プラバンで立体の花びらやアクセサリーの作り方やコツとは?

プラバンには平面作品を作る工作素材というイメージを持っている人は多いでしょう。しかし、実はプラバンは花やリボンなどの、立体アクセサリーにすることもできるのです。今回は、花やリボンなどをモチーフにした、プラバン立体アクセサリーの作り方を紹介していきましょう。

プラバンで立体の花びらやアクセサリーの作り方やコツとは?のイメージ

目次

  1. 1プラバンで立体的な花のアクセサリーを作ろう!
  2. 2そもそもプラバンとは?
  3. 3プラバンで作るアクセサリーの魅力
  4. 4プラバンアクセサリーに必要な材料・画材
  5. 5プラバンで立体のアクセサリーの作り方・コツ《花びら編》
  6. 6プラバンで立体のアクセサリーの作り方・コツ《お花編》
  7. 7プラバンで立体のアクセサリーの作り方・コツ《ぷっくりリボン編》
  8. 8パステルやクレヨンの粉で着色する際の注意点
  9. 9立体的なプラバンアクセサリー作品集
  10. 10工作初心者でも扱いやすいプラバンで立体作品を作ろう

プラバンで立体的な花のアクセサリーを作ろう!

プラバン作品には平面状の作品をイメージする人が多いでしょう。しかし、最近ではプラバンを立体的に成型した美しい作品が、プラバンファンの間で流行しています。

プラバンは焼き固める工程があるので、難しそうと感じている人もいるでしょう。しかし、プラバンの基本的な扱い方をマスターしていれば、立体的なプラバンアクセサリー作品は簡単に作ることができるのです。

そこで、今回は花や蝶々などをモチーフにした立体的なプラバンアクセサリーの作り方を紹介していきましょう。花や蝶々以外のモチーフの立体的なプラバンアクセサリー作品の例も紹介するので、興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

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そもそもプラバンとは?

プラバンとは、最初はプラスチック上の薄い板ですが、熱を加えると収縮しながらプラスチックのように固く変化する工作材です。定番の透明なタイプの他にも、半透明のフロストタイプや不透明で白いタイプがあります。

油性ペンや色鉛筆、パステルやクレヨンなど様々な画材で着色でき、ハサミやカッターで切るだけで自由に成型できるのです。そのため、プラバンは子供から大人まで気軽に楽しめる工作材として、人気を集めています。

プラバンで作るアクセサリーの魅力

最近では、自由度の高いプラバンを使ったアクセサリー作りが、ハンドメイド女子の間で流行しています。以下では、プラバンで作るアクセサリーの魅力について紹介していきましょう。

初心者でも簡単に作れる

プラバンアクセサリーは作り方の簡単さが、最大の魅力と言えます。プラバンはハサミやカッターで簡単にカットすることができ、着色できる画材の幅の広いのです。さらに、焼き固めるまでにそれほど時間もかからないので、初心者でも気軽の挑戦できるのです。

難しそうな立体的なプラバンアクセサリーも、正しいプラバンの使い方を把握していれば作ることができるでしょう。

100均の材料で作れる

プラバンアクセサリー作りには、材料をリーズナブルに揃えることができるという魅力もあります。100均ではバリエーション豊かなプラバンが揃っており、自分の好みに合わせてプラバンを選ぶことができるのです。

最近では100均でインクジェットプリンター対応のプラバンも登場し、複雑な画像を印刷したプラバン作品も簡単にかつリーズナブルに作ることが可能になりました。

また、100均では色ペンやクレヨンなどの画材、アクセサリー金具なども販売しているので、100均で必要な材料を揃えることもできるでしょう。

オリジナルの素敵な作品も作れる

簡単にオリジナル作品を作れるということも、プラバンのアクセサリー作品の魅力と言えるでしょう。

プラバンはハサミで自由にカットできますし、着色できる画材の種類も豊富です。そのため、初心者でもイメージ通りのオリジナルアクセサリーを作ることができるでしょう。

プラバンと同じく最近注目を集めているレジンを組み合わせて、よりハイクオリティなアクセサリー作品にすることも可能です。

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プラバンアクセサリーに必要な材料・画材

プラバンの立体アクセサリー作りに挑戦するには、まず必要な材料や画材を揃えておく必要があります。以下では、プラバンの立体アクセサリー作りに必要な材料と画材を、それぞれ取り上げていきましょう。

プラバンの立体アクセサリーに挑戦したい人は、まず以下の材料と画材を集めてください。

必要な材料

必要な材料はプラバンとアルミホイル、軍手とオーブントースター、接着剤とアクセサリー金具です。オーブントースターが無い場合は、エンボスヒーターでも問題ありません。軍手は火傷防止のために必要なものなので、必ず用意しておきましょう。

アルミホイルはプラバンがオーブントースターに付かないように敷くものなので、通常のアルミホイルで構いません。

プラバンには透明なものや白いものだけでなく、蓄光タイプやインクジェットプリンタ―対応のものまで様々な種類があります。そのため、描き入れたい図柄の複雑さや好みに合わせて、プラバンを選んでみてください。

画材

プラバンの立体アクセサリー作りでは、色ペンやクレヨンなどの幅広い画材が使用できます。油性の色ペンや水性の色ペンでは、はっきりとした色合いに、パステルや色鉛筆などでは淡い色合いにすることができるでしょう。

作りたい立体アクセサリーの完成図をよくイメージして、そのイメージに合う画材を選んでみてください。

また、アクリル絵の具も、焼き固めた後の着色に使うことが可能です。ちなみに、プラバンは収縮すると色が濃くなるので、着色時には完成イメージよりも少し薄めに着色するようにしましょう。

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プラバンで立体のアクセサリーの作り方・コツ《花びら編》

以下では、いよいよプラバン立体アクセサリーの作り方を紹介していきます。まずは、人気が高く初心者でも特に気軽に作ることができる、花びらのプラバン立体アクセサリーの作り方を細かく見ていきましょう。

花びらのプラバン立体アクセサリーに興味がある人は、ぜひ以下の作り方を参考にして挑戦してみてください。

①図柄をプラバンに鉛筆で描き入れる

まず、プラバンに鉛筆で下絵を描き入れます。フリーハンドでは不安という場合は、型紙を使ってみましょう。

不要な紙でオリジナルの型紙を作ってもよいですが、型紙が上手く作れない場合は、専用の型紙をダウンロードできるサイトを利用してみてください。プラバン立体アクセサリーの型紙のサイトはたくさんあるので、好みの花びらの型紙を探してみましょう。

ちなみに、プラバンは焼き固めると半分以上に収縮するので、完成図より大きめに下絵を描いておいてください。

②下絵の線に沿ってハサミやカッターでカットする

プラバンに花びらの下絵を描いたら、下絵の線に沿ってハサミやカッターでカットしていきます。プラバンが切りにくい場合は、同じ場所をカッターで何回か軽く切ってみてください。

ちなみに、フロストタイプでないプラバンにクレヨンやパステルなどで着色したい場合は、カットする前にやすりでプラバンの表面を軽く傷つけておきましょう。このようにすることで、クレヨンやパステルなどの色がよく出るようになるのです。

③好みの画材で着色する

プラバンを花びら型にカットした後は、好みの画材で着色していきます。クレヨンやパステルなどで着色する場合は、カッターでパステルやクレヨンを削って粉にし、その粉をプラバンに乗せてティッシュで混ぜ伸ばしていきましょう。

焼き固めるとある程度色が濃くなるので、薄めに色を入れるようにしてください。

④焼いて温かい間に成形しアクセサリー金具を付ける

着色した後は、アルミホイルを敷いたオーブントースターに乗せて、数十秒~数分様子を見ながら焼き固めます。安全のために、アルミホイルは必ず敷くようにしましょう。

プラバンの収縮する動きが落ち着いたら、軍手をした手でオーブントースターから慎重に出し、形を整えます。軍手は火傷防止のために必ず使用してください。成形した形のまま置いて粗熱が取れたら、接着剤でアクセサリー金具に付けて完成です。

プラバンで立体のアクセサリーの作り方・コツ《お花編》

お花をモチーフにしたプラバン立体アクセサリーは、特に華やかなので人気が高い作品です。豪華なお花の立体プラバンアクセサリーは難しそうに見えますが、実は少しの工夫で初心者でも簡単に作ることができます。

以下では、初心者でも挑戦しやすい、簡単なお花のプラバン立体アクセサリーの作り方とコツを紹介していきましょう。

①型紙にそってプラバンに下絵を描き入れる

お花の立体プラバンアクセサリーを作るには、まず等間隔に花びらが並んだパーツを作る必要があります。そのため、専用の型紙をサイトでダウンロードしたり、自分で型紙を用意したりして、その型紙にそって図柄をプラバンに描き入れましょう。

折り紙を三角に折り、さらに中心に向かって左右の角を折ります。折り曲げた角をさらに三角に折ってクレープのような形になった折り紙の根元を、カーブさせながら切ると、5枚の花びらがついた型紙ができるのです。

②着色し余分な箇所を切り落とす

プラバンに花の図柄を複数個所に描き入れた後は、余分な箇所を切り落としていきます。花の形にカットすることができたら、鉛筆の線を消して着色していきましょう。

パステルや色鉛筆などの淡い色合いの画材を組み合わせて使うと、よりリアルな色の花になります。収縮して色が濃くなることを考慮して、薄めに着色しましょう。

③焼いて冷めない内にボタンに押し付けて成形する

着色したプラバンをアルミホイルに乗せて、オーブントースターで焼きましょう。しっかり様子を見て、プラバンの収縮が落ち着いたらすぐに取り出します。

軍手付けた手で花を取り出したら、花の自然なカーブを付けるために、ボタンの上にプラバンをかぶせてプラバンを抑えていきましょう。

すぐにプラバンは冷え固まってしまうので、この工程は素早く行います。プラバンを焼く前に、手頃な大きさのボタンを近くに用意しておきましょう。プラバンが冷えたら接着剤でパーツを重ね付けて、アクセサリー金具に固定すれば完成です。

ちなみに、プラバンが成形する前に固まってしまった場合は、再びオーブントースターで加熱すれば再び柔らかくさせることができます。

プラバンで立体のアクセサリーの作り方・コツ《ぷっくりリボン編》

プラバンの立体アクセサリーは、可愛い盛り上がったリボンのモチーフにすることもできます。以下では、ぷっくりリボンのプラバン立体アクセサリーの作り方を見ていきましょう。

①長方形の大小パーツをそれぞれ描き入れる

まず、横16cm縦4cmの長方形の図柄をプラバンに描き入れます。その後、縦と横それぞれ端から2cm部分に印をつけておきましょう。

さらに、縦線の真ん中の印から横線の印まで斜めに直線を引いていきます。その後、線に沿ってこのパーツを切り取っていきましょう。このパーツがリボン本体になります。さらに、横8cm縦2cmの小さい長方形の図柄パーツも、切り取っておきましょう。

②着色した大きなリボンパーツを焼き成形する

リボンのパーツが切り取れた後は、好きな画材で着色します。大きなパーツと小さなパーツで色味を変えると、よりおしゃれなリボンになるでしょう。そして、アルミホイルに大きなパーツを乗せて、オーブントースターで加熱していきます。

十分収縮したら軍手をして大きなパーツを取り出し、左右の端を中心部分に合わせるように軽く折り曲げましょう。そのまま、中心部分を縦方向から軽く潰して、冷えるまで放置しておきます。

③小さなパーツを焼いて大きなリボンパーツの中央に巻き付ける

大きなパーツの成形が終わったら、小さなパーツを同じように焼いていきます。焼き終わった小さなパーツを大きなリボンパーツの中央に巻きましょう。安全のために、最後まで軍手はとらないようにしてください。

冷えて固まったらアクセアリー金具に接着して完成です。

パステルやクレヨンの粉で着色する際の注意点

クレヨンやパステルの粉でプラバンを着色すると、淡い色合いになって綺麗でしょう。しかし、クレヨンやパステルの粉は落ちやすく、焼き上げた後もプラバンを擦ると色落ちしてしまいやすいのです。

そのため、プラバンにクレヨンやパステルの粉で着色する際には、仕上げにトップコートを塗って色が落ちないようにしましょう。

立体的なプラバンアクセサリー作品集

花やリボン以外をモチーフにした素敵なプラバン立体アクセサリーもたくさん存在しています。以下では、特に素敵なプラバン立体アクセサリーの作品をいくつか紹介していきましょう。

トンボ玉のような球体立体プラバン作品

10cm四方のプラバンに、油性ペンやパステルなどで着色しオーブンで焼きます。また温かい内に軍手でプラバンを丸めてコロコロと転がすだけで、トンボ玉のようなおしゃれなプラバン立体モチーフができるのです。

透明なプラバンにヨーヨーのような絵柄を描き入れておくと、ヨーヨーのミニチュアのような可愛いモチーフになります。おしゃれですが作り方はとても簡単なので、プラバン初心者の人にもおすすめです。

リアルなチューリップのプラバン立体作品

細長い花びらパーツを4~5枚根本で繋げると、チューリップモチーフのプラバン立体アクセサリーも作ることが可能です。プラバンアクセアリーではお花のモチーフは多いですが、立体的なチューリップのモチーフは特にリアルでおしゃれでしょう。

チューリップの細長い花びらパーツは小さく成形しにくいので、作る際は軍手ではなく布手袋を使うことをおすすめします。

スタイリッシュな風車の立体プラバン作品

形や着色デザインを工夫すると、スタイリッシュな風車のモチーフのプラバン立体アクセサリーも作ることができます。爽やかな緑や青の色を使うと、風車の風もイメージさせるような、おしゃれなプラバン作品になるでしょう。

可愛い金魚や動物の立体プラバン作品

プラバンでは花やリボンといった定番のアクセサリモチーフの他にも、個性的な動物や金魚のモチーフの立体作品も作ることができます。

プラバンの金魚は金魚の腹開きの素柄をプラバンに書き入れ、カットして焼き、中央から折り曲げるようにして作ります。着色の段階でリアルな色合いを追求すると、かなりリアルな金魚のモチーフができあがるでしょう。

たくさん金魚のモチーフを作って水に浮かべていくと、まるで本物の金魚が泳いでいるように見えます。また、猫や鳥などの動物のモチーフもプラバン立体作品作りでは人気です。

レジンも併用することで、よりリアルな動物の立体プラバン作品が作れるでしょう。デフォルメした猫や鳥のモチーフは初心者でも簡単に作ることができます。

工作初心者でも扱いやすいプラバンで立体作品を作ろう

今回は花やリボンなどのモチーフのプラバン立体アクセサリーの作り方について、詳しく解説しました。プラバンは、ハンドメイド初心者でも簡単に豪華な立体作品にすることができる魅力的な素材です。

プラバンで立体作品を作ってみたいと思った人は、ぜひ今回見てきた作り方を参考にして、オリジナルの立体作品を作ってみてください。

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