2019年03月05日公開
2019年03月05日更新
策士の意味とは?策士な人の特徴や策士家などの使い方を紹介
今回は策士の意味や策士な人の特徴などを紹介していきます。策士というとどういうイメージがあるでしょうか。かっこいいというような良いイメージでしょうか。それともしたたかというような悪いイメージでしょうか。策士な人がどういう人なのかもチェックしてみましょう。
目次
策士の意味や策士家の特徴とは?
策士や策士家というとどういうイメージがあるでしょうか。今回は策士の意味や、策士な人の特徴を紹介させていただきます。
策士な人と言われるのはいいことなのでしょうか。それとも策士な人と言われるのはよくない意味になるのでしょうか。
策士な人がどんな人なのか意味を知っておくことで、使う時に注意ができるかもしれません。使う時には使う人に注意をして使いましょう。
「策士」の意味とは?
策士な人や策士家の特徴をみていく前に、策士とはどんな意味がある言葉なのかをチェックしておきましょう。策士とは自分の意のままに物事をすすめるために、色々な策略を立てる人のことです。
自分の思い通りに物事をすすめるというところが、策士が策士と言われるポイントになります。自分の思い通りに進めようとすることから、周りの人からしたたかな人だと思われることも多いようです。
しかしビジネスの場面での策士な人とは、仕事ができる人だとかやり手な人だというイメージを持たれやすいという特徴もあります。
「策士策に溺れる」の意味
策士とは策略をする人という意味がありましたが、「策士策に溺れる」とはどういう意味があるのでしょうか。「策士策に溺れる」とはことわざになります。
このことわざは、策略を得意としている策士も、ときどき自分の力を過信したり、やりすぎてしまうことで失敗してしまうことがあるという意味があります。
自分の能力を過信しすぎていると、自分の行動が原因で失敗することもあるということわざです。
「策士」の類語
策士とはどういう意味かがわかったところで、もっと意味を深く知るためにも策士の類語をチェックしておきましょう。
策士の類語には、ビジネスのシーンでも使われるやり手という言葉や凄腕という言葉が類語になります。また策士が活躍していた歴史などから、軍師や戦術家、戦略家というのも策士の類語だとされています。
策士な人の特徴【性格編】
それでは策士な人の特徴をみていきましょう。策士な人の性格とはどんな特徴があるのでしょうか。策士な人の性格のあるあるを考えてみましょう。あなたにもこんな性格があるかもしれません。
冷静である
策士な人の性格の特徴には冷静であるということがあります。策士な人とは、いつでも冷静に物事をみることができます。冷静だからこそ色々なことを短い時間で考えることができるのです。
感情的になってしまうと視野が狭くなって「どうしたらこの状態を切り抜けることができるのか」ということを考えることができなくなってしまいます。
どんな時でも、その時どうすると自分の思い通りに物事が進むのかを考えることができる策士な人は冷静であるから頭を回転させることができるのです。
気が利く
策士な人は冷静で視野が広いという特徴があります。そのため気が利く性格だと感じることも多いという特徴があります。欲しいと思ったものを差し出してくれたり、疲れたと思った時に飲み物を差し入れてくれるということもあるかもしれません。
しかし策士な人とは気が利くからその人のために何かをしてくれているわけでもありません。気を利かせてあげることで、いつか自分のためになることがあると思って行動していることも多いのです。
いつか自分の駒になるかもしれない、気を利かせてあげて手名付けることで自分に有利になることがあるということで気を利かせている場合もあります。
向上心がある
向上心があるというのも、策士な人の特徴です。策士な人の向上心は時々野心と言われることもあるほど強いものであることもあります。もっと上に行きたいというような気持ちがあるのです。
策士な人によってはトップを目指したいという人もいますし、トップを影から操って楽をしたいと思うような策士な人もいます。トップになるにしても影から操るにしても、自分の思い通りになるように策略を練っていくということで上に上がっていこうとします。
向上心があることで、ビジネスの面では評価されることも多いというのが策士な人の特徴でもあります。
疑い深いところがある
策士な人の性格の特徴には、疑い深いところがあるという特徴もあります。策士な人はとても冷静に自分の周りの人のことも判断します。向上心があるので、自分がビジネスなどで手柄をあげることで、周りの人が自分のことをどう考えているのかを察することができます。
嫉妬されていると感じたり、蹴落としてやろうと思われているのではないかと思っている時には、周りの人に気を許すことがありません。
向上心がとても強いので、自分の策略の邪魔をされるかもしれないという時には、大切な情報を誰かに漏らすということもありません。
策士な人の特徴【行動編】
策士な人とはどんな行動の特徴があるのでしょうか。冷静で向上心があり、疑い深いところもある策士な人の行動の特徴をみていきましょう。あなたの周りにも策士な人がいるかもしれません。
人によって態度が変わる
策士な人の行動の特徴には人によって態度が変わるということがあります。策士な人は、目上の人に対しては策士なところをあまり見せないようにするところもあります。いざという時に活躍をしたほうがかわいがられることを知っているのです。
普段からあまりにもデキる人というのは、同性の目上の人からするとあまりよく思われないことが多いようです。そのことを知っているからこそ、自分の上司や立場が上の人の前では爪を隠して行動をするということが多いようです。
その分、自分より下の人の前ではどんどん活躍をして、相手の手柄までもを奪おうとするしたたかさもあります。
損得で行動する
策士な人の行動の特徴とは、損得で行動するということがあるというところにあります。目上の人や自分を上に押し上げてくれるような人には尽くすことがありますが、自分にとって得にならない人にまで気を使うことはありません。
自分の邪魔をしないで欲しいということをストレートに伝えるようなところもあります。人によって態度を変えるということに似ていますが、目上の人であったとしても自分の得にならない人のためには行動をしないというのも策士な人の行動の特徴です。
損得で行動をするので、機能までは自分にとって得な人ではなくても、今日からは得になると判断すればコロッと態度が変わるということもあります。
何を考えているのかわからない
何を考えているのかわからない行動をするというのも策士な人の行動の特徴です。策士な人は疑い深いところがあるので、自分が何を考えているのかを言わないということがあります。また人によって態度を変えたり、同じ人にも態度がコロコロ変わることがあります。
策士な人にとっては理由がある行動であったとしても、周りの人から見ているとどうしてそういう行動をするのかわからないので、何を考えているのかわからないと感じる人が多くなるようです。
周りの人から見ると何を考えているのかわからないという行動をするので、少し近寄りがたいと感じている人も多いという特徴があるようです。
頭の回転が速い
頭の回転が速いというのも策士な人の行動の特徴です。策士な人は冷静で視野が広いところがありますが、すぐに物事の解決方法などを導くことができるのは、頭の回転が速いことが理由です。
頭の回転が速いことで、トラブルなどの対応が上手であるという特徴もあります。トラブルやミス対応を早くできるというのは仕事ができる人の特徴でもあります。
どういう風に自分が行動をしたら、自分がしたい思い通りになるのかということをすぐに考えることができるというところも、頭の回転が速い策士な人ならではの行動といえるでしょう。
策士な人の特徴【恋愛編】
何でも自分の思い通りの方向へと進ませることができる策士な人は、恋愛でも自分の思い通りの恋愛をすることができるのでしょうか。策士な人の恋愛の特徴をみていきましょう。
話すのが上手い
策士な人の恋愛の特徴とは、話すのが上手いという特徴があります。策士な人は頭の回転が速いので、話題を選らんだり、相手がどんな話題に興味を持っているのかを察するのも早いという特徴があります。
相手からの会話に対しても、上手に返すことができるので会話が盛り上がって楽しいと感じることも多いでしょう。
自然に誘える
策士な人とは、好きな人も自然に誘うことがデキるという特徴もあります。策士な人は、好きな人をどうやって誘うと自然にデートなどに誘うことがデキるのか策略を立てることができるのです。
褒めるのが上手
褒めるのが上手であるというのも策士な人の恋愛の特徴です。どうしたら相手を気持ちよくできるのかということを知っているというのが、褒め上手な策士な人の特徴でもあります。
情報収集が得意
策士な人は恋愛でも自分の思い通りに進めたいと思っているので、情報収集が得意であるという特徴があります。情報をたくさんあつめることで、どうしたら好きな人と付き合うことができるのかという作戦を練っていくのです。
策士家と言われないために気をつけること
ビジネスのシーンではやり手と言われる策士家ですが、時々したたかな人と嫌われてしまうこともあります。策士家と言われないために気をつけたいこととはどんなことになるのでしょうか。
誰とでも同じように付き合う
策士家と言われないために気をつけたいことには、誰とでも同じように付き合うという事が大切です。策士家はどうしても損得勘定で人間関係と考えてしまいます。
しかし自分にとって得にはならないと思っている人とも上手に付き合っていくように努力をすることで、策士家と言われないようになるでしょう。
相手を陥れようとしない
向上心が強い策士家は、自分がのし上がるために時々周りの人を陥れようとしてしまうことがあります。周りの人を陥れるのではなく、自分に協力してもらえるようにしたり、時には相手に協力をしてあげようと思える気持ちを手に入れていきましょう。
素直な気持ちになる
疑り深いところがある策士家は、なかなか自分の本音を話すことができないという特徴もあります。全ての人に素直になることは難しいかもしれませんが、本音を話すことができる人や、素直な気持ちで相談することができる人をみつけていきましょう。
歴史上の有名な策士家
策士な人について紹介をしてきましたが、歴史上にもたくさんの策士家がいます。歴史上で有名な策士な人について紹介させていただきます。
諸葛亮
策士家と言って思いつくのが諸葛亮ではないでしょうか。漫画や映画にも出てくる魏呉蜀の3国があった時代の、三国志の時代に活躍をした策士です。諸葛亮が「蜀」の軍師をしていた時の話です。
襲いかかる魏軍に呉と蜀が連合となって立ち向かおうとしていた時です。呉の軍師から諸葛亮に、矢を10万本用意してくれないかと頼まれます。呉の軍師は諸葛亮のことが嫌いだったので、これを断ったり失敗すれば失脚させることができると考えたのです。
諸葛亮はさすがに10万本の矢を自国でつくるのは無理だと判断して、魏軍の領地に人形を乗せた船を向かわせて、その人形を魏軍に矢で攻撃させました。人形に刺さっていた矢の10万本を呉の軍師に渡してその場をのりきります。さすが策士です。
羽柴秀吉
羽柴秀吉は後の豊臣秀吉です。戦国時代の日本で、羽柴秀吉は織田信長の家臣でした。織田信長から備中高松城の攻略を命じられます。しかし高松城はとても強固な城だったので苦戦を強いられることになります。
織田信長からは早く攻略しろと矢のような催促があり、困った秀吉は軍師の黒田官兵衛に相談しました。そこで水攻めの策を授かります。
高松城が強固な守りであるというのを逆手にとって、その城の中に川の水を流し込んでしまったのです。外に出ることもできなくなった高松城はあっという間に白旗を揚げることになります。羽柴秀吉と黒田官兵衛の作戦勝ちです。
策士な人は孤独になりがち
策士な人はビジネスのシーンでは頼りにされやすく、デキる人だと評価をされますが、デキる人であるために周りの人を信じることができなくなっていったり、自分を陥れようとしているのではないかと疑ってしまって孤独になりがちです。
そもそも作戦を練っているので、その作戦が周りの人に漏れないようにするために多くの人と話すということがないかもしれません。ストレスもたまりやすくなるので、自分でできるストレスの解消方法を見つけておくことも大切です。
策士な人はときどき嫌われる
今回は策士な人や策士家の特徴などについて紹介させていただきました。ビジネスのシーンや目上の人からは好かれることが多い策士な人ですが、プライベートでは嫌われてしまうこともあるようです。
何を考えているのかわからなかったり、時々自分がのし上がるために人を陥れようとする姿は、人によってはしたたかな行動だと思われてしまうことが理由です。
あなたはしたたかだと思われるような策士家にならないように、上手に策士な部分を活かしていけるようにしていきましょう。