ髪はヘアスタイルをまとめて、かんざしで留めるのも大変です。髪が崩れないようにハードワックスでガチガチに髪を固めるかと悩む人もいるかもしれませんが、ワックスでガチガチに固めるとせっかくの髪がテカテカになってしまいます。きれいにまとめる方法はないのかと苦労する人も多いはずです。

そこで使えるのがゴムです。ゴムさえあればサラサラ髪で、かんざしを留めることができないあなたでも簡単にかんざしを挿すことができます。ゴムはゴムでもミニゴムがおすすめです。毛先をゴムでまとめて、ねじって、ゴムの位置からくるりんぱと差し込めば、サラサラ髪でも関係なくかんざしを挿すことができます。

また、髪がある程度あれば、同じように毛先の方で髪をまとめ、輪を作りその輪に毛先を通してくるりんぱとすれば、髪がねじれます。髪がねじれれば、かんざしを挿すことはかんたんです。諦めず、いろいろ試してみてください。

かんざしを挿しておしゃれに決めよう!

かんざしと聞くと着物や日本の伝統文化を想像する人が多いかもしれません。しかし、日本も洋装が進みかんざしは衰退の歴史を辿ってきましたが、今現代かんざしの良さが見直されています。今の洋装にもあった素敵なかんざしが編み出されています。

また今のヘアスタイルも多様化してきて、かんざしを挿し込める色々なヘアスタイルがあります。ちょっとしたおしゃれにかんざしはピッタリなので、日本の長い古き良き伝統のかんざしを是非使ってみてください。浴衣や着物に合うのはもちろんですが、ドレスなどにもかんざしは合います。

また1本かんざしを挿すのが難しい人は、2本かんざしもおすすめです。二股になっているので、固定しやすく抜けにくいので、初めての人は2本かんざしから始めるのがいいかもしれません。自分にあったかんざしを挿してオシャレに出かけましょう!

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