アメリカ人の平均身長や平均体重!外国の男性や女性の身長は?
アメリカ人は日本人に比べて平均身長や平均体重が大きくなります。また外国には日本人に比べて男性も女性も平均身長が高い国が多くあります。アメリカ人や諸外国人はなぜ日本人に比べて平均身長や平均体重が大きいのでしょうか日本人との違いを見ていきましょう。
目次
アメリカ人の平均身長や体重はどれくらい?
ヨーロッパやアメリカに海外旅行に行くとその国の人たちの体格の良さに圧倒されるでしょう。アメリカは日本人と比べて平均身長や平均体重が大きくなります。環境や食べ物、人種が違えば国の違いによって平均身長と平均体重も違ってきます。
日本となじみの深いアメリカ人で見てみると平均身長と平均体重にはかなりの差が出てきます。主な理由は何なのでしょうか。
アメリカ人と日本人の平均身長や平均体重の差を人種別、年代別、性別による違いを見ていきましょう。
アメリカ人の平均身長の推移とは?
アメリカ人の一般的な平均身長は男性で175センチメートル、女性で162センチメートルです。時代で平均身長の推移を見てみると、19世紀ごろの平均身長は世界1位がアメリカでした。比較的平均身長の高かったアングロサクソン系イギリス人出身者が非常に多かったためと豊富な食料品のため平均身長が世界1位だったといわれています。
当然比例して平均体重も大きくなります。しかし、19世紀のころに172センチメートルだったアメリカ人の平均身長は、1890年ごろには169センチメートルに落ち込み、スウエーデンに抜かれました。そこからアメリカ人の平均身長は右肩上がりですがヨーロッパ諸国には抜かれているのが現状です。
特に平均身長が世界1のオランダ人はタンパク質をよく食べる習慣があるため平均身長が高いといわれています。豆やチーズ、ニシン、ジャガイモといった食べ物がその代表です。日本人の食生活とは全く違うのです。
アメリカ人の平均身長・平均体重
アメリカ人の平均身長と平均体重を年代別、人種別、性別で見ていきましょう。特に10代の成長期においてどのくらいの平均身長、平均体重なのか見ていきましょう。
小学生の場合
アメリカ人の小学生(12歳前後)の平均身長は男性が154センチメートル、平均体重は52.9キログラムです。日本人の同世代の平均身長は158センチメートル、平均体重53キログラムでほぼ同じような体格であることには少し驚きを覚えますが小学生の段階ではアメリカ人も日本人も対格差はほぼないといっていいでしょう。
中学生の場合
中学生(15歳)になるとアメリカ人の平均身長は、173センチメートル、平均体重60.9キログラムになります。日本人の平均身長と平均体重は男性172センチメートル63キログラム、女性158センチメートル53キログラムと成長期にかけてアメリカがリードしています。
成長期のこのころからアメリカ人と日本人では対格差が生まれてきます。
高校生の場合
アメリカの高校生(18歳)の平均身長、平均体重は男性が176センチメートル77.2キログラム。女性が身長163センチメートル体重67.8キログラム、個人差はありますが日本人は早熟で成長が止まるのが白人であるアメリカ人より早いといわれています。
最近では食べ物の欧米化により日本人も平均身長、平均体重が上がってきていますが、成長が止まるのが早いという遺伝子的なものはなかなか変えられないのでアメリカ人より小柄な人が多いといわれています。
成人白人男性の場合
アメリカ人の成人白人男性の平均身長は178.2センチメートルです。黒人と白人を合わせたアメリカ全体の平均身長3センチメートルほど高いという数値が出ています。ちなみに身長が高いと年収も上がるということがアメリカの調査で出ています。身長が2.5 センチメートル高くなると、年収が1.8パーセント高くなるという調査結果が出ているようです。
さらにアメリカで能力が同等で身長が違う二人が昇進の人事を選ぶという実験が行われた結果、70パーセント以上の人事担当者が高身長の人を選んだという調査結果も出ています。
このほかにもアメリカ空軍の入隊試験合格者のうち、180センチメートル以上の物は20年後180センチメートル未満の者と比べて25万円ほど年収が多いという調査結果も出ています。個人差はありますが身長と年収には切っても切れない関係性があるという調査結果が出ています。
成人黒人男性の場合
アメリカの成人黒人男性の平均身長は177.4センチメートルです。白人成人男性より約1センチメートル低いという結果が出ています。
黒人はバスケットボールやアメリカンフットボールの選手などがイメージされて平均身長が高いと思われがちですが、白人のほうが高いという調査結果がでています。
しかし黒人には高い身体能力を持った人が多く。スポーツ選手などでメジャーになる人は黒人男性のほうが多いという結果になります。
成人女性の場合
アメリカ人の成人女性の平均身長は162センチメートルです。それに対して日本人女性の平均身長は158センチメートルで意外と身長差がないことに驚くでしょう。
日本でもメジャーな歌手のテイラー・スイフトさんの身長は177センチメートルという高身長ですがアメリカ人全体で平均すると日本人との平均身長差はあまりありません。
アメリカの平均身長といっても人種のるつぼのアメリカでは個人差が大きいので一概には言えません。ただ、アメリカにいるアジア人系とヒスパニック系の人種の人がアメリカ全体の平均身長を下げているというのは事実です。
日本人の平均身長・平均体重
日本人の平均身長と平均体重は成人男性で、171.5センチメートル、67.6キログラム、成人女性で158.1センチメートル、52.3キログラムとアメリカ人より低い数値となっています。
なぜ日本人はアメリカ人よりも平均身長と平均体重が低いのでしょうか?その原因について見ていきましょう。
アメリカ人より日本人が平均身長が低い理由
アメリカ人より日本人が平均身長と平均体重が低い理由は、アメリカに比べ日本の子供のほうが睡眠、運動、食事のすべての生活が充実しているとは言い難いです。運動する時間は学年が上がるごとに減少し、睡眠時間も部活や塾で削られています。
アメリカに比べかなり短くなっており、肥満体系の子がアメリカに比べ少ないです。ダイエットを目的として運動をする必要性はありません。アメリカ人は日本人より睡眠時間と運動時間が短い傾向にあり、アメリカ人の役5割近くは習慣的に運動をしています。
大人も子供も一定時間以上の運動時間が取れています。肥満体国といわれるアメリカでは肥満という割には意外ですが、運動時間はきちんと確保され、しっかりと運動しています。
カルシウム不足
アメリカ人の平均身長と平均体重が高い数値にある決定的な原因は、食生活にあります。健康面から言えばアメリカ人より日本人のほうが健康的で肥満体系の人は少ないのですが、アメリカ人は幼少の頃より、平均身長と平均体重が高くなる栄養素。カルシウムを多くとっています。
アメリカ人の食生活は。主な食材は豆や肉類、乳製品やとうもろこしです。レトルト食品や缶詰、冷凍食品が普及して簡単に食べれるものが好まれる傾向にあり、ファストフード文化が普及されていました。
シロップや砂糖を大量に使うので糖質の摂取が過多になり、肥満大国となりました。最近になりヘルシーな日本食が人気になってきています。
食文化や生活習慣の変化
日本の食文化は高度経済成長とともに欧米化が進んでいます。魚が中心に食べられていたころよりも、乳製品、動物性たんぱく質、肉類を食べる機会が増えている傾向にあります。
日本人の食事のすべてが欧米化された訳ではありませんが、四季の食材を大切にした食文化プラス欧米風の食文化が共有されている状態です。カルシウムの摂取量には大きな差があり、乳製品をあまり摂取しない日本人はカルシウム推奨摂取量に到達していません。子供の成長期の時期にカルシウムは最も必要な栄養素であり、成長に深く関係しています。
平均身長と平均体重を高くするには、成長ホルモンの分泌に関係する、運動と睡眠を意識する必要があります。
平均身長が高い国ランキングTOP3
アメリカは日本に比べて、平均身長や平均体重が高いですが、世界中で見ればどうなのでしょうか?平均身長が高い国ランキングを見ていきましょう。
3位.スウェーデン男性・デンマーク女性
平均身長が高い国第3位はスウェーデンです。男性の平均身長は181センチメートル前後、デンマークの女性の平均身長は168センチメートル前後です。
スウェーデン人はアメリカ人よりさらに高いですね。世界の国々でも寒い国の人々は平均身長が高いのです。それに総じて背の高い外国の人々は透き通るような色白のイメージがあります。
2位.ノルウェー
平均身長が高い国世界第2位はノルウェーです。男性の平均身長は182センチメートル前後、女性の平均身長は169センチメートル前後になります。
北欧諸国の国の人々は大柄な体系の人が多く、寒い国の人は大きくなりやすいという、ベルクマンの法則があります。
欧米人も大きな人が多く、遺伝子的な影響がそうさせていると言われています。
1位.オランダ
世界で一番平均身長が高い国はオランダです。オランダ人の男性平均身長は、184センチメートル前後、女性の平均身長は、169センチメートル前後になります。
世界で活躍するスーパーモデルのようなすらりとした、高身長の人が多く、オランダに行くと、まるで巨人の世界に迷い込んだような錯覚を覚えるほど背が高いです。
アメリカの平均身長が高い理由は食文化にある
アメリカの人たちは基本的の子供のころから平均身長が高くなるような食生活を送っています。平均身長を上げるのに一番大切なことは、カルシウムを含む乳製品を摂取することが大切です。
インスタント食品や、スナック菓子、ファストフードがあふれている日本の食文化は考え物です。諸外国人に比べると日本人は座高が高く、足が短いとされています。実は筋肉や骨格に多少違いがあるようです。
欧米人は背中の筋肉が発達しており、日本人は足を引き上げる筋肉が少ないので下半身に影響が出ます。食文化と骨格の違いがアメリカの平均身長と日本の平均身長の違いとして現れているのです。